12月16日は、NTT東日本志木総合グラウンドへ。
川崎フロンターレU-18の1、2年生たちが、Jユースリーグの第5戦、大宮アルディージャU-18戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 Jユースリーグ vs 大宮アルディージャU-18】
12月16日(土) 午前11時キックオフ NTT東日本志木総合グラウンド 晴れ
ここまで4勝のフロンターレ。
先発はGK21松澤成音、最終ラインは右から34柏村涼太、36藤井漣祐、5土屋櫂大、37平内一聖、ボランチは26齊名優太、18八田秀斗、右MF22加治佐海、左MF24児玉昌太郎、前線には39新堀翔、28香取武。
大宮は2勝1分け1敗。
先発はGK16清水飛来、最終ラインは右からキャプテンの13斉藤秀輝、26酒井舜哉、25藤原朝日、19茂木祐哉、ボランチは22山中大智、23田中翼冴、右MF28田中奏良、左MF17丹野豊芽、前線には33斎藤滉生、18登丸楓吾。
10月28日、フロンターレのホームで行われた試合では、香取武が2ゴール、児玉昌太郎が1ゴール。大宮は野口蒼流がゴールを決め、3-1。フロンターレが勝利しています。
12月も半ば。好天に恵まれたNTT東日本志木総合グラウンドは季節外れの暖かさ。
選手の家族らに加え、フロンターレのサポーターも駆け付け、ピッチの脇には横断幕を掲出。グラウンドを見下ろす土手から見守るなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは、ラインを高めてくる大宮に対し、フロンターレがコンパクトに対応。マイボールにすると、裏を突く浮き球を入れ、前に出ていこうとしていきます。
2分には加治佐の浮き球のパスを、中央で香取がおさめ、右へ展開。抜け出した加治佐がクロスを入れると、エリア内へ進入した香取はダイレクトでボレーシュート。
これは右にそれてしまいましたが、チャンスをつくっていきます。
フロンターレは、さらに5分には、齊名や香取がかかわり、柏村が右サイド、高い位置へ。柏村のクロスは大宮がエリア内でクリア。
右コーナーキックとなり、加治佐が右足でボールを入れると、左サイドでセカンドボールをものにしたフロンターレは、児玉から八田とつながり、八田のパスに、加治佐がエリア正面右へ。
加治佐はシュートを打ちますが、これは左に。
フロンターレがセカンドボールへの反応の速さを見せるのに対し、大宮もGKの清水に最終ラインの酒井や藤原、田中翼冴がかかわり、組み立てを図っていきますが、フロンターレはフィードに対しては、土屋が平内につながるようにして対応。
中央で、フロンターレは齊名や八田、児玉、大宮は田中翼冴や山中らがボールを奪い合う展開が続いていきますが、フロンターレは八田のカバーからマイボールに。
そこから土屋や藤井が最終ラインで動かし、土屋のフィードに、平内が左サイド、高い位置へ動き出すなどしていきます。
9分には、藤井から中央で受けた齊名がうまく右サイド、加治佐へつながるパス。加治佐が高い位置へ持ち込み、クロス。しかし、これはシュートにはつながらず。
それでも、左へ流れたボールを児玉が粘り強く追っていき、簡単には大宮の攻撃へはさせず。
大宮も中央でボールを奪う場面をつくり、そこから高い位置へ動き出した丹野へつなげていこうとしますが、齊名が粘り強くスライディングでボールを奪い取る素晴らしいプレー。
11分には、さらに大宮、茂木のフィードに、登丸がエリア左へ抜け出しますが、土屋が厳しく寄せ、シュートは打たせず、大宮の左コーナーキックに。
大宮のキッカーは茂木。左足で遠いサイドへ入れると、エリア外正面右、こぼれ球に反応した田中翼冴のシュートはゴール右をとらえますが、松澤が手を伸ばして、これを阻む好セーブ。
大宮の大チャンスを、最後のところで阻んでいきます。
次第に大宮がボールを動かしながら、長いボールも交え、前に出てくる展開になり、15分には、フィードに登丸がエリア正面右へ。登丸はシュートを打ちますが、平内が体を張りブロックする素晴らしいプレー。
