フロンターレU18 – ヴォイヴォディナ / インターナショナルユースカップ


12月23日はJ3の長野パルセイロの本拠地、長野Uスタジアムへ。Jリーグインターナショナルユースカップは大会3日目を迎え、グループステージの最終戦。ここまでグループAで1分け1敗の川崎フロンターレU-18は、セルビアのヴォイヴォディナとの試合に臨みました。

【川崎フロンターレU-18 Jリーグインターナショナルユースカップvsヴォイヴォディナ】
12月23日(土)午前11時キックオフ 長野Uスタジアム 晴れ 40分ハーフ

フロンターレの先発はGK16安福祐一、DFは右から27森璃太、29道間雄生、28栗田悠巨、32澤田泰大、ボランチは36黒川海翔、30山内日向汰、右MF20上野綜太、左MF35中島大成、FW24宮城天、ゲームキャプテンの18宮代大聖。

ヴォイヴォディナの先発はGK1ネマニャ・トロマン、DFは右から15マルコ・マンディッチ、キャプテン2マルコ・ビエコヴィッチ、3セィニシャ・ヴィダコヴィッチ、6ドブリツァ・テゲルティヤ、ボランチは8ミロシュ・ミリヤシェヴィッチ、16ラード・ラディッチ、右MF11アディス・クルス、左MF10ミハイロ・ネシュコヴイッチ、FW18デヤン・ズキッチ、7ドラゴリュブ・サヴィッチ。

青空が広がり、ピッチには暖かな日差しが降り注ぐ長野Uスタジアム。立ち上がりにはヴォイヴォディナが左サイド、テゲルティヤとの連係からネシュコヴイッチが高い位置へ顔を出し、こぼれ球を拾い自らネシュコヴイッチがミドルシュートに持ち込むも枠はとらえられず。なおもラインを上げ、フィジカルの強さも生かして押し込もうとしますが、フロンターレは宮代がボールをキープし、山内や黒川を中心にボールを動かせるように。この大会はじめての出場となった中島や、上野、宮城も切り替えよく、中盤を助けていい距離感で相手にアプローチをして、マイボールにしていきます。

6分には山内の浮き球のパスに宮城がエリア前へ抜け出すと、ヴォイヴォディナのビエコヴィッチらの粘り強い対応の前にシュートには持ち込めず。さらにリターンを受けた宮代、中盤の山内と戻して、山内の右サイドの裏を突くパスに上野が抜け出しますが、オフサイドに。しかし、人数をかけて連動してゴールへ迫っていきます。

ヴォイヴォディナもテゲルティヤが高い位置へよく上がり裏を狙っていきますが、栗田や安福が連係してよく対応し、決定機をつくらせず。8分には栗田のフィードにエリア左へ宮代が抜け出し、折り返すとエリア前の宮城へ。宮城はヴォイヴォディナの選手に囲い込まれシュートには持ち込めなかったものの、山内がミドルシュート。枠はとらえられませんでしたが、いい形をつくっていきます。

右へ流れて、サヴィッチが空けたスペースにミリヤシェヴィッチが入り込んで揺さぶるヴォイヴォディナに対して、コンパクトにいい距離感で対応。ボールを奪うと山内が裏へ動き出す宮代へパスを出すなど、守備から攻撃へとつなげていきます。

11分には中島がボールをカットし、一気に前へ。中盤の山内を経由して右へ展開すると、森の右クロスに宮代が頭で合わせますが、左へ。

山内や黒川が多くボールに触り、後ろからボールを動かしつつ、森が高い位置へ。澤田もバランスを取りながら、中島とうまく連係してボールを奪い取るなどしていきます。

13分には山内のスルーパスに宮城がエリア正面へ抜け出るも、囲い込まれてシュートは打てず。なおもボールを握って縦へパスをつけて迫っていくと、14分、山内のパスをエリア外正面で受けた森が左足を振り抜きます。ボールはゴールネットを揺らして1-0。意表を突いた素晴らしい一撃でフロンターレが先制します。

