フロンターレU18 – ヴィッセル神戸U18 / Jユースカップ準決勝(コーチ・選手インタビュー)


 

7月4日IAIスタジアム日本平で行われた「2026Jユースカップ 第32回Jリーグユース選手権大会」準決勝。

川崎フロンターレU-18はヴィッセル神戸U-18と対戦。

前半7分にMF6小田脩人の左クロスからFW22十河晟央がゴールを決め先制。

後半6分にはDF31渡部泰地の右クロスから十河がヘディングシュートを決めて、2-0に。

後半13分ヴィッセルがMF42山田凌也のゴールで2-1とするも、後半36分DF32渡邉拓眞がゴールを決め、3-1。

ヴィッセルがボールを握る時間もあったなか、攻守にタフに戦い抜き、初めての決勝に進出。

7月5日午後6時、IAIスタジアム日本平にて、湘南ベルマーレU-18との決勝に臨むことになりました。

 

 

準決勝後、途中出場でボランチとしてプレーしたMF14全天海、2ゴールを決め大会でのゴール数を6まで伸ばし、得点ランキングのトップに立ったFW22十河晟央、DF18笹倉拓真、梶田隼渡コーチに話を聞きました。

 

試合の詳細については後日掲載します。

 

「僕たちは結構仲が良い集団でもあるので、本当に言いたいことを言えますし。

要求もしっかりできると思いますし。今日の試合だったら、やっぱりその守備のところで『こうしてほしい』とかいいプレーがあったらみんなで褒め合って。『本当にまとまりのある集団だな』というふうに思っています」

MF14 全天海

 

全天海選手

 

○今日はどういうことを意識してプレーしていましたか?

途中出場からっていうところで、やっぱり僕のところでボールを落ち着かせるっていうところを求められてましたし。

いつもは結構前目のポジションなんですけど、人手不足でボランチもやることになったんですけど今日は。

まずはやっぱりチームとして、しっかり球際っていうところに僕もこだわって。あとはやっぱり蹴るだけだったらやっぱ相手の思うツボだったので、僕がしっかりボール持ってる、主導権を持ってやろうっていうことを意識しました。

 

○全国優勝というとクラブユース(日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会)のU-15の時の記憶が色濃いと思うんですけど、高校年代に入ってからのこのJユースのタイトルっていうのは、どんな意味が全選手の中にありますか?

Jユースっていうのは、僕らにとってやっぱり大きな大会だと思いますし。やっぱりここで勝つことによって、チームとしても個人としてももっと自分のレベルを上げることにもつながってくると思うので。この大会っていうのは本当に今自分たちのレベルも上がってきてますし。本当に優勝に向けてやっぱりみんなも目線がそろっているので、大切な大会だと思っています。

 

○優勝を1回、中学年代で経験しているっていうのは、結構大きいですか? 自分の中で。

そうですね、やっぱりあそこで優勝した時の感覚ってのがやっぱり、今ロッカーとかを見ても全員同じような空気を持っていますし。

やっぱりあそこで優勝したから、「もう1回同じ景色を見たい」っていうところで、みんな目線をそろえてやっているので、あそこで優勝できたってことは本当にいいことだったなと思ってます。

 

○本当に全選手のドリブルだったり、狭いところでのプレーとかすごく目立ったと思うんですけれど、ご自身のこの高校年代に入ってから、ここ最近のプレーとか成長しているなって自分で感じる部分、どんなところがありますか?

高校年代に入って、僕は怪我からのスタートだったんですけど。

やっぱり怪我をまずはしていて、自分の体が戻らない中で、僕は元々小柄な体格もあってフィジカルっていうところは結構苦労してきたところではあるんですけど。

でもコーチたちには「もっと足元のところをもっと磨け」って言われていたので。1年生からずっと足元のところを求められてきてましたし。
今2年生になってやっぱり結果も最近はJユースだったりプレミアリーグでも残してきているので。本当に自分自身、高校年代に入ってから成長してるなっていうのは思っています。

 

○トップチームで、過去にいた選手でもいいんですけれど、意識している選手とかっていたりしますか?

