1月27日は時之栖スポーツセンター裾野グラウンドへ。川崎フロンターレU-18が新たなシーズンへ向けて、全国の高校やクラブチームの強豪との試合に挑むジャパンユースプーマスーパーリーグは第2戦。この日は星稜との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグ vs 星稜】
1月27日(土)午後1時半キックオフ 時之栖スポーツセンター裾野グラウンドF 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK21青山海、DFは右から17小川達也、34高吉正真、28栗田悠巨、27森璃太、ボランチは30山内日向汰、36黒川海翔、右MF20上野綜太、左MF35中島大成、FW24宮城天、37有田恵人。
星稜の先発はGK36林海渡、DFは右から20桶作拓海、40川地功起、4湯澤拓士、39藤井友生、ボランチは86小平大輔、その前に49西川孝次郎と7堂鼻嘉勝、右MF33中村日向、左MF84竹内颯世、FW15土橋柊斗。
ゴールの裏には週の初めに降った雪が残り、日陰では肌寒さを感じるものの、穏やかな天気のなか、始まった試合。
立ち上がりは星稜がラインを高く上げ、コンパクトに。サイドに展開し、40がクロスを入れたり、33が右から仕掛けてゴールへ迫っていきますが、クロスはシュートには結び付かず、エリア内への仕掛けには栗田が粘り強く対応。
しのいだフロンターレは栗田や高吉に山内、黒川がかかわって中央から組み立て。高吉がフィードを入れたり、宮城が中盤まで下がって空いたスペースへ有田が抜け出したり、森や栗田が前線へ動き出す有田へボールを入れるなどしていきます。
星稜は長身の15がよくボールをおさめ、起点に。サイドへ展開してクロスを入れてきますが、青山がしっかり対応し、上野も自陣まで戻ってエリア前でボールを拾うなど、決定的な場面はつくらせず。
ともになかなかシュートまでは至りませんでしたが、16分にはフロンターレ、有田が左サイドの高い位置で粘り強くマイボールにして中盤に戻すと、エリア外正面で黒川、上野とパスをつなぎ、最後はエリア外やや左へ抜け出した中島がシュート。ボールは右へ外れましたが、攻撃の形をつくっていきます。
フロンターレは宮城が中盤まで下り、そのパスから上野が右へ仕掛けたり、栗田の縦パスを有田が受けて前を向き、左へ展開し宮城が仕掛けていったり、小川や森も高い位置へ機を見て上がり、クロスを入れたり、エリア前へ仕掛けるなどしています。
星稜も15がボールをよく受けて、そこからサイドへ展開していきますが、クロスに対してはエリア内で栗田や高吉がしっかり対応し、決定機にはつなげさせず。
26分にはフロンターレ、右へ流れた宮城がエリア前へ仕掛けて、左へ。中島が抜け出し、最後はこぼれ球を拾い山内がミドルシュートを打つもブロック。さらに中島のパスに左サイドの高い位置へ有田が抜け出してエリア内へ仕掛けていきますが、折り返しはクリア。
星稜のすばやいリスタートからの攻撃をしのぎ、28分にはボールを奪った山内から右へ。小川が高い位置からクロスを入れようとしますがブロック。星稜もラインを上げて40がエリア前へ顔を出してクロスを入れたり、15がサイドへ流れて起点となったりとしていきますが、フロンターレもしっかりコンパクトに守っていきます。
39分には宮城が中盤まで下り、宮城のパスを受けた黒川のスルーパスに、有田がエリア正面へ抜け出し、1対1となりますがGKの好守に阻まれて惜しくも得点とはならず。なおも山内のサイドチェンジから小川が右サイドの高い位置へ上がるなどしていきますが、前半はタイムアップ。0-0でハーフタイムへ。
後半49に代えて18木曽弥矩人を入れた星稜に対し、フロンターレは上野、小川に代えて9山田新、32澤田泰大。山田が右MF、澤田は右SBに入ってのスタートとなります。
立ち上がり、フロンターレは高吉のフィードに抜け出した山田が右サイドから仕掛けてエリア内右へ。山田のボールを受けた宮城がエリア外左から仕掛けていきますが、星稜の選手に阻まれてシュートにはつながらず。直後には山内のパスにまたも山田が右サイドの高い位置へ抜け出すも、星稜の選手に阻まれて右コーナーキックに。
