フロンターレU15生田(2年・1年) – 鹿島アントラーズノルテジュニアユース / メトロポリタンリーグ

11月5日のAnker フロンタウン生田。川崎フロンターレU-15生田の練習試合、市立橘戦のあとは、川崎フロンターレU-15生田の2年生、1年生がメトロポリタンリーグ、鹿島アントラーズノルテジュニアユース戦に臨みました。

【川崎フロンターレU-15生田(2年・1年) メトロポリタンリーグ vs 鹿島アントラーズノルテジュニアユース】
11月5日(日)　午後4時5分キックオフ　Anker フロンタウン生田　Nebula Field　くもり　35分ハーフ

ここまで2勝3分け、勝ち点9、得点8、失点2、得失点差＋6のフロンターレ生田。
先発はGK21植木琉斗、最終ラインは右から26小田浩資、27笹倉拓真、28田中瑛登、29藤間貴洋、ボランチはキャプテンの36沓野楓、32加藤昊、右MF35渡部真己、左MF43木村風斗、トップ下37武内勇人、前線には44西川航雅。

アントラーズノルテは、1勝1分け3敗、勝ち点4、得点7、失点12、得失点差-5。
先発は、GK16鈴木峻優、最終ラインは右から19菅井杜真、キャプテンの4栗田飛鳥馬、6大内秀梛、7斉藤旬平、ボランチは17深川智寛、14野辺好文、右MF18松下陽、左MF9佐川輝、前線には10長谷川敦人、20佐藤洋仁。

5月14日、折笠スポーツ広場での試合では、フロンターレ生田が西川のゴールで先制するも、アントラーズノルテが新井修平のゴールで追いつき、1-1。引き分けています。

夕方に差し掛かり、だんだんと日が落ちてきたNebula Field。ネット越しに多くの選手の家族らが見守る中、キックオフの時を迎えました。

立ち上がり、うまく間にボールを入れ、そこから前に出ていくのはフロンターレ生田。
1分には右サイドからうまく背後を取った渡部がエリア正面右に持ち込み、シュート。これはGKの鈴木がセーブするも、いいかたちでフロンターレ生田が試合に入っていきます。

左サイド、木村が開いて受け、間に加藤昊、さらに下がって武内がうまく受けるなどして、ボールを回していくフロンターレ生田。最終ラインの笹倉、田中が開き、小田浩資も加わりボールを動かしていきます。

アントラーズノルテも、下がり目で受けた佐川のパスに、佐藤洋仁が高い位置へ動き出しますが、笹倉が対応していきます。

フロンターレ生田は、6分、最終ラインの間で受けた沓野から中央の加藤昊へつながり、加藤昊は左サイドを突く好パス。これに抜け出した木村がエリア左へ持ち込むも、アントラーズノルテ、栗田のカバーに遭い、左コーナーキックに。

キッカーは武内。ニアに入れると、アントラーズノルテは対応しきれず、ボールはゴールのなかへ。1-0。武内の精度の高いボールが結びついて、フロンターレ生田が先制します。

直後にはアントラーズノルテ、フィードに、佐藤洋仁が高い位置へ動き出しますが、笹倉が対応し、ボールを奪ったフロンターレ生田。
9分には、沓野から正面で受けた武内はスルーパス。左サイドから斜めに木村が動き出しますが、惜しくもシュートにはつなげられず。
しかし、素晴らしい連係からフロンターレ生田がチャンスをつくっていきます。

アントラーズノルテがエリア前に浮き球を入れてきても、笹倉が対応。セカンドボールも田中がものに。プレスを高い位置でかけてきても、渡部がボールを奪い返すなど、流れを渡さないフロンターレ生田。

右に武内が開き、中央に渡部が顔を出し、西川もかかわって、位置を入れ替えながら、ボールを回していきます。

11分には、正面の沓野が左サイドに持ち出し、正面の西川へ。右サイドに展開すると、渡部とのパス交換から小田浩資がエリア右へ。折り返しますが、アントラーズノルテの対応に遭い、惜しくもシュートまでは行けず。
それでも、多くの選手がかかわって、フロンターレ生田がゴールをおびやかしていきます。

13分にはさらにフロンターレ生田、沓野、加藤昊が中央でつながり、左へ展開。木村から中央に戻し、再び左サイドに展開すると、藤間がクロス。木村が頭で合わせますが、惜しくも上。

