3月31日は、Anker フロンタウン生田へ。関東ユース(U-15)サッカーリーグは第4節を迎え、川崎フロンターレU-15生田はFC LAVIDAとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田 関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部第4節 vs FC LAVIDA】
3月31日(日) 午後1時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 40分ハーフ
前節大宮アルディージャU-15に、1-0で勝利したフロンターレ生田。
先発は、GK1植木琉斗、最終ラインは右から17藤間貴洋、2對馬羽琉、5笹倉拓真、22草野心音、ボランチは4今廣遥碧、7武内勇人、右MF8小田脩人、左MF11木村風斗、トップ下キャプテンの10全天海、前線には9十河晟央。
大宮戦と同じ11人が先発に名前を連ねる陣容に。
3連勝、首位に立つラヴィーダ。
先発は、GK1門倉遥夢、最終ラインは右から8上野晄駕、25大野隆斗、6笠原慶多、4中田源、ボランチは11渋谷哉仁、29屋宜葵、右MF17笠井作彌、左MF27播磨隼佑、トップ下10押江颯人、前線には22立野京弥。
多摩川クラシコが行われた前日に続き、好天に恵まれた川崎市。
この日のAnker フロンタウン生田は、春を通り越して、初夏のよう。少し汗ばむ陽気の中、ピッチ脇の観客席などには多くの選手の家族らの姿も。
多くの人々が見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりはラヴィーダがテンポよく縦パスを間に入れ、前に出る展開に。それに対して、フロンターレ生田はコンパクトにして対応。ボールをものにした今廣のパスに、右サイド、高い位置で十河が粘りますが、これに対してはラヴィーダの左SB、中田が粘り強く対応していきます。
ラインを高め、うまくサイドにつけてくるラヴィーダに対し、球際に厳しさも出していくフロンターレ生田。
3分には、武内が中央でボールをものに。そのパスに小田脩人が高い位置へ抜け出しますが、ラヴィーダは体を張り、ブロック。
中央で全がセカンドボールを拾い、今廣のパスに十河が高い位置へ。これをラヴィーダが阻んで、右サイドでのスローインを得たフロンターレ生田は、右サイドの高い位置で十河や藤間、小田脩人がかかわってボールを回していきますが、ラヴィーダはそれをカット。
カウンターに持ち込み、渋谷が右サイドの高い位置へ上がっていきますが、武内がブロック。
セカンドボールを拾ったラヴィーダは、右サイドでボールをつないでいき、エリア外右から正面へ持ち込む動きを見せた上野から左サイドに展開。
エリア外左、中田のミドルシュートは枠をとらえますが、植木がセーブ。
さらに中央で押江、立野とつながり、左へ展開。中田のパスを、エリア外正面で受けた渋谷はシュートを打とうとしますが、武内が体を張りブロック。
パス交換から前に持ち出していくラヴィーダ。スルーパスに、中田がエリア左へ進入しますが、ここでも武内がブロックしていきます。
ラヴィーダがうまく前に持ち込み、間にパスを入れ、フロンターレ生田の陣内で回していく中で、球際の厳しさを見せていくフロンターレ生田。今廣が厳しく寄せていくなどしていくと、99分には、正面でおさめた立野のスルーパスに、播磨が左サイド、高い位置へ抜け出しますが、ここは藤間がカバー。
直後にはセカンドボールをものにした小田脩人のパスに、十河が高い位置へ。しかし、ラヴィーダのカバーリングもしっかりしており、再びラヴィーダがボールをつないでいく展開に。
しかし、フロンターレ生田も、粘り強く、ここぞというところで寄せていき、それに対峙していきます。
10分には、今廣が中央でマイボールに。左サイド、草野へつなげると、草野はエリア外左へ浮き球のパス。セカンドボールを拾った全がエリア左へ持ち込んでいきますが、ここは上野の対応に遭い、最後は全のファールに。
