川崎フロンターレが2018年の新体制発表を行った1月21日は、川崎市中原区の東住吉小学校へ。日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権はブロック大会の最終日を迎え、川崎フロンターレU-12は橋本SCとの準決勝に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権高学年の部ブロック大会準決勝 vs 橋本SC】
1月21日(日)午前8時28分キックオフ 東住吉小学校 晴れ 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発はGK33菊池悠斗、最終ラインは2伊藤颯飛、キャプテンの5由井航太、中盤は8田中陸人、右サイドは11志村海里、左サイドは7深澤陽太、前線は10名賀海月、13岡野一恭平。
好天に恵まれ、太陽の光がまぶしいほどの東住吉小学校。両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、フロンターレは岡野一の前線でのボールキープから名賀がゴール前に抜け出ると、シュートに持ち込むもGK1がキャッチ。
一方橋本SCは前からフロンターレのパス回しを狙ってプレスをかけ、ボールを奪ったところから攻撃を試みていきます。2分にはエリア外左へ12が抜け出してシュートに持ち込むも由井がブロック。しのいでいくと、4分フロンターレは田中のスルーパスに名賀が抜け出してシュート。ゴールの中へ決まり、1-0。先制します。
フロンターレは岡野一が中盤まで下がったり、田中がパス交換から前線へ顔を出すなど、ポジションを入れ換えながら橋本SCのゴールの前へ迫っていきます。
6分には深澤がエリア左へ仕掛けていき、ニアを狙ってシュートを打つも上に。直後には橋本SCもゴール前に9が抜け出してシュート。しかし、菊池がしっかりキャッチ。
8分には深澤の右コーナーキックに伊藤が合わせるも上に。さらに橋本SCのゴールキックを深澤が頭で競ったボールがゴール前に出ると、名賀が抜け出してシュートに持ち込むもGK1がキャッチして追加点とはならず。10分には岡野一が中盤まで下がって前を向いてパスを出すと、名賀がエリア前へ抜け出しますが、2に寄せられ、最後はGK1がボールをキャッチ。
橋本SCも切り替えがよく、マイボールにすると速攻へ。11分には8が左サイドの高い位置へ仕掛けて折り返しますが、深澤がエリア内でカバーしシュートは打たせず。フロンターレも切り替えよく、対応していきます。
直後にはフロンターレも由井、名賀と縦にパスを入れて右へ展開、志村が右サイドから仕掛けて折り返すと、岡野一がシュートを打つもブロックされて追加点とはならず。ここで得たコーナーキック、深澤が右からニアを狙ってボールを入れると由井が合わせるもまたも橋本SCのブロックに阻まれて、ゴールには至らず。
なおもフロンターレは、志村が右から仕掛けたり、伊藤もエリア前へ上がってスルーパスを狙ったりとゴールへ迫っていきますが、橋本SCもたびたびオフサイドをとるなど、しっかりラインをコントロールし、なかなか追加点とはならず。16分には由井の縦パスを受けた深澤からエリア前にボールが出ると、岡野一が抜け出してシュートを打つもGK1が対応。さらに田中、名賀と中央でつないで名賀のスルーパスに岡野一がエリア内抜け出すも惜しくも触ることはできず。
橋本SCも17分にはセンターサークル出前付近からのフリーキック、6が直接枠をとらえたシュートを打ちますが、菊池がしっかりキャッチ。
フロンターレは伊藤や由井も高い位置へ上がり、名賀が中盤まで下がって深澤が前線へ上がるなど、揺さぶっていきます。19分にはボールを持ち上がった伊藤からエリア外左を突くパスが出ると、深澤が抜け出してシュートを打つも上に。前半は1-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは最終ラインは深澤と由井、中盤は田中、右サイドは志村、左サイドは14永田滉太朗、前線には岡野一と6前野康成が入ってのスタート。立ち上がり、由井が高い位置へ仕掛けて、エリア右の裏を突くパスを出すと、岡野一が抜け出して仕掛けて、折り返すもクリアをされてシュートにはつながらず。しかし、最初のプレーからゴールへ迫っていきます。
フロンターレは由井、深澤が開いて間に田中が下り、志村や永田が高い位置へ上がるなどし、菊池が田中に縦パスを入れるなどして後ろからパスを回していきます。岡野一も左サイドへ流れて永田とのパス交換からエリア前へ仕掛けるなどしていきます。
3分にはコーナーキックを得ると、こぼれ球を田中が拾いシュートを打つも上に。さらに田中、岡野一、田中とテンポよくパス交換をして、エリア左へ展開すると永田が抜け出すもオフサイド。さらに志村が前線へ顔を出し、前野が右へ移るなどポジションチェンジを交えながら攻勢に。
橋本SCも右から10が仕掛けて左へ展開すると8が折り返すも由井がしっかり対応。しのいでいくと7分には岡野一からパスを受けた永田がエリア内へ仕掛けていき、シュート。しかし、GK1がキャッチ。
さらに田中が右サイドの裏へ抜け出す志村へパスを通したり、岡野一がボールを運び、パスに抜け出した永田がエリア内へ仕掛けるなど攻勢に出ていきます。11分には深澤の浮き球にエリア左へ前野が抜け出すもブロック。
直後には岡野一が中盤まで下がって左へ展開すると、永田が仕掛けて折り返しますが、触ることはできず。さらに永田から右へパスが出ると、志村のエリア右へのパスに岡野一が抜け出し、GK1を引き付けてエリア左へラストパスを送りますが、前野のシュートはブロックされてゴールネットを揺らすことはできず。橋本SCもゴールの前で粘り強さを出していきます。
フロンターレは志村に代わり9尾川丈が右サイドに。
16分にはフロンターレのコーナーキックをしのいだ橋本SCはカウンターへ。8が一気にエリア内へ抜け出して、菊池は止めようとしますが、ファールとなり、PKが橋本SCへ与えられます。キッカーは8。ゴールネットを揺らして1-1。17分、同点に。
18分にも橋本SCは速攻へ持ち込むと9がエリア左へ抜け出してシュート。しかし、菊池がしっかり対応。フロンターレは岡野一が中盤まで下りたり、尾川が右サイドの高い位置へ抜けるなど勝ち越そうとしていきますが、なかなか決定的な場面はつくれず。20分には尾川が右から折り返しますが、シュートを打つには至らず。試合はタイムアップ。1-1。決着はPK戦へ。
PK戦。先攻の橋本SCは一人目が外したの対して、フロンターレは由井、田中、深澤がしっかり決めて、3-2。
橋本SCの戦いぶりも最後まで素晴らしく、苦しみながらもフロンターレはブロック大会の決勝へ進出することになりました。
前半1-0 後半0-1 計1-1
得点:名賀海月
フロンターレの先発:33菊池悠斗、2伊藤颯飛、5由井航太(c)、8田中陸人、11志村海里、7深澤陽太、10名賀海月、13岡野一恭平
交代:伊藤→14永田滉太朗 名賀→6前野康成 志村→9尾川丈
(文中敬称略)
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