5月12日Anker フロンタウン生田にて行われたプレミアリーグEAST第6節、市立船橋戦。
525人と多くの人々が集まった中、川崎フロンターレU-18は、3-0で勝利しました。
試合後に、ゴールを決めた児玉昌太郎、香取武、知久陽輝の3選手と、長橋康弘監督に話を聞きました。
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◇フロンターレU18 – 市立船橋 / プレミアリーグEAST第6節
「自信がすごくついたというか、
どんな相手でも自分の特長をしっかり生かすというところは、
この6試合できているのかな、と思います」
MF11 児玉昌太郎
〇先制点を振り返ってください。
いつもは僕、コーナーキックに入らないんですけど、練習の時に入る、というかたちになったので。
こぼれ球は常に狙っていたので。それがたまたまボールが自分の目の前に来たので。決められて、良かったかな、と思います。
〇ほかにもコーナーキック、惜しい場面がけっこうあって。今まで取り組んできた成果が出たところはありますか?
そうですね。いろいろ。コーナーキックの蹴り方とか、入り方とかいろいろチームとして工夫しているので。
それが成果として出ているのかな、と思います。
〇去年(市立船橋は)終盤に痛い目にあった相手ですけど、意識しているところってありました?
そうですね。市船さんは最後まであきらめずに戦うサッカーが伝統なので。そこはもう自分たちがやられないように、気合を入れてやっていました。
〇今日は崩しのイメージはどういう感じでやっていました?
イメージとしては、あんまり、なかったですけど。やりながら、相手がすごいマンツーマンというか、人に来るので。
そこの背後のスペースは、やっていて「けっこう空いているな」って、感覚としてあったので。そこから崩せるシーンが多かったのかな、と思います。
〇個人的にパフォーマンス良かったところと、もうちょっとこうしたほうが、というところは?
自分の特長のドリブルとか、スピードとかは、特長として、前半から出ていたかなと思うんですけど、やっぱり、もうちょっとゴールに絡みたいかな、と。
今日は1点取りましたけど。もっとセットプレーだけじゃなくて、崩しのところから関われたらいいかな、と思います。
〇風、強かったですけど、やりづらさはありました?
昨日、前日練習で風強いっていう情報はあったので。昨日も風強くて。今日も風を味方につけようという、チームとしてそういう認識があったので。
やりづらかったですけど、しっかり味方にできたかな、と思います。
〇ここまで6試合やってきて、個人的にこういうところ成長できたかな、というのはあります?
そうですね。自信がすごくついたというか、どんな相手でも自分の特長をしっかり生かすというところは、この6試合できているのかな、と思います。
〇日頃のトレーニングで個人的に意識して取り組んでいることってありますか?
そうですね。自分の特長であるドリブルとかは、試合で出せるように。柴田という、いい相手がいるので。常に練習終わった後の自主練で、1対1をやったりしています。
〇加治佐君や香取君とどんな役割分担でコミュニケーションをとっているのか、教えてください。
2人とも何でもできる選手なので。自分が持った時は自分の特長を生かしてくれるように、スペース空けたり。動き出しをしたりしてくれるので。
そこはもう感謝していますし、自分がちょっとずれちゃったボールとかも、しっかり体入れてやってくれるので。そこはほんと、ありがたいかなと思います。
〇1点取った後、少し膠着状態が続いていましたけど、そこはどんな話をしていました?
絶対苦しい時間はある、と認識していて。そんななかでも焦れずに、自分たちのチャンスが来た時に、しっかり決めきるということはみんな意識していました。
〇前半はドリブルで仕掛けてファールを取ってもらえなかったりとか、あの時間帯がよかったのかなと思うんですけど、前半はどうでした、ドリブルの部分は?
自分の特長が、前半は特に出ていたかな、と思います。
〇後半はふたをされて、逆に特長が出せなかったのかなと思うんですけど、そのへんはどうですか?
相手も、自分の感覚としてはプレッシャーかけてくる感じ変わったかな、というのがあって。あとは単純に体力的な面でも、自分で改善していかなければ、と思います。
〇去年の岡野一君のような感じを受けたんですけど、そんな特長なんですか?
