専修大 – 筑波大 / 関東大学サッカーリーグ


4月17日は味の素フィールド西が丘へ。関東大学サッカーリーグは第3節。川崎フロンターレU-18出身の選手が所属する専修大と筑波大が対戦しました。

【関東大学サッカーリーグ1部第3節 専修大vs筑波大】
4月17日(日)午前11時半キックオフ くもりのち雨 味の素フィールド西が丘

ここまで1勝1敗の専修大、開幕戦から先発出場を続け前節では初ゴールをあげた23岸晃司はメンバー外。GKは1玉永大地、DFは右から2飯田貴敬、22越水旋太、3田口圭介、キャプテンの5小口大貴、ボランチは6吉村郷史、20佐藤祐太、右MFに8野田卓宏、左MFに42氣田亮真、トップ下10中村駿介、FW38中山歩。フロンターレU-18出身は玉永と小口の2選手。

今季1部に復帰した筑波大もここまで1勝1敗。先発はGK1森本泰介、DFは右から2浅岡大貴、3小笠原佳祐、5鈴木大誠、19宮田拓哉、ボランチはゲームキャプテンの8吉田直矢、18鈴木徳真、右MF16戸嶋祥郎、左MF17野口航、トップ下25西澤健太、FW11中野誠也。こちらは吉田とこの日が初めてメンバー入りとなった32三笘薫の2選手がフロンターレU-18出身。

両チームのキャプテンをフロンターレU-18出身の選手が務めることにもなりました。

小雨が降ったり、晴れ間がのぞいたり強い風が吹いたりと目まぐるしく天候が変わるなか、立ち上がりから専修が筑波を押し込んでいきます。まずは左からボールを入れていくと逆サイド、オーバーラップした飯田がシュートを放ちますがこれはサイドネットに。さらにエリア外右から野田が狙いますがこれは上へ。

一方の筑波は前線の中野のスピードと体を当たられても倒れない力強さを武器に専修のゴールへ迫っていきます。8分には右から西澤のスローインを受けた中野がDFを振り切りエリア内右へ。GK玉永と1対1になりますが、シュートはポストに。吉田直矢はボランチとして中盤でよく競り合い、裏を狙う中野へボールを配球していきます。

20分にはこの日が初めての出場となった氣田が左サイドからエリア内へ進入。しかし、シュートはGK森本が対応。

筑波も21分には中野の左クロスから戸嶋がゴールへ迫りますが玉永が前へ出てシュートは打たせず。さらに右コーナーキックのこぼれ球、小笠原が拾いますがここも玉永が対応。

37分には専修、右クロスがこぼれてきたところを小口がエリア外左で拾いシュートを放ちますがこれは左へ。積極的に攻撃に顔を出していきます。

前半は0-0で折り返し、しだいに雨がつよくなるなか、後半へ。

専修は中村に代えて7佐藤遵樹が入り右MFに野田がトップ下へ。後半の専修は佐藤と飯田の右サイドを起点に攻めていきますが、先制点を奪ったのは筑波。2分に専修の攻撃をしのいだところから前へすばやくボールがわたると、西澤の右からのボールに中野が合わせ最後はこぼれ球に詰めた野口が押し込んで0-1。

専修は15分にはコーナーキックから佐藤が頭で合わせるも枠をとらえられず。21分には佐藤が右から仕掛けてクロスを上げるとエリア内左中山に代わってFWに入った9下田悠哉が頭で合わせるもミートしきれず。

筑波の攻守の切り替えがはやく、専修は長いボールも交えていきますがしっかりと対応をされてなかなかチャンスをつくることができない時間帯に。しかし、39分飯田が右サイドを持ち上がり、裏へボールを出すと佐藤が抜け出しクロスを入れるとこれを受けた氣田がDFにマークされながらも決めて1-1。専修が同点に。

42分には先制点の野口に代わり三笘薫が初めて関東大学サッカーリーグのピッチへ。短い時間の出場でしたが左サイドをドリブルで仕掛けるなどしてゴールを目指していきます。

ロスタイムには専修の越水が2回目の警告で退場。しかし、それでも攻撃に出る専修が筑波のゴールに迫り、筑波も数的有利をいかして前へ出ていきますが互いにゴールは決めることはできず。1-1。引き分けとなり共に勝ち点は計4に。

