4月20日麻生グラウンドで行われたプレミアリーグEAST第3節、川崎フロンターレU-18 vs 流通経済大柏。
流通経済大柏は、川崎フロンターレU-15生田出身のDFメンディーサイモン友(2年)が90+3分からピッチへ。本職のCBではなく、FWとして、小学生時代から育った“古巣”との初めての試合に臨みました。

得意としている競り合いで前線で強みを出そうとしたメンディー。
残された時間はわずかなものだったため、チャンスをつくるには至りませんでしたが、試合後のあいさつの際には、フロンターレのサポーターから「メンディー、頑張れ!」と声援が送られる場面も。
筆者としても、U-12時代からのチームメート、小川尋斗や奥田悠真、U-15から切磋琢磨し、ともにU-17日本代表に選出された藤田明日翔、さらには木下勝正と対戦するところを見られたことは、とてもうれしいものがありました。
試合後に、メンディーサイモン友に話を聞かせてもらいました。
試合の記事は◇フロンターレU18 – 流通経済大柏 / プレミアリーグEAST第3節

〇お疲れ様です。今日はフォワードでの出場でしたけど、どういうことを言われて入りました?
自分はこの前まで明日翔(藤田明日翔)と一緒にアジアカップに行っていたので。
それで今週。2連勝、流経はしていて。「交代は難しい」って試合前から監督には言われていて。
ベンチスタートになるみたいな感じで言われたんですけど。
試合が始まって、フロンターレもけっこううまいので。熱い戦いが続いていて。
1点流経が決めて、そのまま逃げ切ってほしかったんですけど。
追いつかれて、やっぱりセンターバックが交代するゲームではなかったので、今日のゲームは。
でもエノさん(榎本雅大監督)も出したいという気持ちを見せてくれていて。自分も待つだけだったので。
最後の3分って少ない時間だったんですけど、自分はフォワードで全部競りに行って。
競り合いは自分の武器なので。「身長で勝ってこい」って言われたので。
それで競り合いに行って、少ししか出なかったですけど、後期はやれると思うので、そのときに必ずフロンターレに勝って、流経が勝つところを見せたいですね。
〇後期はセンターバックとして?
はい。そうですね。
〇けっこう5番っていい背番号をもらったと思うんですけど、どうですか?
そうですね。流経ではあんまり2年生で1桁をもらえる人がいないので。
けっこう自分としてびっくりしましたし、とてもうれしかったですね。
〇フロンターレと対戦してみて、率直にどういった感想でした?
勝ちたかったですね。率直に。
もともと今日は出られる予定ではなくて。
決勝(U-17アジアカップ決勝、4月20日)まで代表で行っていたら、21とか23とかに帰ってくる予定で。
余裕で間に合わなかったんですけど、サウジに負けちゃって、急遽フロンターレ戦に間に合うことになって。
すぐに気持ちを切り替えて、スタートで出る気持ちで来たんですけど、やっぱりチームの流れがいいときに代えるのはけっこう難しいことなので。
それは自分が一番理解していたので。
途中からでも出て、結果を残せればいいかなと思っていたので。
出場時間は短かったですけど、少しでもフロンターレとの試合に出たので。良かったです。
〇これからの意気込みとフロンターレのサポーターへのメッセージをいただいてもいいですか?
これからはやっぱり自分が流経を支えていかないといけないですし。
やっぱり頼れるディフェンダーになりますし。
フロンターレのサポーターには、最後自分に「メンディー、頑張れ!」って言ってくれたので。
しっかりと、フロンターレで学んだことを流経でも出して、自分としても成長できるように頑張ります。ありがとうございます。
◇
「自分が流経を支えていかないといけない」「頼れるディフェンダーになる」と今後への決意を語ってくれたメンディー。
フロンターレで学んできたことも生かしての成長を見据えています。
後半戦のフロンターレと流通経済大柏との対戦は、9月22日。
メンディーはもちろんのこと、フロンターレの選手たちもそれぞれが成長したうえで、どんなプレーをピッチで見せるのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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