8月10日は、札幌市の札幌サッカーアミューズメントパークへ。
日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会が開幕し、川崎フロンターレU-15生田はグループステージの初戦に臨みました。
48チームが12グループに分かれて行われるグループステージから、ノックアウトステージに行けるのは、各グループの上位2チームと3位のうち、成績上位の8チームの計32チーム。
昨年はクラブ史上最高の3位になったフロンターレ生田。グループステージでは、前橋FC、アンフィニ札幌、セレッソ大阪西U-15とEグループに入り、第1節は前橋FCと対戦しました。
【川崎フロンターレU-15生田 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会グループステージ第1節 vs 前橋FC】
8月10日(土) 午後3時キックオフ 札幌サッカーアミューズメントパーク天然芝 晴れ 35分ハーフ
フロンターレ生田の先発は、GK1植木琉斗、最終ラインは右から4今廣遥碧、5笹倉拓真、3坂井暉絃、39吉田琉海、ボランチは8小田脩人、7武内勇人、右MF15渡部真己、左MF11木村風斗、トップ下キャプテンの10全天海、前線には9十河晟央。
前橋FCの先発は、GKⅠ石井奏音、最終ラインは右から2小渕稜馬、3飯沼佑真、5井田泰智、7三木涼平、ボランチは14佐藤詩月、キャプテンの8吉田圭佑、右MF15湯淺翔、左MF10嵯峨日向、前線には16高橋亮佑、11秋山充。
青空が広がり、日差しこそあるものの、時折風も吹き、湿度も低く幾分か過ごしやすさを感じる札幌サッカーアミューズメントパーク。
フロンターレ生田も、前橋FCもピッチ脇に設けられたスタンドから家族らが見守るなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、フロンターレ生田はフィードに十河が前線へ動き出し。前橋FCが阻んだところ、中央でマイボールにした小田脩人が高い位置へ持ち込み、その縦パスに小田脩人が右サイド、流れて受け、高い位置へ持ち込もうとしていきますが、前橋FCは飯沼が対応。守備で粘り強さを見せて、フロンターレ生田にチャンスをつくらせずにしのいでいきます。
すると前橋FCも、スローインの流れから嵯峨が高い位置へ持ち込み、浮き球のパスから湯淺が右サイド、高い位置へ。
スローインを得ると、右クロスのこぼれ球を拾った湯淺が高い位置へ持ち込んでいきますが、木村が体を入れ、前には行かせず。
さらにフロンターレ生田が間にボールをつけたところ、秋山がカット。斜めにエリア正面へ持ち込む動きを見せていきますが、坂井が対応。
5分には、右サイドでスローインを得た前橋FC。ロングスローからクロスを入れると、エリア左、嵯峨がヘディングシュートを打ちますが、うまくミートすることはできず。
植木が落ち着いてセーブしていきます。
フロンターレ生田も直後には、植木が右サイド、高い位置へボールを入れ、十河がキープ。十河から左サイド、木村へ。
木村が仕掛けていくと、前橋FCが阻んだところ、こぼれ球を拾った十河がエリア右へ持ち込みますが、前橋FCの守りが対応していきます。
6分にはさらにフロンターレ生田、左サイドで坂井、吉田がかかわってボールを動かし、左サイド、開いて受けた全は正面へ持ち込みますが、前橋FCはコンパクトな守りで対抗。
すると今度は前橋FC、右サイド、湯淺のパスに秋山がエリア内へ持ち込もうとしていきますが、今廣がカバー。
左コーナーキックとなり、吉田がエリア内へボールを入れ、フロンターレ生田はしのいでいきますが、この際に今廣が負傷。
いったんはプレーを継続した今廣でしたが、ピッチに座り込んで担架で外へ。
代わって17藤間貴洋が入ります。
坂井から吉田と左サイドでつながり、吉田の縦パスに全が動き出していくフロンターレ。
前橋FCは人数をかけた守りからしのいでいきますが、15分フロンターレは、フィードに藤間がエリア外右へ。
これを石井が阻もうとしたところ、こぼれ球を拾ったのは十河。シュートを打つとこれが決まり、1-0。
アクシデントがあった中、フロンターレ生田が先制点をものにします。
追いかける前橋FCは間で受けた嵯峨のパスに秋山が動き出していきますが、笹倉が対応。
17分にはパス交換から湯淺が右サイド、高い位置へ持ち込んでいきますが、吉田がカバー。
さらに浮き球のパスに秋山が高い位置へ動き出してきますが、笹倉が対応していきます。
すると20分にはフロンターレ生田、左サイドで吉田がカットすると木村から小田脩人につながり、小田脩人が高い位置へ持ち込んで、左コーナーキックに。
武内が右足で正確なボールを入れていきますが、最後はGKの石井がセーブ。
22分には渡部が中央に顔を出し、小田脩人から十河につながり、十河の縦パスに渡部がエリア正面への動き出し。