そうですね。似ている、って言ってくれる方もいますけど、目指すところはそこなんですけど、あまり意識しすぎるのは、自分のかたちがあるので。
そこは、自分のかたちに自信をもってやっていこうと思っています。
〇沖縄のトップの合宿に参加した、っていくことはどう生きています?
沖縄もみんなプロの選手ばっかりで。もちろんフィジカルとかも、自分より全然強くて。その中でもやれることがあるな、っていう発見はできたので。
そこは自信をもってやれています。
〇じゃあ、そうとうプラスになっている?
そうですね。
〇かなりサプライズな招集だった気がするんだけど。
はい、そうですね。去年あまり出れていなかったので。そういう意味でも。期待していただいているのかな、という意味で。自分もやってやろう、と感じました。
〇昌平で初黒星した後、2連勝したけど、負けた後取り組んでいることってある?
昌平戦は自分たちのサッカーがとにかくできていなくて。相手がどうこう、とかじゃなかったので。
とにかく自分たちのサッカーができるように、緊張感持ったトレーニングをやれたかな、と思います。
〇勝ちが続いていて、昌平戦では緩みが出た、というか、技術的な問題ではなくて自分たちの問題が出た?
そうですね。自分たちだと思います。
〇今日は500人を超える方たちが来て、応援していたと思うんですけど、サポーターの方たちにメッセージなどをいただけますか?
いつも応援ありがとうございます。今日も勝利することができたんですけど、これからも試合がどんどん続いていくので。
引き続き応援よろしくお願いします。
〇だいぶ左サイドの関君とのコンビネーションがいいな、と思うんですけど、それは実感しているところってありますか?
そうですね。試合を重ねるごとにノリ(関德晴)との関係は良くなっているな、っていうのがあって。常に、ピッチ外とかでもコミュニケーションをとっているので。
そういうところもピッチに出ているのかな、って感じはしますね。
〇2人とも前に仕掛けられる選手だと思うんですけど、試合の中でどっちが前に行こうとか、どんな役割分担を考えてやっています?
そうですね、基本はボールを持った時に、どちらかが合わせて動いてあげるという感じで。そこはあまり意識せずに、自由にやっているような感じですね。
〇次の試合に向けての意気込みなど、教えてください。
次、相手も勝利重ねていて。多分首位対決になると思うんですけど。そこをしっかり勝ち切って。いいかたちで終われるようにしたいと思います。
「櫂大のぶんも自分が決めなきゃと思ったので。
本当にこのゲームで点を取れてうれしかったです」FW9 香取武
〇ゴールについて振り返ってください。
柴田選手がいいタイミングでオーバーラップしてきて。児玉選手が左にいることはわかっていたので。
練習の中でも、クロスへの入り方というのは最近言われていることで。
クロスして入っていくというのは、チームの中で統一されていたので。そのかたちがゴールにつながったので、それはひとつの成果だなと思います。
〇5番の選手(岡部タリクカナイ颯斗)とかけっこう大きな選手がいるなかで。どんな崩しのイメージをもって、試合に入りました?
DFは基本的に自分よりも大きいはずなので。身長があるなかで、どう自分が戦っていくかというのは、ずっと自分で考えていて。
ジャンプするときのタイミングだったり。高い相手でも戦えるために。自分が去年から意識していたことができたかな、と思います。
〇今日香取君自身、もっとこういくことができたらということはありますか?
前半のチームの戦い方として、前負けた昌平戦みたいなイメージがあったので。そういう入り方という部分で、もっと自分たちから勢いをもってやるっていうのは、今後個人としてもチームとしても意識したいな、と思います。
〇昌平戦はどんなところが良くなかった?
昌平戦はやっぱり、自分たち主導で、裏に抜けたり、自分たちから何もせずに終わってしまった感じなので。
やっぱり受けてしまったら、どんな相手にもやられるっていうのは、監督からも言われていますし。
自分たちから攻撃の部分でどんどん仕掛けていくのが大事かな、と思います。
〇前節も含めて、課題は解消できた?
