7月15日は綾瀬スポーツ公園へ。前日、おなりレパーズとの神奈川県チャンピオンシップの1回戦を制した川崎フロンターレU-12は、横浜F・マリノス追浜との2回戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 神奈川県チャンピオンシップ vs 横浜F・マリノス追浜】
7月15日(日)午前10時35分キックオフ 綾瀬スポーツ公園 晴れ 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK1太田陽彩、最終ラインは右から15関徳晴、3山中大輝、11香取武、中盤は5田所莉旺、右にキャプテンの10齊名優太、左に6五十嵐将、前線は2仲谷俊。
この日も好天に恵まれ、座っているだけでも汗ばむような厳しい暑さの綾瀬スポーツ公園。両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、フロンターレは関の縦パスを起点に、エリア右へ仕掛けた齊名がシュート。バーを叩き、こぼれ球に詰めた田所もシュートを打ちますが、GK1がセーブ。フロンターレは、マリノスボールになると、後ろから太田が「縦を切れ」と声をかけるなどして、関や齊名が寄せ、前へパスを入れさせず。マイボールにすると、縦へボールをつけ、クロスにつなげるなどしていきます。
3分にはエリア右へ抜け出した田所のシュートがニアをとらえますが、GK1がセーブ。山中の縦パスを受け仲谷が、齊名とのパス交換からエリア内へ進入しようとするなど、マリノスの陣内でプレーを続けていきます。
マリノスにボールが渡っても仲谷が中盤にプレスをかけ、そこから再びボールをものにして攻撃へつなげるなど、距離感よく試合を進め、山中のフィードにエリア右へ仲谷が飛び出すなど、長いボールを交えながらゴールをうかがいに。
5分にはエリア外左でボールをカットした五十嵐が一気にエリア左へ。シュートを打つもGK1がセーブ。直後にもフロンターレは、エリア右へ五十嵐が抜け出しますが、またもシュートはGKがセーブ。ゴールを次々におびやかし、マリノスのGK1が好守でしのぐ場面が続いていきます。
フロンターレはさらに関がボールを右サイドでカット。齊名とのパス交換からエリア右へ。シュートを打つも左へ。高い位置でチャンスをつくりながら、この日最初のクーリングブレークへ。
クーリングブレーク明け、フロンターレは田所に加えて五十嵐も時に中盤に顔を出して、縦パスをうけつつボールを動かしていくと、13分には左サイドでボールを受けた香取が斜めに仕掛けて右へ展開。関がエリア右へ仕掛け、ゴールの前にボールを送ると、齊名のシュートが決まり、1-0。ついに先制点はフロンターレに。
たたみかけるフロンターレは、田所が中盤で寄せ、マイボールに。五十嵐のパスにエリア右へ齊名が飛び出したり、山中がうまくカバーしたところから香取へつなげ、前線へ飛び出した田所のシュートにつなげたりするなど、追加点を狙いにいきます。
16分には田所がボールをカットしエリア左へパスを送ると、五十嵐が抜け出し、ゴール右へシュートを決めて、2-0に。さらに直後にはエリア左でうまく前を向いた仲谷のシュートが決まり、3-0。立て続けにゴールを奪い、突き放します。
フロンターレはさらに関の縦パスに、右サイドに流れた仲谷が高い位置でボールをキープしたり、田所がボールを競り、エリア右へ齊名が抜け、クロスが左へ流れたところを五十嵐が拾い、リターンを受けた田所がミドルシュートを打つなどしていきます。
19分には右から齊名がクロスを上げると、ニアで仲谷が反応するもシュートは右へ。前半はタイムアップとなり、3-0でハーフタイムへ。
後半フロンターレは五十嵐に代わり、7荒井颯太が入り、最終ラインの左へ。香取が一列前に。
1分にはマリノス、11が浮き球をおさめ、シュート。さらに14の右クロスに13がエリア内へ抜け出すも、太田がセーブ。さらにエリア前にボールを入れてくるマリノスに対し、山中や荒井がカバー、田所もエリア前に下がり、パスを受け、自分たちでボールを持つ時間をつくりに。
5分には再びマリノス、GK1のフィードにエリア右へ4が飛び出し、シュートを打ちますが、太田がセーブ。
フロンターレはラインを上げ、香取を荒井が追い越し、前へ仕掛けたり、田所のパスを受けた関の右クロスに、エリア内で仲谷がシュートを打つなど、再びゴールをおびやかしに。
7分には右に開いた関から田所を経由して、左へ展開。荒井が前へ仕掛け、シュートを打つもGK1がセーブ。さらに左サイドから香取が斜めに仕掛け、エリア右へパスを出すと齊名がシュートを打つもまたもGK1が阻み、追加点とはならず。
フロンターレはさらに仲谷とのパス交換からエリア前に田所が飛び出したり、コーナーキックを田所が競ったところから香取がシュートを打ったりするなど、ゴールの前でのプレーを続けて続け、試合は後半のクーリングブレークへ。
クーリングブレーク明け、フロンターレは仲谷に代わり、13新堀翔が前線へ。11分にはマリノスがフリーキックから枠をとらえたシュートに持ち込むも、フロンターレは太田がセーブ。
切り替えて攻撃へつなげるフロンターレも、2分には山中の縦パスにエリア右へ新堀が抜け出すもシュートはGK1がセーブ。さらに関が右サイドの高い位置へ抜け出し、折り返すと、香取のシュートは枠をとらえますが、再びGK1が好守。
3点差にも気持ちを落とすことなく、ゴールを目指しにくるマリノスに対して、山中が最終ラインで粘り強くカバーするなどして起点をつくらせず、縦へボールを入れ、攻撃へつなげていきます。
15分には田所のパスにエリア内へ香取が抜け出すもシュートはGK1が阻み、こぼれ球を拾い、エリア正面で齊名がシュートを打つもまたもやGK1が阻み、右コーナーキックに。右から齊名が入れたボール、香取が合わせますが、左へ。
フロンターレはここで山中に代わり、8山下耀翔が入り、最終ラインは右から関、田所、荒井、中盤は齊名、右に山下、左に香取、前線は新堀に。17分には関とのパス交換からエリア外右、山下がシュート。GK1がここでも防ぎ、追加点とはなりませんでしたが、選手が入れ換わりさらに攻撃の姿勢を続けていきます。
フロンターレはここで香取に代わり、再び五十嵐がピッチへ。
コーナーキックのボールをGK1がキャッチしカウンターへつなげていこうとするマリノスに対して、関がすばやく自陣に戻りカバーするなどし、最後まで切り替えの良さを見せていきます。
18分にはマリノス、11が巧みに前を向き、ループシュートを狙うも上に。一方のフロンターレも新堀がうまく前でボールをおさめ、リターンを受けた田所とのパス交換からエリア右へ。しかし、新堀のシュートはまたもやGK1がセーブ。追加点こそなりませんでしたが、最後まで引き締まった展開となった試合を制して、フロンターレは準々決勝へ駒を進めました。
前半3-0 後半0-0 計3-0
得点:齊名優太、五十嵐将、仲谷俊
フロンターレの先発:1太田陽彩、15関徳晴、3山中大輝、11香取武、5田所莉旺、10齊名優太(c)、6五十嵐将、2仲谷俊
交代:五十嵐→7荒井颯太 仲谷→13新堀翔 山中→8山下耀翔 香取→6五十嵐将
(文中敬称略)
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