10月27日等々力多目的広場で行われた川崎フロンターレU -12、松村杯3回戦、エンジョイSC戦のあとは東洋大朝霞キャンパスグラウンドへ。関東の大学サッカーチームの選手たちに多くの出場機会を与えるために行われているインディペンデンスリーグ、東洋大U-22 vs 明治学院大U-22Aが行われ、東洋大は川崎フロンターレU-18出身の2年生桝谷岳良が先発しました。
【インディペンデンスリーグ 順位決定戦3位グルーブ2回戦 東洋大U -22 vs 明治学院大U-22A】
10月27日(日)午後3時キックオフ 東洋大朝霞キャンパスグラウンド 晴れ
等々力をあとにして東横線、副都心線、東武東上線を乗り継いで、東洋大朝霞キャンパスについたのはちょうど後半が始まったころ。
ともに順位決定戦の最後の試合。
東洋大は、GK40森川拓海、最終ラインは右から36鍵山健司、34神山京右、12白根和紀、58押久保汐音、ボランチは50塩澤隼人、ゲームキャプテンの11工藤友暉、右MF20桝谷岳良、左MF56関川優太、前線には8小澤裕太、55岡崎仁太朗。
明治学院大は、ハーフタイムに1人交代があり、GK145白川直登、最終ラインは右から160岩城洸亮、134松田優希、139竹田剛、ボランチはキャプテンの46和田賢人、47土屋真輝、右MF141白井克秀、左MF54大野樹、154庄司朋矢、150加藤克、45宮野洸が前線。また、このチームで出場を重ねていた川崎フロンターレU-18出身の1年生上野綜太はメンバーには入らず。
東洋大のメンバー外の選手たちが、応援団として太鼓を叩いて、にぎやかに声援を送り、また両チームの家族らも見つめるなか、1-1で迎えた後半立ち上がりは、明治学院が押し込む展開に。2分には左コーナーキック、白井が右足でボールを入れると、こぼれたボールを拾った岩城が正面でシュートを打つも上に。さらに6分には今度は右コーナーキック、遠いサイドで岩城が合わせますが左へ。
すると7分、東洋大は右サイドからの攻めに。エリア外右、桝谷が抜け出し、正面へ仕掛けていく姿勢を見せ、左から正面へ入った関川へパスを送ると、関川はシュート。これが決まり、2-1。東洋大が勝ち越します。
流れをものにした東洋大は直後には、フィードに小澤がエリア右へ。シュートを打つも右へ。
明治学院も、14分には、土屋がエリア左へ。しかし、東洋大はこれをブロック。しのいだ東洋大は、小澤がボールをおさめ、左へ展開。左SBの押久保に渡り、押久保のパスに、関川がエリア内へ。鋭い切り返しから迫りますが、明治学院のGK白川が何とか阻んでいきます。
工藤の縦パスを小澤がおさめ、よく起点になる東洋大。右サイドでは桝谷、タイミングよく駆け上がる鍵山、そこに工藤もかかわり、テンポよくボールを回し、ボールをおさめた小澤が前を向き、そこを狙って明治学院がボールを奪っても桝谷や工藤、塩澤らがすばやくフォロー。奪い返して攻めにつなげ、関川が中へ寄り、ボールを受け、左に流れたところから中央へ向かってくるなど仕掛けも交えて攻めていきます。
22分には明治学院、左サイドでファールを受け、フリーキックに。白井が入れたボール、ニアで庄司が合わせるも上に。24分には東洋大、工藤が右から斜めにエリア前に。正面の関川に渡り、関川の縦パスに抜け出した小澤がターンで振り切り、シュートを打つもブロック。
25分にはさらにGKの森川から右SB鍵山、中央の岡崎、岡崎からエリア左、関川へ。シュートは右にそれましたが、最後尾からもテンポよくシュートにつなげていきます。
