3月3日、川崎フロンターレU-15生田が、横浜FCジュニアユースとの関東ユース(U-15)サッカーリーグの開幕戦に臨んだ横浜FC LEOCトレーニングセンター。
続いて、川崎フロンターレU-15生田の2年生たちが、横浜FCジュニアユースとのメトロポリタンリーグに臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(2年) メトロポリタンリーグ vs 横浜FCジュニアユース】
3月3日(日) 午後2時25分キックオフ 横浜FC LEOCトレーニングセンター 晴れ 35分ハーフ
1年生だった昨季、関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部Aブロックを制したフロンターレ生田。
先発は、GK19荒井隆成、最終ラインは右から27出口翔太、28渡邉拓眞、39吉田琉海、30森本信路、ボランチはキャプテンの29望月楓矢、31夏目瑛斗、右MF32土肥瑠星、左MF36川上翔、トップ下35冨田嵐丸、前線には38髙越遼平。
GKには3年生の荒井隆成が入る構成に。
昨季は関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部Bブロックで5位となった世代にあたる横浜FC。
先発は、GK21加賀美夢人、最終ラインは右から28清水陽稀、26土也恭平、キャプテンの23緒方莉雅、39吉田和都、ボランチは40和田頼樹、22今井要介、右MF34徳丸遥太、左MF25小田アミスレザー、前線には32菱沼京佑、33舘利恩。
関東ユースが行われた時と同様、気温が上がり、コートのいらないような春のような陽気に恵まれた横浜FC LEOC トレーニングセンター。
フロンターレ生田も横浜FCも多くの選手の家族らが見守る中、試合は始まりました。
立ち上がり、前に出ていくのはフロンターレ。立ち上がりから出口のフィードに、髙越がうまく動き出し、コーナーキックを得るなどしていき、最終ラインの吉田や渡邉が開き、望月や夏目も受けながら前に出ていく場面をつくっていきます。
横浜FCも間にパスを差し入れていきますが、フロンターレ生田は中央で厳しくプレスをかけ、うまく体を入れマイボールに。
ボールを保持する場面をつくっていくと、4分には、土肥から冨田、望月とつながり、望月から受けた出口は右クロス。
これは、横浜FCのクリアに遭い、右コーナーキックになります。
キッカーは森本。左足で入れたボールは横浜FCの守備の対応に遭いましたが、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、望月がエリア内へ浮き球を入れると、エリア外正面やや左、吉田がシュート。これがゴールへ決まり、1-0。フロンターレ生田が先制点をものにします。
ビルドアップを図る横浜FCに対し、髙越や冨田、土肥や川上らが前から連動してプレス。高い位置でボールをものにしていくフロンターレ生田。
8分には、正面でボールをカットした夏目がターンから前に持ち出し、シュート。枠をとらえますが、加賀美がセーブ。
直後には、再びプレスから高い位置でボールをものにしたフロンターレ生田。エリア左へ抜け出した髙越のシュートはサイドネットを叩きます。
横浜FCも、9分には、左サイド、吉田の速いパスに、菱沼が正面へ。しかし、渡邉がボールを奪い取り、シュートは打たせず。
フロンターレ生田は再び、渡邉や吉田がボールに触れ、森本の縦パスに川上が高い位置へ持ち出し、左サイドの高い位置で髙越や森本とかかわってボールを動かす時間をつくっていきます。
12分には、出口から中央の望月へ。望月から冨田とつながり、冨田の縦パスに、土肥が右サイドからエリア右へ抜け出し、正面へ折り返しますが、横浜FCの守備に遭い、シュートにはつながらず。しかし、うまく連係しながら、チャンスをつくっていきます。
15分には、望月から左サイドに顔を出した夏目へ。夏目のパスに反応した川上が縦に動き出すと、いったんは横浜FCの対応に遭うも、セカンドボールをものにしたフロンターレ生田は、出口の縦パスに抜け出した夏目がエリア外正面右へ。夏目は切り返しからシュートを打ちますが、わずかに右。
横浜FCはラインを高め、緒方や土也、吉田、今井、和田に菱沼も下がり目に顔を出しながら、ボールを回していきますが、フロンターレ生田はコンパクトに、簡単には間に入れさせないようにして、これに対応。17分には髙越が中央でボールをカットし、そこから右サイドにボールを送ると、抜け出した土肥が正面への折り返し。
