川崎フロンターレのホームゲーム開催時に配布されている「みんなのチラ裏」。
川崎そだちは、2025年シーズンより「川崎そだちのアカデミー通信」と題したコーナーを担当。
フロンターレのアカデミーに関する情報を掲載させていただいています。
今回は5月14日の横浜FC戦配布分、MF10平塚隼人選手のインタビューの詳細版。
インタビューは3月27日に実施しました。

〇自分のプレーについて、サポーターに見てほしいところは?
攻撃の時に自分のプレーでチャンスを生み出せる。得点につながるプレーを見てほしいです。
〇背番号が10番になったことについて、何か言われたりとかしました?
いや、特に言われてはいないですね。
〇10番をつけると決まったときに、どう思いました?
代々すごい選手がつけていた番号なので。それに恥じないような数字を残せるように頑張りたいです。
〇ここまでのチームの出来についてはどう思いますか?
J-VILLAGE CUPは優勝できなかったんですけど、目標はみんな同じ方向を向いていて。
日々の練習や試合をやれているので。いい方向に向かっているかな、と思います。
〇今年のチームの目標としてはやっぱりタイトル?
はい。
〇チーム全体で、最初にどういうふうに目標を掲げました?
森さんが「タイトルを取る」って言っていたんですけど。
「目の前の試合を1試合1試合勝ち進んだら、結果としてタイトルを取れる」って言っていたので。
「優勝」「優勝」じゃなくて、「目の前の試合を勝つことに集中するように」と言われました。
〇個人としては、今年はどういう目標がありますか?
個人としては、5ゴール5アシスト以上を目指しているんですけど。
それ以上行きたいなって思っています。
〇ずっとフロンターレでやってきたと思うんですけど、小さいころから憧れてきた選手っていますか?
自分が小3の時に田中碧選手がユースの一番上の学年でやっていて。
そのプレーを見たときに「ああなりたいな」って思いました。
〇ドリブルも得意なプレーなのかなと思うんですけど、参考にしている選手は?
今セルティックにいる旗手怜央選手を見ていて、すごいプレーが面白い、と思っていて。
自分もボールを持ったら何かしてくれると思うようなプレーをしたい、と思っています。
〇サッカー以外に何か好きなことはありますか?
サッカー以外だと。サッカー関係なんですけど、プレミアリーグや海外の日本人が関係している試合を見ることが好きです。
〇特にどの選手のプレーを見ている?
あんまり自分のプレーとは関係ないんですけど、ブライトンの三笘選手の試合は毎回見ています。
〇毎回すごいプレーをしていますよね。
すごいですね。トップクラスのリーグにいて、ああいうプレーをしているので、それを見て自分も感じるというか。「うまくなりたいな」って思いますね。
〇同世代で仲がいい選手は?
恩田裕太郎選手はずっと一緒にいます。
〇サッカー以外で遊びに行ったり?
遊ぶってなったら、松澤君か楠田君ですかね。
〇どんなことを?
カラオケとかは行っていますね。
〇好きな音楽はあるんですか?
平井大さんはけっこう好きです。
〇試合前とかにも聞いたりとか?
聞いたりしますね。
〇今年のチームのどういうところをサポーターの人に見てほしいですか?
一人一人の個性というか、すごい、みんな大きな武器を持っているので。
それがひとつになれば、どこのチームにも負ける気がしない。
一人一人の個で打開するところだったり。ボールを奪いきるところが強みなので。そこを見てほしいです。
〇サポーターの方にメッセージをいただけますか?
毎試合すごい声援で。
それがあって自分たちは勝てていると思っているので。
すごい、大きな声援を送ってくれたらうれしいです。
◇
インタビューから2カ月ほど。
プレミアリーグEASTでのフロンターレU-18の戦績は、3勝2分け3敗。
5月18日、麻生グラウンドで行われた鹿島アントラーズユース戦を1-6。3連敗で中断期間に入ることになりました。
しかし、うまく行かない試合でも、東京ヴェルディユース戦(〇3-2)や昌平高校戦(〇4-3)など、その力ががっちりかみ合ったときには、どこにも負けることはない。そんな力を選手たちは持っています。
思い起こせば、平塚選手があこがれの存在に名を挙げた、田中碧選手が背番号10をつけた2016年、フロンターレU-18は、プリンスリーグ関東の最初の5試合を1勝1分け3敗。特に第3節から第5節までは、3連敗。うまく行かない状況で、中断期間に入りました。
そこから徐々に選手たちが力を出せるようになり、夏の日本クラブユース選手権では3位。プリンスリーグ関東は、4位でシーズンを終えることになりました。
2025年のフロンターレU-18も必ずそんな力は持っているはず。
平塚選手も、ボールを持ったら何かやってくれる。そんな期待感にあふれた選手です。
かつての田中碧選手のように、フロンターレのアカデミーの後輩たちが道しるべにするような、そんな活躍をピッチで見せることができますように。
活躍をとても楽しみにしています。
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