フロンターレU18 – 桐蔭横浜大 / 練習試合


川崎フロンターレなどにとって、2020年シーズン初めての公式戦となるルヴァンカップの開幕を翌日に控えた2月15日。等々力第一サッカー場では、川崎フロンターレU-18が桐蔭横浜大との練習試合に臨みました。

【川崎フロンターレU-18 練習試合 vs 桐蔭横浜大】
2月15日(土)午後4時キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり 45分×2

1本目。フロンターレはGK16川合我空、最終ラインは右から2高畠捷、3松永竜之介、5神橋良汰、13田鎖勇作、ボランチは10戸水利紀、8田中慶汰、右MF11鈴木大登、左MF7平田流衣、前線には18五十嵐太陽、9田中幹大。新しい背番号をつけて、臨むことに。

暖かかった昼間に比べると、少し肌寒さを感じる曇り空の等々力第一サッカー場。それでも多くの選手の家族らやサポーター、さらにはU-18出身の桐蔭横浜大のGK早坂勇希、DF高吉正真、FW山田新も見守るなか、試合は始まりました。

立ち上がり、松永や神橋、間に田中慶汰が下り、組み立てを図り、田鎖のフィードを五十嵐がおさめるなどしていくフロンターレ。松永の浮き球を田中幹大がおさめ、中央で受けた戸水が平田とのパス交換からエリア左へ抜け出すなど、人をかけて攻めていきます。

5分には、下がり目でおさめた田中幹大から左サイドに開いた平田へ。平田がエリア正面へ入れたボール、戸水が飛び出しますが、さわることはできず。それでも、うまい攻撃参加で揺さぶりにいきます。

フロンターレはさらに戸水、田中慶汰に神橋や松永が多くボールに触れ、神橋のパスに、田鎖が高い位置へうかがうなど、自分たちの時間帯をつくっていきます。8分には、高畠からうまく間で受けた五十嵐がエリア右を突くパスを出すと、田中幹大がシュート。これは惜しくもポストに。

さらに平田の縦パスを正面で田中幹大がおさめ、右に開いた五十嵐へ預け、中央で田中慶汰が受け、神橋が少し前に持ち出し、エリア左、平田を狙い縦パスを入れるなど、フロンターレはゴールへ向かう姿勢を続け、時には川合もエリア外に出て、松永や神橋とともにボールにさわっていきます。

すると13分、フロンターレは五十嵐がエリア左へ抜け出し、シュートを打つとこれが決まり、1-0。先制点はフロンターレへ。

さらに14分には、五十嵐のパスに、鈴木が右サイドの高い位置へ。折り返しに正面へ田中幹大が迫りますが、シュートは枠をとらえられず。さらに戸水や神橋、松永が左右にボールを動かし、田中慶汰の縦パスに、五十嵐が正面へ仕掛けるなど、フロンターレは押し込んでいきます。

17分には、左に開いた田鎖がフィードを入れると、五十嵐がエリア左へ抜け出しシュート。これはサイドネットに。

さらに田中幹大が右サイドに開いてボールをキープ。五十嵐が下がり目で受ける一方で、戸水が高い位置へ飛び出すなど、うまく位置を入れ替えていくフロンターレ。高畠が右サイドから斜めにエリア前に迫るなど、厚みのある攻めを見せ、川合がエリア外に出て、松永がうまく間に入った鈴木につけたり、神橋がフィードを入れ、セカンドボールを田中慶汰が拾うなどして、流れをひきよせていきます。

22分には、松永から右の高畠へ。高畠が正面の田中幹大にボールをつけて、田中幹大がキープ。走り込んだ鈴木が正面やや右でシュートを打ちますが、上に。

26分、フロンターレは川合から戸水につけ、戸水が入れたボールを田中幹大が正面でキープ。五十嵐、正面の鈴木とつないで、鈴木のパスに、高畠がゴール前右へ。シュートを打つとこれが決まり、2-0。見事な連係から追加点をものにしていきます。

