フロンターレU15生田・等々力(1年) – クラブ・ドラゴンズ柏 / ハンガリー大使館杯チャンピオンシップ準決勝

3月10日はUvance とどろきスタジアム by Fujitsuへ。

川崎市、横浜市旭区、相模原市、南足柄市で行われたハンガリー大使館杯の優勝チームなどが競い合う「ハンガリー大使館杯チャンピオンシップ」があり、川崎フロンターレU-15生田とU-15等々力の新1年生たちが、フロンターレU-12として、出場しました。

昨年川崎市、横浜市旭区、相模原市の三つのハンガリー大使館杯の上位２チームによって競われていたチャンピオンシップは、今回新たに南足柄市の大会が加わり、各大会１チームずつの出場に変更。

フロンターレのほかに、横浜市旭区からは二俣川SC、相模原市からはFC.Vinculo、南足柄市の大会からはクラブ・ドラゴンズ柏U-12が出場。
準決勝、3位決定戦、決勝が行われ、フロンターレは、準決勝ではクラブ・ドラゴンズ柏と対戦しました。

【川崎フロンターレU-15生田(1年)・川崎フロンターレU-15等々力(1年) ハンガリー大使館杯チャンピオンシップ準決勝 vs クラブ・ドラゴンズ柏U-12】
3月10日(日)　午前10時キックオフ　Uvance とどろきスタジアム by Fujitsu　晴れ　20分ハーフ

試合を前にしたフロンターレU-15生田・フロンターレU-15等々力の新1年生たち

フロンターレの先発は、GKはキャプテンの50中島嵩登、最終ラインは右から15久村航大、3望月輝夢、13志田龍彦、4梶勇翔、ボランチは8笠倉蓮央、6我妻光、右MF8永田怜大、左MF11北田章将、前線には10吉澤映杜、9荻原光惺。

中島、望月、志田、笠倉、我妻、永田、北田、吉澤とU-12から昇格する8選手に、新たにフロンターレアカデミーに加わる3人の選手が入る構成に。

好天に恵まれたUvance とどろきスタジアム by Fujitsu。開放されたメインスタンドには日差しがたっぷり降り注ぎ、あたたかな陽気に。
多くの両チームの選手の家族らが見守る中、試合は始まりました。

立ち上がり、ラインを高め、前に出ていくのはフロンターレ。間にうまくパスを差し入れ、前に持ち出し、テンポよくボールを回していくと、3分には、正面、間で受けた荻原が縦パス。これに永田が右サイドから正面へ。オフサイドとはなりましたが、いい動きを見せていきます。

クラブ・ドラゴンズも、しっかり組み立てを図り、中央にパスを差し入れていきますが、4分には、我妻がボールを奪い、その縦パスを受けた荻原が前に持ち出し、折り返し。エリア内、我妻が飛び込みますが、惜しくもさわることはできず。

クラブ・ドラゴンズも5分には、フロンターレが左サイドに展開したところ、ボールを奪い、そこから中央に入れていきますが、望月が厳しく寄せ、さらに笠倉がカバー。
前には行かせないいい対応を見せていきます。

ラインを高め、前に持ち上がった志田が、間に顔を出す笠倉に入れるなどしていくフロンターレ。7分には、右サイド、下がり目で永田が出したパスに、エリア右、吉澤が抜け出し、シュートを打ちますが、これは上。

直後には、クラブ・ドラゴンズ、中央でボールを奪うと、19が縦に仕掛けていきますが、これには志田が対応。
志田がすぐさま左に展開すると、荻原が左サイド、高い位置で受け、前に持ち出し、エリア前の吉澤を狙い、パス。
しかし、これをクラブ。ドラゴンズはカット、すぐさま、クラブ・ドラゴンズは右サイドへパス。しかし、梶が奪い返し、そのパスに吉澤がエリア外左へ。
シュートは右にそれていきましたが、いい形をつくっていきます。