直後にはヴォイヴォディナも高い位置へ人数をかけ、ラインを上げて押し込んでいきますが、これにコンパクトにいい距離感で対応し、決定的な形をつくらせず。栗田や道間に山内や黒川がかかわって、後ろからボールを回していきます。

17分には宮代が自陣からドリブルで持ち込み、ヴォイヴォディナのゴール前へ。最後は宮城がファールを受けてフリーキックを得ると山内が直接狙いますが、GKトロマンの正面。

さらにラインを高く上げてゴールを狙ってくるヴォイヴォディナに対して、選手それぞれがすばやく寄せて、切り替えよく対応していくフロンターレ。22分には黒川の縦パスを起点に宮城、山内、宮城とパス交換を繰り返してエリア前へ、最後は山内がシュートを打つもブロック。

なかなかゴールへ近づけなかったヴォイヴォディナもサヴィッチが右サイドの高い位置へ流れてボールを引き出したり、ビエコヴィッチのフィードに抜け出すなどしていきますが、栗田や澤田が連係してボールを奪ったり、山内がカットし、起点とはさせず。すると、25分自陣でマイボールにした上野、宮城と中央からつないでエリア前へパスが出ると、宮代のシュートがゴールネットを揺らして2-0。突き放します。

27分にはヴォイヴォディナ、左からネシュコヴィッチが仕掛けて最後はエリア右からクルティシが枠をとらえたシュートを打つも栗田がクリア、得点は許さず。

すると28分、左サイドの高い位置へ抜け出した宮城がエリア前へボールを送るとこぼれ球を拾った宮代のシュートが決まり3-0。

ヴォイヴォディナも29分にはコーナーキックを得ると、右からテゲルティアが左足で入れたボール、ニアでミリヤシェヴィッチが合わせますが上に。さらにサヴィッチ、ネシュコヴィッチの連係からエリア前へ迫り、再びコーナーキックを得ると、左からネシュコヴィッチが右足で入れたボール、エリア正面でネシュコヴィッチがシュートを打つも枠はとらえられず。

34分にはまたも上野のボール奪取を起点に攻撃へ転じたフロンターレ。宮代とのパス交換から上野が右サイドへ。駆け上がった森がクロスを入れると、ゴール前で浮いたボールをうまくコントロールした宮城。そのままシュートに持ち込むとゴールネットが揺れます。4-0。

ネシュコヴィッチやサヴィッチの連係からゴールをうかがいに来るヴォイヴォディナに対して、森が切り替えよく自陣まで戻ってシュートをブロックするなど、守備でもいいプレーを続けていくフロンターレ。37分には左コーナーキックのこぼれ球を拾われ、枠をとらえたシュートを打たれますが、道間がライン上でクリアする好守を見せ、しのいでいきます。

なおも自陣で献身的な守備を見せる上野との連係から森がクロスを上げるなどゴールを狙いにいくフロンターレ。40分にはエリア正面で宮代がファールを受けて得たフリーキック、宮代が直接狙うもバーを叩き、さらにこぼれ球を拾った森のシュートはポストへ。5点目こそなりませんでしたが、前半は4-0でタイムアップとなります。

後半立ち上がり、ヴォイヴォディナは左サイドのテゲルティアが高い位置へ上がりクロスを上げようとしますが、澤田が粘り強く対応し、クリア。直後には左コーナーキックのこぼれ球をマンディッチが拾い、こちらもクロスを上げるも山内がしっかりエリア前で対応。しのいでいきます。

フロンターレも2分には上野のボール奪取から宮代が右へ流れ、宮城にボールが渡るとエリア外右から宮城がエリア内へ仕掛けていきますが、クリア。右コーナーキックのこぼれ球を高い位置で宮城が奪い、澤田にいったん預けて右サイドの高い位置へ。折り返すと宮代がシュートを打つも左へ。

6分、ヴォイヴォディナはヴィダコヴィッチに代わり14パヴレ・ヨヴィシッチが入りボランチに。ミリヤシェヴィッチが最終ラインへ。

フロンターレも直後には山内のパスを右サイドで受けた上野がエリア前へ斜めに仕掛けていきますが、ファールを受けて阻まれ、さらに上野、宮代と右から展開し、宮代が折り返すと、宮城がエリア前へ抜けてシュートを打つもGKトロマンの正面。

