3月20日は前橋育英高崎グラウンドへ。関東ユース(U-15)サッカーリーグは第3節。前節東京武蔵野シティFCと引き分け、2試合を終えて2分けの川崎フロンターレU-15は、ここまで2連勝の前橋FCとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部第3節 vs 前橋FC】
3月20日(月)午後2時15分キックオフ 前橋育英高崎グラウンド 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発は、GK16鴨打賢哉、DFは右から14柴崎蒼、4松永竜之介、3神橋良汰、5内海太瑚、中盤は6横澤悠馬がアンカーに入り、その前に15横山航大、キャプテンの7戸水利紀、右MF11堀川洸、左MF18平田流衣、FW10鈴木大登。
前橋FCはGK1、DFは右から4、26、2、16、ボランチはキャプテン10、5、右MF9、左MF6、FW7、11。
気温が上がる一方で、時折冷たい空気を吹くんだ風が吹いて、春と冬の境目の季節であることを感じさせる気候の中、試合は始まりました。
キックオフとともにフロンターレは、横山や柴崎の右サイドの連係などからゴールへ迫っていきますが、前橋FCはこれをしのいでカウンターに。2分にはFWの11が左サイドに流れて、エリア前へ仕掛けて、さらに右サイドから7がドリブルで仕掛けるなどしておびやかしていきます。それでも鴨打がコーナーキックにしっかり対応するなど、シュートは打たせず、しのいでいくと、後ろからフロンターレは組み立てられるように。松永、神橋に横澤や戸水、横山がかかわり、柴崎や内海が高い位置へ。神橋が裏を狙ってフィードを入れるなどして、得点を目指していきます。
前橋FCも前線の11がキープしたり、7がドリブルで仕掛け、さらに右SBの4がクロスを入れるなどしてゴールをうかがっていきますが、10分の4の右クロスはエリア内で松永がしっかり対応。さらに11分にはエリア前に9が抜け出してシュートを打たれそうになるものの、ここも松永がしっかりブロック。しのいでいきます。
フロンターレは松永、神橋がセンターライン付近まで上がってコンパクトにしてボールを回し、前線からは鈴木大登や堀川もよく守備に戻って前橋FCからボールを取り返していきます。13分には神橋のフィードを受けた内海が左サイドへ上がり、リターンを受けた横澤の中盤からのパスにエリア左、堀川が抜け出してダイレクトで左足を振り抜くとゴールネットを揺らします。1-0。先制点はフロンターレへ。
22分には横澤から左サイドの平田を経由してエリア外左から内海がミドルシュートを打つも枠外。さらに神橋や松永が最終ラインでボールを回していくと、前線の鈴木大登、堀川、平田に高い位置取りの柴崎や内海も裏を狙って、動き出すなどしてかき回していきます。
36分にはエリア前でのパスを狙ってきた前橋FCがボールを奪い、エリア外右から11がミドルシュートを打つもこれは鴨打がしっかりキャッチ。さらに前から圧力をかけてボールを奪うと、左から11が仕掛けてきますが、柴崎がねばり強く対応。40分にもエリア前でボールを奪った前橋FC、9がシュートを打つもこれは右に。前半は1-0でタイムアップとなります。
時折相手にボールを渡して逆襲を受けるものの、よい距離感でうまくボールをにぎっていたフロンターレでしたが、後半は立ち上がりから前橋FCが前へ。1分には10のパスにエリア左、7が抜け出しますが、ここは松永がクリア。前橋FCはラインを高くして、フロンターレがボールを持つと中盤にうまく連動してプレスをかけ、攻勢に出ていきます。
5分には左サイドへ展開し、エリア外左、6が抜け出してシュートを打つもここは鴨打が好セーブ。さらにエリア左へボールが流れると11がドリブルで仕掛けてきますが、松永と内海が挟み込んでうまくボールを奪い取る好対応。
なかなか後半は前へ出られなかったフロンターレも9分には鈴木大登が堀川とのパス交換からエリア外右へ抜け出ると、ミドルシュートを放ちますが、これはGK1が対応。
これで流れが変わるか、と思われたところでしたが、次の1点は前橋FCへ。エリア前でボールを奪うと、11が鴨打と1対1に。これを制して、ゴール右隅を揺らします。1-1。同点に。
前橋FCはさらに11が右サイドへ展開し、4が高い位置へ。これには内海がしっかりとついていき、クロスを上げさせず。さらにエリア外左から7がドリブルで仕掛けてきますが、松永がクリア。
フロンターレは15分には柴崎に代わって2鈴木康平が入り、DFは右から内海、松永、神橋、鈴木康平に。さらに19分には堀川に代わって9戸澤龍人が入ります。
なかなか両サイドが高い位置を取れなくなり、苦しい時間帯が続いたフロンターレ、21分にはGK1がボールを蹴ろうとしたところに鈴木大登がプレスをかけてマイボールに。エリア左からシュートを放つも、これは惜しくも上へ外れていきます。
23分には前橋FC、左からクロスを入れるとボールは右へ流れていき、これに9が抜け出してエリア右からシュートを放つと、再びゴールネットが揺れます。1-2。フロンターレは追いかける展開に。
ここでフロンターレは横澤に代わって34田中慶汰が中盤に。2年生の田中慶汰はこれが関東ユース初出場となります。
中盤で田中慶汰や戸水、鈴木大登もかかわって、パスをフロンターレは回していこうとしますが、前橋FCのプレスも激しく、エリア前まで迫ってもなかなかシュートには持ち込めず。
28分には前橋FC、スルーパスにエリア内、7が抜け出しますが、鈴木康平がブロック。好守でしのいでいきます。
戸水の裏を狙ったパスや、鈴木大登のクロスなどからゴールをうかがっていくフロンターレ。35分には戸水のパスにエリア左へ鈴木大登が抜け出して、エリア内へ仕掛けボールを送ると、平田が詰めてシュートを放ちますが、これは惜しくも上に。
直後には戸水から左サイドの高い位置へ展開すると、受けた鈴木康平がエリア前へ仕掛けてシュートを打ちますが、前橋FCの選手に当たり、コーナーキックに。
鈴木大登が左から入れたボールを、エリア右で神橋が拾い、ニアへボールを送りますが、前橋FCのGK23が前へ出てシュートには至らず。
前でキープをして時間を使おうとする前橋FCからボールを奪って、ロスタイムにもフロンターレは、松永のフィードに、右サイド高い位置へ内海が上がり、クロスを入れるなど攻勢に出ますが、追いつくには至らず。試合は1-2でタイムアップとなりました。
前半1-0 後半0-2 計1-2
得点:堀川洸
フロンターレの先発:16鴨打賢哉、14柴崎蒼、4松永竜之介、3神橋良汰、5内海太瑚、6横澤悠馬、15横山航大、7戸水利紀(c)、11堀川洸、18平田流衣、10鈴木大登
交代:柴崎→2鈴木康平 堀川→9戸澤龍人 横澤→34田中慶汰
これでフロンターレは2分け1敗に。前半は距離感よくいい形で攻守の切り替えが速く、中盤の横山や横澤、戸水がうまく入れ替わって組み立てにかかわり、神橋のフィードが何度も好機につながるなど、これからが楽しみになるものでした。うまくいかない時間も打開して、それがいい結果に結びつくことを願っています。
次節は3月25日午後5時10分、馬入グラウンドにてキックオフ。湘南ベルマーレとの試合に臨みます。
(文中敬称略)
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