しかし、石井が前に出てセーブ。
前橋FCも、最終ラインの井田や飯沼、GKの石井もかかわりながら、ボールを回し、低い位置で受けた吉田がうまく左サイドを突くパス。
それに対して、フロンターレ生田はコンパクトに焦れずに対応。
中央で嵯峨が奪って縦に持ち込もうとしていきますが、小田脩人が厳しく寄せていき、前には行かせず。
うまくいかない時間でもフロンターレ生田は粘り強く対応していきます。
すると24分にはフロンターレ生田、左サイドで武内がカットすると、そのパスに十河がエリア正面へ。十河はシュートを打ちますが、これは左。
さらに吉田や全、最終ラインの坂井もかかわり、25分には、全から十河とつながり、十河は左サイド、高い位置へのパス。
鵺k出した木村が折り返しますが、前橋FCの守備が阻んでシュートにはつながらず。
しかし、すぐさま木村が奪い返し、前に持ち込んでいくと、中央の全のパスに十河がエリア右へ。
十河はシュートを打ちますが、クロスバーを直撃。
さらにフロンターレ生田は、中央の武内から最終ラインの笹倉につながり、前に持ち出した笹倉のパスに藤間が高い位置へ。
これを前橋FCが阻み、左サイドに展開していきますが、笹倉が対応。
28分には、右サイドでスローインを得たフロンターレ生田、いったんは前橋FCがカットするも、武内が奪い返しそのパスに十河がエリア右へ。
前橋FCの守りが阻んで、シュートには結びつきませんでしたが、フロンターレ生田が球際の強さも見せながら、ゴールへ向かうプレーを続けていきます。
29分には、左サイド、木村がクロス。こぼれ球を拾い、吉田がエリア左へ。吉田はシュート。これはポストに。
さらにフロンターレ生田は、中央でボールをものにした小田脩人がうまく相手をかわし、全とのパス交換からエリア外正面へ持ち込むなど攻勢を続行。
左サイドでは木村がドリブルで仕掛けるなどしていきます。
前橋FCは中央に寄った嵯峨のパスに、三木が左サイドの高い位置へ。しかし、笹倉が出足よくカット。
34分には吉田のフィードに、木村が左サイド、高い位置へ動き出していきますが、小渕が対応。
そこからつないで前に出ようとする前橋FC。しかし、武内がボールをカット。アディショナルタイムに入り、前橋FCは左サイド、嵯峨が仕掛けていきますが、笹倉が
対応。ボールは右サイド、高い位置の十河へ。前に仕掛けた十河がエリア右へ。シュートを打つとこれが決まり、2-0。
突き放したのはフロンターレ。大きな追加点をものにして、前半は2-0でタイムアップとなります。
後半前橋FCは井田に代わり4松月颯太。
立ち上がり。うまく右サイド、流れた秋山につながり、小渕が右サイド、高い位置で受け、仕掛ける動きを見せる前橋FC。
しかし、武内が対応していきます。
3分にはフロンターレ生田にファールがあり、前橋FCはPKを得ますが、吉田のシュートは上に。
さらに後ろからつないで、前に出てこようとする前橋FCに対し、前から連動してプレス。そこから次第に自分たちでボールをものにする時間を増やしていくフロンターレ生田。
GKの植木から武内、小田脩人とつながり、小田脩人のパスに木村が左サイド、背後を狙う動き。
それを阻んだ前橋FCは左サイドにつなげていきますが、藤間が対応。藤間のパスを正面で十河がキープ。
そのパスに渡部がエリア外正面への仕掛け。最後は前橋FCの体を張った守りに阻まれましたが、うまく連係し。ゴールへ向かう動きを続けていきます。
笹倉や坂井、吉田が後ろで多く触れ、木村が背後を狙う動きを見せるなどしていくフロンターレ生田。
9分には、フロンターレ生田にファールがあり、フリーキックを得た前橋FC、三木が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾い、小渕のパスに高橋が右サイド、高い位置へ。しかし、折り返しに対しては坂井が対応。
すると11分には、小田脩人がうまく間で受け、左サイドへつなげると、吉田との連係から木村が高い位置へ持ち込み、左コーナーキックに。
武内がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、武内がクロス。
十河がヘディングシュートを打ちますが、これはオフサイド。
前橋FCも、12分には、中央でボールを奪い、そのパスに嵯峨がエリア正面右へ。しかし、笹倉が体を入れ、最後は植木がセーブ。
さらに前橋FCが自陣からつなぎ、中央、佐藤のパスに三木が左サイド、高い位置へ。しかし、藤間が体を張りブロック。
エリア左、持ち込んだ秋山がシュートを打ちますが、坂井がブロック。セカンドボールを拾った前橋FCは右サイドに展開。クロスを入れようとしていきますが、武内がブロック。
右コーナーキックとなりますが、それをしのいだフロンターレ生田はカウンター。木村がドリブルで仕掛けて、そのパスに渡部がエリア正面右へ。
