4月1日駒沢第二球技場にて行われたダノンネーションズカップ予選リーグの第2戦、FC多摩ジュニアに2-0で勝利した川崎フロンターレU-12。予選リーグの首位での通過、決勝トーナメント進出を決め、第3戦では愛知県長久手市のシルフィードフットボールクラブとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 ダノンネーションズカップ予選リーグ vs シルフィードフットボールクラブ】
4月1日(日)午後2時25分キックオフ 駒沢第二球技場 晴れ 20分 8人制
フロンターレの先発はGK1太田陽彩、最終ラインは3山中大輝、5田所莉旺、中盤は4徳永倖大、キャプテンの10齊名優太、右サイドに9加治佐海、左サイドに7荒井颯太、前線に11香取武。
第1戦、第2戦と同様に暖かな陽気に恵まれた駒沢オリンピック公園。球技場の外で桜の花びらが舞い、花見客のにぎやかな声も聞こえるなか、試合のキックオフを迎えました。
シルフィードのボールから始まった試合。フロンターレは荒井のボールカットからマイボールに。最終ラインに戻して山中が右サイドの高い位置の加治佐へ縦へパスを入れ、攻勢に。すると1分エリア右で香取が放ったシュートがゴールネットを揺らして1-0。先制します。
香取が左へ流れる一方で、荒井がエリア前に抜け出し、位置を入れ替わり、前へ。2分には齊名のパスにエリア左へ荒井が抜け出してシュート。GK1の好守でコーナーキックとなり、右から徳永が右足でボールを入れるとニアで田所が合わせますが上に。
さらに前から連動してボールを奪いにいき、エリアに近い位置でマイボールに。齊名のボールキープから右へ展開。加治佐がエリア右へ仕掛けて折り返すと、徳永がミドルシュート。バーを叩いたところに詰めた齊名が押し込んで、2-0に。
直後には荒井が左サイドからエリア左へ仕掛けてシュートを打つもGK1が対応。フロンターレはさらに後ろでボールを動かしながら、田所がボールを持ち上がって左へ展開し、荒井のドリブルにつなげるなどしていきます。
シルフィードも8分には中盤のスルーパスから9が抜け出そうとしますが、山中と田所が挟み込むように対応し、ゴールへ近づかせず。9分には荒井からいったん後ろへ戻し、田所、山中とつなげ、山中の縦パスを受けた齊名のスルーパスにエリア前へ抜け出した加治佐がシュート。これはブロックされましたが、直後にエリア前に抜け出した香取がGK1が前に出ているのを見て放ったループシュートが決まり、3-0。
10分にはシルフィードも8がボールをカットしたところからエリア右へ仕掛けていきますが、徳永が体を入れ、ボールを奪い返す好対応を見せていきます。
フロンターレは10分荒井に代わり、18佐々木雄基が左サイドに。
11分にはシルフィード、エリア右へボールが渡り10がシュートに持ち込もうとしますが、田所がブロック。枠へは飛ばさせず。フロンターレは加治佐に代わり、8山下耀翔がピッチへ。直後のコーナーキック、セカンドボールを拾い、シルフィードがエリア前に迫りますが、山下が寄せてシュートにはつながらせず。ここでフロンターレはさらに選手交代、山中に代わり、2仲谷俊が入り左サイドに。佐々木が前線へ。
直後には齊名からボールを受けた佐々木が左サイドの高い位置へ仕掛けて、折り返すとエリア右で山下がシュートを打ちますがシルフィードの体を張った守備の前にゴールとはならず。
フロンターレは後ろでボールを動かしながらラインを上げてさらに前へ。14分には齊名のパスにエリア左へ抜け出した仲谷が1対1の好機を迎えますが、GK1の好守でゴールとはならず。これで得たコーナーキック、左から徳永がボールを入れると、齊名が頭で合わせますが右へ。
フロンターレはここで齊名に代わり、15関徳晴、田所に代わり、17楠田遥希が入り、最終ラインは右から徳永、楠田、佐々木、中盤は関、右サイドに山下、左サイドに仲谷、前線は香取に。
佐々木が積極的に前へ仕掛けて立て続けにコーナーキックを得たり、セカンドボールを仲谷が拾いエリア右へ残っていた徳永へパスを送るなど、さらに追加点を狙いに。シルフィードにボールが渡っても前線から香取が自陣に戻って中盤にプレッシャーをかけて、フォローするなど切り替えよく対応していきます。
17分にはフィードに反応したシルフィードの9がエリア前へ抜け出そうとしますが、太田が前へ出てシュートは打たせず。18分には太田が前線へ送ったボールにエリア外左へ香取が抜け出し、エリア右へパス。これに徳永が合わせてボールはゴールの中へ。4-0。守備から攻撃へとつながる見事な連係から追加点が生まれます。
シルフィードも下を向くことなく、ゴールを狙い、19分には最終ラインの12のパスにうまく3が抜け出そうとしますが、オフサイドに。直後にはフロンターレ、香取のリターンを受けた徳永の浮き球のパスにエリア内へ仲谷が抜け出すも惜しくもボールをおさめることはできず。それでも最後までゴールを狙い続けたフロンターレ。試合はタイムアップとなり、4-0。ゴールを重ねたことに加えて、最後まで守備でもしっかりしたプレーを見せたことが印象に残る形で3連勝で予選リーグを終えることになりました。
4-0
得点:香取武2、齊名優太、徳永倖大
フロンターレの先発:1太田陽彩、3山中大輝、5田所莉旺、4徳永倖大、10齊名優太(c)、9加治佐海、7荒井颯太、11香取武
交代:荒井→18佐々木雄基 加治佐→8山下耀翔 山中→2仲谷俊 齊名→15関徳晴 田所→17楠田遥希
フロンターレは2日、駒沢第二球技場にて行われるダノンネーションズカップ決勝トーナメントの1回戦では大阪市ジュネッスFCと対戦。ベスト8進出を懸けた試合は午前9時50分キックオフされます。
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.