フロンターレU15生田 – 横浜F・マリノスジュニアユース / 関東ユース第1節

関東のU-15年代のリーグ戦、関東ユース(U-15)サッカーリーグが開幕。3月2日、Anker フロンタウン生田では、川崎フロンターレU-15が横浜F・マリノスジュニアユースとの試合に臨みました。

【川崎フロンターレU-15生田関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部第1節 vs 横浜F・マリノスジュニアユース】
3月2日(日)　午後2時キックオフ　Anker フロンタウン生田　Anker Field　　晴れ　40分ハーフ

昨年は4位のフロンターレ生田。
先発は、GK16青木馨、最終ラインは右から17濱野礼、キャプテンの3對馬羽琉、4上野煌士郎、5吉田琉海、ボランチは6望月楓矢、14夏目瑛斗、右MF8渡邉拓眞、左MF7荒井瑞樹、トップ下10中野大虎、前線には9土肥瑠星。

2年生の上野が先発に名前を連ねました。

昨年は7位のマリノス。
先発は、GK1井上勇翔、最終ラインは右から18山田湊斗、4中山柊斗、2長倉結人、6瀬戸山玲音、ボランチは8武田隼一、3関一成、右MF13松井皓、左MF7井上玲央、トップ下11田中大雅、前線にはキャプテンの10藤澤斗亜。

昨年はフロンターレ生田から見て、1-1、1-2、1分け1敗という戦績。

青空の広がったAnker フロンタウン生田。多くの両チームの選手の家族ら、また熱心なそれぞれのアカデミーを愛するサポーターらが集まり、幕を出す中、キックオフの時を迎えました。

立ち上がり、フロンターレ生田は、右サイドで渡邉が前に持ち出す動き。最終ラインの對馬、上野の間に望月が顔を出し、組み立てを図っていくと、1分には浮き球のパスに土肥がエリア外正面へ。そのままエリア内へ進入すると、マリノスはファール。中山が退場。マリノスは10人に。そしてフロンターレがPKを得ます。

キッカーは土肥。しかし、シュートは井上勇翔がストップ。こぼれ球に土肥が詰めますが、井上勇翔がこれを阻んでいきます。

数的不利になったマリノスは、関が最終ラインに下がり、コンパクトに。
それに対して、フロンターレ生田は、右サイドで受けた望月が、左サイドを突くパスを出すと、荒井がエリア左への動き出し。マリノスのGK井上勇翔のカバーに遭い、決定的な場面とはなりませんでしたが、揺さぶっていきます。

上野や對馬が多く触れ、間に夏目が顔を出し、對馬のフィードに荒井が高い位置をうかがうなどしていくフロンターレ生田。

6分には、望月のスルーパスに荒井がエリア左へ。荒井は鋭い動きを交えて、折り返しますが、マリノスは田中がエリア内をカバー。
セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、吉田がすぐさま左サイド、荒井へパス。ここはうまくつなげることはできませんでしたが、切り替えの速さを見せ、ゴールを目指していきます。

マリノスも、松井や武田、藤澤がかかわって右サイドでボールをつないでいく時間をつくりますが、フロンターレはコンパクトに、じれずに対応。
再びボールをものにしていくと、7分には、望月から左サイド、荒井へ。荒井は高い位置へ仕掛け、クロス。遠いサイド、飛び込んだ渡邉がヘディングシュートを打ちますが、これは右に。

さらにフロンターレ生田は、8分には、サイドチェンジをおさめた濱野が高い位置へ。いったんはマリノスの瀬戸山の対応に遭うも、奪い返した濱野はエリア右へ持ち込む姿勢を見せ、折り返し。ここでもマリノスのエリア内での守りが集中しており、シュートにはつながりませんでしたが、チャンスをつくっていきます。

9分にはさらにフロンターレ、中央の中野から右サイド、望月、渡邉とつながり、渡邉はクロス。エリア前でのこぼれ球を土肥が競り、最後は正面で中野がシュート。
しかし、井上勇翔がセーブ。

マリノスも、11分には、中央で田中がカット。右サイドへ展開すると藤澤がエリア外右へ持ち込んでいきますが、吉田がブロック。
マリノスの右コーナーキックとなり、松井が左足で入れていきますが、左サイドに流れ、マリノスの左サイドでのスローインに。
マリノスはその流れから田中が高い位置へ持ち込もうとしていきますが、フロンターレ生田は對馬、濱野が粘り強く寄せて、しのいでいきます。