望月のシュートは、加賀美のセーブに遭い、ゴールとはなりませんでしたが、チャンスに結び付けていきます。
19分には、横浜FC、うまく左サイドを突くパスが通ると、抜け出した吉田が高い位置から折り返し。これには荒井隆成が対応。
集中したいい対応を見せていきます。
出口の正確なサイドチェンジを、左サイド、高い位置で川上がおさめるなど、ピッチの幅を使いながら、フロンターレ生田が前に出ていく時間は続き、22分には、土肥が冨田とのパス交換からエリア外正面右へ。折り返すと、望月と入れ替わって、ボランチにポジションを変えていた渡邉がミドルシュート。これはクロスバー。
24分には、冨田が右サイドから正面へパスを入れると、これに抜け出した川上がシュート。これはワンタッチあり、右コーナーキックに。
ここでフロンターレ生田は、GKが荒井隆成から2年生の33青木馨に交代となります。
コーナーキックをしのいだ横浜FCは、27分にはうまく中央、間で受けた今井のパスに、徳丸がエリア外右へ。シュートは左にそれたものの、チャンスをつくっていくと、29分には、左サイドで吉田がボールをカット、中央の和田から徳丸とつながり、徳丸のパスに、舘がエリア右へ。
舘のシュートは枠をとらえますが、青木がセーブ。
すると30分には、フロンターレ生田、青木が中央へボールを送ると、冨田がうまく中央、間で受けそのぱすに抜け出した土肥がエリア右から折り返すと、エリア左、うまく入り込みシュートを打ったのは川上。ゴールへ決まり、2-0。フロンターレ生田が突き放します。
32分には、さらにフロンターレ生田、右サイド下がり目で受けた冨田のパスに、髙越がエリア正面右へ。いい動き出しから反転。シュートを打つも、加賀美がセーブ。
33分にはさらに出口から右サイド、間で受けた土肥とつながり、土肥のスルーパスに、髙越が反応。ここは惜しくもシュートまではいけませんでしたが、うまくチャンスとなりそうな場面をつくっていきます。
すると34分には、フロンターレ生田、髙越がプレスバックからマイボールに。縦への仕掛けは、横浜FCの対応に遭うも、セカンドボールをものにしたのはフロンターレ生田。夏目の縦パスに、エリア右、抜け出した土肥がシュートを打つと、ゴールネットが揺れ、3-0。
突き放したフロンターレ生田はさらに望月が中央を持ち出し、左へ展開。川上のパスに、エリア左へ進入した髙越に対しては、横浜FCが粘り強く対応し、シュートにこそいけなかったものの、ゴールに迫り続け、前半は3-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレ生田は交代はなく、前半途中にそれぞれCB、ボランチとなっていた望月、渡邉が再びボランチ、CBとなってのスタート。
横浜FCは、GKが加賀美から31伊坂虎士郎に交代。FPは4人が新たに入り、最終ラインは右から緒方、29原嶋竜、吉田、30武田陽平、ボランチは今井、27金子航大、右MF清水、左MF舘、前線には小田、36中村兼晟。
立ち上がりには、フロンターレ生田、望月から夏目とつながり夏目の縦パスから抜け出した髙越が仕掛け、シュート。しかし、上に。
中央に顔を出した土肥のプレスバックからマイボールにし、そこから最終ライン、出口や渡邉、吉田や森本、GKの青木もかかわってボールを回していくフロンターレ生田。
正面でおさめた髙越が、冨田との連係からエリア内へ持ち込み、シュートを打つ場面をつくるなどしていきます。
すると4分には、フロンターレ生田、望月から冨田へ間にうまくパスが通り、冨田のエリア左を突くパスに抜け出したのは川上。シュートを打つとこれが決まり、4-0。
好パスからフロンターレ生田が、さらに突き放します。
横浜FCも、中村が高い位置でうまくボールを引き出し、そこから左に展開していきますが、出口がカット。
さらに右サイドでボールを奪い、そこから前に出ていきますが、髙越が自陣の低い位置まで戻り、カバーする献身的なプレー。
シュートは打たせずに、再びフロンターレ生田がボールを回していく時間につなげていきます。
8分、フロンターレ生田は、冨田に代わり26濱野礼が入りボランチ。夏目がトップ下に。
下がり目で積極的に夏目が受け、渡邉のフィードに、髙越が高い地へ動き出すなど、長いボールも交えていくフロンターレ生田。11分には、高い位置でボールをカット。