アントラーズノルテも、左サイド、低い位置から斉藤旬平が斜めのハイパス。しかし、沓野がこれに対応し、マイボールに。
攻めに転じたフロンターレ生田は、加藤昊の縦パスを、西川がおさめ、右サイド、渡部へ。渡部から受けた加藤昊は正確なサイドチェンジ。これを左サイド、木村がおさめ、仕掛けるも、アントラーズノルテの守備に遭い、左サイドでのスローインに。

左サイドでのスローイン、その流れからボールをキープした西川のパスに、うまくエリア内へ抜け出したのは木村。シュートを打つと、これが決まり、2-0。
ここでも見事な連係を見せたフロンターレ生田。突き放します。

直後には、左サイド、藤間のパスに、うまく背後を取った木村が高い位置から折り返しますが、アントラーズノルテの守備に遭い、左コーナーキックに。
武内がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田。クロスに小田浩資がバックヘッドで合わせますが、オフサイド。

さらに攻勢が続くフロンターレ生田。16分には沓野の縦パスをおさめた西川がスルーパス、これに抜け出したのは武内。シュートを打つとボールはポストに。アントラーズノルテはこれを処理しきれず、ゴールへ決まり、3-0。
武内のこの日2点目のゴールで、フロンターレ生田が突き放します。

飲水タイムをはさんで、19分には、木村が左サイドで厳しい寄せからボールをカット。左へ西川が流れて空けたスペースを使い、正面へ持ち上がり、西川につなげると、西川から右サイド、渡部へ。
渡部から小田浩資とさらにつながり、小田浩資は右サイドからクロス。これは鈴木のセーブに遭うも、ここでもいい連係を見せていきます。

GKの植木が、左サイド、高い位置の木村へ正確にボールを付け、長いボールからも起点をつくっていくフロンターレ生田。
アントラーズノルテは最終ラインの栗田や大内、GKの鈴木がかかわって組み立てを図りますが、高い位置から西川がプレスをかけ、武内がボールをカット。
21分には武内から右サイド、渡部につながり、沓野から再び受けた渡部は左サイドへスルーパス。抜け出した木村がシュートを打ちますが、アントラーズノルテはブロック。

さらに加藤昊が渡部とのパス交換からエリア右へ抜け出しますが、オフサイド。オフサイドとはなりましたが、テンポよく、そしてお互いのことを理解し合っていることがうかがえるボール回しを見せ、フロンターレ生田がチャンスをつくっていきます。

一方のアントラーズノルテも、22分には、中でおさめた長谷川から右サイド、高い位置へ顔を出した深川へ展開。深川のスルーパスに、エリア外右へ抜け出した松下がシュートを打ちますが、左に。

直後にはフロンターレ生田、加藤昊から武内、沓野とつながり、沓野から正面で受けた武内はスルーパス、エリア内へ、木村が抜け出し、シュートを打ちますが、これは左。

アントラーズノルテは24分、大内のフィードに、長谷川がエリア正面へ抜け出しますが、これには田中が対応。それぞれゴールの前での場面をつくっていきます。
26分には、さらにアントラーズノルテ、大内のフィードを左サイドで松下がおさめ、そのパスに佐川が正面へ。シュートを打ちますが、植木がセーブ。
直後には、ラインを高めたアントラーズノルテ。最終ラインの栗田が、エリア外正面で枠をとらえた強烈なミドルシュート。しかし、植木が上にはじき出し、阻む好セーブ。

右コーナーキックとなり、大内がボールを入れると、栗田のヘディングシュートは枠をとらえますが、フロンターレ生田はクリア。ボールをおさめた木村は一気にエリア内へ仕掛けていきますが、アントラーズノルテの戻りも速く、最後は斉藤旬平が対応。木村はシュートを打ちますが、サイドネットに。

するとアントラーズノルテはすばやくリスタート。右サイドから持ち込むと、折り返しに、エリア左、うまくフリーで抜け出した松下がシュート。これが決まり、3-1。アントラーズノルテが1点をかえします。

しかし、再び最終ラインの笹倉に、中盤の沓野、左サイドで藤間、木村がかかわり、テンポを上げていくフロンターレ生田。奪われてもすぐさま藤間が奪い返し、自分たちの時間帯をつくっていきます。
すると30分、フロンターレ生田は、加藤昊がパス交換からエリア内へ進入。シュートを打つと、これが決まり、4-1。鮮やかな、素晴らしいかたちをつくり、ゴールをものにします。

