フロンターレU18 – 三菱養和 / プリンスリーグ関東第3節


川崎フロンターレが等々力陸上競技場に鹿島アントラーズを迎え、J1リーグ第9節が行われた4月21日、川崎フロンターレU-18は三菱養和会巣鴨スポーツセンターで三菱養和SCユースとのプリンスリーグ関東第3節に臨みました。

【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第3節 vs 三菱養和SCユース】
4月21日(土)午後4時キックオフ 三菱養和会巣鴨スポーツセンター 晴れ

前節桐生第一に3-1で勝利し、初勝利をあげた川崎フロンターレ。先発はGK21青山海、DFは右から3島崎元、キャプテンの4高吉正真、2栗田悠巨、14古岡佑斗、ボランチは32山内日向汰、6小川達也、右MF11有田恵人、左MF18宮城天、FW9山田新、10宮代大聖。

三菱養和の先発は、GK1飯塚洸太、DFは右から2宮嶋俊弥、16清水雅仁、4遠藤光、6廣川虎太朗、ボランチは7冨久田和真、12田中恭司、右MF9林壮真、左MFキャプテンの8松川隼也、FW10宮本康生、11勝浦太郎。

 

 

好天に恵まれ、気温もやや上がるなか、多くの両チームの選手の家族らが見つめるなか、始まった試合。立ち上がり、フロンターレは栗田が右サイドの裏を突くフィードを入れ、山田を走らせるのに対し、三菱養和はそれをしのいで速攻へ。左サイドのパス交換から松川が前へ。クロスを入れてきますが、高吉がしっかりクリア。

フロンターレは高吉、栗田が開いて、サイドを押し上げ。古岡が高い位置取りで、前線へ動き出す山田へパスを送るなどして、揺さぶりに。6分には高吉のフィードを、エリア前で山田がおさめ、ボールを受けた宮城が、エリア左からエリア前へ斜めに仕掛け、シュートを打とうとしますが、三菱養和の寄せに遭い、こぼれ球を拾った古岡が前へ運んで、シュートを打つもブロック。

いい距離感でゴールに迫っていたフロンターレでしたが、直後には三菱養和。エリア外右でボールを奪い、林が一気にエリア右へ。シュートは枠をとらえますが、青山が弾き出す好セーブで、ゴールとはさせず。そこから三菱養和がコーナーキックを立て続けに得て、セカンドボールをものにする時間も続いて、ゴールをおびやかしていきます。

10分には冨久田の縦パスに、エリア右へ林が抜け出すも、シュートはワンタッチあり、最後は青山がキャッチ。11分にはフロンターレ、高吉のフィードにエリア左へ、宮代が抜け出しシュートに持ち込みますが、飯塚がセーブ。ゴールとはなりませんでしたが、前節に続いて最終ラインからのボールでチャンスをつくりだしていきます。

しのいだ三菱養和も直後には、飯塚のキックからエリア前へ勝浦が動きだし、切り替えよく迫ると、最後はセカンドボールを拾った松川が、青山がやや前へ出ているのを見て、エリア外左からループシュートを打つも、枠はとらえられず。さらに高い位置で宮嶋が右クロスを入れるも、栗田がクリア。15分には中盤に下りた松川から右へパスが出て、宮嶋の折り返しに、エリア右から勝浦がシュートを打つも、ここでもまた青山が好セーブ。

さらに18分にも松川のパスから右サイドの高い位置へ林が仕掛けて、クロスを入れると、松川が飛び込みますが、触ることはできず。フロンターレとしてはなかなかボールをものにできず、苦しい時間が続きましたが、最後のところでは好守でしのいでいきます。

気温が上がったため、23分にとられた給水タイム明け、フロンターレは山内の縦パスを受けた宮代から左へ。山田が粘り強く前へ運び左コーナーキックを得ると、宮城が直接ゴールへ向かっていくボールを入れますが、三菱養和はクリア。惜しくもゴールとはならず。直後には三菱養和。再び右サイドの高い位置へ林が仕掛けて、折り返すも栗田がクリア。

フロンターレは、小川が最終ラインの右へ下り、有田が中盤に寄って後ろからの組み立てを図りに。しかし、なおも三菱養和がゴールへ向かう時間は続き、34分には右サイドの高い位置へ宮嶋が仕掛けていくも、古岡が粘り強くついていき、クロスはラインを割って、シュートにはつながらず。さらに左サイドのスローインからエリア左へ冨久田が仕掛けていくも、山内がついていき、シュートは打たせず。

