3月19日は等々力陸上競技場へ。前日始まった川崎カップサッカー大会はこの日が最終日。2勝をあげて予選リーグを終えた川崎フロンターレU-15は、和光ユナイテッド川崎FC、バディーSCジュニアユースとの決勝リーグに臨みました。
【川崎フロンターレU-15 川崎カップサッカー大会決勝リーグ vs 和光ユナイテッド川崎FC】
3月19日(日)午前11時45分キックオフ 等々力陸上競技場 晴れ 30分ハーフ
フロンターレの先発はGK21長田澪、DFは右から24佐々木輝大、22高畠捷、36田鎖勇作、30山本蒼己、ボランチは32秋葉拡人、25山田新己、右MF37入江流星、左MF28五十嵐太陽、FWは38南暖、26田中幹大。フィールドプレーヤーはすべて二年生、ゴールを一年生の長田が守るというメンバーで臨みました。
好天に恵まれ、青空の下で始まった試合。フロンターレは立ち上がりには、山田のスルーパスにエリア左、南が抜け出しいきなり好機を迎えますが、シュートを打つには至らず。一方の和光ユナイテッドは、カウンターから、13が左クロスを上げますが、こちらもシュートには結びつかず。
6分には、フロンターレ、秋葉が左へ展開し、左の高い位置の山本からリターンを受けた山田からエリア左へスルーパスが出ると抜け出した五十嵐がシュートを打つも、GK23が反応。
直後には和光ユナイテッドもエリア前でのフロンターレのパス回しを狙ってボールをカット。スルーパスに40がエリア内左へ抜け出しますが、長田が前へ出てボールをしっかり止める好守を見せ、シュートは打たせず。
フロンターレは、高畠と田鎖が開いて、間に秋葉や山田が顔を出して後ろからボールを回して組み立て。前から圧力をかけてくる和光ユナイテッドに11分にはボールを奪われてエリア内へ迫られますが、山田がカバーしてボールを奪い返す好守。しのいでいきます。
13分には秋葉から左サイドへパスが出て、山本からのリターンを受けた五十嵐がエリア外左からシュート。これはGK23の正面。17分には秋葉のスルーパスにエリア右、南が抜け出しゴールへ迫ると、リターンをエリア前で受けた秋葉はエリア内左へパス。ボールは和光ユナイテッドの選手にブロックされたものの、こぼれたボールにエリア外から走り込んだ山田が詰め、シュートを放つとゴールネットを揺らします。1-0。先制点はフロンターレへ。
さらにフロンターレは佐々木が高い位置で仕掛けるなどして前へ。高畠と田鎖の両CBがセンターラインよりも前へ出るなど、高い位置2出てコンパクトにして、相手にボールが渡ってすぐに奪い返す切り替えの速さでゴールへ迫っていきます。
28分には左コーナーキックを得ると、田中幹大はすばやくショートコーナーキックを選択。受けた秋葉が左クロスを上げるとエリア内右へ流れたボールを、詰めた入江が押し込み、2-0。突き放します。
直後にはエリア前で秋葉がボールを奪い取り、エリア内左へパスを送ると、南が抜け出してシュートを打つもこれはGK23の正面。
前半は2-0でタイムアップとなります。
後半、立ち上がりには和光ユナイテッド、左MFの9がエリア左、うまく切り返して振り切ってエリア内へ近づいてきますが、田鎖がクリア。シュートには結びつかせず。
3分にはフロンターレ、左から山本が送ったボール、エリア内、南が抜け出しますが、シュートはGK23が止めて追加点とはならず。
フロンターレは、8分には佐々木に代えて23中原健太、山本に代えて34田中慶汰、南に代わり、39久保匠未が入り、最終ラインは右から高畠、田中慶汰、田鎖、中原となり、久保はFWに。
メンバー交代を経て秋葉や山田、五十嵐が左サイドに張るだけではなく、中盤に顔を出すなどして組み立てを図っていくフロンターレでしたが、次第に両サイドの選手の仕掛けなどを起点に和光ユナイテッドがゴールへ近づく場面が増えていきます。
12分にはカウンターから左サイド9がドリブルで前へ。ここは山田がカバーしてエリア内へは近づかせず。12分にはフロンターレも入江が右サイドからドリブルで持ち込みシュートを打つもこれはGK23が対応。
直後には再び和光ユナイテッドがカウンター、9を起点に左サイドへ展開すると、エリア左5がゴールへ迫るも、中原が粘り強く対応。さらに9がドリブルで左サイドを仕掛けたところからエリア内へボールを入れるも秋葉がクリア。15分には高くラインを上げてフロンターレのゴールへ押し込んできた和光ユナイテッド、エリア外でこぼれ球を拾ったCBの22がミドルシュートを打ちますが、これは長田がしっかりキャッチ。
17分にはフロンターレも入江のパスに田中幹大が抜け出してシュートに持ち込むもこれはオフサイド。
19分には再び和光ユナイテッド、カウンターから9がエリア右へ抜け出し、長田もかわしてシュートを打つもボールはライン上で秋葉がブロックして防ぐ好守。
和光ユナイテッドの攻勢をしのいできたフロンターレでしたが、20分にはエリア内でファールがあり、PKを与えることに。キッカーの9の枠内右へのシュートには長田が反応するものの触ることはできず。2-1。
さらに勢いは和光ユナイテッドへ。21分にはスルーパスに11が抜け出して、エリア右からシュートを放つとこれが決まって2-2。
追いつかれたフロンターレは、24分には入江がエリア右へ抜け出し、ドリブルで仕掛けると折り返したボールにエリア内、走り込んだ秋葉がシュートを放ちますが、ここはブロック。和光ユナイテッドも右MFの11や左MFの9を起点に勝ち越しを狙っていきますが、田鎖がしっかりクリアするなどしてフロンターレはしのいでいきます。
28分にはエリア外右で久保がファールを受けると、リスタートしたところからエリア右、田中幹大が抜け出してシュートを打ちますがこれはGK23の正面。ともに3点目をとることはできず、試合は2-2でタイムアップとなりました。
前半2-0 後半0-2 計2-2
得点:山田新己、入江流星
21長田澪、24佐々木輝大、22高畠捷、36田鎖勇作、30山本蒼己、32秋葉拡人、25山田新己、37入江流星、28五十嵐太陽、38南暖、26田中幹大
交代:佐々木→23中原健太 山本→34田中慶汰 南→39久保匠未
三年生を中心に臨んだ決勝リーグのバディーSCジュニアユースとの試合は2点先行されたところを18平田流衣と10鈴木大登のゴールで追いつき、2-2で引き分け。フロンターレは準優勝でこの大会を終えることになりました。多くの選手が出場し、いい場面もあれば、うまくいかなった時間帯もあったとは思いますが、経験したことはこれからのシーズンに生きていくと思います。
(文中敬称略)
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