12月26日、アルビレックス新潟U-12に8-1で勝利し、全日本U-12サッカー選手権大会、グループリーグの初戦を飾った川崎フロンターレU-12。第2節は福島県代表のバンディッツいわきジュニアとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 全日本U-12サッカー選手権大会グループリーグ第2節 vs バンディッツいわきジュニア】
12月26日(日)午後3時15分キックオフ ふれあいスポーツランド ピッチ3 雪 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK1荒井隆成、最終ラインは右から22望月楓矢、5笹倉拓真、キャプテンの6坂井暉絃、中盤は4今廣遥碧、右に14中野大虎、左に10木村風斗、前線には11全天海。
バンディッツの先発は、GK1佐藤隼平、最終ラインは右からキャプテンの7斉藤旬平、4渡邉心、3山口絢正、中盤は10蔵品泰輔、右に11佐藤洋仁、左に21小野澤陽、前線には6伊師虎ノ助。
第1節に続き、降り積もるような粒の大きさではないものの、断続的に小雪が舞うふれあいスポーツランド。ピッチ脇では、フロンターレの選手の家族らが見守り、バンディッツの選手の家族らも太鼓を叩いて選手たちを勇気づける中、試合は始まりました。
立ち上がり、前に出ていくのはフロンターレ。1分には左サイド、木村が仕掛けて折り返し、エリア内、全が迫りますが、GK佐藤隼平がセーブしていきます。
フロンターレは坂井から木村、中央の今廣を経由して右の望月につながるなど幅を使いながらエリアの前に。中野の浮き球のパスに、正面へ全が抜け出すなど、ゴールに迫るプレーを続けていきます。
バンディッツも4分には伊師が中央でカット。そのまま縦に持ち込んでいきますが、今廣がカバー。そこから木村へつなげ、守りから攻めへ転じていきます。
5分には左サイドから木村がエリア内へ仕掛け、そのパスに中野がシュートを打ちますが、佐藤隼平がセーブ。直後には望月のパスに、中野が右サイドの高い位置へ。そのクロスに、木村が頭で合わせますが、佐藤がセーブ。
左コーナーキックとなり、中野が左足でボールを入れ、セカンドボールを左サイドで拾い、ボールは再び望月から中野へ。中野が左クロスを入れると、坂井がシュート。これが決まり、1-0。フロンターレが先制します。
直後には坂井がエリア右を突くパス。木村が抜け出すも、バンディッツもよく守り、シュートまでは行けず。さらに中央でパスを交換し、全のパスにエリア正面、今廣がシュートを打ちますが、佐藤隼平がセーブしていきます。
フロンターレは、今廣や笹倉、坂井がボールを動かし、フィードに全が前へ動き出すなど、長いボールも交えていき、高い位置で木村がボールを奪うなど、前からの守備でもゴールを目指していきます。
10分には今廣の浮き球のパスに、全がエリア内へ抜け出しそうになりますが、佐藤隼平がセーブ。
一方のバンディッツも、11分には佐藤洋仁がエリア正面へ。しかし、シュートは笹倉がブロック。そこから左サイド、木村へ渡り、木村が仕掛けて、切り替えの良さを出していきます。
12分には今廣から右へ展開。望月につながり、中央へ切れ込んだ望月のミドルシュートは枠をとらえますが、佐藤隼平がセーブ。
直後には右サイド、中野から正面、全へつながり、全のリターンを受けた今廣がミドルシュート。ここでも佐藤隼平が阻んだものの次々にゴールをおびやかしていきます。
そして13分、フロンターレは右サイドから崩してクロス。こぼれ球を木村が押し込んで、2-0。
14分には、坂井がエリア前にフィードを入れると、こぼれ球を拾った木村のシュートが決まり、3-0。立て続けのゴールで突き放します。
フロンターレは、前線が野、右に全と位置を入れ替えて、さらに得点を狙いに。バンディッツも16分には、フロンターレの攻めを阻んだところから佐藤洋仁につながり、正面へ持ち込んだ佐藤洋仁はシュートを打ちますが、右へ。
直後にはフロンターレ、中野から左に展開。木村が仕掛けて折り返すと、ゴール前に走り込んだ全が押し込みますが、オフサイド。ゴールとはなりませんでしたが、決定機をつくっていきます。
バンディッツも途中から出場した9比佐明日輝や佐藤洋仁が仕掛け、ゴールに迫っていきますが、フロンターレは望月や笹倉らが体を張って対応。前に持ち込んで、バンディッツに奪われても、望月がすぐさま戻って取り返すなど切り替え良くプレーを続けていきます。
前半は3-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレはGK1荒井隆成、最終ラインは右から13藤間貴洋、4今廣遥碧、6坂井暉絃、中盤は14中野大虎、右に9オビオラ チノンソ龍、左に10木村風斗、前線には11全天海。2人を入れ替えてのスタートに。
立ち上がりから、細かくボールを動かし、1分には、今廣から、坂井、木村、全とつなぎ、エリア外正面で藤間がミドルシュート。ワンタッチあり、右コーナーキックに。