37分にはフロンターレ、山田が自陣でマイボールにして、右サイドの島崎へ。島崎のパスを受けた有田が上がり、有田のパスをエリア外右で受けた宮代がエリア前へ仕掛けていくも、三菱養和の守備も堅く、シュートを打つことはできず。フロンターレはさらに左サイドの古岡がエリア前の宮代へ斜めにパスをつけるなどしてゴール前へ迫り、宮城がパス交換からエリア右へ抜け出してシュートを打ったり、パス交換からエリア前へ古岡が顔を出してシュートに持ち込むなどしていきます。

三菱養和もフロンターレの攻めをしのいだところから、宮嶋がエリア右へ上がったり、左サイドからエリア左へ松川が仕掛けていくなどしていきますが、山内や有田、小川がよく対応。ロスタイムには、ここまで4アシストを記録している廣川の左コーナーキックに、宮本が飛び込むも青山らと接触しボールは右へ。前半は0-0でタイムアップとなります。

 

 

後半フロンターレは宮城がやや中盤に寄ってボールをものに。山内がエリア前の宮代を狙って縦パスを入れるなどしての立ち上がりに。

しかし、三菱養和もフリーキックやコーナーキックからゴールに迫ると、6分には右コーナーキック、宮嶋が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾った田中がエリア外右からシュートを打つも枠はとらえられず。

さらに7分にはエリア右に抜け出した勝浦がシュート。エリア左へボールがこぼれると松川がシュートに持ち込むもまたもや青山が好反応。左コーナーキックになると、左から廣川が入れたボールのこぼれ球をエリア右で拾った勝浦がシュートを打つもここでもまた青山が好セーブ。しのいでいきます。

フロンターレも11分には山田が競ったボールを宮代が受け、左へ展開。宮城が仕掛けて、ゴールに近づいていくと、12分には前から連動してプレスをかけ、ボールを奪い、エリア左へ抜け出した有田がシュート。枠はとらえられませんでしたが、攻撃へとつなげていきます。フロンターレはさらに島崎のパスにエリア外右へ有田が抜け出し、折り返すもシュートにはつながらず。

すると14分右から三菱養和がクロスを入れると、フロンターレはこれを跳ね返すもエリア外正面やや右へこぼれたボール、ダイレクトで反応したのは冨久田。シュートはゴールネットを揺らして、0-1。すばらしいゴールが決まって、先制点は三菱養和へ。

しかし、フロンターレは小川が後ろに下りて、青山が時にはエリア外まで出て後ろからパスを回しつつ、サイドを押し上げ。島崎のパスに有田が右サイドの高い位置へ抜け出して、エリア内へボールを入れるなど、ゴールをおびやかしていきます。18分には宮城がエリア外右でパスを受け、ミドルシュート。枠はとらえられませんでしたが、ポジションを流動的に入れ換えながら前へ出ていきます。

すると20分高い位置でマイボールにしたフロンターレ。山田が前を向いてスルーパスを出すと抜け出したのは宮城。シュートはゴールへ決まって、1-1。出し手と受け手の息の合った見事な形で追い付きます。

フロンターレはさらに22分には宮代がエリア外正面からミドルシュート。飯塚が弾いたボールに有田が頭から飛び込みますが、ボールは飯塚がキャッチ。

給水タイム明け、宮嶋の右クロスやエリア前でボールをキープする勝浦にしっかり粘り強く対応し、そこから宮代を前へ走らせるなど、攻撃へとつなげていくフロンターレ。27分には宮代のスルーパスにエリア左へ抜け出した山内がシュートを打つも、三菱養和も体を張ってブロック。エリア内で山田がこぼれ球を拾い、シュートを打つもわずかに左へ。フロンターレの攻勢は続き、島崎、有田と右からつなげ、有田のリターンをエリア外右で山内が受け、山内のパスにエリア内右へ宮代が抜け出し、シュートを打つも上へ。

三菱養和は29分には勝浦に代えて23古舘陸大が入り、右MF。松川に代わり3小山竜二が入り左MF。林がFW、キャプテンマークは遠藤へ。

ボールを失っても有田がよくフォローし、三菱養和に流れを渡さずにラインを上げ、コンパクトにしていくフロンターレ。有田が右サイドからエリア前の宮代へ縦パスを入れるなどしていきます。31分には宮城の浮き球のパスに、エリア内右へ宮代が抜け出すも、シュートにはGK飯塚が反応。右コーナーキック、古岡が左足で入れたボールに、宮城が飛び込むも、ミートしきれず。

さらに山内のスルーパスにエリア右へ宮代が抜け出し、シュートを打つもブロック。33分には右から有田、エリア正面の宮代とわたり、宮代のパスにエリア内へ山内が抜け出すもシュートは打てず。コーナーキックのセカンドボールを拾い、ボールを回して右へ展開すると、島崎の右クロスにエリア左へ有田が抜け出し、ダイレクトでシュートを打つも、またもブロック。いい形でゴールにフロンターレが迫り、三菱養和が耐えていく場面が続いていきます。

