12月10日は等々力第一サッカー場へ。
川崎フロンターレU-15等々力の1年生たちが、神奈川県(U-13)サッカーリーグに臨みました。
神奈川県(U-15)サッカーリーグ4部と、神奈川県(U-13)サッカーリーグと二つのリーグ戦を戦っているフロンターレ等々力。
神奈川県(U-15)サッカーリーグでは3勝5敗。神奈川県(U-13)サッカーリーグでは、4部リーグで臨んだ1stステージを7戦全勝、勝ち点21、得点101、失点1で終えると、3部リーグで迎えた2ndステージはここまで2戦2勝、勝ち点6、得点7、失点3という戦績を残しています。
【川崎フロンターレU-15等々力(1年) 神奈川県(U-13)サッカーリーグ vs 横浜栄FC】
12月10日(日) 午後3時55分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 30分ハーフ
フロンターレの先発は、GK33小坂一、最終ラインは右から35渡部泰地、42岩﨑海澄、40野田永輝飛、39木田悠司、ボランチは41坂西叶羽、30初音虎次郎、トップ下26遠山煌斗、右MFキャプテンの38小嶋遼介、左MF29平野杜和、前線には31林凜太朗。
この日の対戦相手は、現在はY.S.C.C.横浜でプレーするフロンターレU-18出身のMF道本大飛が育ったクラブ、横浜栄FC。
天皇杯の決勝が行われた前日に続いて、この日も師走とは思えないあたたかな陽気の等々力第一サッカー場は、次第に日が陰っていくなかでも、すごしやすい気候。
近くの等々力陸上競技場では、アメリカンフットボールの「ライスボウル」進出を懸けた富士通フロンティアーズとオービックシーガルズとの試合が行われており、時折観客たちのどよめきも。
ピッチを囲むネットの近くや、木立の周りなどから多くの選手の家族らが見守るなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、うまく間にボールを差し入れながら、前に出ていくのはフロンターレ等々力。高い位置でプレーする時間をつくっていきます。
3分には、左サイドでのスローインの流れから遠山煌斗のパスに、林がエリア正面へ。ここは横浜栄FCもエリア前で粘り強い守備で対抗。
しかし、それでもフロンターレ等々力は、こぼれ球に対して、すばやく詰め、そこから高い位置へ展開。左サイドでスローインを得ると、高い位置で平野が粘り、左コーナーキックに。
左コーナーキック、キッカーの平野は遠いサイドにボールを供給。渡部が迫りますが、横浜栄FCの守りが阻んでいきます。
5分には正面でボールをおさめた林がパス交換から正面左へ運び、エリア外正面、抜け出した平野がミドルシュートを打ちますが、ここでも横浜栄の体を張った守りに遭い、シュートは打てず。
直後には、岩﨑が右サイドを突くフィード。これに渡部が抜け出し、いったんは横浜栄がボールを奪うも、右サイド、高い位置で小嶋が奪い、エリア右へ進入。折り返しに、正面やや右に坂西が抜け出しますが、ここでも横浜栄の守りが阻んでいきます。
フロンターレ等々力の攻勢は続き、7分には渡部が右サイド、高い位置からクロス。これは横浜栄がブロックし、右コーナーキックに。
キッカーの平野がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ等々力は、岩﨑が左サイドを突くフィード。左サイドから折り返しが入ると、正面で小嶋がシュートを打ちますが、横浜栄はブロック。
さらに左サイドから野田がクロスを入れていきますが、GK21がセーブ。
なかなか前に出られなかった横浜栄も、8分には中央でうまくボールを回し、左SBの12が高い位置へ。しかし、これには渡部が粘り強く対応。
