2月16日、等々力陸上競技場で行われたルヴァンカップ、グループステージ第1節、川崎フロンターレ vs 清水エスパルス。フロンターレは2人のU-18出身の選手が、等々力初出場を果たしました。
右FWとして先発に名前をつらねたのは、レノファ山口への期限付き移籍を経て、復帰した宮代大聖。立ち上がり早々、左クロスに、GKの前に抜け出す決定機は、決めきることはできなかったものの、その後もうまくボールをおさめ、何度もゴールの前に。フロンターレがレアンドロダミアンのゴールで1-0としたのち、前半23分には、宮代のパスに脇坂泰斗がエリア右へ抜け出し、巧みなボールタッチも交えて折り返すと、最後は長谷川竜也のゴールが決まり、2-0に。
4-1とフロンターレが突き放したのちの後半41分、長谷川に代わり等々力のピッチに立ったのは、筑波大を経て、フロンターレへ帰ってきた三笘薫。積極的に縦への仕掛けも見せ、高い位置でプレーを重ねていくと、試合終了間際には、右足アウトサイドで放ったクロスがゴールの前に通ると、これを小林悠が頭で合わせて、5-1に。10分ほどの出場で、ゴールを導き出す活躍を見せました。
この日は2人と同じように、かつてフロンターレU-18で背番号10を背負った脇坂、田中碧もスタメンに名前をつらね、攻守にいろいろな局面に顔を出し、勝利に貢献。4人が存在感を見せていったことは、さまざまな人々がかかわって、フロンターレのアカデミーが培ってきたものが、トップチームの未来につながっていく、ということを大いに感じさせられるものがありました。
素晴らしい等々力デビューを果たした2選手が、フロンターレのU-18の先輩・後輩たちとともにどんな試合を重ねていくのか。とても楽しみにしています。
【ルヴァンカップグループステージ第1節 川崎フロンターレ vs 清水エスパルス】
2月16日(日)午後2時3分キックオフ 等々力陸上競技場 くもり 1万7057人
前半2-0 後半3-1 計5-1
得点:レアンドロダミアン、長谷川竜也2、小林悠2(フロンターレ) 石毛秀樹(エスパルス)
(文中敬称略)
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