4月3日、等々力第一サッカー場で行われた川崎市ルーキーフェスティバル上位トーナメント。
1回戦で横河武蔵野FC U-15に3-0で勝利した川崎フロンターレU-15生田の1年生たちは、横浜F・マリノスジュニアユース追浜との準決勝に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(1年) 川崎市ルーキーフェスティバル上位トーナメント準決勝 vs 横浜F・マリノスジュニアユース追浜】
4月3日(水) 午後1時58分キックオフ 等々力第一サッカー場 雨 15分ハーフ
フロンターレ生田の先発は、GK50中島嵩登、最終ラインは右から13志田龍彦、4藤崎琉久、5上野煌士郎、15月見里遥希、ボランチは14髙橋一真、6戸澤蓮太、右MF7新堀隼、左MF18都島ダヒル光真、前線にはキャプテンの9保坂俊哉、17中島温。
ピッチを湿らす雨が降り続く等々力第一サッカー場。
立ち上がりは、マリノス追浜がラインを高め、17がうまく正面に持ち出すなど、ピッチの左右を使いながら、前に出てくる展開に。
しかし、フロンターレ生田は、コンパクトに、じれずに対応を続けていきます。
GKの中島嵩登から左サイド、都島へ付け、月見里との連係から高い位置へ持ち込む場面をつくっていくと、3分には、左サイド、高い位置へ抜け出した中島温が折り返し。
これに礼さ正面でシュートを打ったのは、都島。ゴールへ決まり、1-0。
フロンターレ生田が先制します。
中央へマリノス追浜が持ち込んでくる場面では、都島が速い寄せからマイボールにするなど、守備でも献身的にプレーしていくフロンターレ生田。
最終ラインの藤崎も持ち上がり、縦パスを通し、抜け出した新堀の折り返しに、中島温が右サイド、高い位置へ。
これをカットしたマリノス追浜は、右サイドに展開。3が高い位置へ持ち込んでいきますが、都島がカバー。
さらに中央でボールを回そうとしてくるマリノス追浜。しかし、髙橋がカット。
5分には、17が左サイドから正面へ持ち込んでいきますが、藤崎が対応。ボールを奪っていきます。
すると6分には、フロンターレ生田、藤崎のフィードに、エリア外正面へ動き出したのは保坂。いったんはボールがマリノス追浜にわたるも、奪い返した保坂はエリア内へ。しかし、マリノス追浜の14がカバー。
左コーナーキックとなりますが、これはシュートには結びつかず。
CB の14や3が開いて、3もかかかわってボールを回していこうとするマリノス追浜。エリア前に浮き球のパスを入れていきますが、藤崎がしっかり競り、ボールをものにした中島嵩登はすぐさま右サイドに展開。
守備から攻撃へつなげようとしていきます。
11分には、マリノス追浜、左サイドに展開すると、17は高い位置から速いクロス。雨の中、難しいボールでしたが、中島嵩登がセーブ。
12分には今度はフロンターレ生田、マリノス追浜がボールを回していたところ、奪った上野が持ち出し、その縦パスに、月見里がエリア外正面左へ。
しかし、シュートはGK16がセーブ。
中央で新堀がプレスバックからマイボールに。志田が出足の良い寄せからカット。すぐさま左サイドに展開するなどしていくフロンターレ生田。
14分には、都島のパスに、髙橋がエリア外正面へ。髙橋はシュート。しかし、これは右に。
前半は1-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレ生田は、GK21根岸佑成、最終ラインは右から15月見里遥希、4藤崎琉久、3望月輝夢、2徳政岬、ボランチは8笠倉蓮央、14髙橋一真、右MF13志田龍彦、左MF18都島ダヒル光真、前線にはキャプテンの9保坂俊哉、17中島温。
立ち上がりはマリノス追浜、フロンターレ生田の中央での組み立てを狙いカット。しかし、徳政がカバー。