アントラーズノルテは、栗田がフィードを入れていきますが、これには藤間が加藤昊につながるようにして対応。フロンターレ生田がボールを保持する時間が増え、西川もうまくボールを高い位置でキープ。渡部や沓野がかかわり、相手陣内で時間をつくっていきます。

31分には、武内の浮き球のパスに、渡部が右サイドからエリア正面右へ。GKの鈴木に阻まれましたが、出し手と受け手の連係からチャンスをつくっていくフロンターレ生田。
34分には、藤間の速いパスを、正面で西川がおさめ、西川から受けた武内は、GKの鈴木が少し前に出ているのを見て、ループシュート。しかし、上に。

さらに加藤昊が西川とのパス交換から高い位置へ顔を出し、右コーナーキックに。
武内がボールを入れると、笹倉が競り、こぼれ球に詰めた木村がエリア左でシュート。しかし、右。
前半は4-1でタイムアップとなります。

後半フロンターレ生田は、GKが植木から33加藤直介。また、小田浩資に代わり1年の4對馬羽琉が入り、最終ラインは右から藤間、對馬、笹倉、田中に。

立ち上がりには、對馬から沓野とつながり、沓野はスルーパス。これにエリア外右、抜け出した西川がエリア外右、あまり角度のないところからシュート。枠はとらえられませんでしたが、いいかたちで後半に入ったフロンターレ生田。對馬や加藤昊、時には下がり目で、西川も受けながら、ボールを回していきます。

すると4分、フロンターレ生田は、西川が高い位置で粘り強くボールをおさめ、受けた沓野はスルーパス。エリア右へ抜け出したのは渡部。シュートを打つと、最後のところでアントラーズノルテが阻んだかどうかというところを審判団は協議。ボールはラインを越えていたと認められ、5-1。多くの選手がかかわったいいかたちのゴールで、フロンターレ生田が突き放します。

突き放されたアントラーズノルテも、5分には栗田のフィードに、正面へ抜け出した長谷川がシュート。しかし、上に。

さらにアントラーズノルテは、GKの鈴木の正確なフィードを、エリア外正面で長谷川がおさめ、リターンを受けた大内がエリア外右へフィードを入れていきますが、藤間がカバー。藤間はGKの加藤直介に戻し、加藤直介は加藤昊につなぎ、加藤昊から再びボールを受けた藤間は、下がり目に下りてきた西川へ。西川から武内、さらに田中と細かくつながり、最後は武内のパスを受けた西川が粘り、そのパスに、沓野がエリア正面へ。
ここではアントラーズノルテも体を張り、シュートまではいけませんでしたが、切り替えの速さからフロンターレ生田がチャンスをつくっていきます。

アントラーズノルテも、8分には、フロンターレのフリーキックをしのいだところからカウンターに。エリア外正面へ斉藤旬平が抜け出しますが、笹倉が対応。

すると、11分、フロンターレ生田は中央で武内が浮き球のパス。これを左サイドから正面へ抜け出した木村がおさめ、木村から受けた沓野が正面でシュート。これが決まり、6-1。

直後には右サイドに流れて受けた西川から渡部とつながり、渡部のパスに、沓野がエリア右へ。ここではアントラーズノルテの守備が阻みましたが、フロンターレ生田が迫る時間が続いていきます。

アントラーズノルテも、中盤でうまく受けた深川が右サイドに展開したり、最終ラインから持ち上がった栗田が中央につけ、右に展開。菅井が長谷川とのパス交換から高い位置へ顔を出しますが、沓野がカバーしていきます。

15分アントラーズノルテは、野辺に代わり8黒澤世楽。16分フロンターレ生田は田中、西川に代わり、17吉田琉海、15髙越遼平。2人の1年生がピッチへ。

武内や加藤昊、沓野がうまく間で受け、また髙越も下がり目に顔を出し、おさめながら、ボールを回していくフロンターレ生田。吉田の速いパスに、木村が高い位置へ動き出すなど、交代で入った選手もかかわって、相手陣内で時間をつくっていきます。

アントラーズノルテは20分、長谷川に代わり11佐藤奏太。

フロンターレ生田は、さらにアントラーズノルテの浮き球に対しては、對馬が沓野につながるようなかたちで対応。エリア前に入ったボールも、對馬が出足よくカット。いい対応を続け、自分たちの流れを保っていき亜ｍす。

