2月4日、日産カップ中央大会1回戦、湘南ルベントSCに8-0で勝利した川崎フロンターレU-10。続けて日産自動車追浜総合グラウンドでは、2回戦があり、フロンターレは鶴が台スパイダーズSCとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-10 日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権低学年の部中央大会2回戦 vs 鶴が台スパイダーズSC】
2月4日(日)午後0時46分キックオフ 日産自動車追浜総合グラウンド 晴れ 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GKはFPの3陶山響が背番号1のユニフォーム姿で務めることに。最終ラインは右から7柏村涼太、6楠田遥希、5関徳晴、中盤は11平塚隼人、右が10新堀翔、左が4佐々木雄基、前線は8榎本司。
時折雲が太陽を遮り、肌寒さも感じるものの、好天に恵まれた日産自動車追浜総合グラウンド。1回戦と同様に、選手の家族や試合を終え他チームの選手らが見守るなか、試合は始まりました。
キックオフ直後、フロンターレは、関が左サイドから仕掛けてゴールに迫りコーナーキックを得たのに対して、鶴が台はコーナーキックをしのいだところからカウンターに。エリア右へ11が抜けるも、陶山が前へ出てクリア。ともにゴールへ迫っての立ち上がりとなります。
フロンターレは、左からのスローインを受けた楠田から右の柏村、新堀、エリア右の榎本へつなげるなどサイドを幅広く使ってゴールへ迫っていくと、4分には柏村の縦パスを受けた榎本がエリア前から右へ流れてミドルシュート。枠をとらえますが、GK1が対応。
さらに佐々木がエリア前へ動き、榎本が左へ流れるなど、ポジションを変えながらボールを動かし、高い位置でボールをカットした関がエリア内へ進入するなど、ゴールへ迫っていきます。
鶴が台も5分にはエリア左へ11が抜け出すも、フロンターレは楠田がカバーしてシュートは打たせず。さらにエリア外右から4がミドルシュートを打ちますが、ワンタッチあり決まらず。
鶴が台のコーナーキックをしのいだフロンターレは、佐々木が左サイドから相手を振り切ってシュートを打ったり、柏村がエリア外右からミドルシュートで狙ったりと攻勢に。8分には柏村の浮き球にエリア前へ榎本が抜け出し、榎本のパスにエリア右へ新堀が抜け出すもオフサイド。さらに楠田がボールを持ち上がり、エリア外左からの平塚のシュートにつなげますが、GK1が対応。ゴールとはならず。
高い位置でコンパクトに人をかけて、ボールを戻しながらゴールをうかがっていくフロンターレ。11分平塚のパスにエリア左へ抜け出した関が中へ切れ込み、シュートを打つとゴールネットを揺らして、1-0。ついに先制します。
直後には佐々木のパスにエリア外左からエリア前へ仕掛けた榎本がシュートを打つもGK1がキャッチ。
鶴が台も11を起点にゴールに迫りますが、楠田がまたもうまく体を入れて決定機にはつなげさせず。流れを渡さずに、左サイドの高い位置へ関が仕掛けるなどして、追加点を狙いにいきます。13分には関が左サイドから折り返すと、平塚がエリア前でダイレクトで合わせるもブロック。さらにこぼれたボール、新堀がシュートを打つも右へ。
直後には11がエリア内へ抜け出しますが、フロンターレは平塚が体を入れてシュートは打たせず。切り替えよく対応していきます。
フロンターレは、関のスルーパスに新堀が抜け出しシュートに持ち込んだり、柏村がミドルシュートを打つなどしていきます。17分には佐々木とのパス交換から関がエリア左へ。シュートを打つもブロック。直後の左コーナーキックのこぼれ球を拾い、榎本がエリア前からミドルシュートを打つもクロスバーを叩いて、追加点とはならず。19分には佐々木のリターンを受けた関がエリア左からシュートを打つもGK1が対応。前半は1-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは新堀が前線に、榎本が右に入ってのスタート。柏村や楠田、時には陶山がエリア外に出てボールを受け、鶴が台のプレスをかわしながらうまくボールを動かしていきます。