トップチームだと僕があこがれの選手はやっぱり大島選手(大島僚太)と大関選手(大関友翔)で。

2人ともやっぱり相手を見てしっかりプレーできますし、本当に自分が目指すべき像は、やっぱり大島選手や大関選手のように相手を見てゲームを動かせて、得点にも絡めてパスも出せて守備も頑張れてっていう、全てのことをハイクオリティーでできる選手だと思うので。

本当にその2人の選手を目指して頑張っています。

 

○本当に今日結構守備で我慢する時間もチームとしては長かったと思うんですけど、ただ組織力もすごいなと思っていて。あのあたり今日は梶田さんが指揮を取ってましたけど、どういうことをチームでは共有されているんですか?

僕たちは結構仲が良い集団でもあるので、本当に言いたいことを言えますし。

要求もしっかりできると思いますし。今日の試合だったら、やっぱりその守備のところで「こうしてほしい」とかいいプレーがあったらみんなで褒め合って。
本当に僕がベンチからのスタートだったんですけど。やっぱりベンチの雰囲気も、ベンチだから悔しいって気持ちはもちろんあると思うんですけど。

やっぱりチームのためにっていうところで、みんな団結して声を出し合ってやっていたので。「本当にまとまりのある集団だな」というふうに思っています。

 

○全国優勝した2年生の生田(川崎フロンターレU-15生田)の世代が、すごくチームの骨格をつくっているのかなっていう印象があって。その自分たちが最上級生もいる中で「自分たちが引っ張っていくぞ」みたいな思いは全体的にあるんですか?

そうですね、やっぱりプレミアとかでも3年生だけの力じゃ絶対勝てないと思いますし。
僕たち2年生っていうのがやっぱり鍵になってくると思うので。後輩もしっかり見ながらも、先輩の役に立つっていうか。
先輩のためにっていうところも含めて、2年生っていうのは本当に重要な立ち位置だと思うので、本当にみんなで一生懸命やっています。

 

○ちなみに今やってるワールドカップって見られたりしてますか?

ワールドカップ、結構見てます、はい。今朝のカーボベルデ戦とか見たんですけど。

日本代表の選手たちもそうなんですけど。

やっぱりああいう選手たちが強豪国相手に一生懸命、一生懸命って言っちゃアレですけど。

戦って、やっぱり自分たちの力を見せつけているっていうところで、本当に勇気をもらいますし。

田中碧選手だったりも本当にこのアカデミーから世界へ旅立っていっているので。本当に勇気っていうものを与えている、与えてもらってるって感じです。

 

○ワールドカップも見た上で、今のこう将来の目標とか夢っていうのはどういうふうに描かれてますか?

まずはプロになるっていうところを目指して、本当にもう1日1日しっかりやっていくっていうところと。

あと個人としては、ドイツとかフランスでプレーしたいっていう思いもあるので、本当にあんまり先は見ずに、本当に1日コツコツと積み上げていきたいなっていうふうに思っています。

 

○ドイツとフランスはちょっと気になるんですけど、結構今だとプレミアリーグでやりたいって選手が結構多い中で、その二つっていうのは理由としてはどんなところなんですか?

そうですね、ドイツは、日本人選手が多くプレーしているっていうのもあって。

本当に、昔からよくドイツに行って羽ばたいてっていうのがあったので、本当にまずプレーしてみたいってのもありますし。
フランスとかだと、やっぱり自分の感覚ですけど結構ロマンにあふれていて。

松井選手(松井大輔)も所属してたことあったので、本当にそれもあって、「やってみたいな」っていうふうに思っています。

 

○フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

今日もいっぱいの人が来てくれていましたし、本当にサポーターの応援がなかったらやっぱりJユース決勝も来れてなかったと思うので。

また明日大切な戦いがあるので、本当に、もうサポーターも僕たちも本当にチーム一丸となってしっかり勝ちましょう。

 

「ここまでコンスタントにJユースで点を取れてるのはいいことですし。決勝でも点取って。

まずはチームが勝つことを考えて、アシストとかも含めて、『優勝したいな』と思います」

FW22 十河晟央

 

十河晟央選手

 

○試合振り返ってみて、率直な感想とかお願いします。

試合前にヴィッセルさんがいい相手で来ると聞いたので。鹿島戦と同じようにチーム全員気合入ってましたし。

それが本当に試合に出て、苦しい時間も守ってくれたり、自分も点を決めて。

苦しい試合の流れとかもあったんですけど、しっかり勝ちきれて、決勝に行けたことが良かったかなと思います。

 

○得点の場面について、まずは1点目について振り返ってもらってもいいですか?

