5月6日しんよこフットボールパークで行われた関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部第10節、横浜F・マリノスジュニアユースに1-0で勝利した川崎フロンターレU-15生田。
試合後に久野智昭監督、決勝ゴールを決めた土肥瑠星、決勝点につながるシュートを打った川上翔の2選手に話を聞きました。
試合の記事は◇フロンターレU15生田 – 横浜F・マリノスジュニアユース / 関東ユース第10節
「ゴールに対する執着心っていうところは意識してやっていこう、という話をして。
そういう気持ちが乗り移って得点になったと思う」
久野智昭監督

〇試合を振り返ってみて、いかがですか?
グラウンドの状況が良くないこともあったんですけど、粘り強くやって。
お互い長いボールが多くなって、それはしょうがないと思ったんですけど。
後半はちょっとグラウンドが水引いたこともあったので。
比較的、少しはボールを動かせたかなと思ったんですけど。
選手たちに話したのは、「もっと気持ちの部分を出してやって」と言っていたので。
ゴールに対する執着心だったりっていうところは意識してやっていこう、という話をして。
なかなかチャンスをつくれなかったですけど。そういう気持ちが乗り移って得点になったと思うので。はい。
〇途中から入った川上君が仕掛けて、シュートを打ってこぼれ球という形だったと思うんですけど、そういう途中で入った選手がパワーを出せたというのも大きいのかなと感じました。
そうですね。最近そういう試合が続いているので。選手たちにもそういうパワーを出してくれ、という話はしているので。モチベーションも含めて。
力がある選手たちなので。途中から出てくる選手たちも。
メンバーが代わってもフロンターレのサッカーができるところは引き続きやってもらいたいと思います。
〇練習試合でも髙越君が2点を決めたりとか。あとは本番でその力を出せれば、と思います。けっこう力のある楽しみな選手だと思うんですが、どうですか?
今日後半から入ったんですけど、そこで狙いとしては2トップで前へのパワーというところで。
彼本人ももう少しできたんじゃないか、やらなきゃいけないんじゃないかと感じた部分もあると思うので。
でも練習試合で結果を残してくれたので。そこで、ぐぐって来てくれればいいなと思います。
〇2巡目に入りましたけど、難しさなどは感じましたか?
前への人数のかけ方だとか、僕の声掛けも後ろ目の話をしていて。前になかなかかけられない部分もあるので。
そこは選手と合わせながらやっていければと思います。
〇1点入ってから試合終了間際には、水が引いた影響もあったと思うんですけど、だいぶつなげるようになったように見えました。
そうですね。そういうゲームが最初からできれば。グラウンド状況が悪かったんですけど。
グラウンド状況が悪くてもそういう選手がいれば、落ち着いたゲームができると思うので。
一人一人の成長がこれから楽しみかなと思います。
〇次に向けてはどういったことを取り組んでいきますか?
次節がヴェルディで前節(第2節)1-4で負けた借りを返すというところで。
選手たちに話をしていこうと思っているので。
優勝を目指すためには勝ち点3がないと、というところがあるので。
羽琉(對馬羽琉)が代表のほうに行ってしまうので。(U-15日本代表のクロアチア遠征のため、5月9日から20日まで不在となる)
そんななかで、パフォーマンスがいい選手を出していければと思います。
〇対戦が1巡して、選手たちの成長はどう感じますか?
こちらが選手たちに伝えたことをうまく表現してやれているかなと思っていて。
それにさらに選手たちの色が出せれば、個人個人の色が出せればなと思っています。
〇サポーターの方にメッセージをお願いします。
いつも応援していただいているサポーターのパワーを借りて、戦っているので。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
「自分たちが気持ちで負けずに、取れた1点だと思います」
FW9 土肥瑠星

〇試合を振り返ってみて、今日はだいぶ難しい試合だったんじゃないかと思うんですけど、いかがですか?
前節(第1節)マリノスに勝っていて。相手も気持ち、入っていて。
ガツガツ来て。おさめるのも大変だったんですけど。自分たちが気持ちで負けずに、取れた1点だと思います。
〇だいぶピッチ状況が難しかったと思うんですけど、どういったプレーをしようと思っていました?
自分は雨にうまく対応できずに、トラップとかうまくできていなかったんですけど。
周りがカバーしてくれて。うまくできた感じです。
〇ゴールを取った場面について振り返ってもらえますか?
川上君が入ってきて。流れを変えて自分でシュートを打ってくれて。
こぼれたのをさわるだけで。川上君に感謝です。
〇ここまで対戦1巡して、チームの成長を感じるところはどういうところですか?
前節引き分けてしまったところは(FC東京U-15むさし戦、△0-0)、シュートを打てない。最後やりきれないというのがあったんですけど。
今日とか、シュートを打てたり、最後フィニッシュまで行けたりというところが成長だと思います。
〇これからに向けてチームにはどんなことが必要だと思いますか?
まだまだシュートで終わるところだったり、得点っていうのは全然足りていないと思うので。
そこがすごく課題だと思っています。
〇ヴェルディ戦はすごく悔しい試合だったと思うんですけど、次に向けての意気込みを教えてもらってもいいですか?
チームとしては負けた相手なので。
すごい気持ちが入っていますし。
自分としても点を決められなかったので。
次は絶対自分が点を決めて勝ちたいと思います。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?
自分たちはこれからもフロンターレらしい試合をしていくので。
これからも応援よろしくお願いします。
「チームは勝てたんですけど。僕はもっとプレーしたかったっていう気持ちもあるので。
もっと長く出場して、もっと点に絡めたらいいなと思います」
MF11 川上翔

〇試合を振り返って。
残り少ない時間で出場したんですけど、0-0で。雰囲気も重たい感じだったので。
どうにか点につなげたいなって思ってやりました。
〇シュートを打ったことが得点につながりました。あの場面を振り返ってもらってもいいですか?
思ったより相手が来なかったので。
右足で打てそうだなって思って。滑ってうまくシュートが打てなくて。そうしたら相手のキーパーがこぼして、土肥が押し込んでくれて。
ラッキーだったと思います。
〇これからに向けて取り組んでいきたいことは?
チームは勝てたんですけど。僕はもっとプレーしたかったっていう気持ちもあるので。
もっと長く出場して、もっと点に絡めたらいいなと思います。
〇サポーターに自分のこういったプレーを見てほしいものはありますか?
攻撃の選手なので、ボールを持った時とかドリブルとか、ゴールにつなげるプレーというのは、注目してほしいと思います。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?
トップもジュニアユースもジュニアもいろんな応援の人が来てくれて。
気持ちに応えようと思えるので。
いつもありがとうございます。
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5月11日Anker フロンタウン生田で行われた第11節は、第2節で1-4と敗戦を喫した東京ヴェルディジュニアユースに、2-1で勝利。フロンターレ生田は、6勝3分け2敗、勝ち点を21まで伸ばし、首位FC LAVIDA(勝ち点24)に勝ち点差3の2位まで順位を上げました。
代表に選出された對馬が不在の中、結果を出せたことは、チームに力がさらについてきていると感じさせられるものがあります。
5月18日の柏レイソルU-15戦、6月1日の三菱養和SC巣鴨ジュニアユース戦、そして日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の関東予選を戦っていくフロンターレ生田。
より多くの選手がピッチでその力を出し、チームの力をさらに上げていけるような試合を重ねていきますように。
これからもとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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