直後には今廣がボールを奪い、全から小田脩人とつながり、小田脩人は浮き球のパス。これをおさめた十河に対しては、ラヴィーダが寄せていき、こぼれ球を拾った木村が左サイドから斜めの仕掛けを見せるもラヴィーダが阻みますが、全が厳しく寄せ、左サイドでのスローインに。
その流れから十河がエリア左へ仕掛けていきますが、ラヴィーダの守りが阻んでいきます。
13分には左サイド、播磨がパス交換からエリア左へ。しかし、對馬がクリア。
フロンターレ生田も左サイドで木村が競り、その流れから高い位置へ抜け出した全が左クロス。エリア正面、今廣がおさめますが、ラヴィーダはカット。そこから左サイド、流れて受ける立野へ。
しかし、今廣が戻り、カバー。
ラヴィーダは、播磨や渋谷が中央に顔を出し、右に展開。サイドに振って、クロスからゴールを狙いに行きますが、フロンターレ生田はコンパクトに、これに対応。
フロンターレ生田も、對馬のフィードを、正面で全がおさめますが、ラヴィーダは囲い込むようにして厳しい寄せ。それでも、そこから左サイドに展開してくるところでは小田脩人がカバー。
中央で武内がマイボールにするなど、守備でいい対応を続けていきます。
17分にはラヴィーダ、右サイドから上野がクロス。ニアで渋谷がヘディングシュート。しかし、植木がセーブ。
さらにエリア外正面で屋宜が浮き球のパス。エリア内へ、渋谷が動き出していきますが、草野がエリア内をしぼって
対応。
19分には、エリア正面左、うまくスペースで受けた立野が鋭い反転からシュート。これは右に。
20分には、左サイド、流れておさめた立野がクロス。遠いサイド、屋宜が飛び込みますが、草野がブロック。
細かいボール回しと、間をうまく持ち込んでラヴィーダが前に出てくる時間が続きますが、フロンターレ生田はコンパクトにこれに対応。武内が中央でボールを奪うなど、いい対応を続けていきます。
飲水タイムを挟んで、23分には、ラヴィーダ、左サイド、中田がエリア正面左に速いパス。これを播磨が巧みにおさめますが、笹倉がクリア。
フロンターレ生田も左サイドで木村がカット。十河との連係から高い位置へ持ち込み、左コーナーキックを得ますが、これはシュートには結びつかず。
それでも、フロンターレ生田は、植木が前に送ったボールを、全が競り、セカンドボールに対しては、木村が寄せ、そこから自分たちのスローインにするなどしていきます。
31分には、十河が右サイドで競り、ボールをおさめて折り返すと、小田脩人がエリア内へ。しかし、門倉がセーブ。
さらに今廣の縦パスに、十河が右サイド、高い位置へ。十河もかかわって、前に出ていくフロンターレ生田。しかし、ラヴィーダもここまで1失点ということがうなずける粘り強く堅い守りで阻んでいきます。
すると32分にはラヴィーダ、中央から右サイド、高い位置へ立野が抜け出し、それを草野、木村が寄せて阻んだところ、こぼれ球を拾った渋谷がエリア右へ。しかし、對馬がブロック。
フロンターレ生田も、直後には今廣から左サイド、木村につなげると、低い位置で武内、草野とつながり、草野の浮き球のパスに、全が左サイド、高い位置へ抜け出しますが、ラヴィーダの守りが阻んでいきます。
35分にはフロンターレ生田、中央で小田脩人、全、武内がかかわってボールを回し、武内は左サイドを突くパス。木村が高い位置へ抜け出しますが、渋谷がカバー。
フロンターレ生田は左サイド、草野や木村、中央に小田脩人も顔を出しながら、ボールを回していき、草野のクロスを全が正面でおさめるなどしていきますが、ラヴィーダの対応に遭い、なかなかシュートまではいけず。
すると39分には、ラヴィーダ、笠井の浮き球のパスに、立野が中央へ。しかし、ここは對馬がカバー。
さらに最終ラインからのフィードで、右サイドから攻勢に出たラヴィーダ。上野がエリア右へ進入。ニアを狙い、シュートを打ちますが、植木がセーブ。
アディショナルタイムには、エリア前で左右にボールを動かし、ラヴィーダが迫りますが、フロンターレ生田は人数をかけ、これに対抗。
前半は0-0でタイムアップとなります。
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ともに交代はなく、始まった後半。先に決定機を迎えたのはラヴィーダ。左サイド、中田から、エリア外正面左のスペース、立野につながり、エリア外左に持ち込んだ立野はシュート。