すると11分にはフロンターレ生田。右サイドからの攻めに。土肥が高い位置へ持ち込んでいくといったんはマリノスの対応に遭うも、奪い返したフロンターレ生田は荒井が高い位置から折り返し。これにエリア内、飛び出して、押し込んだのは吉田。1-0。
見事な攻撃参加からフロンターレ生田が先制のゴールをものにします。

マリノスが中央で回そうとしたところ、中野がプレスバック。自分たちのボールにしていくフロンターレ生田。マリノスが後ろでボールをつないでいこうとしても、土肥や中野が厳しく前から追い込み、簡単には間に入れさせず、自分たちのボールにしていきます。

13分には、左サイドでカットした荒井がエリア外左へ持ち込み、シュート。井上勇翔がセーブ。こぼれ球を拾った渡邉がエリア外右へ。シュートを打ちますが、ここでも井上勇翔がセーブ。

さらにフロンターレ生田は、上野が持ち上がり、左サイド、高い位置を突くパス。荒井につながり、荒井はエリア正面へ速いパス。これにうまく入り込んだ吉田が枠をとらえたシュート。井上勇翔のセーブに遭い、得点とはなりませんでしたが、チャンスをさらにつくっていきます。

望月や中野、夏目、渡邉も中央に寄り、ボールを動かしていくフロンターレ生田。濱野のパスに渡邉が高い位置へ抜け出しクロス。さらに中野のスルーパスに、土肥がエリア内への動き出しを見せるなどしていきます。

18分には、中野や夏目、荒井もかかわって、後ろからボールをつないでいき、左サイド、下がり目で受けた吉田は正面を突くパス。
これに上野が抜け出し、左サイドに展開。荒井がクロスを入れますが、シュートにはつながらず。

さらに上野が右サイドを突くフィード。いったんはマリノスの対応に遭うも、渡邉が奪い返し、そのパスに濱野が高い位置へ。濱野はエリア右へ持ち込もうとしていきますが、井上勇翔が対応。

21分には、上野から中野、中野から右サイド、濱野へつながり、濱野は間を縫うようにして、エリア外正面へ。濱野はミドルシュート。
枠をとらえますが、井上勇翔の好セーブに遭い、左コーナーキックに。

左コーナーキック、渡邉が右足で入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、エリア外正面で對馬がミドルシュート。しかし、上に。

さらにフロンターレ生田は、マリノスが左サイドから持ち込んできたところでは對馬がカット。そのまま中野へつながり、中野はキープ。
そのパスに渡邉が右サイド、高い位置をうかがっていきます。

24分には、マリノスも、右サイドで藤澤がカット。正面へ持ち込んでいきますが、上野が対応。上野がボールを奪っていきます。

すると直後にはフロンターレ生田、夏目の縦パスに荒井が反応。エリア内へ抜け出し、そのパスに夏目がエリア左へ。ここでもマリノスの体を張った守りに遭い、シュートにはつながりませんでしたが、チャンスをつくっていきます。

右サイドでは渡邉、濱野が連係。左サイドでは吉田、荒井に中野、夏目がかかわってボールを動かしていくフロンターレ生田。
望月から左サイド、開いた中野へ展開。荒井につながり、荒井のパスに吉田が高い位置へ動き出していきますが、これはおさめることはできず。

29分には、中央で夏目、中野、渡邉がかかわってボールをつないでいき、右サイド、濱野へ。濱野のパスに渡邉がエリア右へ。しかし、マリノスは粘り強く対応。

30分には、再び右サイドから攻勢に出たフロンターレ生田。濱野のパスに渡邉がエリア右へ。マリノスのブロックに遭い、右コーナーキックに。
キッカーは渡邉。ニアに入れると、對馬のヘディングシュートは枠をとらえますが、井上勇翔がセーブ。

左コーナーキックとなり、渡邉が遠いサイドに入れると、望月が飛び込みますが、井上勇翔がセーブ。
ゴールとはなりませんでしたが、精度の高いボールを入れ、チャンスをつくっていきます。

33分には、吉田が左サイドでカット。受けた荒井が前に持ち出し、クロスを入れると、エリア内右、飛び込んだ夏目がヘディングシュート。
枠はとらえられませんでしたが、いい飛び出しを見せ、ゴールを脅かしていきます。