大宮の右コーナーキックとなり、茂木は遠いサイドへボールを供給。斉藤が合わせますが、フロンターレはブロック。左コーナーキックとなり、茂木がボールを入れると、またも、遠いサイドで斉藤が合わせますが、これは右に。
大宮も精度の高いセットプレーからゴールをおびやかしていきます。
フロンターレは、17分土屋のフィードに、加治佐がエリア正面へうまく抜け出し、シュート。しかし、これは左に。
再びテンポ良く最終ラインから組み立て、背後を狙ってくる
大宮。19分には、酒井のパスから斉藤が高い位置から折り返しますが、土屋が対応。
20分には、高い位置でカットした大宮。エリア正面、登丸がうまく切り返し、シュート。しかし、左にそれていきます。
フロンターレも、直後には柏村が右サイド、高い位置へ。。柏村がクロスを入れると、遠いサイドでボールをおさめた児玉は香取にいったん預け、左サイドで受け直し、クロス。
これにエリア正面、飛び出した加治佐のヘディングシュートは枠をとらえますが、清水がセーブ。
22分には再び大宮、高い位置でボールをカットし、左サイド、うまく流れて受けた登丸はクロス。遠いサイド、フリーで抜け出した田中奏良がシュートを打ちますが、これは力が入ったのか、上に。
23分には、大宮、ルーズボールにうまく高い位置へ登丸が抜け出す場面をつくりますが、土屋がカバー。
さらに右サイドから持ち込むと、エリア正面右、斉藤が抜け出しますが、八田がボールを奪い取り、シュートは打たせず。
中央で香取や齊名、八田がかかわって動かしていこうとするフロンターレに対し、大宮はボールを奪って、登丸に預け、そこから高い位置へ持ち込もうとする場面をつくりますが、藤井や土屋が対応していきます。
27分には、土屋から左サイド、平内につながり、平内から受けた児玉は、エリア外左へ。これに対して、大宮はファール。フロンターレのフリーキックに。
キッカーは新堀。右足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、エリア外正面で、柏村がフィード。これに土屋が飛び出しますが、大宮のGK清水がセーブ。うまく際どいところにボールを入れ、ゴールに迫っていきます。
大宮も、酒井、藤原に山中が下がり目に顔を出すことで、ボールを回していきますが、フロンターレはコンパクトに、粘り強く対応。
香取も下がり目に下り、マイボールにし、そこから加治佐、柏村とつながり、柏村が高い位置からクロスを入れる場面をつくるなど、しっかり守備から攻撃へつなげていきます。
大宮が後ろから組み立てを図る場面では、香取や新堀らを先頭に前からプレスをかけ、簡単にはいかせず対応していくフロンターレ。
中央で齊名や八田らが囲い込むようにしてボールを奪う場面をつくり、30分過ぎには再び自分たちでボールを動かせるようになっていきます。
35分には、柏村から中央右で受けた齊名は浮き球のパス。右サイド、高い位置へ抜け出した加治佐が折り返すと、エリア正面、うまく入り込んだ香取のシュートは枠をとらえますが、清水がセーブ。
さらにフロンターレは、齊名がうまく右サイドを突くパス。これを柏村がおさめ、加治佐との連係からゴールの前に迫っていくと、37分には、藤井のフィードに、加治佐がエリア正面へ。これに対しては、大宮が厳しい守りを見せ、シュートにはつながらず。しかし、出し手と受け手のうまい連係からチャンスをつくっていきます。
大宮も38分には、左サイド、高い位置へ抜け出した登丸から正面の斎藤へつながり、斎藤のパスに、田中奏良がエリア外右へ。しかし、シュートは上にそれていきます。
藤井や土屋、柏村、平内が多く触れ、新堀や八田、児玉も中尾いうに顔を出しながら動かしていくフロンターレ。右サイドでは柏村や加治佐、香取もかかわりボールをうまく回していきます。
41分には、柏村が高い位置へ持ち込み、クロス。しかし、これはシュートにはつながらず。
大宮も、42分には、藤原のフィードに、田中奏良が高い位置へ抜け出しますが、これに対しては土屋が対応。