鋭い切り返しから渡部はシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
フロンターレ生田はさらに植木が十河に正確なボールを入れ、全や武内、渡部がかかわり、右サイド、開いた笹倉が十河に縦パスを入れ、前橋FCがボールを奪っても笹倉がカバー。植木が左サイド、全につなげ、セカンドボールは武内がものにしていくと、17分には、間で受けた小田脩人から全につながり、全の左サイドを突くパスに木村が抜け出して、シュート。これは右にそれたものの、フロンターレ生田がチャンスをつくっていきます。
19分には、前橋FC、左サイドに展開すると三木が正確なクロスを入れていきますが、吉田がカバー。
そのパスに木村が左サイド、高い位置へ。これに対しては前橋FCがファール。
左サイド、木村や全がかかわってさらに前に出ていくフロンターレ生田。すると20分フロンターレ生田は、小田脩人から左サイド、木村へ、
木村がクロスを入れると、エリア内、ヘディングシュートを打ったのは十河。これが決まり、3-0。
十河はハットトリック。フロンターレ生田が突き放します。
直後には、前橋FCが左サイドに展開したところ、渡部がカット。正面へ持ち込み、木村にいったん預け、エリア左へ。
これをしのいだ前橋FCはカウンターに持ち込もうとしていきますが、吉田が対応していきます。
すると23分フロンターレは、セカンドボールを拾い、うまく中央で受けた全はエリア右を突くパス。
これに抜け出したのは藤間。シュートを打つとこれが決まり、4-0。藤間は公式戦初めてのゴール。
大きなゴールがフロンターレ生田に入ります。
フロンターレ生田はここで全に代わり18西川航雅。
フロンターレ生田はここで武内に代わり6加藤昊。渡部に代わり37荒井瑞樹。前橋FCは吉田に代わり6塚越星空、高橋に代わり17村上暖空。
前橋FCは次第にフロンターレ生田の陣内へ持ち込む場面をつくっていきますが、フロンターレ生田はコンパクトに、これに対応。しかし、間にパスを差し入れながら、だんだんとフロンターレ生田の陣内へ入り込んでいくと、27分、村上がおさめて左サイドに展開。エリア左、抜け出した嵯峨がシュートを打つと、ゴール右へ決まり、4-1。
前橋FCが突き放します。
十河から右サイド、荒井から藤間につながり、再び前に出ていくフロンターレ生田。
奪われても小田ℋ脩人がカバー。さらにエリア近くへ持ち込んでくる秋山に対しては、坂井がカット。吉田につながるようにして対応。
前橋FCは最終ラインでボールを回しながら、間で受けた嵯峨のパスに、村上が左サイドでおさめますが、藤間が対応。
さらに三木が下がり目で受けてフィードを入れていきますが、加藤昊が対応。
31分には、左サイド、背後を取った三木が仕掛けていきますが、藤間が対応。
左コーナーキックとなり、三木がボールを入れると、セカンドボールを拾った前橋FCは、嵯峨から左サイド、残っていた三木へ。
三木のクロスに、秋山が飛び込みますが、これは左に。
フロンターレ生田はここで木村に代わり34中野大虎が入り、右MF、荒井瑞樹が左MFに。
中野や小田脩人、十河や吉田、西川もうまく間で受けながら、再びボールを自分たちで回せるようになったフロンターレ生田。
前橋FCも、嵯峨から左サイドに展開していきますが、藤間や中野が対応。アディショナルタイムに入り、36分には加藤昊から吉田、荒井瑞樹につながり、荒井瑞樹のパスを正面で受けた十河は鋭いターンからシュート。しかし、左に。
37分にはさらにフロンターレ、加藤昊から十河につながり、十河のパスにエリア外正面左、うまく間で受けた荒井瑞樹が前に持ち出し、ミドルシュートを打つとこれが決まり、5-1。
最後の最後に突き放したフロンターレ生田。
アクシデントもあり、前橋FCが前に出る時間もあった中、守備で粘り強くプレー。藤間や荒井瑞樹が得点を取るなど交代で入った選手も活躍するかたちで、白星で大会を発進させました。
前半2-0 後半3-1 計5-1
得点:十河晟央3、藤間貴洋、荒井瑞樹(フロンターレ生田) 嵯峨日向(前橋FC)
フロンターレ生田の先発:1植木琉斗 4今廣遥碧 5笹倉拓真 3坂井暉絃 39吉田琉海 8小田脩人 7武内勇人 15渡部真己 11木村風斗 10全天海(c) 9十河晟央
交代:今廣→17藤間貴洋 武内→6加藤昊 渡部→37荒井瑞樹 全→18西川航雅 木村→34中野大虎
控え:16加藤直介 2對馬羽琉 13田中瑛登 22草野心音
前橋FCの先発:1石井奏音 2小渕稜馬 3飯沼佑真 5井田泰智 7三木涼平 14佐藤詩月 8吉田圭佑(c) 15湯淺翔 10嵯峨日向 16高橋亮佑 11秋山充
交代:井田→4松月颯大 吉田→6塚越星空 高橋→村上暖空
控え:12小島識恩 20荒井勇樹 19守山音瑠 24高橋成実 25野辺碧音 23コンデ勇
(文中敬称略)
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