後半盛んに右サイドの高い位置へマンディッチが上がっていくヴォイヴォディナ。8分には右クロスを上げられるもエリア内へ森がよく戻ってカバー。シュートは打たせず。

10分にはフロンターレ、中盤で山内、黒川とつないで右へ展開。森がエリア内へ仕掛けていくと、最後は山内がエリア前でシュートを打つもブロック。さらに黒川の縦パスから、エリア正面で宮城が倒され得たフリーキック、宮代が直接狙うもわずかに左へ。

しかし、12分、道間がエリア前やや右へ浮き球を送ると、ヴォイヴォディナの選手の処理しきれなかったところを宮代が突いてシュート。これがゴールへ決まり5-0。宮代のハットトリックでさらに追加点。

高い位置へ抜けて左から仕掛けてくるネシュコヴィッチに対して、森がよくカバーするなど流れを渡さないフロンターレ。後ろで黒川、山内がさらにボールを動かしていきます。

16分、ヴォイヴォディナはサヴィッチに代わり13ヴィクトル・ミロヴァノヴィッチがFWへ。17分には右コーナーキックからヨヴィシッチが枠をとらえたシュートを打つも安福が好セーブを見せ、得点は許さず。さらに右コーナーキック、テゲルティアの精度を良いボールからゴールに迫られるも森がエリア内でよくクリアし、シュートは打たせず。さらにボールを中盤で奪われたところからクルティシにミドルシュートを打たれますが、右へそれて枠はとらえられず。

フロンターレも18分には道間がフィードを入れるとエリア前、宮城が競り、山内が拾ってゴール前へ仕掛けていきますが、ラディッチに粘り強く対応されて、シュートは打てず。しかし、いい距離感で長いボールからも揺さぶっていきます。

19分宮城とのパス交換からエリア右へ仕掛けた山内。しかし、ここもブロックされてシュートは打てず。さらに中盤まで下がった宮代がボールをキープ。山内を経由して、エリア右へ上野が抜け出しシュートを打つもGKトロマンに阻まれ、得点とはならず。

すると23分、右サイドの高い位置からクロスを上げられるとエリア内でミロヴァノヴィッチに決められ、5-1に。

フロンターレはここで上野に代わり37有田恵人が右MFへ。20分にはまたも右からマンディッチにクロスを上げられるもエリア内で栗田がしっかりクリア。さらにヴォイヴォディナに押し込まれる時間帯となりますが、宮代が自陣まで下がりコンパクトに。右サイドへ流れたクルティシに対して澤田が粘り強く対応。クロスを上げさせないなど1対1でも集中したいい対応を見せていきます。

31分にヴォイヴォディナはクルティシに代わり17ミロシュ・ピリポヴィッチ。フリーキックをしのいだところからカウンターへ持ち込むヴォイヴォディナに対して、安福がエリア外へ出てピリポヴィッチへ出たボールをクリアするなど、攻撃の芽をしっかり摘んでいきます。

フロンターレは交代で入った有田が機を見て右サイドの裏のスペースへ動きだして揺さぶりに。32分には山内のスルーパスにエリア右へ有田が抜けていくもGKトロマンに対応され、シュートには至らず。さらに道間のフィードをエリア外で中島が拾ってシュートを打つもGKトロマンがしっかり対応。追加点とはならず。

フロンターレはここで中島に代わり14古屋雄帆が左MFへ。栗田が宮城へ縦パスを入れたところから右へ展開したり、有田の右サイドの仕掛けからエリア前へ宮代が迫ったり、また古屋が左サイドの高い位置へ流れリターンを受けた山内がエリア内へ縦パスを送るなど、さらにゴールを目指していきます。

相手にボールが渡ってもエリア左へ抜け出すミロヴァノヴィッチに道間がしっかりついていき、シュートやクロスにつながらせないなど、していきます。

ロスタイムは2分。41分、フロンターレは黒川に代わり39常安澪がピッチへ。今大会初めての出場となった常安もスローインの受け手に対して粘り強くプレッシャーをかけて前を向かせず、短い時間でもしっかりとゲームに入っていきます。