山内がボールを入れるとエリア外左でボールを拾った森がミドルシュート。これがゴールネットを揺らして、1-0。先制点はフロンターレへ。
フロンターレは黒川に代わり25古岡佑斗がボランチに。古岡や山内がボールをよく動かし、高吉や栗田も縦パスを入れ、攻撃へ。山田がサイドへ張るだけではなく、中央よりへポジションを取って星稜の選手を引き付けて、空いたスペースを上がっていく澤田へ高吉がパスを入れるなどして、ゴールを目指していきます。
9分には山田が右サイド寄りでボールを競ると、右サイドの高い位置からエリア前へ有田が仕掛けていくも星稜の4が対応。
星稜は前半と同様に15にボールを入れていきますが、高吉に加えて古岡もしっかりと寄せて起点をつくらせず。切り替えよく守備から攻撃へとつなげていきます。
11分には山内が持ち上がり、エリア外やや右を突いたパスに宮城が抜け出るも、GKが前へ出て惜しくもシュートは打てず。16分には山内のパスに、エリア外右へ抜け出した山田がエリア内へ仕掛けて折り返しますが、クリア。さらに中島が左サイドからドリブルで仕掛けたり、有田も前線でプレスをかけ、1対1で粘り強くマイボールにして、そこから攻撃へつなげていきます。
18分にはエリア外右から星稜の20が、青山がやや前へ出ているのを見てミドルシュートで狙うも上に。フロンターレはここで中島に代わり14古屋雄帆が左MFに。
なおもフロンターレはラインを高くして、栗田が左サイドの高い位置へ仕掛けていく森へパスを入れ、高吉もボールを持ち上がり、こちらも縦へパスをつけていきます。山田も右サイドでボールをよくおさめ、そこから前を向いて起点となっていきます。
22分には澤田のパスにエリア外右へ抜け出した宮城がエリア前へ仕掛けて左足でシュート。GKの手をすり抜ける形でゴールへ決まり、2-0。追加点はフロンターレへ。
古岡が澤田との連係からマイボールにするなど、いい距離感で流れを手繰り寄せていくフロンターレ。24分には高吉、山内と縦へパスを続け、山内がスルーパスを出すと有田が抜け出し、シュート。今度はゴールへ決まり、3-0。見事な連係からさらに追加点が入ります。
フロンターレは27分には森に代わり29道間雄生が左SBへ。29分には山田がまたも右サイドから仕掛けて、エリア外左へ展開すると古屋がシュートに持ち込むもブロック。
星稜も4が持ち上がり右サイドへ展開しようとしますが、道間が対応。
フロンターレは山田が前線へ、有田が右サイドへとポジションを入れ換えるなどしてさらに揺さぶりに。星稜も36分には高い位置へ20が上がりニアを狙ってクロスを入れるも青山がしっかりキャッチ。さらに星稜がサイドへ展開し、33がドリブルで仕掛けるなどして、ゴールへ迫りますが、フロンターレは青山や高吉、栗田がしっかり対応して、最後まで得点は許さず。試合はタイムアップとなり、3-0。いい形で2018年の対外試合での初勝利をおさめました。
前半0-0 後半3-0 計3-0
得点:森璃太、宮城天、有田恵人(川崎)
フロンターレの先発:21青山海、17小川達也、34高吉正真、28栗田悠巨、27森璃太、30山内日向汰、36黒川海翔、20上野綜太、35中島大成、24宮城天、37有田恵人
交代:小川→32澤田泰大 上野→9山田新 黒川→25古岡佑斗 中島→14古屋雄帆 森→29道間雄生
星稜の先発:36林海渡、20桶作拓海、40川地功起、4湯澤拓士、39藤井友生、86小平大輔、49西川孝次郎、7堂鼻嘉勝、33中村日向、84竹内颯世、15土橋柊斗
交代:西川→18木曽弥矩人
続いて30分1本行われた練習試合はGK16安福祐一、最終ラインは右から小川、澤田、道間、森、ボランチは古岡、39常安澪、右MF38安田捷人、左MF古屋、FW山田、22宮本ディアウ勇守歩で臨み、山田と宮本のゴールで2-0。山田が自らのゴールだけではなく、宮本の得点の起点にもなりました。
(文中敬称略)
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