さらに斉藤のフィードに、田中奏良が右サイド、高い位置へ抜け出しますが、平内が粘り強く体を入れていき、最後は田中奏良のファールに、
選手それぞれがしっかり球際の部分でも戦い、しのいでいきます。
すると44分には、齊名から受けた香取は、右サイドを突くパス。これに抜け出した新堀がエリア外右、うまく反転してシュート。これは惜しくもポストに。
ゴールとはなりませんでしたが、これには見守っていたフロンターレサポーターもどよめき。
互いにチャンスをつくる中で、ゴールは生まれず。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半、大宮はGKが清水から21野口依吹に。
フロンターレは交代はなく、スタート。
立ち上がり、フロンターレは八田が間に顔を出し、最終ラインの藤井がうまく斜めに速いパスを入れ、それを香取がおさめることで高い位置で時間をつくり、新堀も下がり目で受けるなどしながら、相手陣内で時間をつくっていきます。
大宮も、それに対し、右サイドで斉藤がマイボールに。そこからGKの野口がエリア前に正確なボールを入れていきますが、土屋が対応し、チャンスにはつながらせず。
すると5分には、土屋の右サイドを突くフィードに、柏村が高い位置へ。柏村がクロスを入れると、セカンドボールを拾った齊名の縦パスに、加治佐がエリア右へ抜け出し、シュート。
これは野口に阻まれたものの、セカンドボールへの反応の速さからチャンスをつくっていくフロンターレ。
八田や齊名がテンポ良くボールを動かし、香取も下がり目で受ける一方、柏村が右サイドの高い位置へ。うまく間に新堀が顔を出し、アクセントを加えながら、ボールを回す時間が続いてきます。
8分には、右サイドでのスローインを、エリア右で加治佐がキープ。ボールをエリア外右、下がり目で受けた齊名が浮き球のパスを入れると、エリア内、抜け出した香取はシュート。しかし、大宮は体を張り、ブロック。
フロンターレは、浮き球に対しては土屋が対応。大宮がつないでいこうとする場面では、加治佐が厳しくプレス。自分たちのスローインにし、相手陣内でのプレーを続けていきます。
10分には、中央でマイボールにした加治佐から右サイド、加治佐へ。加治佐がクロスを入れると、エリア内、飛び込んだ新堀がヘディングシュート。しかし、左に。
大宮も直後には、山中が中央でカットし、右サイド、田中奏良へ。田中奏良はエリア外右へ持ち込み、折り返しますが、土屋がカバー。最後は松澤がセーブ。
11分には、フロンターレ、うまくエリア外正面のスペースで受けた香取がスルーパス。これにエリア正面、児玉が抜け出しますが、大宮の酒井が厳しく粘り強い、寄せでカバーする好プレー。
惜しくもゴールとはなりませんでしたが、決定的な場面をつくるフロンターレ。
エリア前への浮き球に対しては、土屋がしっかり競り、GKの松澤、土屋や藤井、低い位置に八田も顔を出しながら、ボールを回していき、齊名の左サイドを突くパスに、背後をうまくとった平内が仕掛けていくなど、攻勢が続いていきます。
すると14分、フロンターレは、左サイドで齊名がエリア左へのパス。これに抜け出した児玉がうまく反転。寄せてきた選手を振り切り、倒れ込みながらもシュートを打つと、ボールはゴールのなかへ。1-0。
試合後、「感覚で反転できるなと思った」と語っていた児玉。素晴らしい判断と動きで、先制点をフロンターレにもたらします。
大宮はこの際に、酒井が負傷し、代わって15大西海瑠がCBに。
大宮も18分には、GKの野口を起点に、田中翼冴から右へ展開。右MFにポジションを移していた丹野は、下がり目で縦パス。これに斉藤が抜け出しますが、土屋がカバー。
19分には、左サイド、茂木のフィードに、登丸が正面へ抜け出しそうになりますが、平内がしぼって対応。
さらに左サイド、高い位置へうまく流れて受けた登丸がクロス。しかしここでも平内が対応。守備でも集中力を持って、大宮の攻撃に向き合い続けていきます。