42分には右からのスローイン、エリア内でミロヴァノヴィッチがシュート。枠をとらえますが安福が好セーブ。こぼれ球をエリア左でピリポヴィッチが拾うも森が好カバー。エリア前で前を向いたヨヴィシッチに対して常安が体を張った守備。最後までしっかり球際でも負けずに戦い抜いたフロンターレ。ついに試合はタイムアップ。5-1。今大会の初めての勝利を挙げることとなりました。

前半4-0 後半1-1 計5-1
得点:森璃太、宮代大聖3、宮城天

フロンターレの先発:16安福祐一、27森璃太、29道間雄生、28栗田悠巨、32澤田泰大、36黒川海翔、30山内日向汰、20上野綜太、35中島大成、24宮城天、18宮代大聖(c)
交代:上野→37有田恵人 中島→14古屋雄帆 黒川→39常安澪
控え:40川合我空 17小川達也 38安田捷人 9山田新

ヴォイヴォディナの先発:1ネマニャ・トロマン、15マルコ・マンディッチ、2マルコ・ビエコヴィッチ(c)、3セィニシャ・ヴィダコヴィッチ、6ドブリツァ・テゲルティヤ、8ミロシュ・ミリヤシェヴィッチ、16ラード・ラディッチ、11アディス・クルス、10ミハイロ・ネシュコヴイッチ、18デヤン・ズキッチ、7ドラゴリュブ・サヴィッチ
交代:ヴィダコヴィッチ→14パヴレ・ヨヴィシヅチ サヴィッチ→13ヴィクトル・ミロヴァノヴィッチ クルティシ→17ミロシュ・ピリポヴィッチ
控え:12ランコ・プシュキッチ

1勝1分け1敗、得点7、失点4でグループステージを2位で終えたフロンターレ。大会を通してこれまで試合経験の少なかった選手たちも徐々に持ち味を発揮し始めているようにもみえます。

最終日の24日は午前11時、長野UスタジアムにてグループBの2位サンフレッチェ広島ユースと対戦します。今年最後のU-18の試合は果たしてどんな試合になるのでしょうか。

(文中敬称略)

試合を前に家族やサポーターのもとへ
長野Uスタジアムにはビジョンがあり、国際試合らしく英語で選手名が表示された

フロンターレの先発メンバー

黒川海翔選手
京都戦では右SBだった澤田泰大選手は左SBを務めた

宮代大聖選手は厳しい守備に遭いながらも起点になった
宮代大聖選手、宮城天選手
宮城天選手
山内日向汰選手
森璃太選手

ミドルシュートを決めて1-0

宮代大聖選手

宮城天選手
上野綜太選手
黒川海翔選手
宮代大聖選手
シュートに持ち込む
2-0に
中島大成選手

中島大成選手
宮代大聖選手
この日2点目に

上野綜太選手
宮城天選手
ボールをうまくコントロール
シュートを放つ
会心のゴールで4-0

上野綜太選手
道間雄生選手
澤田泰大選手
宮代大聖選手

前半は4-0
怪我のため登録されていない古岡佑斗選手もサポート役に
安田捷人選手
古屋雄帆選手
山田新選手
小川達也選手
後半へ
森璃太選手
道間雄生選手
宮城天選手
宮代大聖選手が右から決める
ハットトリックとなった

安福祐一選手
栗田悠巨選手
上野綜太選手
後半はヴォイヴォディナもたびたびゴール前へ

宮代大聖選手
森璃太選手
黒川海翔選手

ヴォイヴォディナも1点を返す

有田恵人選手
山内日向汰選手
中島大成選手
安福祐一選手は時にはエリア外に出てクリアするなどした
古屋雄帆選手も初出場

古屋雄帆選手
道間雄生選手
安福祐一選手

初出場の常安澪選手

粘り強くプレッシャーをかける常安澪選手
わずかな時間だったがしっかりと試合へ入った
5-1でタイムアップ

サポーターらにあいさつをする選手たち

コールに応える宮代大聖選手

 

 

 

 

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