さらに横浜栄は、中盤にボールを入れ、そこから前に出ていこうとしますが、野田が前に出て、厳しい寄せを見せ、そのパスを受けた林が、うまく左サイドへ持ち込み、左サイドでのスローインに。
その流れから、エリア内へボールが入ると、こぼれ球はエリア正面に顔を出した小嶋のもとへ。これを小嶋が流し込み、1-0。フロンターレ等々力が先制します。
畳みかけるフロンターレ等々力は、右サイド、裏を突くパスに遠山煌斗がエリア内への仕掛け。カットされても、高い位置で厳しい寄せを見せ、相手陣内でプレーする時間が続いていきます。
9分には、右サイドで受けた初音が左サイドを突くパス。そこからエリア外正面左に顔を出した野田につながり、野田はミドルシュート。横浜栄がブロックしたところ、セカンドボールに初音が詰め、さらに攻勢を続けていきます。
左サイド、うまく裏を取った平野が仕掛け、ボールを奪われても、すぐさま坂西が中央で奪い返すなどしていくフロンターレ等々力。
12分には、岩﨑のフィードに、林が正面へ。これは惜しくもおさめられなかったものの、長いボールからもチャンスをつくろうとしていきます。
野田や岩﨑、坂西、初音や遠山煌斗、平野も中央に顔を出しながら、ボールを回していくフロンターレ等々力。13分には、左サイド、高い位置へ抜け出した木田がクロスを入れると、エリア内、林が飛び出しますが、惜しくもさわることはできず。
さらに野田、岩﨑が最終ラインで動かし、渡部へ。渡部から再び岩﨑、野田とつながり、間で受けた初音のパスに、林が左サイドから正面へ抜け出しそうになりますが、ここは横浜栄が阻んで、左コーナーキックに。
左コーナーキック、平野が遠いサイドに入れると、小嶋が右足でシュートを打ちますが、これは上に。
横浜栄も、左サイド、高い位置で13がカット。下がり目で受けた12は右サイドに展開していきますが、初音がカバー。
すると18分、フロンターレ等々力は、右サイドから渡部がクロス。これは横浜栄がうまく対応しきれず、エリア内、おさめた林はシュート。GK21が阻むも、こぼれ球に飛び込んだ初音が押し込み、2-0。
フロンターレ等々力が突き放します。
岩崎や野田、下がり目に遠山煌斗が顔を出し、テンポ良く間にボールをつけていくフロンターレ等々力。20分には、最終ラインの野田がうまく左サイドを突くパスを出し、これに平野が抜け出し、正面へパスを出すと、林がシュートを打ちますが、横浜栄は体を張り、ブロック。左コーナーキックとなり、平野がボールを入れると、エリア左、走り込んだ野田がシュートを打ちますが、これは上に。
21分にはさらにフロンターレ等々力、エリア外正面右、坂西がうまくボールを間に通しながら持ち込み、エリア内右へ。GK1をかわし、角度のないところからシュートを打つと、これが決まり、3-0。素晴らしい個人技から、フロンターレ等々力が突き放します。
フロンターレ等々力は、さらに坂西や時には平野も中央に顔を出しながら、ボールをものに。初音、遠山煌斗が位置を流れの中で入れ替えながら、テンポの良いボール回しを披露。横浜栄も6が高い位置へ抜け出しそうになる場面をつくりますが、野田が対応していきます。
23分には、左サイド、岩﨑が正面の林へ速いパス。林から受け渡された初音がエリア左へ進入。これに対しては、横浜栄の守備の対応があり、左コーナーキックに。
左コーナーキック、平野が入れたボールを遠いサイドで、小嶋が折り返すと、エリア正面、こぼれたボールに詰めた初音がシュート。ゴールネットが揺れ、4-0。
さらに突き放すフロンターレ等々力。
横浜栄も、左サイド、うまく裏を突くパスに、12が抜け出しますが、岩﨑がここでもカバーしていきます。
26分には、再びフロンターレ等々力、左サイド、岩﨑からうまく間で平野が受け、そこから最終ラインの岩﨑が持ち上がり、エリア外正面やや右へ。岩﨑はミドルシュート。これは上にそれましたが、野田と同様、岩﨑も機を見て、ゴールを狙う姿勢を見せていきます。