1点目は、ゴール前に行ったら小田(小田脩人)からちょうど自分の前にボールが来たので、うまく当てて流し込めてよかったです。

 

○2点目については?

2点目は泰地(渡部泰地)から本当にいいボールが来て、本当に触るだけで、自分のジャンプが引き出されたので感謝したいです。

 

○このJユースカップを通して昔の感覚というか、そういうのが戻ってきたところとかってあるんじゃないですか?

ジュニアユースのころは点とか結構決められてましたし。ユース1年目とかそれがなかなか自分の中でできなくて、結構苦しい期間を過ごしたんですけど。

このJユースで自分が点を取ってチーム勝たせていくってことが大事だと思うので、そういう面では良かったかなと思います。

 

○自分のプレーが良くなったきっかけは?

急に変わったりはしないので。練習からコーチに言われたことを一個一個やってみたり。そういうのを実践して。
1年半ユースでやってきて、だんだん良くなってきたかなって感じです。

 

○改めて日本平といういいスタジアムのピッチでしたけど、いかがでしたか?

本当にサポーターの方も応援してくれて、自分が点を決めた時も、そうでない時もそうなんですけど。本当に気持ちよかったですし。
素晴らしいピッチで素晴らしい応援で。感謝したいと思います。

 

○ユースに入って1年目、なかなか点を取れなかった時、焦りはありましたか?

そうですね。同じ代でいうと求(川村求)がよく出ていたり。そのほかもそうですけど、自分たちの代は1年生から結構出ている人がいたので。

焦りというよりは悔しい部分が多かったので。練習とかを通して、良くできるように一個ずつ頑張っていって。
1年目の最後の方なんかは「良くなってきたな」っていう実感があったので、そういう、コツコツやってきたのが良かったかなって思います。

 

○プレー面で意識を、点取るために変えた部分とかってありますか?

中学生の時は相手にくっついて背負って反転してみたいなのがあったんですけど。高1になるとやっぱり(対戦相手には)高3とかいるんで。

そんなフィジカルとかでいける世界じゃないので。相手とくっつかずにちょっと落ちたり駆け引きして「裏の動き出しも増やせ」っていうのは監督からも言われてたので。

背負うだけじゃなくて、裏とか守備とかもそうですけど、今まであんまりやってこなかったというかそういうところを言われてやってきて「そこが武器にもなってきたかな」と思います。

 

○それでいうとまさに今日の2点はそれが出たっていう感じですね。

クロスも本当にボールがいいだけなんですけど、入り方とか、点の取れるところとか、要求するところを意識しているので。
クロスから2点っていうのは良かったかなと思います。

 

○2点目の時、最初フリックしたのも、昔だったらいったん収めてたのかなと思ったんだけど、あそこのアイデアはどういうイメージでした?

ユースに入って自分が行くっていうか行けるようにするのもそうなんですけど、簡単に味方を使って「もう1回入っていく」ってのは言われている部分でもあるので。
1回シンプルに渡して、またゴール前の一番怖いところに入っていくっていうのは意識しています。

 

○シュート打つ前とか「もう自分が絶対打つんだ」みたいな気持ちが見てて伝わってきたんですけど、ご自身の中でそこらへんってどうでした?

味方を使っても、チームが点を取るのが一番なのでそこを考えたりもするんですけど。

やっぱり自分も点を欲しいので。ゴール前になったら簡単にパスをしないで、シュートをまずは狙って、空いたらパスとか。

まずはシュートを考えてやっています。

 

○得点王も見えてきたのかなって思うんですけど、手応えみたいなのはどうですか?

ここまでコンスタントにJユースで点を取れてるのはいいことですし。決勝でも点取って。

まずはチームが勝つことを考えて、アシストとかも含めて、「優勝したいな」と思います。

 

○十河選手は憧れの選手とかイメージしてるプロの選手とかっていたりするんですか?

海外サッカーとか含めて自分は見る方じゃないので、そんなにあこがれというのはあまりないんですけど。

小さい頃からフロンターレの試合、家近いんで見に行ってたんで、そこで好きだったのは大久保嘉人選手とか結構見ていて。「よく点決めるな」って思って。

あこがれでした。

 

○スタジアム近いって、大体距離で言うとどれくらいなんですか?

