2月12日は綾瀬スポーツ公園多目的広場へ。日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権は、高学年の部と低学年の部のそれぞれが、中央大会の準々決勝を迎え、高学年の部では、前日の1回戦で藤沢フットボールクラブに4-0、2回戦でバディーSC中和田に4-0で勝利した川崎フロンターレU-12が登場。SCH.FCとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権中央大会準々決勝 vs SCH.FC】
2月12日(月)午前9時20分キックオフ 綾瀬スポーツ公園多目的広場
晴れ 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発はGK33菊池悠斗、FPは最終ラインは右から3藤野心魂、キャプテンの5由井航太、7深澤陽太、中盤は8田中陸人、右に9尾川丈、左に13岡野一恭平、前線は10名賀海月。
青空が広がったものの冷たい風が吹き抜け、時折近くの海上自衛隊厚木航空基地を飛び立つ戦闘機のエンジン音もにぎやかに響くなか、試合は始まりました。
立ち上がりから由井や藤野が後ろで多くボールに触りながら縦へパスを入れていくフロンターレ。1分には由井が持ち上がってスルーパスを送るとエリア前へ名賀が抜け出しますが、ボールをうまく収めることはできず。シュートを打つには至らず。
SCHも直後にセンターライン付近でファールを受けると、13がグラウンダーのボールをエリア前へ入れ、さらに前からプレスをかけていきますが、フロンターレはこれをしのぎ、再びマイボールに。SCHがコンパクトに、中央をしっかり締めて構えてくるのに対して、名賀が中盤まで下り、岡野一が前線へ顔を出すなどポジションチェンジを交え、藤野や由井が後ろでボールを回していきます。
なかなかブロックを崩さないSCHに対して、藤野がエリア外右からミドルシュートを打ったり、左サイドの高い位置へ深澤が抜け出ようとしたり、尾川も右サイドの高い位置へ上がったりするなどしていきます。
6分にはSCHも15が左サイドから仕掛けていくも、シュートに対して尾川が足を出して、最後は菊池がキャッチ。しのいだフロンターレは7分には藤野が再びエリア外右でミドルシュート。クロスバーを叩いて惜しくもゴールとはならず。
フロンターレは由井、藤野がラインを上げて、尾川や深澤にパスを入れながら、攻勢に出ようとしますが、SCHの前になかなかエリア前へは近づけず。10分にはSCH、左サイドからの17のロングスロー、こぼれ球をエリア外左で拾った10がシュートを打つも左へ。
さらに14がボールをカットしたところから右サイドの高い位置へ上がり、折り返しますが、藤野が対応。そこからフロンターレも攻撃へ移り、名賀が右クロスを入れますが、GK21がキャッチ。さらに菊池のフィードにエリア内へ名賀が抜け出すもGK21が前へ出てシュートを打つことはできず。
16分には田中の縦パスを受けた岡野一がエリア外左からエリア前へ切れ込みシュートを打つも、SCHの体を張ったブロックに阻まれ、枠へは飛ばすことはできず。さらにフロンターレは、藤野が左サイドの高い位置の深澤へサイドチェンジを入れるなどし、揺さぶっていきますが、ゴールを決めるには至らず。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半1分、フロンターレは深澤が高い位置取りで藤野からボールを受け、エリア外左からミドルシュート。左へそれましたが、ゴールをおびやかしての立ち上がりに。さらに田中や由井、藤野が多くボールにかかわり、じっくり回していくと、2分には由井の縦パスに左サイドの高い位置へ抜け出した深澤が折り返しますが、GK21がキャッチ。しかし、ゴールへだんだんと近づいていきます。
SCHの15の左からの折り返しに菊池が落ち着いて対応し、しのいだフロンターレは3分、藤野がボールを持ち上がってエリア外左へパスを入れると、抜け出したのは深澤。左足を振り抜くとゴールネットがついに揺れて、1-0。先制点はフロンターレへ。
直後にもフロンターレ、藤野や由井がラインを上げ、人をかけてエリア前でボールを回していくと、岡野一がエリア正面でシュートを打ちますが上へ。SCHも5分には11が右サイドから仕掛けていくも深澤が粘り強く体を入れ、エリアへは近づかせず。
8分には再びフロンターレ、田中のパスに左サイドへ抜け出した深澤がクロスを入れると、名賀が頭で合わせますが、右へそれてゴールとはならず。さらに尾川が右サイドでうまく前を向いてスルーパスを送ると、名賀がエリア外正面からミドルシュートを打つもGK21が対応。
SCHも12分には右サイドでファールを受けると19が直接ゴールを狙いますが、菊池がしっかりキャッチ。
再びフロンターレは岡野一がエリア外左へ抜け出したり、名賀が右サイドの高い位置からサイドを変えて、左サイドの深澤へ送り、深澤がさらに右サイドの高い位置の尾川へパスを送ろうとしたりと、揺さぶりますが、なかなか決定的な形はつくれず。
15分には尾川のリターンを受けた藤野が左サイドの高い位置へボールを送ると、深澤が折り返しますが、ブロックに阻まれ、シュートにはつながらず。これで得たコーナーキック、左から深澤が左足でボールを入れ、セカンドボールをエリア正面で拾った名賀のパスに、抜け出した深澤が左からミドルシュートを打ちますが上に。
直後にはSCH、右コーナーキックを得るとファーで13が合わせ、さらにこぼれ球にゴール前で11が反応しますが上に。フロンターレとしては危ない場面でしたが、しのいでいきます。
17分にはフロンターレは尾川に代わり6前野康成が入り、18分には岡野一に代わり11志村海里がピッチへ。前野がボールを預けたところから前線へ顔を出したり、志村が左サイドを仕掛けて、エリア左の名賀へパスを送るなど追加点を狙い続け、試合はタイムアップ。1-0。SCHの粘り強さに苦しみながらも、焦れずに勝利をおさめて、準決勝へ駒を進めました。
前半1-0 後半0-0 計1-0
得点:深澤陽太
フロンターレの先発:33菊池悠斗、3藤野心魂、5由井航太(c)、7深澤陽太、8田中陸人、9尾川丈、13岡野一恭平、10名賀海月
交代:尾川→6前野康成 岡野一→11志村海里
(文中敬称略)
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