フロンターレ生田はさらに夏目のパスに、荒井が高い位置へ。荒井はカットインからシュート。しかし、サイドネットに。

36分には、中野が中央で競ったボールに反応した土肥がエリア正面へ。土肥のパスに荒井がエリア外正面左へ。荒井のミドルシュートは枠をとらえますが、井上勇翔がセーブ。

直後には、フィードに抜け出した荒井が左サイドから折り返すと、土肥がエリア正面へ。マリノスの対応に遭い、シュートは打てませんでしたが、いい動き出しからチャンスをつくっていきます。

對馬、上野に夏目や中野も低い位置に顔を出しながら、ボールを動かしていくフロンターレ生田。うまく左サイドに開いた上野の斜めのパスを、夏目が間で受け、中野や
荒井、土肥とかかわって、高い位置でボールを動かしていきます。

マリノスも、39分には、藤澤が山田とのパス交換からクロス。しかし、對馬が対応。こぼれ球は青木がセーブ。

40分にはフロンターレ生田、吉田から夏目、夏目から望月とつながり、望月のパスに濱野がエリア外右へ。
濱野の折り返しが、左サイドに流れたところ、拾った荒井のパスに吉田がエリア外正面左へ。吉田はミドルシュート。しかし、井上勇翔がセーブ。

さらにフロンターレ生田は上野のフィードに、荒井や吉田が高い位置への動き出し。マリノスのクリアを誘い、相手陣内でプレーする時間をつくり、その流れから荒井がクロス。

マリノスの対応に遭っても、こぼれ球を拾い、再び自陣から組み立てを図り、下がり目の夏目から受けた荒井のパスに、吉田が高い位置への動き出しを見せていきます。

前半は1-0でタイムアップ。フロンターレ生田がリードして、ハーフタイムへ。

後半マリノスは、武田に代わり34佐野翼。

立ち上がり、對馬、上野に間に望月、夏目が顔を出しながら、ボールを動かしていくフロンターレ生田。
間に丁寧にボールを入れていくと、2分には、望月の左サイドを突くパスを荒井がおさめ、エリア左へ。荒井の正面へのパスにうまく入り込んだ濱野がミドルシュート。
しかし、右に。

一方のマリノスも、4分には関の浮き球のパスに、藤澤がエリア外左へ。ここでフロンターレ生田にファールがあり、マリノスのフリーキックに。
キッカーは松井。遠いサイドに入れると、枠をとらえたヘディングシュート。しかし、青木がセーブ。

再び最終ラインからつなぐ姿勢を見せていくフロンターレ生田。濱野や中野、渡邉が右サイドでボールを動かし、そこから左サイド、吉田へ。
吉田が低い位置からクロスを入れていきますが、井上勇翔が対応。

マリノスはすばやいリスタートから、田中が高い位置へ。エリア外左に持ち込むと、フロンターレ生田のファールで、マリノスのフリーキックに。
松井が遠いサイドに入れると、関が飛び込みますが、折り返すことはできず。

フロンターレ生田は、さらに對馬や上野、青木もかかわって自陣から組み立てを図りますが、マリノスはラインを上げて、コンパクトに。
簡単に間には入れさせないようにして、対応。それでも12分には、左サイド、スペースを突くパスに抜け出した荒井が、カットインからエリア外正面左へ。
荒井はシュートを打ちますが、これは右に。

一方のマリノスも、自陣からボールをつないでいき、瀬戸山が右サイドを突くパス。松井が高い位置へ抜け出しそうになりますが、吉田が対応。

再びボールをつないでいくフロンターレ生田。
中央で夏目、望月に渡邉も間に顔を出すなどしながら、動かしていくと15分には、中野から左サイド、吉田へ。
吉田のパスに渡邉が正面へ抜け出しますが、マリノスはブロック。

セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、吉田がエリア左へ。しかし、マリノスは体を張ってこれに対応していきます。

17分にはさらにフロンターレ生田、左サイドでのスローインの流れから荒井が高い位置へ。マリノスの対応に遭い、左コーナーキックに。

キッカーは渡邉。遠いサイドに入れていくと、中野が競り、土肥が正面へ。マリノスの対応に遭ったところ、こぼれ球を拾った吉田がエリア内右へ持ち込むも、マリノスは体を張りブロック。再び左コーナーキックとなりますが、マリノスは井上勇翔がセーブ。

再び自陣からボールをつないでいき、望月のサイドチェンジを荒井がおさめ、そのパスに吉田が高い位置へ顔を出すなどしていくフロンターレ生田。
21分には、吉田のパスをうまく間で受けた土肥がエリア正面へ持ち込み、シュート。しかし、井上勇翔がセーブ。