自転車で10分15分とか、等々力がその距離だったんで、よく親と見に行ってました。

 

○明日に向けて、サポーターの方にメッセージなどお願いします。

本当に今日いい応援で、応援の力で勝ったと思うので、また明日も絶対勝つので応援よろしくお願いします。

 

「守備の面では、集中力は保てていたかなとは思うんですけど。攻撃のつなぐところだったり、フロンターレらしさを出すところでは、

まだボールを落ち着かせるってところとかは足りないと思うので。改善していきたいです」

DF18 笹倉拓真

 

笹倉拓真選手

○試合を振り返ってみて率直な感想をお願いします。

やっぱりみんな、チームの状況というか、プレミアリーグであんまり勝てていない中で、「1、2年がちゃんとここでいい流れをつくろう」って話はずっとしていて。

やっぱり、それこそ勝ちにこだわるというか「そういう部分はしっかりやっていこう」って思っていたので。勝ててよかったです。

 

○ご自身のプレーについては、今日はどうですか? 体もなげうって、いいカバーも多かったと思いますし、どう受け止めてますか?

いや、守備の面では、集中力は保てていたかなとは思うんですけど。攻撃のもっとつなぐところだったり、フロンターレらしさを出すってところでは、まだボールを落ち着かせるってところとかは足りないと思うので。これから改善していきたいです。

 

○2-0から1点差になって、結構相手がボールを持つ時間も多かったと思うんですけど、どういうことを考えていました?

最初失点した時はちょっといやな感じはあったんですけど、でも基本的には、みんなで「落ち着こう」っていう話はしていて。

なので、みんな結構、心の余裕はそこまでないわけじゃなかったので、そのままいい流れで点も取れてよかったです

 

○守備のところで結構、全体的にもグループでも相手を抑えることができていたかなと思うんですけど、後ろから見ててそこはどう感じました?

やっぱり神戸はつなぐ部分もあれば、裏にボールが入る部分もあって、少し難しさはあったと思うんですけど。

やっぱり自分のマークに入ったからにはそこには奪いきったりとかやらせないとか。

あと最近自分で意識しているのは、サイドバックの裏とか、自分のマークじゃないとしてもその後ろのカバーとかは自分で入れるように意識はしてるので。

それを続けています。

 

○あと攻撃の時のコーナーキックでも結構競り勝っていて、点を取りたかったのかなと思うんだけど、そこは?

「とにかく勝ちたかった」っていうのと、あと自分は大きさはあるので、ヘディングの強みをもうちょっと成長させられたらいいなって思っていて。

いいボールがずっと上がってたので、決められたらよかったなって思います。

 

○その力強さみたいなところが徐々についてきているのかなと思うんですけど。まだまだつけていかなきゃいけないっていう感じですか?

プレミアとかでやっている中で、もっと強い相手がいっぱいいるだろうと思うし。

あとは同じチームの明日翔君(藤田明日翔)、だいぶフィジカルが強くて。

そういうところを見ると、まだ自分は足りないところが多いなって思います。

 

○10試合、プレミアが終わって、相当試合も出てると思うんですけど、なんかそれが今につながっている部分ってなんかありますか?

結構出してもらえてるっていうか、経験させてもらっている中で、自分でも自信を持てる部分がついてきたり。

去年よりかは少し自分のプレーに自信持ててるんで、そういうところはいいところだと思っていて。ありがたく思っています。

 

○結構プレミアでは失点が多い部分があると思うんですけど、それを踏まえて、今までの期間でなんかやってきたことはありますか?

失点が多くて、でもやっぱり僕たちのチームはなるべくフロンターレとして、あんまりサッカーを曲げたくない。

なのでビルドアップのミスとかなくしたいですけど、仕方ないところもあるので。だから失点っていうよりは「点取ろう」っていう方針でやっていて。

でもそれにしても失点が多いので。そこはちゃんと後ろで話し合ったりして、チームとして守るってことをやっていったほうがいいかなって思います。

 

○(DFとGKは)いつもとはちょっと違う組み合わせになってると思うんですけど、キーパーの青木選手(青木馨)とかとはどんなことコミュニケーションとって臨んでるんですか?

裏のケアとか、あと馨(青木馨)は結構前に出ることをすごい自信を持ってやってくれる選手なので、裏のケアとかは結構、そんなに怖さはなくできていると思います。

 

○フロンターレのセンターバックは本当に優秀な選手がプロに羽ばたいてると思うんですけど、センターバック、フロンターレならではで特にこう強く言われてたり、教えられてることって何かあったりするんですか?

