秋分の日の9月23日は等々力多目的広場へ。川崎市の5年生たちによって競われるU-11川崎市秋季大会は予選リーグの最終日。初戦のFC中原戦を1-1で引き分けた川崎フロンターレU -12は、まずはFCパーシモンとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 川崎市秋季大会 vs FCパーシモン】
9月23日(月)午後1時14分キックオフ 等々力多目的広場 晴れ一時雨 15分ハーフ 8人制
川崎市内の67チームを16ブロックに分けて、行われる予選リーグで決勝トーナメントへ進めるのは首位で終えたチームのみ。FCパーシモンは、犬蔵SC戦に8-0で勝利し首位に立っており、フロンターレとしては勝つことが求められる試合。
フロンターレの先発は、GK19栗原聖央、最終ラインは右から20小川翔太、15メンディーサイモン友、23橋本乃翔、中盤は24日暮大陸、18尾関悠太、前線には26白倉凜生、14奥田悠真。
九州から北陸にかけて北上していった台風17号の影響もあり、強い風が吹き付け、湿り気を帯びた蒸し暑さにも見舞われた等々力。クーリングブレークを取ったため、試合の進行は遅れ、この試合のキックオフ時間も30分ほど遅れることに。上空には晴れ間が顔を出すかと思えば、雲が通り過ぎ、時折雨も地面を濡らすなかでのキックオフとなりました。
立ち上がり、ゴールへ迫るのはパーシモン。左サイドを28が粘り強く仕掛けていくと、ボールは、エリア左、22のもとへ。うまい切り返しでマークを振り切り、シュートを打つとこれが決まり、0-1。フロンターレは早くも追いかける展開に。
しかし、直後にはフロンターレ、橋本がエリア外正面やや左でファールを受け、フリーキックに。奥田が右足で直接シュートを打つと、GK21は反応するもゴール右へ決まり、1-1。フロンターレは追いつきます。
ところが、4分にはパーシモン、左サイドでの攻めから左コーナーキックを得ると、キッカーの36が右足で入れたボール、遠いサイドで26が合せて1-2。同点ゴールから1分ほどか、という時間でパーシモンが再びリードします。
小川翔太から受けた白倉が右サイドの高い位置でスローインを得て、前に出ていくフロンターレ。5分には橋本の浮き球に、正面で白倉がシュートを打ちますが、GK21がセーブ。さらに橋本のフィードを白倉がおさめ、左へ展開。奥田が斜めにエリア前に仕掛けていくもパーシモンの守備も粘り強く、シュートまではいけず。
フロンターレは、栗原から受けた小川翔太が縦へ運ぶなどして、前に出ていくと、7分には橋本の縦パスを、エリア左で受けた奥田がうまくマークを振り切り、シュートを打つも右へ。
さらに8分にも橋本の縦パスを起点に、奥田がまたも左サイドから正面へ。シュートはブロックされ、そこからパーシモンは22が右サイドを仕掛けて速攻に持ち込みますが、メンディーが寄せて右コーナーキックに。
3分ほどのクーリングブレークを経て、パーシモンのコーナーキックから再開されますが、これをしのいだフロンターレ。12分、エリア前で尾関が競ると、こぼれ球に反応した奥田がミドルシュート。ボールはゴールの中へ。目の覚めるような素晴らしいゴールが決まり、フロンターレは再び追いつきます。
直後にはパーシモン、左サイドから攻勢に出ると、左サイドの高い位置からボールはエリア右へ。抜け出した36のシュートは枠をとらえますが、栗原が好セーブ。右コーナーキックとなり、24が入れたボール、10が合わせますが左へ。
さらに左サイドでのスローインのこぼれ球を拾い、36が正面でミドルシュートを打つも栗原がセーブ。フロンターレは、小川翔太が厳しい寄せを見せ、メンディーもしっかりクリアにいき、14分にはパーシモンはまたもやコーナーキックを得るも、シュートにはつながらず。前半は2-2でタイムアップとなります。
後半フロンターレは尾関に代わり22小川尋斗が中盤に。高い位置でボールを奪おうとするパーシモンに対して、メンディーから栗原、栗原から橋本としっかりつなげ、奥田がやや下がり目で小川尋斗とかかわりながら、前に出ていきます。
パーシモンは22が仕掛けていきますが、フロンターレは小川尋斗、メンディーが厳しく寄せていき、そこから左サイドの奥田へ展開。奥田が左を駆け上がったところで、メンディーがエリア外右に上がり、守備から攻撃へつなげていきます。
4分には左サイドのスローインから奥田がエリア外左でシュートを打つと、フロンターレは左コーナーキックを得ます。キッカーの奥田が右足でボールを入れると、エリア内、シュートを打ったのはメンディー。ボールはゴールの中へ。3-2。ついにフロンターレがリード。
さらに追加点を狙うフロンターレは、6分にはボールを左サイドでカットした奥田がエリア左へ縦パスを入れると、白倉が抜け出しますがさわることはできず。
パーシモンは10を高い位置へ走らせにいきますが、フロンターレは厳しく囲い込むように寄せにいき、フロンターレのゴールキックに。さらに7分には24がうまく前へ持ち上がり、そのパスにエリア外右で22がシュートを打ちますが、右へ。
後半のクーリングブレークをはさんで、9分にはフロンターレ、左サイドを仕掛けた奥田からエリア右を突くパスが出ると、走り込んだ小川翔太がシュートを打とうとしますがさわることはできず。
白倉がボールをおさめ、左サイドの高い位置へ奥田を走らせ、守備に転じると、橋本が厳しく寄せにいき、芽を摘んでいくフロンターレ。12分には右の小川翔太、中央の日暮から左へ展開。奥田のパスにエリア内へ小川尋斗が抜け出しそうになりますが、シュートにはつながらず。
直後にはパーシモン、右サイドを14が仕掛けていきますがメンディーがクリア。
14分にはさらにパーシモン、14が左サイドを仕掛けて左コーナーキックに。36が入れたボール、12が合わせるも、左へ。
さらに左から仕掛ける14からボールをものにして、高い位置へ白倉が仕掛けるも、パーシモンの守備に遭い、白倉のファールに。エリア外左、36がエリア前にボールを入れるもこれをしのいだフロンターレ。3-2。2度のリードを許しながらもそれを跳ね返したフロンターレ。予選リーグ初勝利をおさめました。
前半2-2 後半1-0 計3-2
得点:奥田悠真2、メンディーサイモン友
フロンターレの先発:19栗原聖央、20小川翔太、15メンディーサイモン友、23橋本乃翔、24日暮大陸、18尾関悠太、26白倉凜生、14奥田悠真
交代:尾関→22小川尋斗
(文中敬称略)
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