いやまだまだ全然満足できる内容じゃない、というか。前半の戦い方もまだまだ全然、自分たちからやれる。圧倒できると思うので。
そういうところを突き詰めていきたいです。
〇やっぱり、今日は苦しんだ印象ですか?
そうですね、プレミアリーグなので。どこの相手も強いですし。戦い方ひとつで流れというのが変わってくると思いますし。
自分たちが先制できたというのは大きかったですけど、本当に紙一重だったと思います。
〇2点目、3点目が大事だった?
そうですね、前半の入り方も含め、後半もギアアップしていかないと。
2点3点入れるパワーっていうのが出てこないと思いますし。
そういうところはチームとして統一できていたので。点が取れた、と思います。
〇ゴールを取った瞬間に、「並んだ」「追いついた」って言っていたのが聞こえたんだけど、あれは得点王?
そうです。得点今4点目で。庄司くん(庄司啓太郎、横浜FCユース)っていう子が多分1位で。そこに追いついたから並んだ、と。
〇得点王争いというのは意識している?
意識しています。岡崎選手(岡崎寅太郎)が得点王取ったので。自分も取れたらなと思います。
〇番号の想いもある?
そうですね。背負いすぎず、バランスいい感じでやっています。
〇得点を取っていくと相手のマークもきつくなって研究してくるところもあると思うんですけど、それを超えるように心がけていることって何かありますか?
相手に読まれにくい選手になるっていうのは、自分のなかで得点を積み重ねるには、大事だと思うので。
ワンパターンな動きではなくて、動きを組み合わせながら、読まれない選手になるという。対策をされてからが大事になると思います。
〇たくさんのサポーターが来ていて。3点目もすごい沸いていましたけど、サポーターにメッセージなどをいただけますか?
あんなに大勢の方々が来てくれて。自分たちの支えになりましたし。励ましにもなったので。次も絶対に勝たなくちゃいけないゲームなので。
流経大付属柏高校で、そこは1位2位争いなので。絶対に負けられないので。アウェイの11時ではあるんですけど、それは関係ないので。自分たちが絶対に勝ちたいです。
〇キャプテンの土屋君がいなくて。不安だったりとか逆に自分たちでやろうとか、そういう思いってどうだったんですか?
この試合、櫂大がいなくて。
自分がその代わり点を取るっていうのは決めていたので。
それを実現できたので。
〇今土屋君がいないときにリーダー的な立場って誰なんですか?
副キャプテンの1個下の駿佑(林駿佑)だったり。頼もしいですし。1個下とは考えられないぐらいリーダーシップを持っているので。
本当に頼もしいです。
〇では次の試合に向けて。朝早いけど、それでも今日の感じだとサポーターは来ると思います。そういったサポーターに向けてメッセージなどをいただけますか?
本当に前回の昌平戦も含めて、本当にアウェイの中でもたくさんのサポーターの方々が来てくれるので。
本当に自分たちはサポーターなしでは、自分たちは力発揮できないですし。本当に自分たちから試合を進めて。
自分たちからゲームを決めにいくっていう強い意識で臨んで。
11時ですけど、本当に前回の反省も踏まえて、立ち上がりからやっていきたいです。
〇ほかのチームに比べて、フロンターレのサポーター、試合に来てくれる数多いですか?
本当に多いです。はい。うれしいです。
〇ありがとうございます。あと誕生日(5月11日)おめでとうございます。
ありがとうございます。
今日が櫂大の誕生日だったので。特別な試合だったので。
〇じゃあバースデー勝利ですね。
櫂大のぶんも自分が決めなきゃと思ったので。
本当にこのゲームで点を取れてうれしかったです。
「両サイドで『10点取ろう』っていう目標は立てていたので。
児玉も決めて、自分も決めて、あと7点。それはまた頑張っていきたいと思います」
MF8 知久陽輝
〇貴重な2点目でしたけど振り返ってもらっていいですか?
ノリ(関德晴)からすごいいいボールが来て。練習からもああいうボールはあったので。信じて入ることができたのかな、と思います。
〇1点目からはすごい膠着状態が続いたと思うんですけど、どんなことを意識していましたか?