直後には右サイド、高い位置で11がボールを奪い、前に持ち込もうとしていきますが、ここでも徳政が奪い返していきます。
すると2分には、フロンターレ生田、15が高い位置へ持ち込み、そのパスに中島温がエリア右へ。マリノス追浜が阻んで、右サイドに展開していくも、徳政がここでも厳しく寄せ、最後は望月がマイボールに。
4分には、縦パスに18が抜け出しそうになりますが、望月が厳しい寄せ。前は向かせない、いい対応を見せていきます。
6分には、マリノス追浜、エリア外左へ持ち込んだ2がミドルシュート。しかし、これは右。
フロンターレ生田は、間に笠倉が顔を出しながら、ボールを回していきますが、7分にはマリノス追浜、4がカット。左サイド、裏を突くパスに2が抜け出しそうになりますが、望月がカバー。さらにエリア正面、18が持ち込み、シュートを打とうとしますが、ここでもフロンターレ生田は体を張った守り。
最後は根岸がセーブします。
マリノス追浜が、高い位置でのプレーを続けていく中、望月の体を張った守りや、月見里のカバーなどで対応していくフロンターレ生田。
左サイド、13が中央へ持ち込んでいこうとする場面えでゃ、髙橋がカバーするなど、守備でいい対応を続けていきます。
10分には、徳政のフィードを、エリア外正面で保坂がおさめ、保坂は右サイドに展開。志田が高い位置へ持ち込み、右コーナーキックに。
これをしのいだマリノス追浜はカウンターに持ち込み、2がエリア外左へ。決定的な場面でしたが、シュートは根岸がストップ。
すると直後には、フロンターレ生田、望月の縦パスに、左サイド、背後を取った徳政が高い位置へ。徳政は折り返しますが、マリノス追浜の守りに遭い、左コーナーキックに。キッカーは笠倉、折り返しに正面で中島温がヘディングシュート。しかしこれは右。
12分にはマリノス追浜、中央に顔を出した2のパスに、11が右サイド、高い位置へ。11はエリア外右へ持ち込み、シュートを打ちますが、左にそれていきます。
GKの根岸も加わり、組み立てを図るフロンターレ生田に対し、中央でボールを奪う場面をつくるマリノス追浜。しかし、髙橋や望月がカバーしていきます。
すると14分には、フロンターレ生田、右サイドで志田がボールを奪い、そのパスを正面で保坂がおさめると、エリア外正面、笠倉がミドルシュート。しかし、上に。
直後には正面でボールをおさめた中島温のパスに、髙橋が正面へ飛び出しますが、ここは後半から出場のGK1がセーブ。
15分にはマリノス追浜が、フロンターレ生田の陣内へ仕掛けていき、フリーキックを得るなどしていきましたが、それをしのいだフロンターレ生田。
試合はタイムアップとなり、1-0。フロンターレ生田は決勝へ進出しました。
筆者の仕事のため、この大会について試合の模様を伝えることができるのは、ここまで。
決勝では、フロンターレ生田は、ジェフユナイテッド市原・千葉U-15と対戦。0-0、PK4-2で優勝を果たし、MVPには根岸佑成が選ばれました。
それぞれに個性があり、お互いへの理解も深まっているように思えるフロンターレU-15生田の選手たち。
これからさらにトレーニングを積んで、シーズンを通して、どんな試合を見せていくのか、とても楽しみにしています。
前半1-0 後半0-0 計1-0
フロンターレ生田の先発:50中島嵩登 13志田龍彦 4藤崎琉久 5上野煌士郎 15月見里遥希 14髙橋一真 6戸澤蓮太 7新堀隼 18都島ダヒル光真 9保坂俊哉(c) 17中島温
後半のメンバー:51根岸佑成 15月見里遥希 4藤崎琉久 3望月輝夢 2徳政岬 8笠倉蓮央 14髙橋一真 13志田龍彦 18都島ダヒル光真 9保坂俊哉(c) 17中島温
(文中敬称略)
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