フロンターレはさらに田中慶汰や戸水が左の平田にボールを入れたり、右サイドの鈴木、高畠へつなげるなどし、ピッチを幅広く使っていきます。桐蔭横浜も、30分には77がボールをカット。エリア外正面で、68がシュートを打ちますが、右へ。

フロンターレは、平田が中へ寄り、五十嵐のプレスバックからもボールをものにして、そこからゴールへ向かっていく時間をつくっていきます。35分には、いったん桐蔭横浜にボールが渡りそうになったところを田中幹大が取り返し左へ展開。田鎖が開いて、正面にスルーパスを出すと田中幹大が反応するも惜しくも届かず。さらに37分には中央の戸水のスルーパスに、右から斜めに鈴木が抜け出しそうになりますが、こちらもシュートには至らず。

38分には、桐蔭横浜、右サイドから69が仕掛けていきますが田鎖が寄せ、さらにエリア外右からエリア内に向かっていきますが、ブロックし右コーナーキックに。桐蔭横浜は62がボールを入れていきますが、フロンターレから見て右サイドにこぼれたボール、鈴木が寄せ、松永が拾い、松永のクリアボールを鈴木がおさめ、鈴木のパスに正面へ田中幹大が飛び出していき、攻めにつなげようとする切り替えの良さを見せていきます。

40分には、左の田鎖、中央の平田とつなぎ、平田のパスに高畠が右サイドの高い位置へ。エリア右へ仕掛け折り返すと、ニアに田中幹大、正面に五十嵐が迫りますが、GK51が阻んでいきます。

直後には、さらに右に開いた戸水のパスに五十嵐がエリア右へ。折り返しに正面で、平田がシュートを打ちますが左へ。さらに松永の浮き球を田中幹大がおさめ、鈴木が右から中央に運んで左へ展開するなどしていくフロンターレ。田中慶汰がセカンドボールをよく拾い、戸水がうまく持ち上がり、右に開いた高畠のパスに鈴木がエリア右へ向かうなどしていきます。45分には田中慶汰がボールをカット。正面の五十嵐、五十嵐のパスに田中幹大がシュートを打ちますが、GK51がセーブ。

 

1本目は2-0。前線の選手も左右に流れながらボールをおさめるなどする一方で、中盤の選手もエリア内へ飛び出すなど、選手それぞれがゴールへ向かっていく動きを見せ続けたことが、印象に残るかたちで、1本目を終えました。

筆者は仕事のため、後ろ髪を引かれる思いで、等々力第一サッカー場をあとに。フロンターレは2本目は、0-3。計2-3でこの日の練習試合を終えました。

 

 

1本目 2-0
得点:五十嵐太陽、高畠捷(フロンターレ)

フロンターレのメンバー:16川合我空、2高畠捷、3松永竜之介、5神橋良汰、13田鎖勇作、10戸水利紀、8田中慶汰、11鈴木大登、7平田流衣、18五十嵐太陽、9田中幹大

2本目 0-3
得点:白輪地敬大2、井出真太郎(桐蔭横浜大)

フロンターレのメンバー:1青山海、2高畠捷、3松永竜之介、5神橋良汰、13田鎖勇作、10戸水利紀、8田中慶汰、11鈴木大登、7平田流衣、18五十嵐太陽、9田中幹大

交代:平田→6岡崎玄 松永→4内海太瑚 鈴木→14秋葉拡人

 

(文中敬称略)

川崎フロンターレU-18出身のGK早坂勇希選手はこの日はコーチとして、チームを支えた
円陣を組む選手たち

松永竜之介選手

川合我空選手
五十嵐太陽選手
高畠捷選手

鈴木大登選手
田中慶汰選手
平田流衣選手
神橋良汰選手
戸水利紀選手
松永竜之介選手
田中幹大選手
田鎖勇作選手
五十嵐太陽選手がシュート

1-0に
田鎖勇作選手
鈴木大登選手
神橋良汰選手
五十嵐太陽選手

高畠捷選手がシュート
2-0

田中慶汰選手
田中幹大選手
平田流衣選手
戸水利紀選手
平田流衣選手

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