桐蔭横浜大 – 中央大 / 関東大学サッカーリーグ新人戦決勝


11月20日は中央大多摩キャンパスサッカー場へ。関東大学サッカーリーグの1、2年生によって競われる関東大学サッカーリーグ新人戦は決勝戦。桐蔭横浜大と、中央大が対戦しました。川崎フロンターレのアカデミーで育った選手たちも出場しました。

 

新人戦は、桐蔭横浜が2連覇中の全国大会へつながっており、2チームはすでにその出場権を獲得。決勝戦は関東で一番のチームを決めるというものです。

 

【関東大学サッカーリーグ新人戦 桐蔭横浜大 vs 中央大】

11月20日(水)午後6時キックオフ 晴れ 中央大多摩キャンパスサッカー場

 

桐蔭横浜大の先発は、GK51冨吉優斗、最終ラインは右から55中村禄郎、74中野就斗、キャプテンの50鍋田純志、29鈴木智也、ボランチは68小関陽星、62中谷超太、右MF52圓道将良、左MF45山口直也、前線には54篠原友哉、66寺沼星文。フロンターレU -18出身の63高吉正真、64山田新はベンチスタート。

 

中央大の先発は、GK1坪井湧也、最終ラインは右から16秋山優太、4大桃伶音、3竹野晴人、6萩原俊、中盤は和田悠汰、その前に7曾根大和、キャプテンの10高岸憲伸、右に8竹村史明、左に11鈴木翔太、前線には9上村尚輝。フロンターレU -15、星稜出身の高岸が先発に入りました。

 

すっかり日も暮れ、いよいよ冬が近づいてきたと感じさせられる冷たい風も時々吹く中央大多摩キャンパスサッカー場。それでもスタンドには選手の家族らやこのあとにサッカースクールを控えた小学生たちが集まり、ゴール裏からは中央大のメンバー外の選手たちがにぎやかに応援を繰り広げ、熱のこもった雰囲気のなか、試合は始まりました。

 

立ち上がり、高岸や和田がボールを動かしながら攻めの機会を中央がうかがえば、桐蔭横浜も圓道がボールをおさめ、そこから攻めにつなげに。ともに集中力を保った対応で、迫られてもそこから押し返す時間帯が続いていきます。

 

4分には中央大、エリア前やや左でファールを受けてフリーキックに。高岸が直接狙ったシュートは、ゴール右をとらえますが冨吉がセーブ。

 

桐蔭横浜は、寺沼に浮き球を入れていきますが大桃や竹野がこれに対応していく中央大は、鈴木が前に仕掛ける姿勢を見せ高岸、曾根がボールを動かし、萩原の浮き球に高岸が左サイドの高い位置へ顔を出し、最終ラインの大桃や竹野もラインを高く保ち、コンパクトに、押し込んでいきます。9分には相手陣内でファールを受けて、すばやくリスタート、大桃がセカンドボールを拾い、エリア右へ浮き球を入れると、和田がシュートを打ちますが、左へ。

 

さらに中央大が高岸や和田、萩原がボールに触れ、鈴木が高い位置へ仕掛け、押し気味に進めていきますが、桐蔭横浜は小関がカバー。11分には篠原がエリア前に持ち込みシュートを打ちますが、坪井がセーブ。ここから桐蔭横浜も中央陣内でプレーする時間をつくり、15分にはフリーキックを寺沼が競り、拾った圓道から右へ展開。右サイド、中村へ渡り、中村はエリア内へゴールへ向かっていくクロスを入れますが坪井がセーブ。

 

桐蔭横浜の前からのプレスをかいくぐり、中央大がゴールの前に迫れば、桐蔭横浜は小関がカバーするなどして、攻めを許さず。ともに自陣のエリア前でうまく対応。中央はさらに高岸の右サイド裏を突くパスに、竹村が抜け出そうとしますが、中央は鈴木が寄せてエリア内へは近づかせず。

 

それでも再び中央大が坪井もエリア外に出て組み立てに加わり、大桃や竹野が開いて、間に高岸や和田が下り、時には大桃が持ち上がり、前に出ていきます。

 

一方の桐蔭横浜は22分には鍋田のフィードに、篠原がエリア前に。しかし、中央はこれをクリア。桐蔭横浜がフィードから攻めにつなげる場面は続き、24分には鈴木のフィードのこぼれ球を正面で篠原が拾い、エリア右、寺沼がシュートを打ちますが、中央は竹野がブロック。桐蔭横浜の右サイドでのスローインとなり、エリア正面で寺沼がシュートを打ちますが、中央はこれをブロック。