20分には、今度はフロンターレ、右サイド、柏村からうまく中に寄って受けた齊名とつながり、齊名の縦パスに、加治佐が右サイド、高い位置へ。
加治佐がクロスを入れると、ニアに新堀が飛び込みますが、野口のセーブに遭い、右コーナーキックに。
加治佐がボールを入れると、エリア内、齊名がボールをキープ。齊名のリターンを受けた香取のシュートは枠をとらえますが、野口の好守に遭い、惜しくもゴールとはならず。
左コーナーキックとなり、新堀が右足でボールを入れると、右サイドで八田がセカンドボールを拾い、正面の土屋へ。土屋のフィードに、エリア内、飛び出した齊名がヘディングシュート。しかし、これは上に。
大宮も、高い位置へ持ち込んで、24分にはコーナーキックを得ますが、松澤がパンチング。そこから攻撃に転じると、香取から児玉とつながり、児玉のパスに、高い位置へ抜け出した平内は左クロス。遠いサイド、齊名が飛び込みますが、これは枠外。しかし、ボランチの齊名も流れの中で、エリア内へ積極的に飛び出す。素晴らしい攻撃を見せていきます。
26分には、さらにフロンターレ。フィードに香取が高い位置へ動き出すと、正面でボールをおさめた加治佐はミドルシュート。しかし、上に。
大宮も直後には中央、山中がスルーパス。これにエリア正面へ丹野が抜け出し、エリア正面左へ持ち込みますが、松澤が粘り強くコースを消しに行き、シュートは右にそれていきます。
ボールを後ろからつなぎながら、藤井のフィードに、加治佐が正面へ抜け出す場面をつくるなどしていくフロンターレ。
大宮が中央に展開していく場面では、八田がカット。高い位置へ顔を出す田中翼冴に対しては、藤井が寄せ、前には行かせず。
さらに登丸がうまく間で受け、前に持ち込もうとしていきますが、藤井や土屋が厳しく寄せていき、シュートは打たせず。
最終ライン、大西がうまく持ち上がり、藤原や山中とかかわって前に出ようとしていく大宮。しかし、フロンターレはコンパクトに、新堀や香取が高い位置で連動しプレスをかけるなどしながら、対峙。
やや、大宮がボールを持つ時間をつくる中、チャンスはつくらせず、自分たちの流れに持っていきます。
31分には、右サイド、下がり目で受けた八田が浮き球のパス。児玉がエリア正面右へ。これはオフサイドとはなりましたが、いい動き出しに。
さらに齊名から香取とつながり、香取のパスに、加治佐が正面へ。ここは大宮の寄せも速く、シュートにはつならず。
34分には、下がり目で受けた八田が児玉にいったん預けると、児玉のスルーパスにエリア左へ動き出しますが、これはおさめることはできず。
大宮も、35分には、右サイドでのスローインの流れから、折り返していきますが、エリア内で藤井が対応していきます。
フロンターレは37分新堀に代わり41恩田裕太郎、柏村に代わり17柴田翔太郎。大宮は斎藤に代わり24平家璃久斗。
中盤で齊名、八田を中心にテンポを上げ、前に出ていく動きを続けていくフロンターレは、左サイド、高い位置で八田や児玉、平内が連係。エリア近くでプレーを続けていきます。
40分には、藤井のフィードに、高い位置へ抜け出した恩田が、粘り強くボールをおさめ、エリア右への仕掛け。これにはエリア内で大宮が対応していくも、高い位置で八田がボールをものにし、右サイドの加治佐へ。
フロンターレボールのスローインにし、相手陣内でのプレーにつなげていきます。
すると42分、フロンターレは、齊名から加治佐とつながり、右サイド、柴田へ。高い位置へ持ち込んだ柴田がクロスを入れると、エリア内、飛び出したのは齊名。ヘディングでシュートを打つとこれが決まり、2-0。
突き放したフロンターレ。齊名を先頭に、ピッチ脇で見守っていた選手たちのもとへ駆けていく選手たち。これには見守っていたサポーターたちも拍手を送ります。
43分にはさらに、フロンターレ、高い位置で恩田がプレス。ボールをものにし、いったん児玉に預けた恩田は左サイドからの折り返し。エリア内、香取が飛び出しますが、GKの野口と交錯。これは香取のファールに。
大宮も、GKの野口がエリア前に正確なボールを入れ、これに平家が動き出していきますが、藤井がカバー。