枠をとらえますが、植木がセーブ。
フロンターレ生田も直後には、中央を小田脩人が運んで、左サイドの木村へ。木村の裏を突くパスに、エリア外左へ抜け出した全がシュート。これは惜しくも右。
後半も、うまく前に持ち出し、立野がエリア内へ抜け出していきますが、對馬が対応。左右をうまく使い、エリア外正面へ押江が顔を出しますが、全が体を張り、ブロック。
さらに立野が左サイドでのスローインの流れから正面へ持ち込んでいきますが、今廣が体を粘り強く入れマイボールに。
ラヴィーダがフロンターレ生田の陣内でプレーする中、フロンターレ生田の守備の粘り強さが際立っていきます。
すると6分にはフロンターレ生田。中央で全、小田脩人がボールを回し、左サイド、草野が高い位置へ。しかし、クロスはラヴィーダが体を張りブロック。
フロンターレ生田は、對馬の縦パスを、中央で今廣が受け、そこから前に出ていこうとしますが、ラヴィーダも立野がプレスバックからボールをものに。
そこからボールを再びつないでいくと、屋宜から押江と正面でつながり、押江のパスに立野がエリア内へ抜け出しそうになりますが、草野がクリア。
8分には、左サイド、中田からエリア外正面、渋谷に速いパスが通り、播磨に預け、エリア正面左に抜け出した渋谷が折り返しますが、植木がセーブ。
全が間を持ち運び、前に出ていこうとするフロンターレ生田。しかし、ラヴィーダの距離感もよく、これに対して囲い込むようにして、ボールを奪いに。
それでも、フロンターレ生田は今廣がカバー。球際の厳しさも見せ、対抗していきます。
11分には、右サイドでスローインを得たフロンターレ生田。その流れから小田脩人がエリア右へ持ち込んでいきますが、ラヴィーダは渋谷がカバー。
すると12分には、ラヴィーダ、立野がエリア正面へ持ち込み、そのパスに播磨がエリア左へ。ここでフロンターレ生田はファール。
ラヴィーダがPKを得ます。
キッカーは押江。これを決めて、0-1。先制点はラヴィーダへ。
追いかけるフロンターレ生田。14分には、最終ラインの對馬、笹原から左サイド、草野へ。草野の浮き球のパスに、全がエリア外左へ抜け出しますが、ラヴィーダはクリア。左コーナーキックとなりますが、武内が入れたボールはシュートにはつながらず。
するとさらに追加点を狙い、フロンターレ生田陣内でプレーするラヴィーダは、17分には、右サイドでのスローイン、うまくエリア正面右へ持ち込んだ押江がシュート。
枠をとらえますが、植木が好セーブ。最後尾からチームに活力を与えていきます。
これで得たラヴィーダの左コーナーキックをしのいだフロンターレ生田は、草野がセカンドボールを拾い、左サイド、木村へ。木村から受けた小田脩人は、エリア外右へ、浮き球のパス。
これをおさめた今廣に対し、ラヴィーダのファールがあり、フリーキックに。
キッカーは武内。遠いサイドに入れると、笹倉が折り返し。エリア右、十河が飛び込みますが、惜しくもさわることはできず。
こぼれ球を全が拾い、武内を経由して、左サイドに展開したフロンターレ生田は、草野のクロスをエリア内で全がおさめますが、ラヴィーダはコンパクトに対応。
セカンドボールを渋谷が拾い、そこから再び組み立てを図り、20分には、屋宜の浮き球のパスに、立野がエリア右へ。ここは笹倉がカバー。
23分には、最終ラインから縦パスを入れ、そこから右へ展開。折り返しに、エリア正面右、押江がシュート。しかし、植木がs-絵部。
直後には、エリア外正面、間で受けた播磨が切り返しからシュートを打とうとしますが、フロンターレ生田はブロック。エリア内へルーズボールが入りますが、植木がセーブしていきます。
しかし、25分ラヴィーダは、左サイド、中田、播磨との連係からボールを動かすと、エリア正面左、抜け出した押江がシュート。これが決まり、0-2。
追加点を挙げたラヴィーダ。フロンターレ生田は突き放されてしまいます。
飲水タイムをはさんで、フロンターレ生田は、全に代わり18西川航雅が入り、十河とともに前線へ。武内に代わりボランチに6加藤昊。