フロンターレは宮城が山内や小川と近い位置に寄って、ボールをさらにものに。宮代も中盤まで下りて、右サイドの高い位置へ有田を走らせるなどしていきます。

しかし、三菱養和も37分のフロンターレのコーナーキックをしのいだところから前へボールを送り、エリア外右から古舘が仕掛けてフロンターレのゴール前へ。フロンターレは山田も自陣まで戻るなど、切り替えよく対応。39分には三菱養和、高い位置で小山がボールを奪い、エリア右へ。林がシュートを打つも枠はとらえられず。直後には冨久田がボールをカットし、エリア右へ。林が迫るも高吉が寄せてシュートは打たせず。さらに小山のパスにエリア前へ林が抜け出るも、栗田がよくカバーし、しのいでいきます。

三菱養和はここで宮本に代わり13西田湧大。三菱養和はさらに飯塚の精度の良いキックから西田がエリア前へ迫るなど、ゴールの前へ。43分には西田のパスにエリア左へ小山が仕掛けていくも、島崎がクリア。

一方のフロンターレも山内がすばやくリスタートし、エリア右から宮城が折り返すと、山田、有田が飛び込むもボールには触れず。

フロンターレは44分、有田に代わり24鈴木大登が右MFへ。

ロスタイムは3分。フロンターレは高い位置で宮代がボールをキープし、鈴木や島崎がかかわって右から攻勢に出ていくもシュートまでは至らず。

すると三菱養和が右サイドの宮嶋、左サイドの小山のクロスからゴール前での場面をつくりだしていきます。青山や栗田が対応し、耐えていくフロンターレ。47分にはエリア外正面での三菱養和のフリーキック、廣川がボールを入れるとエリア右でのシュートは枠をとらえるも青山がここでもまた好セーブでコーナーキックに。右からのコーナーキックをフロンターレがしのいだところで試合はタイムアップ。1-1。ともに勝ち点1を分け合うことになりました。

前半0-0 後半1-1 計1-1
得点:宮城天(川崎) 冨久田和真(三菱養和)

川崎フロンターレの先発:21青山海、3島崎元、4高吉正真(c)、2栗田悠巨、14古岡佑斗、32山内日向汰、6小川達也、11有田恵人、18宮城天、9山田新、10宮代大聖
交代:有田→24鈴木大登
控え:19川合我空 15道間雄生 22松永竜之介 30岡崎玄 13古屋雄帆 25戸水利紀 8上野綜太 26平田流衣

三菱養和の先発:1飯塚洸太、2宮嶋俊弥、16清水雅仁、4遠藤光、6廣川虎太朗、7冨久田和真、12田中恭司、9林壮真、8松川隼也(c)、10宮本康生、11勝浦太郎
交代:勝浦→23古舘陸大 松川→3小山竜二 宮本→13西田湧大

苦しい時間帯、特に三菱養和が武器にしているセットプレーでも見事な対応で耐え、後半にはしっかり自分たちの時間帯もつくりだしたことが印象に残る、これからがますます楽しみになる試合となりました。次は28日、麻生グラウンドにて午後3時キックオフ。前橋育英との試合に臨みます。

(文中敬称略)

円陣を組むフロンターレの選手やスタッフ
タッチをかわして選手たちを送り出す

フロンターレの先発メンバー

青山海選手

宮代大聖選手

シュートを打たれるも青山海選手が反応
セットプレーから三菱養和が迫る
有田恵人選手
古岡佑斗選手
栗田悠巨選手
小川達也選手、青山海選手

古岡佑斗選手
宮城天選手
古岡佑斗選手
島崎元選手、栗田悠巨選手、高吉正真選手
小川達也選手
青山海選手
給水タイムが設けられた
高吉正真選手
島崎元選手
宮城天選手

山田新選手
山内日向汰選手、宮代大聖選手

宮城天選手がシュートに持ち込む
山田新選手がエリア前で体を張る
山内日向汰選手

前半はタイムアップ
古屋雄帆選手
川合我空選手
戸水利紀選手
鈴木大登選手
岡崎玄選手
松永竜之介選手、平田流衣選手、澤田泰大選手
上野綜太選手
道間雄生選手
再び円陣を組む

後半へ
高吉正真選手
山田新選手
宮城天選手
青山海選手
宮代大聖選手
有田恵人選手
島崎元選手
冨久田和真選手が決めて、三菱養和が先制する
山田新選手
宮城天選手が決めて1-1

宮代大聖選手
小川達也選手
山内日向汰選手

宮代大聖選手がシュートに持ち込む
勝ち越し点とはならず

山田新選手

宮代大聖選手

鈴木大登選手

三菱養和の攻勢をしのいでタイムアップ

勝ち点1を分け合った
試合を見守った家族やサポーターのもとへ

 

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