さらに平家のパスに、登丸が左サイド、高い位置へうまく流れ、仕掛けていきますが、藤井が対応。
アディショナルタイムに入り、47分には、大宮、斉藤が右サイドから浮き球のパス。エリア内、飛び出した登丸がヘディングでシュートを打ちますが、枠はとらえられえず。。
さらに山中から右サイドを突くパスが出て、高い位置への展開をつくろうとする大宮。しかし、平内が対応。児玉との連係から平内は高い位置へ持ち込んでいきます。
加治佐から受けた柴田が高い位置へ持ち込み、右コーナーキックを得て、柴田がボールを入れ、プレーが途切れたところでタイムアップ。
2-0。
3年生が抜け、1、2年生のみでの練習が始まったフロンターレ。その初戦となった試合を勝利。Jユースリーグでの連勝を5にのばしました。
前半0-0 後半2-0 計2-0
得点:児玉昌太郎、齊名優太
◇試合後、長橋康弘監督、児玉昌太郎、齊名優太の2選手に話を聞きました。
「すごい良い雰囲気で。『3位で終われないでしょ』って。『来年はもう絶対に優勝するぞ」っていう気持ちが、トレーニングでも見えていた」
長橋康弘監督
-お疲れさまでした。まず、試合を振り返ってみて、いかがですか? けっこう前半はピンチもあって、動きも重かったのかな、と思ったのですが、それはいかがですか?
今週、かなり負荷の高いトレーニングをしました。リーグ戦終了した中で、できたこととできなかったこと、整理しながら、トレーニングの中で話をしながらですね。
後半の戦いが課題だったところもありますし、負荷の高いトレーニングをした中で、今日のゲーム、いいトライをしてくれたのかなと思います。
-3年生が抜けて、練習の雰囲気はいかがですか?
本当にね、私らが切り替えられなかったんだけれども、選手たちが「次、ぜってえやるぞ!」っていうね、なんかもう、気持ちで。
俺らが休んでいられない、っていうところで。逆に選手たちの気持ちに負けないように、私らも「よっしゃ、やろうぜ」っていうところでですね。
すごい良い雰囲気で。「3位で終われないでしょ」って。「来年はもう絶対に優勝するぞ」っていう気持ちが、トレーニングでも見えていたので、素晴らしい空気感の中でトレーニングできていますね。
-以前に紅白戦がすごい面白い、ということをおっしゃられていたと思うんですけど、それは3年生が抜けてもできていますか?
はい。それがまた継続されて。めちゃくちゃ面白いゲームをしてくれています。
やっぱり、試合に誰が出るか分からないくらい、力が拮抗した中でやってくれることが、そのなかで競争が生まれますし、またチーム内での競争意識。そういうものがこれからも見られるのかな、と思いながら見ていましたけど。
良い感じでしたね。
-これで明日神奈川県クラブユースリーグがあって、週末のJユースリーグで年内の活動は終わるような感じですかね。
一応ですね、年内に県リーグを消化しなくてはいけなくて、水曜日に県リーグがあって、土曜日の鹿島のJユースで今シーズンは終わる、というスケジュールです。
-その試合で何か目標など、ありますか?
一応、今日含めて、残り今年は4試合ある中で、ちょっと「個人として、チームとして、チャレンジしていこう」っていう話はしているので。
今日も、とにかくFWのタケシ(香取武)とかカケル(新堀翔)とか、逆にワイドの児玉とか海(加治佐海)とかでいうところでいうと、選手たちが長くやっているぶん、それぞれの特徴。長所だったり、短所だったり、選手たちの方が分かっている。
そのへんのところを、ちゃんと話しながら、「大胆にチャレンジしていこうね」っていう話はしていたんですけれども。
よくやってくれたのかな、と。選手たちはまた、逆にチャレンジしたからこそ、「こういうとこ、改善しなきゃな」っていうところが見えてくると思うので。
そう言った意味でも、残り3試合、大事なゲームになるのかな、と思います。
-今日もサポーターの人に。そんなに大きく告知とかしているわけではなくて、それでもけっこう来ていて、期待を感じると思うんですけど、どうですか?