26分には右で受けた桝谷がエリア前に仕掛けていき、桝谷のパスに小澤がエリア右へ。しかし、シュートは白川がセーブ。コーナーキックとなり、セカンドボールも東洋大はものにして、中央で工藤や塩澤がボールを動かし、ピッチの左右をよく使いながら前に出ていきます。
28分には、東洋大、小澤がエリア外左でファールを受け、フリーキックに。工藤は直接ゴール右を狙いますが、白川がセーブ。右コーナーキックとなり、鍵山が入れたボール、正面でセカンドボールを拾った工藤のシュートは岡崎に当たり、少し軌道が変わる難しいものとなりますが、白川がセーブ。
東洋大は31分、桝谷に代わり43飯澤良介、塩澤に代わり46布部功輝。直後には明治学院、右クロスを正面でおさめた和田がシュートを打ちますが上に。
東洋大は、森川がエリア外に出て、組み立てに加わり、工藤、小澤、岡崎と小気味よくボールを回し、やや下がり目に関川が下がるなど、位置を入れ替えながら攻めに。交代で入った飯澤も精度の良いクロスを入れ、チャンスをつくっていきます。35分には工藤の縦パスに、関川がエリア右へ。明治学院の守備の前にシュートを打つには至りませんでしたが、おびやかしていきます。
36分には小澤、岡崎に代わり47佐々木銀士、39室井彗佑。
足をつる選手が出るなど、この試合に懸ける気持ちの強さも垣間見える両チーム。東洋大がエリア左へ室井が抜け出せば、それをカットした明治学院の庄司がクリアに逃げるのではなく、ボールを持ち上がり、攻めにつなげようとしていきます。
そんななかでもゴール前での場面をつくり続けたのは東洋大。43分には鍵山が高い位置でボールを奪い返すと、室井の縦パスに佐々木がエリア正面やや右へ。シュートを打つと、ゴール左へ決まり、3-1。
明治学院は、松田に代わり34島津黎。
さらにエリア右へ抜け出した飯澤のシュートがバーに当たるなどチャンスをつくる東洋大。コーナーキックをたて続けに得て、明治学院のエリア前での時間を重ねていきます。
48分には東洋大、右サイドを崩して、正面で拾った佐々木がミドルシュートを打つとこれが決まり、4-1。さらに正面で鋭い切り返しから工藤がシュートを放つと、5-1。試合はここでタイムアップ。5-1。
前半に得点を決めた岡崎、後半には関川、最後に工藤と出場した4年生すべてがゴールを決めて、大いに東洋大の応援に集まった人々が盛り上がるかたちで、試合は終了となりました。
現在東洋大のトップチームは関東大学サッカーリーグ1部では、12チーム中12位。1部に残るには少し厳しい状況にはありますが、この試合に出た選手のなかには、桝谷も含め、1年生から3年生も多く、今後の東洋大がどうなっていくのか、楽しみになるものがありました。
この日は右サイドから意欲的に仕掛ける姿勢も見せ、チャンスを演出していた桝谷のプレーも、より大きな舞台で見られたら、と思わされるものがありました。これからの活躍を大いに期待しています。
前半1-1 後半4-0 計5-1
得点:岡崎仁太朗、関川優太、佐々木銀士2、工藤友暉(東洋大) 宮野洸(明治学院大)
東洋大の先発:40森川拓海、36鍵山健司、34神山京右、12白根和紀、58押久保汐音、50塩澤隼人、11工藤友暉(c)、20桝谷岳良、56関川優太、8小澤裕太、55岡崎仁太朗
交代:桝谷→43飯澤良介 塩澤→46布部功輝 小澤→47佐々木銀士 岡崎→39室井彗佑
明治学院大の先発:GK145白川直登、160岩城洸亮、74結城拓眞、139竹田剛、46和田賢人(c)、47土屋真輝、141白井克秀、54大野樹、154庄司朋矢、150加藤克、45宮野洸
交代:結城→134松田優希 松田→43島津黎
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.