平野や林、小嶋がかかわり、エリア内へ坂西が飛び出していくなど、人をかけ、ゴールに迫っていくフロンターレ等々力。下がり目で受けた平野のパスに、初音が高い位置へ持ち上がっていくなど、攻勢は続いていきます。
横浜栄も自陣でボールを回していきますが、フロンターレ等々力は、小嶋や渡部が高い位置からプレスをかけ、右コーナーキックに。
右コーナーキック、キッカーの初音が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ等々力は、中央の遠山煌斗から、右サイド、残っていた初音へ展開。初音は正面の林へパス。林が仕掛けていきますが、これに対しては、横浜栄がカット。
しかし、高い位置で奪い返した林は、スルーパス。エリア内へ小嶋が抜け出しますが、横浜栄も粘り強い守りで対抗。
前半は4-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレ等々力は、小坂、渡部、坂西、遠山煌斗、林、平野が下がり、21松田隼、32オガー悠仁、27遠山頼斗、28池田颯太、36笠原宏仁、37中矢温仁がピッチへ。
GK松田、最終ラインは右からオガー、岩﨑、木田、野田、ボランチは初音、池田、トップ下遠山頼斗、右MF笠原、左MF中矢、前線には小嶋に。
立ち上がりには、野田が高い位置へ抜け出し、折り返し。ボールは右サイドに抜け、これに笠原、オガーが詰め、右サイドでのスローインに。シュートにこそつながらなかったものの、こぼれ球に対しての粘り強さを見せ、高い位置でのプレーを続ける
フロンターレ等々力。2分には、またも左サイドに展開すると、野田がクロス。これをエリア正面、うまく遠山頼斗がおさめ、シュートを打ちますが、横浜栄の守りが阻んでいきます。
オガーから受けた笠原が右サイドから中央に持ち込んだり、右サイド、笠原から中央で遠山頼斗が受けたり、仕掛けとパスを交え、前に出ていくフロンターレ等々力。
下がり目に初音が顔を出し、岩﨑や木田も多くボールに触っていきます。
4分には、岩﨑のスペースを突くパスに、初音が抜け出し、右サイドから正面へスルーパス。これに小嶋が動き出しますが、ここは横浜栄のGK21が対応していきます。
横浜栄が中央に入れてきたところ、池田や遠山頼斗がボールをものにし、左へ展開。中矢が高い位置へ仕掛ける姿勢を見せていくフロンターレ等々力。
6分にはエリア正面やや左、小嶋が抜け出し、正面でおさめた遠山頼斗から、エリア外正面、池田へつながり、池田はミドルシュートを打ちますが、上に。
横浜栄も、高い位置へ持ち込み、フロンターレ等々力のファールでフリーキックを得ますが、これをしのいだフロンターレ等々力は、自陣から初音が高い位置へ運び、中央で受けた中矢はキープ。そこから左に展開。
いったんは横浜栄が阻むも、セカンドボールをものにし、再び左サイド、中矢へ。中矢を追い越した野田へつながり、野田はクロスを入れていきますが、GK21がセーブ。
さらに岩﨑の縦パスを、うまく小嶋が間で受けるなど、つながりを持って、プレーを続けていくフロンターレ等々力。
横浜栄も、ボールを奪い、左サイドへ展開。12が高い位置へ仕掛けようとしていきますが、笠原・オガーが囲い込むようにして対応。奪い返していきます。
エリア正面やや右へ笠原が抜け出し、正面へ顔を出した遠山頼斗につながり、セカンドボールもオガーがものにし、そこから正面へ初音が抜け出すなど、フロンターレ等々力は次々にボールをものに。人数をかけ、ゴールの前に迫っていきます。
11分には、初音のパスに、中矢がエリア左へ。これを阻んだところ、セカンドボールをものにし、エリア外右からオガーがミドルシュート。しかし、GK21がセーブ。
右コーナーキックとなり、池田が右足でボールを入れると、野田が合わせますが、これは右に。
