1月20日は時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドへ。Jリーグの各クラブのユースチームや高校、クラブチームが参加して行われる毎年恒例のジャパンユースプーマスーパーリーグが前週より始まっており、川崎フロンターレU-18も初戦を迎えました。
フロンターレはAグループに入り、JFAアカデミー福島、星稜、習志野、東邦、履正社、作陽、韮崎の各チームと対戦していきます。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグ vs JFAアカデミー福島】
1月20日(土)午後0時57分キックオフ 晴れ 時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド1 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK21青山海、DFは右から27森璃太、34高吉正真、28栗田悠巨、23島崎元、ボランチは30山内日向汰、25古岡佑斗、右MF37有田恵人、左MF20上野綜太、FW24宮城天、9山田新。18宮代大聖はトップチームの宮崎県綾町でのキャンプに参加しているため不在、年末のJリーグインターナショナルユースカップでは怪我のため出場しなかった古岡が実戦に復帰し、U-15の二年生、青山がゴールを守ることに。
初戦の対戦相手はJFAアカデミー福島。先発はGK23川上康平、DFは右から19加々美蓮、3野末学、14天野新、18加藤聖、中盤の底に5永島悠稀、その前に8石井侑真、22廣岡睦樹、右MF10木村壮太、左MF7岩倉恋、FW16植中朝日。
白い雲こそ時折通りすぎるものの晴天、雪化粧した富士山が見下ろすうさぎ島グラウンド。
立ち上がりにはJFAアカデミー福島がコーナーキックを得ると加藤が右から左足でニアを狙ってボールを入れますが、青山がパンチング。再びコーナーキックとなり、セカンドボールを拾うとアカデミー福島、野末が右へ迫るも古岡がボールを奪う好守でしのいでいきます。
フロンターレも古岡が最終ラインまで下りたり、中盤で山内がボールを受けたりしながら組み立てていき、右サイドの有田や森の連係などからゴールの前に迫っていくと、5分には山田のパスをエリア右で受けた宮城がシュートを打つもブロックされ得点とはならず。
さらにフロンターレは高吉や栗田に古岡や山内がかかわって後ろからパスを回していこうとしますが、アカデミー福島はそこを狙ってカットしたところからゴールをおびやかす展開に。7分には植中がエリア前でボールをカットしシュート。しかし、青山が枠をとらえたシュートを弾き出す好セーブを見せゴールとはならず。
8分にも植中がボールをカットし、最後は廣岡がエリア右へ抜け出してシュートを打ちますか、右へ外れてゴールとはならず。さらにボールをカットしたところからすばやく右へアカデミー福島が展開すると、木村が抜け出しますが、島崎がよくカバー。なおも加々美が高い位置へ仕掛けていくなどアカデミー福島の攻勢の時間が続きますが、上野が自陣まで戻ってボールを奪うなど切り替えよくしのいでいきます。
フロンターレも13分には有田がエリア外右へ抜け出してシュート。しかし、これにはGK川上が対応。それでも次第に高吉や栗田がラインを上げ、時にはセンターサークルよりも前に出るなどコンパクトに。古岡が球際に強くいき、セカンドボールをものにするなどしてボールを持つ時間帯も増え、アカデミー福島はブロックをつくってカウンターを狙いに来る構えに。21分にはアカデミー福島、高い位置でボールをカットすると岩倉がシュートを打つも右へ。
なおも古岡がエリア外右へ顔を出したり、有田が右サイドからエリア前へ斜めに仕掛けるなど揺さぶっていくフロンターレ。26分、エリア外右の高い位置で有田がボールをカットし、仕掛けていくと最後は山田が混戦のなかシュートを打つとアカデミー福島のGK川上や加々美も処理しきれずにボールはゴールの中へ。1-0。フロンターレが先制します。
たたみかけるフロンターレは森が高い位置でクロスを入れると、上野がエリア左へ抜け出すもこれにはGK川上が対応。直後には森から右へ展開すると、有田がエリア内へ折り返し、山田が抜け出るもシュートはブロックされ、追加点とはならず。アカデミー福島は永島がエリア前で前を向いたところから攻撃へつなげていこうとしますが、30分にはフロンターレ、古岡がボールを高い位置で奪い、エリア外左へ。宮城がシュートを打つも右へ。
なおも前から山田や有田、宮城が連動してプレスをかけ、奪われても古岡がよくカバーし、山内とよく連係。栗田も中盤を飛ばして上野へ縦パスを入れるなど、守備から攻撃へとつなげ、守備を厚くするアカデミー福島に対して、焦れずにいったん最終ラインへ戻してそこから再び縦へパスをつけて揺さぶっていきます。
