「自分がどれだけ強くなってチームを勝たせられるかが重要だと思うので。しっかり勝たせられるような人材になって。流経を勝たせられるようになりたい」 / DFメンディーサイモン友


1月10日、MUFGスタジアム(国立競技場)で行われた全国高校サッカー選手権大会準決勝、鹿島学園 vs 流通経済大柏。

流通経済大柏は、川崎フロンターレU-15出身、DF5メンディーサイモン友(2年)が先発出場。

試合は、0-0で迎えた後半45分、鹿島学園のMF20三浦春人がドリブル突破から放ったシュートを流通経済大柏のGK1藤田泰土が止めるも、こぼれ球を拾ったFW15堀樹矢がシュート。最後はそのこぼれ球を拾ったFW14ワーズィージェイヴェン勝が決めて、鹿島学園が先制。

流通経済大柏はアディショナルタイム、メンディーを前線へ上げ、同点を狙うも鹿島学園の守備を崩すには至らず。試合はタイムアップ。鹿島学園が1-0で勝利し、決勝に進出。流通経済大柏は、3位で大会を終えることになりました。

 

試合後にメンディーサイモン友に話を聞きました。

 

メンディーサイモン友選手

 

 

〇試合を振り返ってみて率直な感想をお願いします。

勝てなかったのでとても悔しいです。でも悔いはあんまり残っていないかなっていう感じです。

 

〇大会を振り返ってみて、レギュラーとして出ていたと思うんですけど、どうでした?

2年生ながら、たくさんの人に注目してもらったんですけど。

その期待に応えるには優勝したかったんですけど。

3位で終わってしまって。インターハイも3位で。去年も準優勝だったので。

「来年優勝しないといけない」というのはすごく感じました。


〇今はどういったところが自分には足りないと感じていますか?

チームを勝たせる力ですかね。やっぱり。

どれだけへたくそでも、やっぱりディフェンダーはシュートを入れさせなければ、ディフェンダーの仕事はOKだと思うので。

どれだけ攻撃で負けても、結局無失点で抑えるディフェンダーにならないといけないと思うので。

自分は来年そこをしっかりと。今のままでは全然だめだと思うので。

失点をしないディフェンダーになることが目標ですね。

 


〇悔いがないということは、出しきった大会だった?

そうですね。みんな、頑張っていたので。

誰のせいでもなく、あっちをたたえるしかないと思うので。

鹿島学園の選手も頑張っていたと思いますし。自分たちも気持ちが入っていたと思いますけど。

やっぱり、何が起こるか分からないので、選手権は。

そういう面では頑張ったかなと思います

 


〇鹿島学園の選手は「ゼロ対ゼロでもいいと思っていた」と話をしていたんだけど、そういう割り切りややらしいなという感覚もあった?


そうですね。途中から入ってきた14番の子(ワーズィージェイヴェン勝)もスピードも高さもありましたし。

最初からいた9番の子(内海心太郎)も強さがありましたけど。

そういった部分で、自分たちは引けを取らずに前半から行けていたので。

あんまり好きにはさせなかったのかなというのはありますけど。

やっぱり最後の最後に失点してしまったので。

やっぱりそこは「自分たちの負けだな」と思うので。

鹿島学園の選手は、ディフェンスの選手は最後まで無失点を貫いたのでそこは「見習わないとな」って感じています。

 

〇新チーム、こういう部分を強くしたい、とかどんなチームにしたいと感じている?

