1月21日、日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権のブロック大会準決勝で橋本SCをPK戦の末に下した川崎フロンターレU-12。続いての決勝では、寒川旭SCとの準決勝を、こちらもPK戦で制した地元の東住吉SCと対戦しました。
【川崎フロンターレU-12 日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権高学年の部決勝 vs 東住吉SC】
1月21日(日)午前11時キックオフ 東住吉小学校 晴れ 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発はGK33菊池悠斗、最終ラインはキャプテンの5由井航太、7深澤陽太、中盤は8田中陸人、右サイドは4相ヶ瀬亮太、左サイドは6前野康成、前線には10名賀海月、13岡野一恭平。
準決勝と同様に青空の下で始まった試合。フロンターレは立ち上がりから岡野一が前線でボールをおさめたところから前野がエリア内へ抜け出すなど、ゴール前へ近づいていきます。ラインも上げ、由井や深澤がセンターラインよりも前に出てコンパクトに。いい距離感でパスを通していきます。
2分、フロンターレは由井、名賀と縦へパスをつないで、最後はエリア右から岡野一がシュートを決めて、1-0。先制します。
さらに深澤の浮き球をエリア前で名賀がおさめ、エリア左へパスを出すと、前野が抜けるもオフサイド。
東住吉SCは5のフリーキックから得点機をつくろうとしますが、由井や田中がエリア前で粘り強く対応し、シュートにはつなげさせず。そこからカウンターへ持ち込み、切り替えよく攻撃へとつなげていきます。
フロンターレは岡野一や名賀が中盤まで下り、前線へ前野や田中が飛び出したり、前野が最終ラインに下り、深澤が上がったり、とポジションチェンジをしながら、さらに攻勢に。
7分には岡野一のパスから名賀がエリア右へ抜けシュートを打つもGK1が好セーブを見せて追加点とはならず。9分には岡野一のパスから名賀がうまくエリア内へ入り込んでシュートを打ちますが、今度はGK1が足でシュートを止める好守を見せ、またもゴールとはならず。11分にはコーナーキックのセカンドボールを拾い、パスを回していくとエリア外から由井がミドルシュートを打ちますが、GK1が対応。
追加点はあげられずとも、岡野一が自陣まで戻ってボールを取り返すなど、切り替えよく試合を進めていくと12分、名賀が岡野一とのパス交換からエリア右へ抜け出してシュート。ついに決まって2-0。突き放します。
フロンターレは由井や深澤、菊池が最終ラインでボールを回しながら、名賀や岡野一がパスの出し手にもなり、右サイドを仕掛けていく相ヶ瀬へボールを送るなどしてさらにゴールを目指していきます。17分には田中、前野とボールが渡り、前野のスルーパスにエリア右へ名賀が抜け出すもシュートは右へ。
18分には東住吉SCもコーナーキックを得るとセカンドボールを拾ったところからゴールに迫りますが、得点機とはならず。
なおも田中がミドルシュートを打ったり、高い位置で田中がボールをカットしたところから相ヶ瀬のシュートへつなげるなどし、前半はタイムアップ。2-0でハーフタイムへ。
後半フロンターレはGK1畠山泰輔、最終ラインは右から2伊藤颯飛、由井、深澤、中盤は前野、右サイドは名賀、左サイドは14永田滉太朗、前線には9尾川丈と、4人を入れ換えてのスタートに。
立ち上がりから伊藤がボールを持ち上がったり、深澤が前に出て浮き球を入れるなど、揺さぶっていきます。
2分には深澤、前野と縦へパスを入れ、前野のパスにエリア左へ尾川が抜けるもオフサイド。さらに伊藤がエリア内へ進入するなどゴールへ迫り、4分には永田が左からクロスを入れるとエリア内へうまく名賀が抜け出すもシュートは左へ。5分には前野が仕掛けてエリア右へパスを出すと、尾川がシュートを打つもこれも左へ。さらに前野のスルーパスに名賀が抜け出して、最後はエリア右、尾川がシュートを打ちますが、GK1に対応され、ゴールとはならず。
東住吉SCも6分には高い位置でボールをカットするも9に対して由井がよくカバーをしてチャンスとはさせず。そこから切り替えて、由井が高い位置へ上がり、名賀のシュートにつなげるなどしていきます。パスを回していくフロンターレ、7分には名賀から左へ展開すると、永田が抜け出してシュート。しかし、6がブロック。さらに由井、名賀と縦パスを連続させ、名賀のパスに前野がエリア前へ抜け出してシュートを打つも右へ。
9分、フロンターレは尾川が右へ抜け出して折り返すと、リターンを受けた前野のシュートがゴールネットを揺らしてついに追加点。3-0。11分には前野のパスにエリア右へ名賀が抜け出し、名賀のパスを走り込んだ前野、またもゴールネットを揺らして4-0。突き放します。
フロンターレは名賀に代わり11志村海里が右サイドへ。12分には伊藤が持ち上がり、右へ展開すると志村が仕掛けて折り返したボール、前野が押し込むもオフサイド。
手を緩めないフロンターレは志村が右サイドだけではなく、エリア前へ顔を出すなどし揺さぶりに。13分には志村のパスにエリア左へ抜け出した前野が巧みにターン、これに対して東住吉のファールがあり、PKを得ます。キッカー前野はこれを決めて5-0。前野はハットトリックを達成します。
フロンターレは志村や永田がよく仕掛けて、伊藤もボールを持ち上がり、ボールを失っても志村がカバーに戻るなど、切り替えのよさを失わず、さらにゴールを狙っていきます。
17分には左コーナーキック、深澤の入れたボールを伊藤が合わせて、6-0。18分には前野が左から仕掛けて最後は尾川がエリア前へ。シュートを決めて7-0。
19分には東住吉も7が仕掛けていくも、これをしのいでさらにカウンターへ持ち込んで、尾川のパスに左サイドから永田が仕掛けていくなど、最後まで攻守によくプレーを続けていったフロンターレ。試合はタイムアップとなり、7-0。中央大会への進出を決めました。
前半2-0 後半5-0 計7-0
得点:岡野一恭平、名賀海月、前野康成3=PK1、伊藤颯飛、尾川丈
フロンターレの先発:33菊池悠斗、5由井航太(c)、7深澤陽太、8田中陸人、4相ヶ瀬亮太、6前野康成、10名賀海月、13岡野一恭平
交代:菊池→1畠山泰輔 相ヶ瀬→2伊藤颯飛 田中→14永田滉太朗 岡野一→9尾川丈 名賀→11志村海里
各ブロックの32の勝者がトーナメントで競う中央大会は2月に行われます。ジュニア年代では最後となる大会でどんなプレーを見せていくのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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