12月27日、日産追浜総合グラウンドで行われたF・マリノスカップの2次リーグ。初戦の横浜F・マリノスプライマリー戦を2-2で引き分けた川崎フロンターレU-10は第2戦、ファナティコスとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-10 F・マリノスカップ2次リーグ第2戦 vs ファナティコス】
12月27日(金)午前11時キックオフ 日産追浜総合グラウンド 晴れ 15分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK1荒井隆成、最終ラインは右から6坂井暉絃、5今廣遥碧、10藤間貴洋、中盤は8山下凛太郎、右に7松田朋也、左に9全天海、前線には11オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍。
ファナティコスの先発は、GK1橋爪夢斗、最終ラインは右から22香西恵介、34戸谷栄心、14横山慧、中盤は20蔦澤洋紀、右に8安部嶺尋、左に11高橋温郎、前線には7谷津凜太朗。
第1戦が始まったころと比べると、気温も上がり、暖かさに恵まれた日産追浜総合グラウンド。両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、荒井や藤間らが後ろから組み立てつつ、山下の右サイドを突くパスに、松田が抜け出そうとするなどしていくフロンターレ。左に開いた藤間のパスに、オビオラが縦に仕掛けるなど、迫っていくと2分には、全、山下とつながり、山下のパスに松田がエリア右へ。松田のシュートはポストを直撃。決定的な場面をつくっていきます。
ファナティコスのエリア前に入れたボールを荒井が前に出て、防いでオビオラを高い位置へ走らせ、切り替えの良さを出していくフロンターレ。高い位置でオビオラがプレスにいき、マイボールに。坂井の縦パスを受けたオビオラが右へ松田を走らせるなどしていきます。
ファナティコスも右サイド、安部がエリア右へ持ち込む姿勢を見せ、香西がそれを追い越して攻めに厚みを持たせにいきますが、全が対応。4分には、全の縦パスを受けた山下がオビオラにスルーパスを出すも、惜しくも通らず。
すると5分、ファナティコスはエリア正面で、谷津が粘り、最後はエリア外左、高橋がシュート。これがゴールネットを揺らして、0-1。先制点はファナティコスへ。
フロンターレは全がボールをカットしたところから仕掛け、オビオラがキープをはかりますが、ファナティコスの厳しい寄せに遭い、シュートまではいけず。ファナティコスも谷津にボールをつけにいきますが、フロンターレは坂井がカバーしていきます。
8分には、フロンターレ、右から松田が仕掛け、上がった坂井がクロスを入れると、ニアでオビオラがシュートを打ちますが、橋爪がセーブ。ファナティコスも、中盤の蔦澤がよくカバーし、そこから攻めにつなげ、10分には、安部の浮き球に、正面へ高橋が抜け出しシュートを打ちますが右へ。さらに高橋のパスに、横山がエリア外左へ。シュートを打つも荒井がセーブ。
フロンターレは、11分には、オビオラがキープしたボールを受けた山下が、松田を狙い、右サイドを突くパスを出していきますが、ファナティコスはそれをカットし攻めに持ち込み、エリア外左、高橋がシュートを打つも左へ。
高い位置で谷津がボールをカットするなど、フロンターレのエリア前に迫るファナティコスに対して、藤間がよくカバーするなど、しのいでいくフロンターレ。しかし、13分、戸谷の縦パスに、右サイドを安部が仕掛けて折り返すと、遠いサイド、高橋がシュートを決めて0-2。フロンターレは突き放されてしまいます。
フロンターレはここで坂井に代わり2庄司瑛人。庄司を最終ラインの左へ入れ、藤間が左の前に、全を中央に入れ、後ろを庄司と今廣が守るかたちに。攻めに厚みを持たせようとしていきます。ボールをカットしたところから前に上がってくる戸谷に対して、庄司がカバーにいくなどしていき、前半はタイムアップ。0-2でハーフタイムへ。
後半ファナティコスは安部に代わり9山本空海。立ち上がりには、ファナティコス、正面で切り返して蔦澤が迫り、蔦澤のパスに、右から香西がクロスを入れるもサイドネットに。
フロンターレも、全のパスに右から松田が仕掛けようとしていきますが、なかなかエリア前に迫れないでいると、2分、左から高橋が折り返したボールを、谷津が押し込み、0-3。
突き放されたフロンターレ。しかし、谷津からボールを奪った今廣が左サイドに展開。藤間から受けたオビオラがエリア前に仕掛けるなど、気持ちを落とさずに、攻めに持ち込み、4分には、庄司がエリア外からシュートを放って、左コーナーキックに。
ファナティコスはここで横山に代わり35戸所倖大。コーナーキック、藤間が右足で入れたボール、遠いサイドに山下が飛び込みますが、触ることはできず。
さらにファナティコスはここで山本に代わり32蓮見遥。
左から仕掛けてくる高橋に、庄司がカバーにいくなど、ファナティコスの攻めに対応しながら、荒井や庄司、左に開いた藤間とつなげ、前に出る機会をうかがっていくフロンターレ。7分には中央で粘ったオビオラのスルーパスに、松田が抜け出しそうになりますが、橋爪が阻んでいきます。
それでも8分には、フロンターレ、藤間が前に持ち上がりスルーパスを出すと、エリア左へ抜け出したオビオラがシュート。これが決まり、1-3。
さらに庄司が全へつけ、山下に渡り、山下のスルーパスに再びオビオラが抜け出しますが、橋爪が前に出てこれを阻む好守。すると直後にはファナティコス。ミドルシュートを荒井がセーブするも、こぼれ球に詰めた谷津が押し込み、1-4。再び3点差に。
それでもフロンターレは山下や藤間がうまくボールを前に持ち出し、山下がエリア外左へ抜け出すなど、前に迫る場面をつくり、次第に高い位置でボールをものにする場面も増えていきます。しかし、ファナティコスも戻りが速く、よく対応。
14分には、フロンターレ、ルーズボールを拾った松田がエリア外右でシュートを打つも橋爪がセーブ。橋爪のリスタートから攻めに転じたファナティコス、左から持ち込んだ高橋がミドルシュートを決めて、1-5。4点差に。
フロンターレはパス交換から庄司が高い位置へ上がるなど、最後までゴールを求め続けましたが、試合はタイムアップ。1-5。勝ったのはファナティコスとなりました。
前半0-2 後半1-3 計1-5
得点:オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍(フロンターレ) 高橋温郎3、谷津凜太朗2(ファナティコス)
フロンターレの先発:1荒井隆成、6坂井暉絃、5今廣遥碧、10藤間貴洋、8山下凛太郎、7松田朋也、9全天海、11オビオラ・クリスティアン・チノンソ龍
交代:坂井→2庄司瑛人
ファナティコスの先発:1橋爪夢斗、22香西恵介、34戸谷栄心、14横山慧、20蔦澤洋紀、8安部嶺尋、11高橋温郎、7谷津凜太朗
交代:安部→9山本空海 横山→35戸所倖大 山本→32蓮見遥
(文中敬称略)
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