1点取ってからもっと攻撃でアクセントを増やせたら良かったんですけど。チームとしても悪い時間帯というのがあって。
それで後半に臨んで。自分のところでいい時間帯に決めて。そこからチームが波にのって良くなったという感じだと思います。
〇知久君が前からガシガシ行って、相手も嫌がっていたと思うんだけど、どんな役割を認識して臨んでいましたか?
前線からの追い、っていうのはすごい大事だと思いますし。守備のところでもチームで重要になってくるところで。
そこで圧倒したいと試合前には思っていたので。それができたのは良かったと思います。
〇個人的にもっとこういうところをできればなというのはありますか?
自分のところ。左だけじゃなくて右の部分でもボールにかかわって、右からでもチャンスをつくっていけたらな、と思っています。
〇開幕から6試合、個人的にこういうところが成長できたっていうのはあります?
去年あんまり試合に出ることができていなくて。今年は絶対にがんばろうと思っていて。
守備のところはすごい成長できた部分ですし。ゴール前の関係も良くなって。そこで得点も決まって。
そういうところが成長できたところで。長所でもありますし。そこでまたどんどん成長できたらなと思います。
〇今、トレーニングで個人的に取り組んでいることってどんなところですか?
クロスのところはすごい練習したりしているんですけど。中にカットインするときに、その関係性をとか、最後決めきるところを意識してやっています。
〇自分の得意なプレーやストロングポイントはどんなところですか?
カットインしてからサイドに出すパスだったり。自分で決めきるところだったりっていうのは自分のポイントだと思いますし。
そういうとこで成長できたらと思います。
〇あこがれの選手とかイメージしている選手っています?
家長さんとか自分と同じポジションなので。家長さんはすごい落ち着いているので。そこは自分も見習っていきたいですし。チャンスもすごいつくっているので。
自分も見習いたいと思います。
〇去年は新人戦でゴールも決めたりして、春先すごい結果も出していて。それでも試合に出られなくて、去年は苦しいシーズンだったんじゃないかと思うんですけど、それについてはどうですか?
結果はすごい出していたと思うんですけど、それでも去年の先輩は偉大だった、ですし。自分ももっとがんばらなきゃなって下を向かずにやってこれたかな、って思います。
〇今日はゴールを決めて、サポーターのほうに行きましたけど、あれって決めていたりとか?
いえ、決めていたわけではなくて。プレミア初ゴールというのがあって。開幕戦で決めたらすごい良かったんですけど。
そこから6試合も続いていたので。自分たちの点をすごい意識していたので。やっと決められたので。やりました。
〇ベンチのほうに行く人が多いですけど、ちょっと感情的に?
そっちのほうが近かったので。
〇前節児玉君が決めたときに聞いたんですけど、それまではとれていなくて2人で「取ろうね」という話をしていたって聞いたんですけど。前節児玉君が決めて、「自分も」という思いもあった?
焦っていたかんじだったんですけど。両サイドで「10点取ろう」っていう目標は立てていたので。児玉も決めて、自分も決めて、あと7点。それはまた頑張っていきたいと思います。
〇今日、点を決めた後に、長橋監督がセンターサークルに向かって「知久ー!ナイスー!」って喜んでいたんだけど、その姿って見えました?
はい。長橋監督は得点の部分とかすごい喜んでいるので。自分も初得点だったので。よかったです。うれしかったです。
〇左右あわせて10得点?
そうですね。目標なので、またそれが更新できたら、もっと点取りたいなって思います。
〇じゃあ2人で10点ずつ取れるぐらいに…。
それ目指して、頑張りたいと思います。
〇昌平に負けて、そのあと2連勝なんだけど、どういうところが良くなったと思う?
昌平戦は背後の動きがすごい少なくて。全体的になくなって。
前節のレイソル戦は、すごい背後を意識して。それで自分たちの時間帯をつくれていたので。
そういう背後の動きが大事ですし。そこは次の流経戦に向けてもやりたいです。
〇今日来てくれたサポーターにメッセージなどをいただけますか?
