フロンターレU18 – ブラウブリッツ秋田U18 / 日本クラブユース選手権グループステージ第2節(監督・選手インタビュー)


7月23日ロード宮城総合運動場陸上競技場で行われた日本クラブユース選手権グループステージ第2節ブラウブリッツ秋田U-18戦を1-2で終えたフロンターレU-18。

試合後に長橋康弘監督とキャプテンの土屋櫂大に話を聞きました。

◇試合の記事はフロンターレU18 – ブラウブリッツ秋田U18 / 日本クラブユース選手権グループステージ第2節

 

 

「今日相手チームに勝てなかった部分。そこは少なからず相手より上回ろうと。そこだけは徹底して入ろうかなと思っています」

長橋康弘監督

 

長橋康弘監督




〇今日の試合について。

やはり自分たちが戦うところで負けているのがすごく気になるんですよね。

やはりまだ何も成し遂げていないですし。立ち上がりから明らかに「この試合勝ってやろう」っていう気持ちが出ていたのは、僕は相手チームだったと思うんですね。

そこの勝負で負けるっていうのは、僕はですけど、フロンターレらしくないなって思いますし。ちょっとそのへんのところは残念なところはあるんですけど。


まだあと2試合あるので。まず目の前の試合、勝つことに集中して、まずは基本的なことをやれるように整理して入りたいなと思っています。


〇昨日は中止になって、今日もやれるかどうかわからないような状況で、その間選手にはどんな声をかけていました?

選手に言ったのは、「タフになろう」と。明日も連戦になるという情報が流れていたので。

これまで苦しいトレーニングをしてきたことが、ここで生きるときじゃないか、というような話はしたんですけど。そうですね、難しい入り方をさせてしまったのかな、と思います。


〇この試合を踏まえて、明日どういった心がけで臨みますか?

ひとつは今日相手チームに勝てなかった部分。そこは少なからず相手より上回ろうと。そこだけは徹底して入ろうかなと思っています。

ここから劇的にうまくなるものでもないですし、やはり、全国で優勝したいという気持ちを見せないと。

目の前の相手を倒すとか、やっぱりそういうところから、と。相手はやっていたので。

なのでそういうところは、普段から私も言っているつもりではあるんですけど。そこでシンプルに負けていたのかなと思いますね。

〇もっとできたことがあったはずの試合だった、という感じですかね。

そうですね。ただ、いろんなプレッシャーを持って試合ってやるので。

たとえば、今日のゲームでいったら、相手チームはプリンスリーグで戦っているチームで。

私たちは、プレミア。勝って当たり前、という状況の中で、選手たちは何かそのへんのところをマイナスなほうの力に働いてしまうような、試合への入り方、気持ちへの持って行き方というのがすごく気になるなあっていう感じがしていて。

もちろん、そういうプレッシャーの中で勝つことは大事なんですけど。何かもっと気持ちが見えてきてほしいなっていう、すごくそのへんが残念です。

私を含めて。そこにちゃんと選手たちを持って行けなかったというのが、すごく反省しなきゃいけない、私自身の責任だと思いますね。

リーグ戦でも見受けられていた部分があったので。これはそういった意味では、改善しなければいけないところを改善できていない。

しかも意識で変わるところを変えられていないっていうのは私に責任があるのかな、と思いますね。


〇そういった部分はクラブユースだけではなくプレミアにもつながっていくのかな、と思うんですけど、それはどうですか?

そうですね。本当にそういったプレッシャーの中でも自分たちのサッカーというのを、展開できるという部分をトレーニングでやっていかないといけないと思うので。

もちろん、いろんなプレッシャーというのがあると思うんですけど。

そういったところで自分たちの実力が出ない形に持って行くというのは、もったいないよなというふうに思いますので。

難しいですけど、言葉にするのはですね。やっぱり戦う部分で負けてしまったら、サッカーってこういうふうになるんだって改めて思いますね。


〇あと2試合あるので、逆にそれが変われるチャンスになるのかなと思うんですが。

そうですね。本当にまずは気持ちを見せること。今日も来てくださったサポーターがいるなかで、正直どちらが戦っていたかというと向こうの選手だと思いますので。

そこは絶対にやらなきゃいけないし、私自身もやらせなきゃいけないと思っていますので。これは私の責任ですね。

〇明日も、急遽試合になりましたけど、それでもサポーターの人は来るのではないかと思います。サポーターにメッセージなどをいただいてもいいですか?

本当に申し訳ない試合を見せてしまいました。本当にすいません。勝ち負けではなくて、まずはフロンターレとして戦う気持ち。

目の前の相手を倒すと。それがうまくいかなくても、その気持ちは出さないといけないですし。そのへんのところをもう1回選手たちと確認して。

明日入りたいと思います。また引き続き応援のほうをよろしくお願いします。


 

「細部までこだわっていかないと、勝利という結果に届かないと思うので。

そういったところは見つめ直して、みんなで話し合って、明日に向けてやっていけたらと思います」

DF5 土屋櫂大

 

土屋櫂大選手



〇お疲れさまでした。まずは今日の試合、振り返ってみて、いかがですか?

悪天候っていうのは昨日からわかっていたなかで、そういったなかで、まだ何か準備なのか、試合での中でのプレーなのか、どこかで欠けていた中でのこの結果なのかなって思っています。

〇昨日が中止になって、今日もキックオフが遅れて。そういった影響ってあったりしました?

試合時間だったり、グラウンドの状況っていうのは、昨日中止になって、わかっていたので。それを言い訳にしていてはこの先勝っていけないと思いますし。

明日もあさってもそういう天気が続くっていうのは自分たち、わかっているので。こういうゲームを2度としないためにも、自分たちでもう1回今日のゲームだったり、この先もそうですけど、まずは今日のゲームを振り返って、明日のヴィッセル戦に備えたいなって思います。


〇久しぶりのフルタイム出場でしたけど、プレーは違和感なくできています?

そうですね、はい。何も違和感なくできました。


〇まだ可能性は消えたわけじゃないですし、短い間にチームを立て直すのは難しいことですけど、逆にチームが変われるチャンスなんじゃないかと思います。どんな働きかけをしていきます?

そうですね。誰もあきらめていないと思っていますし、あと2勝すれば結果次第ですけど、1位通過でトーナメントに行ける可能性は全然あるので。

そういったところでプレー内はもちろんですけど、プレー外で勝つための準備を。映像見るのもそうですし、そういった細部までこだわっていかないと、勝利という結果に届かないと思うので。そういったところはオフから見つめ直して、またみんなで話し合って、明日に向けてやっていけたらと思います。


〇今日もたくさんサポーターの方が来ていました。やるか分からない状況で来て、たぶん明日も来ると思うんですけど、サポーターの方にメッセージなどをいただけますか?

昨日もそうですけど、試合が、天候であるかわからないなかで、来てくださったサポーターの前で勝利を届けることができなかったのは、本当に悔しいですし。

そういったサポーターの、来てくださっているサポーターの期待に応えるためにも、明日まずひとつ勝って、その先勝ち続けられるように、そして東京で、ベスト4であっちに戻ってできるように、チーム全員でやっていけたらなって思います。


敗戦でのスタートとなったフロンターレU-18。それでも、自分たちの中にできること、勝つためには何が必要なのかを求めようとしています。

まずは目の前の一戦、持っているものを出せるように、その先に見えてくるものがあることを願っています。

 

次戦:日本クラブユース選手権グループステージ第1節 vs ヴィッセル神戸U-18

7月24日(水)午後6時キックオフ ロード宮城総合運動場陸上競技場

 

(文中敬称略)

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