34分には細かくパスを回して宮城から右へ。森がクロスを入れると最後は有田がエリア内、シュートを打つもアカデミー福島もよく体を張って防いで得点とはならず。
アカデミー福島は廣岡や植中が中盤まで下りたり、木村や岩倉が前線へ顔を出すなどポジションを入れ換えながら揺さぶっていきますが、高吉と古岡がうまく木村を囲い込んだり、島崎が1対1でねばり強く対応するなどして流れは渡さず。前半は1-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレはそのままのメンバーで臨んだのに対して、アカデミー福島は木村に代わり11作山博紀が右MF、永島に代わり25外薗隆一が入り石井とボランチに。GKも川上から12山本伊織へ代わります。
立ち上がりからアカデミー福島はフロンターレのエリア前でのパスを狙い、山内や古岡へのマークも強めていきます。すると3分、エリア前で植中がボールをカットし、最後は岩倉のシュートが決まり、1-1。
さらに高い位置でボールをカットしゴールをおびやかすアカデミー福島。
6分フロンターレは古岡に代わり、39常安澪が入りボランチに。なおもアカデミー福島がゴールへ迫る場面が続き、7分には作山がエリア右へ抜け出してシュートを打つも左へ。
フロンターレも右サイドの有田との連係から森が高い位置へ仕掛けたり、山田が中盤まで下りてアカデミー福島のパスをカットしたところから右へ展開して森を走らせたりするなど、流れを引き戻そうとしていきます。
アカデミー福島も16分にはカウンターへ持ち込むと、廣岡が仕掛けてエリア右へ飛び出した石井へパスを出しますが、高吉がカバーしクリア。さらにまたもや作山にエリア前からシュートを打たれますが、青山が好セーブを見せ、コーナーキックに。右コーナーキック、加藤のボールに植中がファーで合わせるも左へ。さらに石井のパスにエリア左へ加藤が抜け出るも栗田がよく対応。しのいでいきます。
フロンターレは22分、常安に代わり14古屋雄帆。アカデミー福島も石井に代わり20高木一史。
フロンターレは島崎が上野と連係して前へ出るなど攻勢に。24分には有田からパスを受けた宮城がエリア前、シュートを打つもアカデミー福島に阻まれてコーナーキックに。右からのコーナーキック、山内が入れたボール、高吉がシュートに持ち込みますが、ブロック。フロンターレはここで宮城に代わり17小川達也。古屋が前線へ上がり、小川はボランチに。
なおも森、島崎が両サイドの高い位置へ上がり、ゴールへ迫っていくと、コーナーキックから古屋がシュートを打つもアカデミー福島の体を張った守備でゴールには結びつけられず。
アカデミー福島は植中に代わり9細川朝陽、岩倉に代わり13松島優太。
さらに高吉、栗田がラインを上げ、山内や小川がかかわってコンパクトに、縦パスを交えながらフロンターレは攻め、森が右サイドからえぐれば、島崎も33分には上野からパスを受けてエリア外から山本の正面を突くシュートを打つなどしていきます。
守備でも栗田がアカデミー福島の縦パスをよくカット。アカデミー福島は廣岡に代わり26向井ひな太。
フロンターレは高吉や栗田が高い位置へ上がり縦へボールをつけ、ロスタイムにはエリア右へ抜け出た古屋がシュートを打つも右へ外れて勝ち越しとはならず。試合はタイムアップ。1-1。引き分けとなりました。
前半1-0 後半0-1 計1-1
得点:山田新(川崎) 岩倉恋(JFAアカデミー福島)
フロンターレの先発:21青山海、27森璃太、34高吉正真、28栗田悠巨、23島崎元、30山内日向汰、25古岡佑斗、37有田恵人、20上野綜太、24宮城天、9山田新
交代:古岡→39常安澪 常安→14古屋雄帆 宮城→17小川達也
JFAアカデミー福島の先発:23川上康平、19加々美蓮、3野末学、14天野新、18加藤聖、5永島悠稀、8石井侑真、22廣岡睦樹、10木村壮太、7岩倉恋、16植中朝日
交代:川上→12山本伊織 木村→11作山博紀 永島→25外薗隆一 植中→9細川朝陽 岩倉→13松島優太 廣岡→26向井ひな太
うまくいく時間もあれば、アカデミー福島の狙い通りという時間もあった印象の初戦。2018年のフロンターレU-18のチームづくりはまだまだ始まったばかり。ジャパンユースプーマスーパーリーグは次週も週末に2試合が行われ、27日には午後1時半よりうさぎ島グラウンドにて、星稜と対戦。28日には川崎へ戻り午後2時半、等々力第一サッカー場で習志野と対戦します。
(文中敬称略)
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