1分榎本のパスにエリア左へ抜け出した関がシュートを打つと、GK1が弾いたボールを新堀が押し込んで、2-0。
「ゼロゼロだと思ってやろう」。そう声を掛けながらリスタートに備えるフロンターレの選手たち。切り替えよくボールを奪うと、2分には楠田が前へボールを持ち上がり、ミドルシュート。GK1に対応されますが、守備から攻撃へと切り替えよくつなげていきます。
鶴が台も左から9が仕掛けていくも柏村がカバー。シュートには持ち込ませず。4分、フロンターレは佐々木に代わり15吉田志生がピッチへ。後ろでボールを回しつつ楠田が浮き球のパスを入れ、エリア前で新堀がおさめて、榎本のミドルシュートにつなげるなど、さらにゴールを狙っていきます。
6分には吉田のパスにエリア左へ新堀が抜け出しシュート。こぼれ球に詰めた榎本が押し込み、3-0。7分には吉田、新堀と縦へパスを入れ、榎本がシュートに持ち込み、右コーナーキックを得ると、平塚が左足で入れたボール、最後は関がシュートを放つとゴールネットが揺れて、4-0。たて続けのゴールで突き放します。
8分には鶴が台も右コーナーキックを得ると、10が左足で入れたボール、4が合わせてこれが決まって4-1に。フロンターレはここで榎本に代わり9ステンパールカ大翔。
吉田の浮き球にエリア右へステンパーが抜け出したり、柏村からパスを受けたステンパーが右サイドから仕掛けたりと、突き放しにいくフロンターレ。
鶴が台も前からうまくプレスをかけてゴールに迫り、11分には、センターサークル付近からのフリーキック、10が直接狙うも陶山が弾き、こぼれたボールに11が迫りますが陶山が押さえてゴールは許さず。
鶴が台の攻勢をしのいだフロンターレは13分、吉田が左サイドの高い位置へ仕掛けてシュート。こぼれたボールをエリア前で新堀が拾い、左サイドの高い位置から関が折り返すと、エリア右でステンパーが押し込んで、5-1。
フロンターレはここで新堀に代わり13奥田悠真が前線に。
突き放された鶴が台も諦めることなく、前に。14分にはPKを得ると、陶山は反応したものの、ゴールの中へ決まり、5-2に。
フロンターレは柏村に代わり2メンディーサイモン友、平塚に代わり14橋本乃翔と立て続けに交代します。
3点差とした鶴が台は、17分には9がエリア外左へ仕掛けて折り返しますが、吉田がカバーし、シュートは打たせず。フロンターレは右サイドのサイモンやステンパーの連係からゴールへ迫っていくと、18分には高い位置で奥田がボールをカット。シュートに持ち込むもワンタッチあり、追加点とはならず。
これで終わりか、と思われた19分。フロンターレのボールをカットした鶴が台、11がエリア右からシュートを打つとこれが決まって5-3。最後まで鶴が台が追いすがったものの、試合はタイムアップとなり、フロンターレは準々決勝へ進むことになりました。
前半1-0 後半4-3 計5-3
得点:関徳晴2、新堀翔、榎本司、ステンパールカ大翔
フロンターレの先発:1陶山響、7柏村涼太、6楠田遥希、5関徳晴、11平塚隼人、10新堀翔、4佐々木雄基、8榎本司
交代:佐々木→15吉田志生 榎本→9ステンパールカ大翔 新堀→13奥田悠真 柏村→2メンディーサイモン友 平塚→14橋本乃翔
日産カップ中央大会低学年の部は12日に大和ゆとりの森多目的広場で準々決勝、準決勝が行われます。フロンターレはまずはベスト4進出を懸けて午前11時、SFAT ISEHARA SCとの試合に臨みます。
456のチームが参加する初めての大きな大会でここからどんなプレーを重ねて、どんなチームになっていくのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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