9分には、細かいパス回しから、左サイド、北田から正面の吉澤とつながり、右サイド、やや低い位置の永田へ。永田のパスに吉澤がエリア右へ。
これはクラブ・ドラゴンズの選手が阻んで、右コーナーキックに。
キッカーは笠倉。左足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、右サイドに展開。笠倉がクロスを入れると、遠いサイド、ボールをおさめた志田が鋭い切り返しから少し前に持ち出し、シュート。これはサイドネットに。

11分には右サイドでのスローインの流れから、永田が右サイドを仕掛け、エリア右へ。シュートは枠をとらえますが、GK1がセーブ。

12分には、右サイド、久村が我妻との連係から高い位置へ持ち出し、そのパスに吉澤がエリア正面右へ。
鋭い動きから、寄せてきた選手を剝がし、放ったシュートは枠をとらえますが、これもまたGK1がセーブ。

左コーナーキックとなり、吉澤が右足でボールを入れると、こぼれ球を拾い、最後はエリア外正面で、吉澤がループシュート。これは上にそれていきます。

クラブ・ドラゴンズも直後には8が右サイド、高い位置へ。しかし、これは久村がボールを奪い取り、そのパスに我妻がエリア外正面へ。
我妻はミドルシュート。枠をとらえますが、GK1がセーブ。

フロンターレは、我妻や笠倉が中央で動かし、吉澤がエリア正面右へ。そのパスをやや低い位置で受けた久村はクロスを入れるなど、攻勢を続けていきます。

13分には、クラブ・ドラゴンズ、浮き球のパスに11がエリア正面へ抜け出しそうになりますが、志田と望月が対応。
シュートは打たせず、再び前に出ていくと、14分には中央、笠倉の浮き球のパスに、我妻がエリア内へ飛び出し。しかし、GK1の好カバーがあり、シュートにはつながらず。

正面、間に速いパスを入れてくるクラブ・ドラゴンズに対し、志田が出足よくカット。すぐさま、吉澤につけ、攻撃へ転じていくフロンターレ。
北田が左サイドから斜めに仕掛ける動きを見せるなど、ゴールに迫る場面をつくっていきます。

すると19分、フロンターレは中央に望月が持ち上がり、受けた笠倉はエリア内へ、浮き球のパス。これに飛び出した我妻が粘って、シュートを打つと、これが決まり、1-0。
フロンターレが先制点をものにします。

追いかける展開となったクラブ・ドラゴンズは、20が左サイド、流れてボールをおさめ、そこから前に出ていこうとしますが、笠倉、久村が囲い込むようにして対応。
そこから左サイドに展開すると、荻原がエリア左に持ち込みますが、クラブ・ドラゴンズも1対1でしっかり対応。

前半は1-0でタイムアップとなります。

後半、フロンターレはGKキャプテンの50中島嵩登、最終ラインは右から3土本琉斗、2川上琉偉、5上野煌士郎、15月見里遥希、ボランチは14大寺楓真、6戸澤蓮太、右MF7新堀隼、左MF18都島ダヒル光真、前線には10時松隼跳、13渋谷昇汰。

中島を除いた前半のメンバーが下がり、中島、土本、上野、新堀、時松、渋谷とU-12から昇格する5選手に、新たにフロンターレに加わる6人が入る、という構成に。

立ち上がりには、フロンターレ、右サイド、裏を取った新堀がクロス。セカンドボールを戸澤が広い、左サイド、都島へ。都島は正面へ持ち出し、右サイドに展開すると受けた新堀が仕掛けていきますが、クラブ・ドラゴンズの守りに遭い、シュートまではいけず。
しかし、いい形で後半も試合に入っていきます。

2分には、月見里が左サイドからやや中央へ持ち出し、そのパスに都島が左サイド、高い位置へ。都島が仕掛けてクロスを入れると、エリア内に月見里が進入。
ここはクラブ・ドラゴンズの守備の対応に遭い、シュートは打てず。