まだ、終わったばっかりなのに、志木まで来てくれてですね、いつもありがとうございます。
今日も怪我人の子たちと、「ちょっとおまえ、見てみろ」って。来てくれてですね、サポーターの方が。やんなきゃいけないですよね。
本当にもう、私ら、内容と結果、新しいチームでやっていきたいと思っていますので。
継続して応援、よろしくお願いします。
「今年、3位という悔しい結果になってしまったので。
必ずファイナルに行って。トロフィー掲げられるようにしたい」
MF24 児玉昌太郎
-お疲れさまでした。まずは今日の試合振り返ってみていかがですか? 自分の特長とか出せました?
そうですね、自分の特長としてはスピードとか、ドリブルとか、そこからのシュート、クロスというのが特長なので。岡野一恭平選手とか志村海里選手とか、すごい先輩がたがプレーしているのを見て、「自分もあれくらいやれるな」っていう自信があったので。今日はその先輩たちを超えられるように、という意識で、プレーしていました。
-得点も決めましたけど、得点シーンについて振り返ってもらって、いいですか?
齊名優太が、ボール持った時に目が合ったので。「自分に来るな」って思ったので。入った時に、感覚で「反転できるな」って。
-すごいうまく反転していて…
そうですね、うまく反転できるなって思って。いいところにボールを置けたので。あとは潜って決めるだけでした。
-どちらかというとチャンスメークをするというイメージがあって、ユースでは得点とかできていました?
そうですね、公式戦、プレミアリーグでは得点できていなくて。それこそ、Jユースとか練習試合では、得点、少ないんですけど、決めていて。
今年からサイドハーフ、チャレンジしようという感じで、形になったので。やっぱり得点、数字が大事なので。得点取れて良かったです。
-じゃあ、今後の自信にもなるような。
そうですね、自信にもつながる得点でした。
-これから目指すプレーヤー像って何かありますか?
やっぱりフロンターレの偉大な先輩である三笘薫選手。やっぱり目標としていて。点も取れるっていうような選手なので。その選手以上になれるように。
目指したいな、と思います。
-今年はちょこちょこプレミアリーグでも途中出場などで出ていたと思うんですけど、今年を振り返ってみてどうでした?
もうちょっと出場時間とか、試合に絡める機会とか増やしたいなと思っていたんですけど。
すべてうまくいくことはないと思うんですけど、そのなかでもアシストとかチャンスメークとかいう部分では多少できたのかな、って思います。
-来年、もう最終学年だと思うんですけど、来年に向けての目標を教えてもらってもいいですか?
今年、3位という悔しい結果になってしまったので。必ずファイナルに行って。トロフィー掲げられるようにしたい、と思います。
-じゃあ、自分もプレーで貢献できるような感じで。
そうですね、しっかりプレーしたいと思います。
-今日もサポーターの人、けっこう来てました。どうでした?
プレミアリーグ以外でも、こんなアウェーの遠いところまで来てくれるのってフロンターレだからこそ、だと思うので。もう本当にありがたく思っていますし、疲れているときにサポーターが応援してくれている姿を見ると、自分もひとふんばりしようと思えるので。本当にありがたいですね。
-じゃあ、そういったサポーターの人にメッセージなどいただけますか?
今日のようなアウェーのゲームでも足を運んでいただいて、やっぱり勝利を届けるっていうのがサポーターへの恩返しだと思うので。
しっかり、毎試合毎試合勝利を届けられるように頑張っていきたいと思うので、応援よろしくお願いします。
「気迫あふれる、万能なプレーヤーになって、三冠。
クラブユース、プレミアリーグ、ファイナル、優勝できるように貢献していきたい」
MF26 齊名優太
-ナイスゴールでした。
ありがとうございます。
-まずは、今日の自分のプレーを振り返ってみて、どうでした?