関東大学サッカーリーグ1部は3節まで終わって3連勝のチームはなく、勝ち点7の早稲田、桐蔭横浜を頂点に勝ち点6の明治が3位につけそのあとを5チームが勝ち点4で追う展開。きっかけをつかめれば専修や筑波にも上位進出の可能性はありそうです。

かつて共にフロンターレU-18でボランチを務めた小口、吉田の両選手がキャプテンとして対戦する姿には、巡り合わせを感じました。この日は残念ながら実現しませんでしたが、いつか同じピッチで専修、筑波の選手として攻撃を牽引する岸、三笘も見てみたいものです。

前半0-0 後半1-1 計1-1
得点:氣田亮真(専修) 野口航(筑波)

専修の先発メンバー:1玉永大地、2飯田貴敬、22越水旋太、3田口圭介、5小口大貴、6吉村郷史、20佐藤祐太、8野田卓宏、42氣田亮真、10中村駿介、FW38中山歩
交代:中村→7佐藤遵樹 中山→9下田悠哉 氣田→35山田健人
控え:21蔦颯 30丸野了平 26長岡克憲 34坂井淳

筑波大の先発メンバー:1森本泰介、2浅岡大貴、3小笠原佳祐、5鈴木大誠、19宮田拓哉、8吉田直矢=cap、18鈴木徳真、16戸嶋祥郎、17野口航、25西澤健太、11中野誠也
交代:西澤→22長澤晧祐 中野→10北川柊斗 野口→32三笘薫
控え:31阿部航斗 26加藤潤 7三上智大 14会津雄生

(文中敬称略)

ともにキャプテンマークをつけた吉田直矢選手、小口大貴選手と、GK玉永大地選手(右から)
ともにキャプテンマークをつけた吉田直矢選手、小口大貴選手と、GK玉永大地選手(右から)
専修大の先発メンバー
専修大の先発メンバー
筑波大の先発メンバー
筑波大の先発メンバー
キックオフを前に握手をかわす吉田直矢選手と小口大貴選手
キックオフを前に握手をかわす吉田直矢選手と小口大貴選手
熊本地震の犠牲者への黙祷が捧げられた
熊本地震の犠牲者への黙祷が捧げられた
玉永大地選手
玉永大地選手
玉永大地選手
玉永大地選手
小口大貴選手
小口大貴選手
吉田直矢選手
吉田直矢選手
吉田直矢選手
吉田直矢選手
小口大貴選手
小口大貴選手
筑波大の鈴木徳真選手㊧と専修大の氣田亮真選手。それぞれ前橋育英、ジェフ千葉ユースの選手としてフロンターレU-18と対戦したことも
筑波大の鈴木徳真選手㊧と専修大の氣田亮真選手。それぞれ前橋育英、ジェフ千葉ユースの選手としてフロンターレU-18と対戦したことも
たびたび好守を見せた玉永大地選手
たびたび好守を見せた玉永大地選手
小口大貴選手
小口大貴選手
攻撃につなげるスローも。玉永大地選手
攻撃につなげるスローも。玉永大地選手
ハーフタイムに練習に励む三笘薫選手。初めてメンバーに入った
ハーフタイムに練習に励む三笘薫選手。初めてメンバーに入った
ゴールを喜ぶ野口航選手㊧と中野誠也選手
ゴールを喜ぶ野口航選手㊧と中野誠也選手
玉永大地選手
玉永大地選手
存在感のあった中野誠也選手。少し香川真司に似ている
存在感のあった中野誠也選手。少し香川真司に似ている
吉田直矢選手
吉田直矢選手
コーナーキックでは小口大貴選手が吉田直矢選手につく場面も
コーナーキックでは小口大貴選手が吉田直矢選手につく場面も
玉永大地選手
玉永大地選手
指示をきく三笘薫選手
指示をきく三笘薫選手
初出場となった三笘薫選手
初出場となった三笘薫選手
ドリブルで仕掛ける三笘薫選手
ドリブルで仕掛ける三笘薫選手

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専修大 – 筑波大 / 関東大学サッカーリーグ」への2件のフィードバック

  1. 筑波大学サッカー部の会津君
    卒業後は柏レイソルに戻って来てください。

    1. レイソル出身でしたね。筑波の試合を見に行くと印象に残る選手のひとりです。そうなればいいですね!

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