いつも応援ありがとうございます。自分としてはすごい力になったので。次の流経戦、それ以降の試合も応援よろしくお願いします。
「後半本当に勇気をもって、ゴールを目指すプレーがたくさん出て。
あれが本来選手たちのやりたいサッカーだと思うので。成長につなげて。
前半からまたああいうサッカーができるように、やっていければ、と思います」
長橋康弘監督
〇今日の試合の総括をお願いします。
去年悔しい思いをしている対戦相手なので、選手たちは今日の試合は特に思うところがあったのかなと思います。
ただ、前半、やっぱりどうしても勝ちたいっていう気持ちが逆にプレッシャーになったのか、なかなか自分たちのサッカーが展開できないなかで、後半本当に勇気をもって、ゴールを目指すプレーがたくさん出て。
あれが本来選手たちのやりたいサッカーだと思うので。これをまた成長につなげて。前半からまたああいうサッカーができるように、やっていければ、と思います。
〇昌平戦のあといろいろ取り組んできたことがあると思うんですけど、昌平戦の課題、取り組んできたことって何ですか?
昌平戦はやはり前半があまり良くなくて、ですね。ボールはつなぐものの、ゴールへ向かうプレーというのが数少ないなかで。
それを受けてレイソル戦は、トップもそうですけど、ああいう姿勢を前半から出していくなかで、とにかく後半を計算せずに、ゴールへ向かおうっていうところで、素晴らしい前半の戦いだったんですね。
今日また元気なくなってしまったので。まだまだ自分たちの力になっていないのは、反省点かなって思います。
ただ、後半からああやってギアを上げられるっていうところは、去年の改善点としているところがようやく出始めたかなっていうふうに思っているところはありますね。
〇2試合連続無失点ですけど、ディフェンスに関してはいかがですか?
そこは本当に素晴らしく思っています。土屋櫂大がいなかったなかで、代わりに入った楠田が、素晴らしい活躍でしたし。
林駿佑も。以前からですけど、2年生とは思えないような、リーダーシップをとって。、空中戦なんかもほぼ今日は負けていないと思うんですけど。
本当に素晴らしい、頼もしい2年生が出てきてですね。継続してまた成長してほしいと思っています。
〇土屋君がいるいないという影響はリーダーシップというところでは感じないですか?
今日もキャプテンをしてもらった海(加治佐海)もそうですし、柴田だったりとか、去年から試合に出ている選手で、去年の悔しさもグラウンドで出ている選手なので。
そういった子たちが積極的に声をかけながら、やってくれています。
また、林駿佑も今年副キャプテンをやってもらっているんですけど。彼のああいうリーダーシップというんですかね。
本当に昔からそういう特長があって。本当に素晴らしいコーチングをグラウンドの中でしてくれる選手なので。
本当に土屋櫂大がいなくても、その代わりをしっかりとその3選手が、チームを引っ張っていてくれていると思います。
〇コーナーキックでもいい場面がありましたけど、取り組んできた成果って感じますか?
やっぱりセットプレー。去年の反省点でもあるんですよね。
コーナーキックを数えたらすごい数だったんですよ。
で、そのなかでこのチャンスをどうやったらものにできるか。
逆に失点も去年、失点の中でもセットプレーからの失点が、ちょっと多かったので。
総失点の中では、セットプレーがかなりの割合で、セットプレーでやられているところがあるので。
もう立ち上げのところからちゃんとできるように、時間かけてきたところではあるので。
今のところ攻守にわたって、いい成果が出ていると思います。
〇開幕のころに比べて、ここ最近できるようになったっていうところはあります?
自分たちが相手を見て、どういうふうにサッカーを展開していくかっていうゲームコントロールに関しては、しっかり相手を見ながら。
今日で言いますと、市船さんのああいうハイプレス。人に対してすごくこう直線的にプレスが来るなかで。
矢印をしっかりひっくり返すなかで。背後から狙うとか、そういったプレーは出ていたので。
そういうところで言うと、選手たちが自分たちが今、何をすべきか。コントロールしようとして、そこに対して、ちゃんと目を合わすっていうことをやってくれているのかなっていうふうに思います。
そこはちょっと成長しているのかなっていうふうに思います。
〇この1年の中で、今取り組んでいることってどんなことですか?