やっぱり守備のところっていうよりは、攻撃のつなぐところとか、差すところとか、「相手の動きを見てちゃんと選べるような選手にしよう」っていうことを結構教えられてるので。そういう部分だと思います。

 

○身長は今は188?

そうですね。

○まだ伸びそうですか?

早生まれなので「成長はまだあるかな」って期待しているんですけど、今はたぶん189ぐらいです。

 

○目指してるところでいうと、どんなところになるんですか?

目指す選手だったら、海外へ行った高井幸大選手とか。海外ではファン・ダイクとか。

やっぱりワールドカップとかを見ていても落ち着きっていうか、チームにもたらす安定感を見ていて「すごいな」って思うので。そういうところを、高みを目指してやっていきたいです。

 

○先ほどそのカバーの話がありましたけど、例えばリーダーシップのところでいうと、チームに働きかけようって思っていることってどんなことがありますか?

つらい時こそ、後ろのほうが見えていたり、心にまだゆとりがあると思うので。やっぱり後ろがそこで食らっちゃってたらチーム的に厳しいので。

前の選手に声をかけ続けたりとか、あと落ち着かせようってところは大事だと思います。

 

○サポーターの方にメッセージをお願いします。

プレミアリーグ今あんまり勝てていないんですけど、まだ前半戦も終わってないし。

また後半戦からもいい風を持ってきて、しっかり全部勝ちきれるようにしていこうと思うので、応援、最後までしてくれたらありがたいです。

 

「遠くまで駆けつけていただいたサポーターの皆さん、現地に来れない、応援してくださっている方々に届けられるようにっていうのをまず第一に。

選手もそこは、すごく感じながらプレーしてくれてるので。
応援してくださる方に、しっかりとタイトルを持ち帰れるように、頑張りたいと思います」

梶田隼渡コーチ

 

梶田隼渡コーチ

○試合を振り返ってみて、率直な感想をお願いします。

まずはもう本当にどういう形であれ、勝てたことでまずはこう安心したっていうのが第一で。

本来、本当であれば「もうちょっと持ちたかったな」っていうのが、理想ではあります。

 

○相手に持たれる時間が多い中でも、選手は落ち着いてやっていたのかなって感じはしたんですけど、いかがですか?

そうですね、やっぱりヴィッセル神戸さんがすごく整理された4-3-3の中でなかなか守備で一手打っても、もう次の手をっていうのがすごく洗練されているので。

そういった意味ですごく、後手を踏む場面が多かったんですけど。選手たちがそこをうまく声をかけながらハードワークして戦ってくれたので、

今回の勝ちにつながったのかなと思います。

 

○ここまでやってみて、選手たちの成長はどう感じていますか?

やっぱり「タフに戦えるようになってきたな」っていう。
劣勢な場面でも簡単に失点しないですとか、そういうところがすごく「タフになって力強くなってきたな」っていうのはJユースカップを通して感じています。

 

○1点差になった時は「危ないかな」と思うような場面だったと思うんですけど、ベンチから見ていて、どう感じてました?

もう展開的には正直、前半とあんまり変わらなかったので、「なんとかなるかな」っていうところと。

前半からもチャンスがまったくなかったわけではなかったので。「どこかでまた取れるかな」っていうのは。選手交代含めて、「ちょっと活性化していければいいかな」って思っていました。

 

○十河選手、今大会点を取っていますけど、だいぶ本来のプレーが戻ってきたのかなという感じはするんですけど、どう見てますか?

そうですね、やっぱりジュニアユースの時は、フィニッシャーっていう役割がすごく強かったと思うんですけど。

やはりユースになって、「それだけじゃ通じない」っていうところも、彼本人は多分感じている中で。

やっぱり守備のタスクをしっかりとやることで、攻守のスタートポジションがすごく良くなって、「ボールにかかわる」ですとか、最後のところの危険なところに顔を出せるっていうふうになってきたかなって思います。

 

○決勝は明日ですけど、体を休めたり、そういうことがまた大事になってくる?

