2月24日は時之栖スポーツセンター裾野グラウンドへ。川崎フロンターレU-18はジャパンユースプーマスーパーリーグの予選リーグ最終戦に臨み、サンフレッチェ広島ユースと対戦しました。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグ vs サンフレッチェ広島ユース】
2月24日(日)午前11時15分キックオフ 時之栖スポーツセンター裾野グラウンドF 晴れ 30分ハーフ
フロンターレは11有田恵人がU-17日本代表のチリ遠征に参加中。またU-16神奈川県トレセンのリーグ戦のため、選手数人が不在。
先発はGK19川合我空、最終ラインは右から5森璃太、15道間雄生、2栗田悠巨、30岡崎玄、ボランチは32山内日向汰、20澤田泰大、右MF23常安澪、左MF7中島大成、FW18宮城天、17宮本ディアウ勇守歩。
青空が広がり、風も少なく穏やかな気候のなか、始まった試合。
サンフレッチェはキックオフとともに後ろからボールを動かしつつ、前線の選手を走らせるようなフィードを入れ、ゴールへ迫りに。しかし、フロンターレはエリア内で栗田がクリアするなどしていきます。
ラインを高め、中盤でボールをものにすると、前線の9や44がエリア内へ動き出し、チャンスをつくろうとしてくるサンフレッチェ。しかし、フロンターレはコンパクトに、時には宮本もプレスバックにいき、サンフレッチェの選手に圧力をかけるなどし、ボールをものにした森が宮本へ浮き球のパスを入れ、そこから後ろへ戻し、栗田や道間、澤田や山内、宮城も下がり目でボールに触れていき、マイボールの時間をつくっていきます。
しかし、なかなかゴールへ迫る場面をフロンターレがつくれずにいると、6分にはサンフレッチェ、中盤で14がボール奪い、エリア前に動き出す9を狙い、浮き球のパスを入れるも、栗田がうまく体を入れ、最後は川合がセーブ。さらに44のパスからエリア右へ仕掛けていった23が、地を這うような速いボールをエリア内に入れてきますが、栗田がクリア。
8分には、フィードに左サイドの高い位置へ流れた9がクロスを上げると、44がエリア内で反応しますがうまくミートすることはできず、ボールは川合がキャッチ。
落ち着いた対応でサンフレッチェに決定的な場面をつくらせなかったフロンターレは、サンフレッチェのプレスをうまく栗田や道間がかわしながら、ボールを動かしに。山内や澤田、川合も時にはエリア外に出て組み立てにかかわり、ラインを高めながら攻めの機会をうかがっていきます。
14分には、栗田のフィードに常安がエリア右へ。こぼれ球を正面で拾った中島がミドルシュートを打つも、枠はとらえられず。
さらに左から右へ展開し、ピッチを広く使いながら攻めに出ていこうとするフロンターレ。しかし、16分、サンフレッチェはエリア右で44がファールを受け、PKを得ます。キッカーは44。これを決めて0-1。先制点はサンフレッチェへ。
追いかける展開となったフロンターレは、12分には、中央で宮本がルーズボールをものにして、エリア前へ動き出した宮城へ。しかし、ボールをおさめることはできず、シュートには持ち込めず。
それでも焦れることなく、後ろからサンフレッチェがボールを動かしていこうという場面では、宮本や宮城、常安、中島が前から追い込むようにしてプレスをかけていくフロンターレ。
23分には、右サイドから常安、宮城のパス交換からゴールへ迫ると、常安がエリア前に送ったボール、中島がシュートを打つもサンフレッチェのブロックに阻まれ、左サイドからのスローインに。
スローインからエリア外左でボールを受けた山内がファールを受けると、フロンターレは中島がすばやくリスタート。エリア正面、宮城、山内がパス交換から仕掛けていき、最後は山内のパスに宮城がエリア内へ。シュートを放つとボールはゴール右へ。1-1。見事にサンフレッチェの守備を崩して、フロンターレは追い付きます。
山内や澤田がセカンドボールをものにする場面も増え、宮城が中央まで下がる一方で、常安が高い位置へ動き出すなどしてゴールを狙いにいくフロンターレ。時には川合のフィードを、宮城が前線でおさめるなど、長いボールもまじえて攻めに出ていきます。
サンフレッチェもボールをものにしてから攻めにつなげる速さがあり、右サイドの44や左サイドの6がタイミングよくクロスを入れていきますが、栗田や道間がブロックし、シュートにはつながらせず。前半は1-1でタイムアップとなります。
後半フロンターレは岡崎に代わり、31小野寺瑠、常安に代わり、36田鎖勇作が入り、最終ラインは右から道間、田鎖、栗田、右MF森、左MF小野寺、ボランチは山内、澤田、2シャドーに宮城、中島、前線には宮本。サンフレッチェと同じようなかたちでのスタートとなります。
立ち上がりからラインを高め、森が高い位置取りに。道間や栗田が開いて、サイドを幅広く使いながらボールを回す時間をつくりに。道間がボールを持ち上がり、フィードを入れ、森を高い位置へ走らせるなどしていきます。
サンフレッチェも高い位置でボールをものにする場面をつくっていきますが、フロンターレは切り替えよく守りに。山内や小野寺が囲い込むようにしてボールを奪い取るなどして、エリア内へは近づかせず。8分には、サンフレッチェ、25の浮き球にエリア右へ44が抜け出るも栗田がカバー。
12分には、29のスルーパスに25がエリア左へ。シュートに持ち込むも栗田が粘り強く寄せ、ブロック。集中したいい対応を続けていきます。
フロンターレは、サンフレッチェのプレスを、川合や田鎖、澤田や山内がうまくかわしながらボールを回しに。15分には、宮城の浮き球のパスに、山内がエリア左へ。ファールとなりシュートには持ち込めませんでしたが、ゴールへ迫りにいきます。
20分には、中央でボールをものにした澤田の縦パスからエリア右へ中島が抜け出るもサンフレッチェのファールに阻まれ、シュートにたつながらず。
フロンターレはここで宮本に代わり26平田流衣、森に代わり29内海太瑚。
フロンターレは、前線の選手の動き出しにうまくフィードを入れてくるサンフレッチェに対して、田鎖がボールをカットし、そこからすばやく平田へ縦パスをつけるなど、切り替えよく対応していきます。
26分には、サンフレッチェ、エリア左へ27が飛び出しますが田鎖がうまくボールを刈り取るように対応し、シュートは打たせず。さらに27分には、44がエリア外右へ。フロンターレは小野寺や澤田が寄せにいき、折り返したボールは栗田がクリア。
マイボールにすると中島が、右サイドからエリア前に動き出す内海を狙い、スルーパスを試みるなどしていくフロンターレでしたが、なかなかシュートまではつながらず。それでも最後まで球際に厳しい対応を続けていき、タイムアップ。1-1。異なる布陣で見る新鮮さとこれからの可能性も感じる形で、ジャパンユースプーマスーパーリーグの最終戦を終えました。
前半1-1 後半0-0 計1-1
得点:宮城天
フロンターレの先発:19川合我空、5森璃太、15道間雄生、2栗田悠巨、30岡崎玄、32山内日向汰、20澤田泰大、23常安澪、7中島大成、18宮城天、17宮本ディアウ勇守歩
交代:岡崎→31小野寺瑠 常安→36田鎖勇作 宮本→26平田流衣 森→29内海太瑚
控え:33藤田航大
(文中敬称略)
写真はかんちさんからもいただきました。ありがとうございます。
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