直後には、川上のフィードに、新堀がエリア右へ。新堀は切り返しからシュートに持ち込もうとしますが、ここでもクラブ・ドラゴンズが粘り強く対応していきます。

しかし、4分にはフロンターレ、左サイド、低い位置で大寺がエリア外正面へ縦パスをつけると、戸澤がミドルシュート。これがGK18の頭上を抜く形で決まり、2-0。フロンターレが突き放します。

直後には上野のフィードに、新堀が右サイドからエリア外正面右へ。これに対して、クラブ・ドラゴンズはファール。
フリーキックを得たフロンターレは、新堀が直接右足でシュート。しかし、これはGK18がセーブ。

7分には、左サイド、都島から正面右に顔を出した新堀につながり、いったん戸澤に預け、右サイド高い位置で受け直した新堀が折り返すと、エリア内左、これをおさめたのは都島。シュートを打つと、GK18は手を延ばすもさわることはできず。3-0。素晴らしい連係からフロンターレが突き放します。

最終ラインの上野も縦に積極的につけ、ゴールを狙っていくフロンターレ。
うまく月見里が左サイドから中央へ持ち出し、エリア外正面左、時松につけると、時松から左サイド、都島へつながり、都島が仕掛け、クロスを入れていきます。

10分には、上野に代わり4藤崎琉久、渋谷に代わり18後藤丈人と、新たにフロンターレアカデミーに加わる2人が入り、後藤、さらに大寺が前線、時松がボランチ、藤崎は左のCBに。

12分には、エリア外正面で、戸澤、大寺、さらに中央に寄った月見里がかかわってボールを回していくと、月見里のパスに、都島がエリア内へ。クラブ・ドラゴンズの守備の対応に遭い、シュートにはつながらなかったものの、ここでも好連係を見せていきます。

14分には、クラブ・ドラゴンズが攻撃をしのいだところ、中央を時松がカバー。
エリア外正面、時松はミドルシュートを打ちますが、これは上。

クラブ・ドラゴンズはフロンターレが間につけてきたところを狙い、パスをカットしますが、土本がカバー。
そこから藤崎が縦に速いパスをつけ、うまく間で受けた時松から右サイド、新堀へ。新堀から正面間で受けた大寺に対しては、クラブ・ドラゴンズがうまく寄せ、そこから左に展開していきますが、戸澤が奪い返し、後藤につなげると、後藤のパスにエリア左抜け出したのは月見里。月見里のニアを抜くシュートが決まり、4-0。
守備から攻撃へ、切り替えの速さ。連係の素晴らしさが光るかたちで、さらに突き放します。

最終ライン、藤崎から受けた月見里がうまく中央を使い、その縦パスに、後藤がエリア正面へ動き出すなどしていくフロンターレ。
19分には、右サイドでボールをカット、エリア正面右、大寺がシュート。しかし、GK18がセーブ。

アディショナルタイムに入り、21分には正面右時松から、戸澤とつながり、戸澤のミドルシュートは右へ。
さらにこぼれ球を拾い、時松がシュートを打ちますが、クラブ・ドラゴンズの体を張った守りが阻んでいきます。

GKの中島の右サイドを突くパスに、大寺が抜け出しそうになるなど、最後尾からもゴールを目指すフロンターレ。
22分には、エリア外右、土本がミドルシュートを打つとこれが決まり、5-0。

試合はタイムアップとなり、5-0。フロンターレが勝利をおさめました。

前半1-0 後半4-0 計5-0
得点：我妻光、戸澤蓮太、都島ダヒル光真、月見里遥希、土本琉斗

フロンターレの前半のメンバー：50中島嵩登(ｃ)　15久村航大　3望月輝夢　13志田龍彦　4梶勇翔　8笠倉蓮央　6我妻光　8永田怜大　11北田章将　10吉澤映杜　9荻原光惺

後半のメンバー：50中島嵩登　3土本琉斗　2川上琉偉　5上野煌士郎　15月見里遥希　14大寺楓真　6戸澤蓮太　7新堀隼　18都島ダヒル光真　10時松隼跳　13渋谷昇汰
交代：渋谷→18後藤丈人　上野→4藤崎琉久

(文中敬称略)