継続して。後半足が止まらないというか。さらにギア上げられる、チームになっていくっていうところは、継続的にトレーニングでやっているところではあるので。
それは継続してやっていかないと身につかないものではあると思うので。
継続してやっていきたいと思います。
ただ、チャンスのわりに得点の数がっていうことを考えると、ラストの精度だったり、連係だったり。
そういうところももっと深めていかなければいけないかな、と思います。
〇後半良くなったって言っていましたけど、ハーフタイム、監督から言うんじゃなくて、割と選手に話させて、そのあとポイントポイント絞って話していたと思うんですけど。選手たちは自立的に改善点見つけているっていうことなんですね?
もう、まさしく今年の選手の持っている良さっていうんですかね。自分たちで本当に改善しようとしている。
成長しようとしている。練習中からありますので。で、話している内容というのが本当に素晴らしい内容で。話をしているので。
言うことないかなって。そこは尊重して、というか。私が言うよりいいものができあがりどうなので。
私は本当にチームのために黙っている、はい。
〇3年ぐらい前は監督は「もっと戦え」と言っていたと思うんですけど、今は言わない状態?
そうですね。ある程度の部分に関して、選手たちの基準は上がってきて。それがないとどんな相手にも厳しい試合になるっていうのは、選手たちもわかっていて。
そこが薄まってくると、(選手たちから)「やれよーっ!」って話は本当に聞こえてくるので。すごいな、と思っています。
〇今日3点目取った後に、みんなで喜んだ後に、「知久ーナイスー!」と声掛けしている姿が印象的だったんですけど。あれはそういうふうに心がけているんですか? 体が動くんですか?
あの、大きい声が出なくて。「今言っても聞こえないのかな」っていうのと、やはり知久は特に、頭から出ている選手で一番得点が欲しかった選手だったと思うんですね。
おめでとう、という気持ちを込めて。はい。伝えました。
〇知久君、去年春先は結果を出していて。それでもプレミアには出られなくて。今年に懸ける思いというのは強いんじゃないかと思うんですけど、それについてはどうですか?
もう本当に去年から悔しい気持ちを持っていた選手ですので。とにかく試合に出ているのは彼自身がつかんでいるものですし。
そこに対して、私の要求というものをしっかり取り組んでくれているからこそ、攻撃的な良さっていうのがちょっと薄くなっていた時期があったんですけど。
ようやく本当に相手にも脅威を与えるような、プレーというものが出始めてきているので。
ここからさらに期待してほしいな、って思います。
〇また、改めて。今日またすごいサポーターのひとが来ていましたけど、あれはどうでしたか?
いつものことですけど、本当にありがとうございます。選手たちも昨日トップのゲームがあって、3-0っていうところはかなり意識していたと思うんですね。
結果的に偶然3-0ではあるんですけど、選手たちは絶対にトップに続けという思いでやっていたと思います。
そのへんの気持ちは伝わったと思うんですけど、まだまだ内容に満足している選手はいないと思いますので。
これからも成長して、応援されるような、愛されるようなチームをつくっていきたいと思います。
引き続き応援をよろしくお願いいたします。
◇
昨年はホームでの対戦では終了間際に追いつかれ、2-2。アウェイでは2-0から3点を入れられ、2-3と悔しい思いをした市立船橋を相手に、3-0で勝利を収めたフロンターレu-18。しかし勝利を喜びつつも、内容には誰一人満足してはいない。
結果にも内容にもこだわりながら、成長していく、というフロンターレU-18がかかげているものが、チーム全体に共有されている。
改めて、そう考えさせられるものがありました。
次節は4勝2分け、勝ち点差1で2位につける流通経済大柏との首位攻防戦。相手も必ず強い気持ちをもって臨んでくる試合で、選手たちが見せるプレーのその先にまた、大きな成長があるのだ、と思います。
次戦:プレミアリーグEAST第7節 vs 流通経済大柏
5月18日(土) 午前11時キックオフ 流通経済大学龍ケ崎フィールド
(文中敬称略)
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