土肥がエリア正面右へ持ち込み、シュートを打ちますが、伊坂がセーブ。
横浜FCも、12分には、左サイド、うまく間にか顔を出した小田が仕掛けていこうとしますが、望月が体をうまく入れマイボールに。
さらに中央でボールをカット、清水から右際ぢを突くパスが出ますが、これには森本が対応。
再び前に出ていくフロンターレ生田、最終ラインに、望月がかかわり、出口もうまく中央へボールを持ち出す動きを見せるなどし、流れのなかで濱野が高い位置へ動き出すなど、つながりを持って、チャンスをつくろうとしていきます。
16分には、土肥が右サイドから正面へ仕掛ける動きを見せ、その縦パスをエリア正面でおさめた髙越がシュート。
しかし、伊坂がセーブ。
フロンターレ生田は17分、青木に代わり21小村風人がGKに。
ボールを奪い、背後を狙う動きを見せてくる横浜FCに対し、渡邉のカバーで対応していくフロンターレ生田。
望月が土肥に預け、土肥が右サイドに展開。出口が高い位置で仕掛ける動きを見せ、エリア内へは望月が顔を出すなどし、夏目も自陣の低い位置や中央、右サイドの高い位置へ顔を出すなど、位置を入れ替えながら、前に出ようとする場面をつくっていきます。
22分には、夏目から右サイド、土肥へ。土肥から中央で受け直した夏目から再び土肥とつながり、エリア外正面の望月へ。
望月の縦パスに、正面へ森本が飛び出しますが、惜しくもさわれず。しかし、左SBの森本もエリア内へ顔を出すいい動きを見せていきます。
23分には、右コーナーキックを得たフロンターレ生田。森本が左足でボールを入れると、髙越がヘディングシュート。
しかし、伊坂がセーブ。
横浜FCはすばやくリスタート。しかし、フロンターレ生田の帰陣は速く、チャンスには結びつかせず。
エリア前への浮き球に対しては、出口が夏目につながるようにするなど、ボールを保持する時間が続いていきます。
25分には、髙越が右MF、土肥が前線へ、位置を入れ替え。
渡邉のフィードに、髙越がエリア右へ動き出すなど、ゴールへ向かう動きを見せていくと、27分には、濱野がエリア外正面でカット。そのパスに正面で土肥がシュート。
伊坂のセーブに阻まれましたが、それぞれがポジションを変えても、チャンスへつなげるいい動きを見せていきます。
テンポよく回していくフロンターレ生田。奪われても、森本のカバーで取り返していくと、30分には中央の濱野から右サイドを突く好パスが通り、受けた髙越は折り返し。
土肥の枠をとらえたシュートは、伊坂の耕世^部に遭い、惜しくも得点とはならず。
32には望月から夏目、再び望月とつながり、望月から左サイド、川上へ。川上のパスからエリア外正面に顔を出した森本はミドルシュート。
しかし、これは上に。
34分には、中央に持ち出した出口から左サイド、川上へ。川上のパスにエリア外左、抜け出した濱野がシュートを打ちますが、上。
横浜FCも35分には、小田が高い位置でボールをカットし、そのパスに中村がエリア外右へ。シュートを打ちますが、小村がセーブ。
さらにエリア外左でフロンターレにファールがあり、フリーキックを得た横浜FCは、今井が遠いサイドに合わせるようなボールを入れていきますが、原嶋は惜しくも合わせることはできず。
試合はタイムアップとなり、4-0。メトロポリタンリーグをフロンターレ生田は白星でスタートさせることになりました。
フォーメーションも少し変わるなど、新たなことにも取り組んでいるフロンターレ生田。昨年まで積み重ねてきたものに、これから学んでいくものを加えて1年間、どんな進化を見せていくのか、とても楽しみにしています。
前半3-0 後半1-0 計4-0
得点:吉田琉海、川上翔2、土肥瑠星
フロンターレ生田の先発:19荒井隆成 27出口翔太 28渡邉拓眞 39吉田琉海 30森本信路 29望月楓矢(c) 31夏目瑛斗 32土肥瑠星 36川上翔 35冨田嵐丸 38髙越遼平
交代:荒井隆成→33青木馨 冨田→26濱野礼 青木→21小村風人
横浜FCの先発:21加賀美夢人 28清水陽稀 26土也恭平 23緒方莉雅(c) 39吉田和都 40和田頼樹 22今井要介 34徳丸遥太 25小田アミスレザー 32菱沼京佑 33舘利恩
交代:加賀美→31伊坂虎士郎 徳丸→29原嶋竜 土也→30武田陽平 和田→27金子航大 菱沼→36中村兼晟
(文中敬称略)
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