 

26分には再び中央、中盤でボールをものにして、左へ展開。鈴木が鋭い切り返しからシュートを打ちますが、ブロック。さらに28分には左サイド、萩原からエリア左、高岸へ。折り返しますがこれを桐蔭横浜はブロック。

 

30分には桐蔭横浜、寺沼がおさめ、篠原へ。篠原が右からエリア内へボールを入れますが、坪井がセーブ。決定機とはさせず。 

 

最終ライン近くに高岸が下り、坪井から縦パスを受けながら、左サイドの裏に、鈴木を走らせるようなボールを入れたりしていく中央。桐蔭横浜は中村がカバー。一方の桐蔭横浜も、右から圓道が折り返しますが、中央は竹野が高岸につながるようなかたちでこれに対応。それぞれ集中力を保ち、攻めに対峙していきます。

 

41分には桐蔭横浜、圓道がカットし左へ展開。鈴木の左クロスのこぼれたボール、正面やや左で拾った中谷がミドルシュートを打ちますが枠外。さらに冨吉のフィードをおさめた寺沼から左へ展開しますが、篠原はオフサイド。

 

44分には中央、高い位置で和田がカット、最後は竹村がシュートを打つもブロック。さらにセカンドボールを拾った高岸からエリア外右、和田へ。和田はシュートを打ちますが上に。直後には竹村がカットし、正面の上村へ。上村はシュートを打つも桐蔭横浜の体を張った守備に遭い、枠へは飛ばせず。

 

さらにロスタイムにはエリア外左へ高岸が仕掛け、鈴木、和田を経由して最後は曾根がシュートを打ちますが上に。前半はタイムアップ。0-0でハーフタイムとなります。

 

後半まずゴールに迫ったのは中央。左サイド、萩原がクロスを上げると、大桃が折り返し、正面で上村がシュートを打ちますがクロスバーに。こぼれたボール、上村が詰めますが、桐蔭横浜はクリア。右コーナーキックをしのいだ桐蔭横浜はカウンターに持ち込もうとしますが、中央はこれを阻んでいきます。

 

4分にはエリア外左で高岸がファールを受けてフリーキックに。高岸がエリア内へ入れたボール、大桃が合わせ、さらにエリア内で混戦となりますが、桐蔭横浜はクリア。5分には今度は桐蔭横浜がエリア外正面でフリーキックを得ると、中谷が入れたボール、遠いサイドで中村が合わせますが坪井がセーブ。坪井はすばやく前に送り、エリア外左鈴木がシュートを打ちますが上に。

 

7分には桐蔭横浜、右から圓道が中央へ持ち込み、スルーパスに、エリア内へ篠原が飛び出しますがオフサイド。さらに中央のボールをカットした篠原が一気にエリア外右へ持ち込み、折り返しますが、ここは中央の守備が阻んでいきます。

 

中央が高岸や曾根、和田がボールを動かし、エリア前に迫れば、桐蔭横浜は寺沼も自陣に戻り、プレスバックでボールを奪いに戻り、ともに決定機には至らず。

 

桐蔭横浜は、16分、山口に代わり64山田新が入り前線へ。篠原が左MFに。直後には山田が右サイドへ流れ、ボールをキープ。リターンを受けた中村から正面の寺沼へ。中央はこれをブロックするもセカンドボールを拾った中村がミドルシュート。上にはそれましたが、ゴールへ迫っていきます。

 

桐蔭横浜は中村が持ち上がり、鈴木も左からクロスを入れるなど、両サイドから攻める場面をつくれるように。

 

中央は22分、鈴木に代わり14平尾拳士朗が入り右に。竹村が左へ。

 

23分には桐蔭横浜、エリア外右でフリーキックに。中谷が入れたボール、寺沼が合わせますが左へ。

 

山田が中央の左サイドへプレスをかけ、高い位置でスローインを得るなどし、小関の浮き球に、山田がエリア正面へ抜け出そうとするなど、相手陣内での時間を増やしていく桐蔭横浜。24分には浮き球をおさめた寺沼からエリア右、山田へ。しかし、オフサイドに。

 

中央は26分、曾根に代わり15岩澤桐人。

 

