川崎フロンターレU-18が春へ向けてJクラブのユースや高校サッカーの強豪チームと対戦するジャパンユースプーマスーパーリーグは2月21日で8試合目。前日1-2に終わった徳島市立戦に続いて連戦となったこの日はプリンスリーグ関東で今季も対戦することになる桐光学園との試合となりました。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグvs桐光学園】
2月21日(日)午前9時32分キックオフ 神奈川県フットボールセンターかもめパーク くもりのち晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK19浅川将輝、DFは右から20横山尚貴、26伊従啓太郎、34小川真輝、24川崎晶弘、ボランチは30桝谷岳良、32村田聖樹、右MF37奥山璃空、左MF17道本大飛、FWは23藤井柾人、38宮代大聖
桐光学園はGK17茂木秀、DFは右から4淡路昴宏、15加藤優太、16田中拓実、6金子開研、ボランチは24渡辺陽介、13桑原遥、右MF20阿部龍聖、左MF40中野陽太、FWは11倉持快、47佐々木倫忠。淡路はフロンターレU-15出身。前日の富士ゼロックススーパーカップの前座試合、ネクストジェネレーションマッチの高校選抜メンバー、DFタビナス・ジェファーソンやMF鳥海芳樹は不在でした。
前半は後ろからの組み立てを狙うフロンターレに対して、DFラインを高く保ちコンパクトにいい距離感の桐光学園が対峙。桐光の前線と両サイドの守備も効いていてなかなか攻撃に出られない時間が続きます。
6分に宮代の縦パスをエリア右で受けた藤井がシュートを放ちますがこれはGK茂木に。
8分には中盤でボールを奪ったところから桐光学園。倉持が中盤へプレスをかけて右に展開すると佐々木の右クロスに左から斜めにエリアへ入ってきた中野が頭で合わせるとこれがネットを揺らします。0-1。先制は桐光学園。
15分にはフロンターレも宮代を起点にエリア左をかけ上がった川崎がシュートに持ち込みますがこれはGK茂木が対応。さらに24分にはエリア左を崩して宮代がシュートを放ちますがこれもGK茂木に。
26分には宮代がエリア前から強引にシュートを放ちますがこれはDFがブロック。34分にはエリア右でファールを受けると小川がフリーキックで入れたボールにエリア内左で横山が合わせますがこれはサイドネット。さらに39分には左から道本が仕掛けて出したボール、抜け出した宮代がシュートを放ちますがこれもGK茂木が対応。
桐光学園は両サイドと前線が守備で助けて中盤でボールを拾いフロンターレのゴールへ迫りましたが、伊従や小川らがしっかり対応。フロンターレは宮代が相手CBを引き付けるなどして起点になりましたが、ゴールへ迫っても相手を慌てさせるような場面はあまりつくれず、前半はタイムアップとなりました。
後半はそのままのメンバーで臨んだフロンターレに対して、桐光学園はボランチは22佐藤太一、42国谷敦史、右MFに11倉持快が移り、左MFに8西川公基(途中で左が倉持、右に西川にポジションチェンジ)、トップ下10田中雄大、FW9鈴木太我に。
後半も高くラインを保つ桐光学園に対して、6分フロンターレは道本を起点に右の奥山へボールがわたると、リターンを受けた藤井がエリア正面からミドルシュートを放ちますがこれはGK茂木に。
10分には宮代がファールを受けながらも右へ展開。横山が右サイド深いところから折り返すとエリア外から藤井が放ったシュートはゴールの中へ。1-1。フロンターレが追い付きます。
さらに攻勢をかけるフロンターレ。直後にはエリア左から宮代が迫りシュート。これはわずかに茂木がさわり決まりません。
12分には桐光に交代。田中拓実に代わり27渡辺大智が入り左SBに。金子がCBへ。
13分には道本を起点に左サイドへボールが出るとかけ上がった川崎が左から仕掛けて中へボールをいれますがこれは決まらず。しかし、中で宮代、藤井、奥山が待ち構えて厚みのある攻撃を見せていきます。桝谷や村田が中盤でボールを持つ場面も前半に比べて増え、左MFの道本がうまく起点になって次第にフロンターレのペースに。
17分には桐光学園に交代。負傷した茂木に代わり、25丸山拓郎がGKに。
17分には桐光学園。トラップミスからフロンターレがエリア前でボールを失うと左から倉持がシュートを放ちますがこれはサイドネット。
19分には再び左からの攻め。道本が左から中へうまく相手を引き付けながら仕掛けてエリア左の川崎へパス。仕掛けた川崎が左足を振り抜くとこれがネットを揺らします。2-1。拳を握りしめる川崎に次々に集まりフロンターレの選手たちがゴールを一緒に喜びます。
20分には宮代に代わり31池谷祐輔が入りボランチに。村田がトップ下に。
さらに攻勢をかけるのはフロンターレ。24分にはコーナーキックのこぼれ球をエリア外左で拾った村田が上げるとエリア内右で奥山が頭で合わせてこれがネットを揺らします。3-1。藤井が奥山を抱えあげて讃えます。
27分には桐光も鈴木太我を起点に右から倉持が迫りますがここは浅川が飛び出してシュートに持ち込ませず。
28分にはさらに桐光。佐藤太一のパスからエリア右田中雄大がシュートを放ちますがこれはわずかに左。
32分には再びコーナーキックのこぼれ球を拾ったところからフロンターレ。今度は道本がエリア正面からシュートを放ちますがGK丸山が対応。
33分にはフロンターレ、奥山に代わり35デューク・カルロスが右MFに。
桐光学園は35分エリア正面でボールを受けた田中雄大が浅川が前に出ているのを見てループシュートで狙いますがここは何とか浅川が上へ弾き出しゴールを割らせません。
39分にはエリア右でファールを受けるとデュークのフリーキックに伊従が合わせ最後は村田が迫りますがこれはGK丸山に。
ロスタイムに入ってもさらに追加点を狙うフロンターレ。エリア正面でボールを受けたデュークが放ったミドルシュートは左へ。
まもなく、主審の笛が鳴り、タイムアップ。
フロンターレにとっては今年初めて3点を取っての勝利。ゴールを決めると全力で喜んだ選手たちから、この試合に懸ける気持ちの強さが伝わってくるとてもいい試合となりました。
前半0-1 後半3-0 計3-1 得点:藤井柾人、川崎晶弘、奥山璃空(川崎) 中野陽太(桐光学園)
フロンターレの先発:19浅川将輝、20横山尚貴、26伊従啓太郎、34小川真輝、24川崎晶弘、30桝谷岳良、32村田聖樹、37奥山璃空、17道本大飛、23藤井柾人、38宮代大聖
交代:宮代→31池谷祐輔 奥山→35デューク・カルロス
この試合の公式記録(pdf)
(文中敬称略)
写真はかんちさんから多くをいただきました。ありがとうございます!
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