これをしのいだバンディッツは、カウンターに持ち込み、伊師が仕掛けていきますが、全が対応。戻りの速さを見せて、攻撃の芽をつんでいきます。
バンディッツの攻めにも、コンパクトにして対応。奪った中野が前に持ち込んでいくなどするフロンターレ。3分には正面へオビオラが持ち込み、リターンを受けた木村が仕掛けてエリア正面へ。シュートは枠をとらえますが、佐藤隼平がセーブ。
4分にはバンディッツ、正面やや右へ佐藤洋仁が抜け出しますが、今廣が体を張って阻み、シュートは打たせず。
直後のバンディッツのコーナーキックをしのいだフロンターレは、カウンターに持ち込み、仕掛けたオビオラの折り返しに、正面へ今廣が迫りますが、佐藤隼平がセーブ。
5分にはふたたびバンディッツ。右コーナーキック、小野澤が右足でボールを入れると、佐藤洋仁や途中出場の2荒川歩夢、渡邉が立て続けにシュートを打ちますが、フロンターレは体を張ってブロック。そこから再びカウンターへ持ち込み、オビオラがエリア内へ抜け出し、佐藤隼平をかわしますが、ボールをおさめきれず。
すると7分、バンディッツはエリア正面やや右で佐藤洋仁がシュート。荒川が阻んだものの、こぼれ球を比佐が押し込み、3-1。2点差に。
フロンターレは、坂井や今廣、藤間が最終ラインで動かし、今廣の縦パスを下がり目で全がおさめるなどしながら、ボールを動かし、右に開いたオビオラがクロスを入れるなどしながら、揺さぶっていきます。
9分にはフロンターレ、中野のスルーパスに、オビオラがエリア右へ。仕掛けて折り返すと、全が押し込み、4-1。フロンターレはふたたび突き放します。
今廣や坂井、全、中野とテンポよく回しながら前へ出ていくフロンターレ。バンディッツの攻めにも、藤間が中央へしぼってカバー。左クロスに、エリア内へしぼった坂井が対応するなど、向き合っていきます。
12分には、木村とのパス交換からオビオラがエリア左へ。折り返しはブロックされ、右コーナーキックに。フロンターレはここで全に代わり8土屋瑛大。
13分にはさらに右サイドに流れたオビオラが仕掛けて折り返すと、バンディッツのオウンゴールを誘い、5-1。さらにリードを広げるのはフロンターレ。
バンディッツの攻めにも、正面で受けた比佐から坂井が奪うなど、よく対応していくフロンターレ。右サイド、藤間のサイドチェンジを左サイドの高い位置で木村がおさめるなど、幅を使って攻めていきます。
15分には木村とのパス交換からオビオラがエリア正面へ。シュートを打ちますが、左へ。
ここでフロンターレは木村に代わり2菅原啓太。
17分にはバンディッツ、右サイドを仕掛けた伊師が折り返しますが、エリア内で合わせることはできず。しかし、点差が開いてもバンディッツもゴールへ向かう姿勢を見せていきます。
18分にはフロンターレ。坂井から左サイド、高い位置の菅原へつながり、菅原は仕掛けて折り返しますが、バンディッツの守備に遭いシュートには至らず。
バンディッツも長谷川を起点とし、右サイドからの攻めに持ち込んでいくなどしていきます。19分には高い位置でボールをカット。正面で佐藤洋仁がシュートを打ちますが、荒井がセーブ。
20分にはフロンターレ。オビオラから中へ寄った土屋、土屋から右へ展開し、藤間が仕替えて折り返しますが、バンディッツが対応。
試合はタイムアップとなり、5-1。第1節とは異なるメンバーで臨んだフロンターレ。グループリーグを2連勝としました。
前半3-0 後半2-1 計5-1
得点:坂井暉絃、木村風斗2、全天海、オウンゴール(フロンターレ) 比佐明日輝(いわき)
フロンターレの先発:1荒井隆成、22望月颯矢、5笹倉拓真、6坂井暉絃(c)、4今廣遥碧、14中野大虎、10木村風斗、11全天海
交代:望月→13藤間貴洋 笹倉→9オビオラ クリスティアン チノンソ龍 全→8土屋瑛大 木村→2菅原啓太
フロンターレは27日、和歌山県の串本ジュニアFCとの第3節を9-1で勝利し3戦全勝で決勝トーナメントへ進出。
ラウンド16では京都府菟道SSSと対戦、0-1で敗戦、ベスト16で大会を終えることになりました。
そのことをとても残念に思います。しかし、神奈川県の予選を勝ち抜いて、全国の舞台に立ったことはけして色褪せないと思います。
これからU-13に上がる選手たちはもちろん、フロンターレのアカデミーから離れて別のチームでサッカーを続ける選手たちのことも、とても楽しみにしています。
また、来年は6年生として最後のシーズンに臨む5年生たちのこれからも、とても楽しみにしています。
2022年が新型コロナウイルスの影響から脱して、多くの人々が見守るなかで、サッカーができる日常が戻ってきますように。川崎そだちでは、選手たちのプレーをつづっていくことを心待ちにしています。
(文中敬称略)
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