28分には桐蔭横浜、篠原に代わり44鈴木俊輔。

 

選手交代を経て中央は、高岸、大桃、竹野、和田らがかかわり、再びボールを動かしに。31分には高岸、上村と縦パスを入れ、上村のパスにエリア正面へ抜け出した岩澤がシュート。しかし、冨吉がセーブ。

 

33分には中央はさらに交代、高岸に代わり13豊田歩。

 

和田の浮き球に、上村がエリア内へ抜け出したり、豊田がエリア内へスルーパスを出すと、竹村が抜け出すなどしていく中央。35分には左へ流れた竹村のパスに、上村がエリア左へ抜け出しますが、シュートはブロック。

 

桐蔭横浜は36分、中谷に代わり63高吉正真。

 

39分には桐蔭横浜、右サイドでのフリーキック、小関が入れたボール、ゴール正面へ山田が迫りますが、中央はこれをクリア。惜しくもゴールとはならず。

 

そして42分、先制点は中央へ。上村、和田とつなぎ、左へ展開。萩原の折り返しに、エリア左でシュートを打ったのは竹村。ボールはゴールの中へ。0-1。

 

桐蔭横浜はここで圓道に代わり65大竹悠聖。

 

ボランチだった高吉を最終ラインへ下げ、鍋田を前に上げながら、追いつこうと攻める桐蔭横浜。中央がカウンターに持ち込もうとしても、高吉がカバーし、冨吉につなげ、それを阻んでいきます。

 

そして、45分にさしかかった直後、桐蔭横浜は右からクロスを上げると寺沼が押し込み、1-1。試合は振り出しに。

 

再び高吉をボランチ、鍋田を最終ラインに戻した桐蔭横浜は、48分には高吉から右へ展開。大竹が鋭い切り返しから右サイドを仕掛けると、最後は山田がエリア右でシュートを打ちますが右へ。

 

試合はタイムアップとなり、PK戦へ。

 

桐蔭横浜が先攻、中央が後攻で行われたPK戦は、桐蔭横浜は4人がいずれも決めたのに対し、中央は3人目がクロスバーに当て、最後の4人目を冨吉が見事に止め、試合はついに決着。4-2で桐蔭横浜が優勝を飾ることになりました。

 

どちらも、随所にいいプレーを見せながらも隙をなかなか見せない好ゲームの中で、すでに関東大学サッカーリーグでも出場時間をのばしている高岸が、パスやときにはドリブルでチームを牽引したことも、前線でおおいに走り、流れを引き寄せようと懸命にプレーし好機をつくった山田や、追いかける展開のなかでも落ち着いてカバーを見せ、チームの同点に貢献していった高吉を見られたことも、とてもうれしくなるものがありました。

 

すでに桐蔭横浜が出場権を得ており、中央は最終節で出場を狙う全日本大学サッカー選手権も含め、3選手の冬の活躍をとても楽しみにしています。

 

前半0-0 後半1-1 計1-1 PK4-2

得点:寺沼星文(桐蔭横浜) 竹村史明(中央)

 

桐蔭横浜大の先発:51冨吉優斗、55中村禄郎、74中野就斗、50鍋田純志(c)、29鈴木智也、68小関陽星、62中谷超太、52圓道将良、45山口直也、54篠原友哉、66寺沼星文

交代:山口→64山田新 篠原→44鈴木俊輔 中谷→63高吉正真 圓道→65大竹悠聖

控え:21北村海チディ 73羽田一平 49高橋和夢

 

中央大の先発:1坪井湧也、16秋山優太、4大桃伶音、3竹野晴人、6萩原俊、和田悠汰、7曾根大和、10高岸憲伸(c)、8竹村史明、11鈴木翔太、9上村尚輝

交代:鈴木→14平尾拳士朗 曾根→15岩澤桐人 高岸→13豊田歩

控え:21木村豪 12米森太陽 2渡辺大智 17鎌田蓮

 

(文中敬称略)

 

試合を前にした選手たち

フリーキックをける高岸憲伸選手

高岸憲伸選手

前線で存在感を見せた桐蔭横浜、寺沼星文選手

ときにはドリブルで仕掛けてチームを牽引した高岸憲伸選手
後半へ

山田新選手

山田新選手と高岸憲伸選手
高吉正真選手

PK戦へ
最後は冨吉優斗選手が止めて決着

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