すると28分には、中央で加藤昊、小田脩人がかかわって、縦パスをおさめた西川は左へ展開。草野が高い位置からクロスを入れますが、これは右に流れ、シュートには結びつかず。
さらに草野から中央の加藤昊を経由し、右サイド、小田脩人へ。小田脩人は正面へ持ち込み、スルーパス。十河が抜け出しますが、ラヴィーダもしっかり囲い込んで対応。
31分には、草野から木村、木村から左サイド、高い位置へ抜け出した加藤昊へ。
加藤昊のパスに、西川がエリア正面へ。シュートを打ちますが、門倉がセーブ。
フロンターレ生田は、今廣が間を持ち上がり、左サイド、木村へ縦パス。スローインを得ると、草野が高い位置でクロス。
今廣がセカンドボールを拾い、左サイドで草野や木村、加藤昊がかかわり、ボールを動かし、浮き球のパスに今廣が高い位置へ抜け出し、左コーナーキックを得ますが、シュートにはつながらず。
34分にはラヴィーダ、立野、押江に代わり32大山豊翔、9佐藤芯。
36分には、フロンターレ生田、笹倉のフィードのセカンドボールを拾い、小田脩人、加藤昊とつながり、左サイドに展開。木村のパスに、加藤昊が高い位置へ抜け出しますが、これはオフサイドを取られてしまいます。
ラヴィーダはここで笠井に代わり16萩原拓真。
高い位置、ボールを十河がキープ。
小田脩人から左サイドに展開し、そこから前に出ていこうとするフロンターレ生田。ラヴィーダに奪われても木村がプレスバック。ボールをものにし、對馬のフィードに正面へ十河が抜け出す場面をつくりますが、ラヴィーダの守備の対応に遭い、シュートまでは行けず。
39分には、對馬から受けた小田脩人がエリア外正面右へ運び、そのパスに、十河がエリア右へ。しかし、ここでもラヴィーダの厳しい寄せに遭い、シュートまでは行けず。
40分には、小田脩人の縦パスを、正面で十河がおさめ、そのパスに藤間が右サイド、高い位置へ。クロスを入れると、セカンドボールを拾った草野はミドルシュート。しかし、門倉がセーブ。
アディショナルタイムに入り、ラヴィーダも高い位置で時間を使い、佐藤のパスに大山がエリア右へ抜け出す場面をつくりますが、フロンターレ生田粘り強く対応していきます。
43分フロンターレ生田は、藤間に代わり3坂井暉絃。ラヴィーダは、屋宜に代わり38オツコロ海桜。
44分にはラヴィーダ、持ち上がった笠原の縦パスを、オツコロが正面左で受け、正面右へ持ち込み、折り返し。しかし、遠いサイドに流れたボールにはさわることはできず。
試合はタイムアップとなり、0-2。勝利したのはラヴィーダに。
首位に立つラヴィーダに、好守で対抗したフロンターレ生田。敗戦とはなりましたが、守備でいい対応を続け、そこから自分たちでボールを動かし、チャンスもつくったことは必ずこれからにつながるはず。
この悔しさを糧に、さらに成長して、どんな試合をしていくのか、とても楽しみにしています。
また、ラヴィーダの選手たちは、フロンターレU-18と同じプレミアリーグEASTに所属する昌平高校に進む選手が多く、関東ユースだけではなく、これから先も数多くの試合で対戦する機会があると思います。これから、どんな試合を繰り広げていくのかも、楽しみにしています。
前半0-0 後半0-2 計0-2
得点:押江颯人2=PK1
フロンターレ生田の先発:1植木琉斗 17藤間貴洋 2對馬羽琉 5笹倉拓真 22草野心音 4今廣遥碧 7武内勇人 8小田脩人 11木村風斗 10全天海(c) 9十河晟央
交代:全→18西川航雅 武内→6加藤昊 藤間→3坂井暉絃
控え:16加藤直介 20小田浩資 39吉田琉海 15渡部真己 23オビオラ クリスティアン チノンソ龍FC LAVIDAの先発:1門倉遥夢 8上野晄駕 25大野隆斗 6笠原慶多 4中田源 11渋谷哉仁 29屋宜葵 17笠井作彌 27播磨隼佑 10押江颯人 22立野京弥
交代:立野→32大山豊翔 押江→9佐藤芯 笠井→16萩原拓真 屋宜→38オツコロ海桜
控え:21三ツ木大悟 3藤縄瑛士 19大野琥珀仁郎 30平城蒼斗 31尾崎隼丸
(文中敬称略)
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