マリノスは22分、田中に代わり9松尾健吾。

25分フロンターレ生田は、上野から左サイドに展開。荒井から中央に寄った渡邉とつながり、渡邉の縦パスに土肥が正面へ。
しかし、マリノスはブロック。

さらに右サイド、下がり目で夏目が斜めに速いパス。正面間で中野が受けようとするフロンターレ生田。しかし、マリノスもコンパクトに、速い寄せからこれに対応していきます。

マリノスも、27分には、中央でボールをものにし、左サイド、藤澤へ。藤澤は正面へ持ち込もうとしていきますが、フロンターレ生田はコンパクトに最後は對馬がカバー。

さらにマリノスが、うまく中央で井上玲央が受け、前に持ち出し、そのパスに藤澤が高い位置への動き出し。うまく足元につけることはできませんでしたが、マリノスも自分たちでボールを動かし、フロンターレ生田のエリア前に迫る時間をつくっていきます。

GKの青木に對馬、上野もかかわって再び動かしていくフロンターレ生田。
中野が間で受けて、左サイドを突くパス。動き出した荒井に対しては、マリノスの対応があり、今度はマリノスが右サイドから持ち込もうとしていきますが、中野がすばやく寄せて前には行かせずに対応していきます。

フロンターレ生田は30分、中央で夏目がカット。そのパスに渡邉がエリア右への仕掛け。マリノスの対応があり、左コーナーキックに。

フロンターレ生田はここで夏目に代わり11川上翔。

渡邉がボランチ、川上が右MFに。

渡邉や中野、川上が右サイドでかかわり、川上から受けた濱野が斜めに速いパスを出すなどしていくフロンターレ生田。

マリノスもそれにうまく対応。そこから松尾が左サイド、高い位置へ持ち出していきますが、濱野が対応。

さらにマリノスがフロンターレ生田の陣内でプレーする時間をつくり、34分にはフロンターレ生田にファールがあり、マリノスのエリア外右でのフリーキックに。

キッカーは松井。地を這うようなボールを入れるも、フロンターレ生田はブロック。こぼれ球を拾ったマリノスは、山田がエリア外正面でシュート。しかし、左に。

マリノスはさらに左サイドから攻勢に持ち込み、藤澤から井上玲央とつながり、松尾が高い位置へ抜け出し、エリア左への仕掛け。
しかし、上野がカバーしていきます。

マリノスの左コーナーキックをしのいだフロンターレ生田、中央の望月から右サイド、濱野へ、濱野から間で渡邉が受け、右サイド、川上へ。
土肥にいったん預け、右サイド高い位置で受け直した川上から渡邉とつながり、渡邉は折り返しますが、マリノスはクリア。

マリノスも、39分には、右サイド、松尾のパスに松井が左サイド、高い位置へ。しかし、對馬が対応。こぼれ球に対しては濱野がカバーしていきます。

アディショナルタイムは3分。

41分にはフロンターレ生田。浮き球のパスに、土肥がエリア正面へうまく抜け出しシュート。しかし、上に。

42分フロンターレ生田は、中野に代わり13髙越遼平。

土肥が右サイド、流れて受け、前に持ち出し、中央に寄った川上から再び右サイドに展開。髙越が高い位置で粘り、自分たちのスローインにしていくフロンターレ生田。
マリノスもそれに対し、じれずに対応。自分たちのボールにしていきます。

すると43分にはマリノス、左サイドから持ち込むと、藤澤が抜け出し、折り返し。しかし、上野がこれに対応。試合はここでタイムアップ。

後半は数的不利にも下を向かず、立て直してきたマリノスにボールを握られる場面もあったなか、それでも勝ち切ったフロンターレ生田。開幕戦を白星で発進させることになりました。

今季も頂点を目指し、強いライバルたちとの対戦を重ねる中で、どう進化していくのか。とても楽しみにしています。

前半1-0 後半0-0 計1-0

得点：吉田琉海

フロンターレ生田の先発：16青木馨　17濱野礼　3對馬羽琉(ｃ)　4上野煌士郎　5吉田琉海　6望月楓矢　14夏目瑛斗　8渡邉拓眞　7荒井瑞樹　10中野大虎　9土肥瑠星

交代：夏目→11川上翔　中野→13髙越遼平

控え：1小村風人　2出口翔太　18森本信路　20冨田嵐丸　27新堀隼