9月22日等々力補助競技場で行われた松村杯予選兼U-12サッカーリーグ。五年生で臨んだ富士見台FC戦を0-0で引き分けた川崎フロンターレU-12は、予選リーグの最終戦、大谷戸FCとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会少年の部兼JFA U-12サッカーリーグvs大谷戸FC】
9月22日(土)午後2時8分キックオフ 等々力補助競技場 くもりのち晴れ 8人制 15分ハーフ
フロンターレはこの試合では六年生たちがピッチに。先発は、GK1太田陽彩、最終ラインは右から9加治佐海、3山中大輝、7荒井颯太、中盤にキャプテンの10齊名優太、右に11香取武、左に6五十嵐将、前線は2仲谷俊。
次第に晴れ間が顔を出し、段々と蒸し暑さが増していくなかでの試合。フロンターレは立ち上がりからラインを高め、前に。ボールを預けた荒井が高い位置へ上がり、齊名を経由して右に展開し、加治佐と香取の連係からゴールに迫るなど、押し込んでいきます。
大谷戸もパス交換からエリア左に8が上がっていきますが、フロンターレは戻りも速く、粘り強く寄せ、ラインを割らせしのいでいくと、2分荒井のロングボールを仲谷がおさめ、仲谷が浮き球のパスを出すとエリア右に抜け出したのは香取。シュートを打つとこれが決まり、1-0。フロンターレが先制点をものにします。
フロンターレは五十嵐を荒井が追い越すなどさらに人数をかけ、前に出ていくと、4分には加治佐からボールを受けた香取のスルーパスにエリア左へ抜け出した齊名がシュート。ポストに阻まれ決まりませんでしたが、ゴールをおびやかしていきます。
フロンターレは距離感よく、香取のパスに右サイドの高い位置へ加治佐が上がったり、山中も高い位置へ持ち上がり、右サイドの裏を突くパスを出し、香取の右クロスにつなげたりするなど、前へ出ていきます。
大谷戸も6分にはエリア外正面へ持ち上がった9が左足でミドルシュート。しかし、左へ。さらにパスをカットし右サイドに9が抜け出しクロスを上げるもこれはシュートには結び付かず。さらにラインを高め、左サイドからゴールに迫る大谷戸。フロンターレは香取がエリア前に戻り、山中との連係からうまく守り、しのいでいくと、荒井のパスにエリア外右に香取が抜け出してシュートを打つなど、ゴールに迫る時間をつくっていきます。
8分にはエリア外右でフリーキックを得ると、仲谷が直接狙うもGK1がセーブ。直後には左サイドのスローインから五十嵐がうまく前を向き、仲谷を狙いスルーパスを送るもオフサイド。さらに仲谷がやや下がり目でボールを受け、加治佐のパスに、五十嵐が左から斜めに動き出して、エリア前に迫るもオフサイド。
13分には太田のフィードにエリア前に五十嵐が抜け出しますが、GK1が前に出て、惜しくもシュートは打てず。最終ラインからも見事な連係を見せ、ゴールに迫っていくと、14分にはエリア右に加治佐が抜け出してシュート。GK1にセーブされましたが、攻めの姿勢を見せ続けて、1-0でハーフタイムとなります。
後半、フロンターレは立ち上がり、荒井が高い位置へ上がり、クロスを上げると、右サイドでボールを拾った香取がクロス。GK1に反応され、シュートには結び付きませんでしたが、大谷戸陣内でのプレーを続けに。仲谷がボールをおさめ、左サイドの高い位置へ上がる五十嵐へつなげ、齊名がエリア前に飛び出すなどしていきます。
3分には左サイドで前を向いた五十嵐のスルーパスにエリア前に仲谷が飛び出すもオフサイド。さらに仲谷の競ったボールを五十嵐が拾い、中盤の齊名を経由して、右へ展開。加治佐から香取へつなげ、香取の右クロスにつなげるなど、うまい連係を見せていきます。
5分には右サイドの香取のリターンを受けた加治佐がエリア前に斜めに仕掛け、ミドルシュート。しかし、GK1がセーブ。
大谷戸も9がエリア前でうまい切り返しを見せ、ゴールに迫るも齊名が戻りマイボールに。攻撃へつなげていくと、6分、エリア外左で仲谷が放ったループシュートが決まり、2-0。フロンターレは突き放します。
フロンターレはここで香取に代わり26メンディーサイモン友が右へ。7分には左サイド、荒井の浮き球にエリア前に齊名、メンディーが飛び出すもこれはシュートにはつながらず。それでも多彩な攻め手を見せ、揺さぶっていきます。
9分には左サイドのスローイン、五十嵐がうまくエリア左へ抜け出してシュートを放つとこれが決まり、3-0。
直後には大谷戸もエリア外左でファールを受け、9が直接フリーキックで狙うも上に。
大谷戸はさらにエリア右に4が抜け出したり、9がボールをキープし右に展開するなどしていきますが、フロンターレは山中がエリア内で強さを見せ、五十嵐がエリア近くに戻ってボールを奪い返すなど、切り替えよく守っていきます。
11分には仲谷に代わり再び香取がピッチに。香取が最終ラインの右、加治佐が一つ前へ上がり、メンディーが前線へ。
13分には齊名のパスにエリア右に抜け出した加治佐がシュート。しかし、右へ。14分には荒井の左クロスにニアにメンディーが飛び出すもオフサイド。
最後まで攻め手を緩めず、前に出ていったフロンターレ。試合はタイムアップ。3-0。予選リーグの最終戦を飾りました。
前半1-0 後半2-0 計3-0
得点:香取武、仲谷俊、五十嵐将
フロンターレの先発:1太田陽彩、9加治佐海、3山中大輝、7荒井颯太、10齊名優太(c)、11香取武、6五十嵐将、2仲谷俊
交代:香取→26メンディーサイモン友 仲谷→香取
フロンターレはこの結果、予選リーグを8勝1分け、勝ち点25、得点21、失点2、首位で終えることに。連係も深まっているように思え、決勝トーナメントも含め、これからシーズン終盤に向けての楽しみが増す試合となりました。
(文中敬称略)
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