25分にはさらにフロンターレ生田に交代。渡部、加藤昊に代わり14荒井瑞樹、5渡邉拓眞。ピッチの上には、右CBの對馬、左SBの吉田、ボランチの渡邉、右MFの荒井瑞樹、前線の髙越と5人の1年生が並ぶことに。

アントラーズノルテは、栗田のフィードからエリア前に起点をつくろうとしますが、笹倉がしっかり競り、こぼれ球は荒井瑞樹がカット。コンパクトな、距離感の良い、いい対応を続けていきいます。

すると、28分、フロンターレ生田は、アントラーズノルテの右コーナーキック、遠いサイドで合わせたところを加藤直介がセーブ。
加藤直介は、右サイド、荒井瑞樹へスローでボールを付けると、荒井瑞樹から受けた渡邉は、左サイドを突く好パス。これを木村がおさめ、左サイドからクロスが上がると、ヘディングシュートを打ったのは髙越。
これが決まり、7-1。ここでも、守備から攻撃への切り替えの速さが光ったフロンターレ生田。見事に突き放します。

アントラーズノルテも、中盤でボールを動かし、エリア外正面でおさめた佐藤奏太がターン。スルーパスを出していきますが、加藤直介が対応。

對馬のフィードに、正面へ髙越が抜け出すなど、ゴールに迫る場面をつくり続けるフロンターレ生田。31分には、吉田がクロスを入れると、クリアボールを木村が拾い、左サイドから折り返し。
髙越が倒れ込みながらも、シュート。しかし、左に。

さらに中央のスペースを持ち上がった荒井瑞樹から右サイド、藤間とつながり、高い位置で受け直した荒井瑞樹が折り返し。エリア内、髙越がシュート。しかし、枠外。

アントラーズノルテも高い位置でボールを奪い、左サイドに展開していきますが、對馬がカバー。さらに深川との連係から松下が高い位置へ。ここでも對馬が粘り強く寄せていき、エリア内へは近づかせず。
いい対応を続けていきます。

35分には、アントラーズノルテ、右サイドでボールをカットすると、エリア外右、佐川がシュートを打ちますが、わずかに左。

すると直後にはフロンターレ生田、荒井瑞樹の縦パスに、髙越がエリア右へ。これはアントラーズノルテが阻んで、右コーナーキックに。
武内がボールを入れると、こぼれ球を正面でおさめた木村がシュート。ゴールネットが揺れ、8-1。
最後の最後にさらに1点を加えたフロンターレ生田。

選手それぞれが、力を発揮。さらに互いへの信頼が深まっていることも感じさせられる見事な連係を随所に見せ、勝利をおさめました。

なお、試合後には、15分1本の練習試合が行われ、フロンターレ生田は、GK45荒井隆成、最終ラインは右から3出口翔太、5渡邉拓眞、17吉田琉海、2濱野礼、ボランチは6望月楓矢、8夏目瑛斗、右MF7森本信路、左MF11冨田嵐丸、前線には13川上翔、9土肥瑠星。GKの荒井隆成が2年生、あとは1年生というメンバーで臨み、14分に大内の右コーナーキックからアントラーズノルテが1点を入れるも、15分に川上のパスから土肥がゴールを決め、同点に。1-1という結果で、練習試合を終えています。

前半4-1 後半4-0 計8-1

得点：武内勇人2、木村風斗2、渡部真己、沓野楓、髙越遼平(フロンターレ生田)　松下陽(アントラーズノルテ)

フロンターレ生田の先発：21植木琉斗　26小田浩資　27笹倉拓真　28田中瑛登　29藤間貴洋　36沓野楓(ｃ)　32加藤昊　35渡部真己　43木村風斗　37武内勇人　44西川航雅
交代：植木→33加藤直介　小田浩資→4對馬羽琉　田中→17吉田琉海　西川→15髙越遼平　渡部→14荒井瑞樹　加藤昊→5渡邉拓眞

アントラーズノルテの先発：16鈴木峻優　19菅井杜真　4栗田飛鳥馬(ｃ)　6大内秀梛　7斉藤旬平　17深川智寛　14野辺好文　18松下陽　9佐川輝　10長谷川敦人　20佐藤洋仁
交代：野辺→8黒澤世楽　長谷川→11佐藤奏太

(文中敬称略)