そうですね、やっぱり連戦っていうなかなか経験できない。

公式戦で連戦ってなかなか、彼らは経験があまりないと思うので。

そういったところも含めて、プロになるための大事な時間ととらえて、アプローチしていければと思います。

 

○クラブ史上初めてのタイトルを目指すことになると思うんですけど、改めてご自身の意気込みなどをお願いします。

僕らスタッフももちろん、取りたいですし。

でもやはり今日も遠くまで駆けつけていただいたサポーターの皆さんですとか、現地に来れない、応援してくださっている方々に、そういうものを届けられるように、っていうのをまず第一に。

選手もそこは、すごく感じながらプレーしてくれてるので。
もちろん僕自身も「取りたいな」って思いますけど、やはり応援してくださる方に、しっかりとタイトルを持ち帰れるように、頑張りたいと思います。

 

○このメンバーは、生田(フロンターレU-15生田)で全国(日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会)を取ったメンバーが中心になっていると思うんですけど、その全国を取ったことによるこのチームから感じる空気感とか、雰囲気って何かあったりしますか?

普段結構大人しい選手が多いんですけど。でも、裏ではすごく。仲が良い学年になるので。われわれには見せない団結力みたいなものがすごくある学年かなと思うので。そういったところがジュニアユースの結果もそうですけど、今回のこういう結果にもつながってるかなと思います。

 

○チームとしての組織力をすごく感じたように思えるんですけれど、メンバーも代わる中でその組織力を保てているっていうのは、どんなところに要因があるんですか?

やっぱり普段から監督の森(森勇介監督)が、「感謝」ですとか、あの応援してくださっているサポーターの方へもそうですし、備品とかそういったものも含めて、準備・片付けのところですとか、そういったところにすごく、意識を持たせているところがあるので。

そういったところで、3年生とか。今日や今回であれば2年生とか、上の学年がしっかりとやってくれているのかなと思います。

 

○今日でいうと多分スタメン、ディフェンスラインは1年生が入っていたと思うんですけど、すごく「頼もしいな」っていうふうに見ていて。その1年生のディフェンスラインの評価はいかがですか?

特に両サイドバック(渡部泰地、渡邉拓眞)は、前節プレミア(第10節鹿島アントラーズユース戦、●1-3)で初めてスタメンを取った1年生2人が、トレーニングからすごい良いパフォーマンスをしていたので。

本当にフロンターレで「ボールを握りたい」っていうサッカーにすごくフィットしているサイドバックだと思うので。

そこにタフさですとか、守備の強度みたいなところがだいぶユース年代のところに慣れてきたので。本当にあの2人は自信を持ってプレミアでもやってくれているので。

今後も期待している2人です。

 

○もう一個お聞きしたいんですけど、今日十河選手、ボールおさめたらシュートに行くって意識が強かった。本人からもそういう話を聞いて。梶田さんからも、そういうところはある程度自分で行くのを許容されているのか、それとももっと自分で行けっていうふうに言われているのか、どういう感じなんですか?

チームのところでやってほしいことはもちろんあるんですけど、やはり育成年代っていうところで、本当にフロンターレのユースとして、個を育てるっていうところが、監督の森が本当に「プロで個人で戦える選手っていうのを育てたい、育てる」っていう思いが強くあるので。

やはりこう行けるところは1人で、やれるプレーを広げる。そういうところを普段から伝えているので。

そういったところではもうどんどん自分で前を向いていけるんだったら行ってもらいたいなと思います。

 

○プレミアリーグで少し苦しんでいる中で、このJユースカップの意義みたいなのをお聞きしてもいいですか?

やっぱり1年生2年生の普段スタートのところで、プレミアリーグに絡めない選手たちがこういう大会を経験して、後期のところで、早い段階でプレミアリーグに絡めたりですとかデビューしてくれる選手が1人でも多く出てくれれば、トップ昇格っていうところが、少しでも現実的になってくるかなと思うので。

1、2年生にとってすごくいい大会だと思っています。

 

○改めてサポーターの方にメッセージをお願いします。

今日も本当に遠いところまで応援ありがとうございました。最後ひとつしっかり勝って、皆さんと一緒に優勝を喜べるように頑張りたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。

 

 

 

次戦:2026Jユースカップ 第32回Jリーグユース選手権 大会決勝 vs 湘南ベルマーレU-18

7月5日(日) 午後6時キックオフ IAIスタジアム日本平

 

 

 

(文中敬称略)

 

 

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