前半、けっこう自分、ミスが多くて。後半はみんなで共通認識して。まずは守備から入ろうということになって。守備からうまく、はめれたりして。
自分たちの時間が増えてきたなかで、後半自分たちの流れをつくって、児玉が得点して。
児玉が点を決めた後に、相手のペースになったと思うんですけど、シバ(柴田翔太郎)とか、恩田が、元気のいい選手が入ってきたというところで。
シバは良いクロスを上げるので、そのなかで走り込んだら、シバが良いクロスをくれたのであとは合わせて、自分のゴールが生まれて。
最後は本当に無失点で終わろうというゲーム展開になって。最後、無失点で終われたので良かったです。
-後半は積極的に高い位置に顔を出していて。得点もあわよくば狙おうとしていたのかな、と思ったんですけど、それはどうですか?
そうですね。今日はFWがタケシ(香取武)とカケル(新堀翔)というなかで、けっこう下目に落ちる選手なので、彼らは。
それでも自分が高い位置取って、海(加治佐海)といい距離感を保ちつつ、そのなかでテンポつくって、涼太(柏村涼太)が上がったり、海が背後に抜けたりっていう戦術があったので。
自分がけっこう、そこで顔を出して、高い位置に顔を出すことによって、タケシ、カケル、海との関係が良い感じにつくることができました。
-ボランチで得点を取るってけっこう強みになるのかなと思うんですけど。
そうですね。
-何か、こういうボランチになりたいっていうものってありますか?
いつでも結果出せるボランチになっていきたいですね。
-プレミアリーグ、今年は少し試合にも出ましたけど、振り返ってみてどうですか?
プレミアリーグ、ちょっと出たんですけど、あのときから今、考えてみると、体も大きくなって、自分のプレーにも自信がついて、けっこう周りを見て、プレーできるようになって。
できることが増えてきた中で、今日の試合、得点という結果が出て、良かったです。
-何か、今後目指すプレーヤー像ってあります?
そうですね。守備もできて、万能な選手になりたいですね。得点もできて、守備もできて。ゲームメークもできて。何でもこなせるような選手になっていきたいです。
-お手本にしている選手っています?
いろんな選手見たりしているんですけど、大関さんとか。去年プレー、間近で見させてもらって。「やっぱりうまいな」って思ったので。
あの人の落ち着きは違うな、って思います。
-来年、アカデミーでは最後のシーズンになると思うんですけど、何か目標などがあれば教えてください。
プレミアリーグ優勝、ファイナル優勝、クラブユース優勝っていうところですね。
-自分はそういったなかで、どんなプレーを見せたいですか?
気迫あふれる、万能なプレーヤーになって、三冠。クラブユース、プレミアリーグ、ファイナル、優勝できるように貢献していきたいです。
-今日はけっこう朝から、サポーターの人が来ていましたけど、それはどうでした?
本当にいいプレーしたら、歓声、沸いてくれる中で。あんまりこういう機会も、今後増えてくると思うんですけど。僕が今まで出ていた中で、あまりなかったことなので。
気持ち良くプレーできました。
-そういったサポーターの人に、メッセージをいただけますか?
本当に今日は、遠いところまで応援に来ていただき、ありがとうございました。これからプレミアリーグ開幕に向けて、一戦一戦、大切にしていきたいですし、練習試合も機会があれば、見に来てほしいです。
◇◇
最後まで優勝を争い、しかし、3位でプレミアリーグEASTの2年目を終えたフロンターレU-18。
悔しい結果とはなりましたが、長年フロンターレアカデミーを見守っていた人たちからすれば、立派な結果だった、と思います。
しかし、選手たちもスタッフも、それにはけっして満足していない。そのことが試合からも試合後の言葉からも伝わってくるものがありました。
高みを目指し、また新たなシーズンに向かっていくフロンターレU-18。どんなチームの姿を見せていくのか。選手たちがどう成長を遂げていくのか、楽しみにしています。
(文中敬称略)
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