一方の横浜栄は、直後には右サイドからの攻めに。これはフロンターレ等々力が体を張って守り、右コーナーキックに。
それをしのいたフロンターレ等々力は、池田が自陣から一気にエリア正面右へ持ち込み、シュート。横浜栄は体を張り、これを阻むも、こぼれ球に詰めた野田が押し込み、5-0。
鮮やかなカウンターからフロンターレ等々力が突き放します。
直後には、初音の縦パスを正面で遠山頼斗が受け、横浜栄が体を張り、阻んだところ、エリア外正面、こぼれ球に詰めた池田がミドルシュート。これはポストをかすめる惜しいものに。
さらにゴールをおびやかしていきます。
19分、フロンターレ等々力は、松田、野田、初音、小嶋が下がり、45山川敦弘、35渡部泰地、41坂西叶羽、26遠山煌斗がピッチへ。
GK山川、最終ラインは右から岩﨑、渡部、木田、笠原、ボランチは池田、坂西、右MF遠山頼斗、左MF遠山煌斗、トップ下中矢、前線にはオガー。
20分には、左コーナーキックを得ると、セカンドボールを遠山頼斗が拾い、正面へ。いったんは横浜栄にボールが渡るも、高い位置でオガーが厳しい寄せからマイボールに。そこから右サイドを突くパス。動き出した岩崎にはつながらなかったものの、球際に厳しい姿勢を見せ、相手陣内で時間をつくっていきます。
横浜栄も、23分には右サイド、裏を突くパスに6が抜け出しますが、木田が対応していきます。
直後にはフロンターレ等々力。エリア外正面でオガーがキープ。これに対して、横浜栄はファール。
フリーキックを得たフロンターレ等々力は、すばやくリスタート。エリア正面左、抜け出した遠山煌斗がシュート。わくをとらえますが、横浜栄はライン上でクリアする素晴らしい守りを見せ、惜しくもゴールとはならず。
フロンターレ等々力は、右サイドでオガー、遠山頼斗、池田もかかわって高い位置でボールを動かすなどしていき、28分には持ち上がった渡部がスルーパス。これに遠山頼斗が抜け出しますが、オフサイド。
29分には、右サイド、オガーが仕掛け、折り返すと、エリア正面右、中矢がシュート。しかしポストに。
フロンターレ等々力は、さらに坂西や渡部、間に遠山煌斗も顔を出しながら、テンポ良くボールを回していきます。
アディショナルタイム、プレーを切らさず、ゴールへ向かう姿勢を見せていくフロンターレ等々力。
中矢が粘り強くボールを残し、そこから正面を経由し、オガーが左サイド、高い位置へ持ち込み、左コーナーキックに。
左コーナーキック、池田が遠いサイドに入れると、合わせたのは岩﨑。ボールはゴールのなかへ。6-0。
試合はここでタイムアップ。6-0。
より多くのゴールを欲する姿勢を最後まで続け、フロンターレ等々力は勝利をおさめました。
それぞれがここまで培ってきた技術の高さと、素晴らしい連係を見せ続けたフロンターレ等々力。強さと粘り強さを守備でも見せ続ける、戦う姿勢を攻守に見せるフロンターレらしさというものをピッチで体現していたように思えました。
これから、さらに練習と試合を積み重ねて、どうなっていくのか。とても楽しみにしています。
前半4-0 後半2-0 計6-0
得点:小嶋遼介、初音虎次郎2、坂西叶羽、野田永輝飛、岩﨑海澄
フロンターレ等々力の先発:33小坂一 35渡部泰地 42岩﨑海澄 40野田永輝飛 39木田悠司 41坂西叶羽 26遠山煌斗 30初音虎次郎 38小嶋遼介(c) 29平野杜和 31林凜太朗
交代:小坂→21松田隼 渡部→32オガー悠仁 坂西→27遠山頼斗 遠山煌斗→28池田颯太 林→36笠原宏仁 平野→37中矢温仁 松田→45山川敦弘 初音→41坂西叶羽 野田→35渡部泰地 小島→26遠山煌斗
(文中敬称略)
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