もちろん、さっきも言いましたけど去年も2位で、今年も3位、3位で。

やっぱり金を取りたかったんですけど。

金まであと残りひとつとふたつだったので。

必ず来年は、3年目の正直なので。

その1年、自分がどれだけ強くなってチームを勝たせられるかが重要だと思うので。

しっかり勝たせられるような人材になって。去年の3年生も今年の3年生も「頼むぞ」と言ってもらえたので。

来年自分が化け物になって、流経を勝たせられるようになりたいと思います。

 

〇1年生にも2年生にもいい選手がいるし、すごい強いチームになるんじゃないかと感じているんだけど。

今年の3年生も「弱い弱い」と言われて。結局ここまで来たので。

来年も自分たちのレベルを過信しすぎず。謙虚にずっと続けて、やっぱりそれで金メダルを取りたいですね。

 

〇インターハイで悔しい思いをしたりワールドカップ(U-17ワールドカップ)に行ったり。いろんな経験をした1年だったと思うんだけど、1年間を振り返ってみてどうですか?

今年の1年間は去年よりも濃かったかなってとても感じますね。

やっぱり代表にもけっこう呼んでもらいましたし。ワールドカップにも行きましたし。

インターハイ(全国高校総体準決勝 vs 大津、1-1、PK8-9)でPKを外してしまいましたし。

すごい長いようで短い1年だったですし。

その代わり「成長できた1年だったかなあ」っていうのはありますし。

最初のほうは代表に選ばれていても、レギュラーではプレミアでは出られなかったんですけど。

ワールドカップに行ってから、しっかりとレギュラーというか、チームの存在として出ることができたので。

良かったかなと思っています。

 


〇成長した部分はどういうところで感じています?

メンタルな部分ですかね。やっぱり。

いろんな舞台で経験して、培ってきたことが大舞台の選手権で出せたので。

もちろん優勝したかったですけど。

一歩足らなかったので。そこはしっかり追求していきたいです。

 


〇新チームの話もありましたけど、その中でどういった役割を担っていきたい?

もしかしたらキャプテンになる可能性もあるので。

しっかりキャプテンらしく、ピッチの中でみんなをまとめて。

ピッチ外でも頼られるキャプテンになり、試合に勝たせられるキャプテンになりたいかなと思います。

 


〇開会式で富田周平君(日大藤沢、川崎フロンターレU-15生田出身)と橋本乃翔君(帝京長岡、川崎フロンターレU-15生田出身)と会ったと思うんですけど、改めてこういった場でフロンターレの選手と会えたことに関しては何か思うところはありますか?

あまり会う機会のない人たちと会えたので。

来年は、やっぱり尚志にもフロンターレが2人(GK高橋壱梛、FW玉木聖梛)いるので。

全員で国立の舞台でもう1回会って。フロンターレに全員上がれなかったので。

その悔しさをばねにみんな頑張っていると思うので。

来年みんな帰ってくると思うので。自分も負けないように頑張りたいです。

 

〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

フロンターレとの試合中にも結構名前を呼んでもらったので。

応援してくれる方がまだフロンターレにはいたので。

そういう意味ではとてもありがたいと思いますし。

今日も応援してくれているファンがいたので。

その期待に応えられるように来年はもっともっと頑張っていきたいと思います。

 

 

U-17日本代表として臨んだU-17ワールドカップでは、ポジションをつかみ、U-15生田時代のチームメート、川崎フロンターレU-18のDF藤田明日翔らと最終ラインを支え、プレミアリーグEASTでも徐々に出場時間をのばすなど、濃い2025年のシーズンを送ったメンディーサイモン友。

 

目指した優勝に届かなかった全国高校サッカー選手権大会については、「悔いはない」。

最後まで集中した守りを見せた鹿島学園の選手たちをたたえながら、潔く、そう振り返ってくれました。

 

「自分がどれだけ強くなってチームを勝たせられるか」。チームの主軸としての自覚をもって臨む2026年のシーズン。どういった存在感を放つ選手になっていくのか。

かつてのチームメートたちとも対戦するプレミアリーグEASTで、どういったプレーを見せるのか。

集大成となるであろう、全国高校サッカー選手権大会での優勝を目指すなかで、どんな成長を見せていくのか。

とても楽しみにしています。

 

 

 

 

 

(文中敬称略)

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

コメントを残す