4月9日は、保土ケ谷公園サッカー場へ。
関東大学サッカーリーグは第3節を迎え、保土ケ谷公園サッカー場での第1試合は、早稲田大と国士舘大が対戦。
川崎フロンターレU-18出身の選手たちも、試合に臨みました。
早稲田は第1節の筑波大戦は0-0のスコアレスドロー。第2節の東洋大戦は新型コロナウイルスの影響を受け、延期に。
国士舘は第1節の順天堂大戦は1-2。第2節の法政大戦は、こちらも新型コロナウイルスの影響で延期となっています。
【関東大学サッカーリーグ1部第3節 早稲田大 vs 国士舘大】
4月9日(日)午前11時キックオフ 保土ケ谷公園サッカー場 晴れ
早稲田大の先発は、GK1ヒル袈依廉、最終ラインは右からキャプテンの3柴田徹、24西尾颯大、13中谷颯辰、12藤本隼斗、アンカーに8山下雄大、その前に6平松柚佑、10植村洋斗、右に11西堂久俊、左に7安斎颯馬、前線には17駒沢直哉。
フロンターレU-18出身のDF2森璃太、DF27神橋良汰はベンチスタート。また、DF20島崎元は、チームマネージャーとして、ベンチ入り。試合に臨む選手たちを支える役割に。
国士舘大の先発は、GKがキャプテンの1飯田雅浩、最終ラインは右から3望月海輝、13森田礼、4大石悠介、6塚越誠也、ボランチは5秋山晃政、15綱島悠斗、右MF14布施谷翔、左に9高橋尚紀、前線には10棚橋尭士、11古川真人。
保土ケ谷公園サッカー場は、時折、花びらがピッチや観客席に舞い込んでくる穏やかな陽気。多くのサッカーファンらや保護者が集まり、早稲田の応援団ウルトラスワセダが太鼓などを叩いて、選手たちの背中を押すなか、試合は始まりました
立ち上がりは国士舘、サイドチェンジをおさめた高橋が左サイドを仕掛けていきますが、柴田がうまく寄せ前にいかせず。
早稲田も直後には、中央でボールをカット。山下のスルーパスに、正面へ西堂が抜け出していきますが、望月がカバー。そこから攻撃に転じた国士舘は、棚橋がエリア左に抜け出しますが、早稲田はクリア。
」「左コーナーキックとなり、棚橋が右足でボールを入れると、遠いサイド、大石が迫りますが、さわることはできず。
国士舘はうまく間に棚橋が下り、綱島や秋山が絡んで、前に出ていく場面をつくり、5分には、綱島から左サイド、塚越に展開。左に開いた塚越は、エリア右を突くフィード。これに布施谷が反応。ボールをおさめることはできなかったものの、両サイドを使い、うまく連係しながら、早稲田のゴールに迫っていきます。
7分には早稲田、左サイドの高い位置で安斎がカット。折り返すと、正面に西堂が走り込みますが、シュートは右。
9分には国士舘。ふたたび左サイドの塚越が、右サイドの高い位置を突くフィード。これに抜け出した布施谷がエリア右へ仕掛け、シュート。右に外れたもの、決定機に。
直後にも国士舘、右サイドで布施谷がカット。シュートにこそ至りませんでしたが、国士舘はさらに綱島や秋山がカットするなど、中盤で多くのボールをものにする場面をつくっていきます。
なかなか中盤から前にいけない早稲田は、13分にはヒルのフィードに、正面へ駒沢が抜け出しそうになりますが、森田がカット。それでも正確なフィードと、それに対する動き出しの良さで揺さぶっていきます。
さらに15分には、山下の浮き球のパスに、駒沢がエリア外左へ。GK飯田が反応し、シュートにこそいけなかったものの、早稲田もゴールへ迫る場面をつくっていきます。
森田のフィードを布施谷が競り、正面に小川が迫ったり、大石のフィードを、右サイドの布施谷が競り、拾った棚橋が右クロスを上げたりと右サイドからの攻めを試みていく国士舘。
早稲田は、20分には植村のパスを、故安沢がエリア内でキープし右に展開。エリア外右、西堂がシュートを打ちますが、左にそれていきます。
国士舘は22分には、右サイドに流れた古川から下がり目で受けた布施谷が仕掛けて、エリア内に折り返し、ニアに棚橋が迫りますが、早稲田の守備が阻んでいきます。
国士舘はさらに最終ラインの望月も長いボールを入れ、セカンドボールへ綱島や秋山が寄せ、高い位置で布施谷がボールをカットするなどし、早稲田の陣内へ。
GKの飯田も左サイドを突くフィードを入れるなどし、揺さぶっていきます。
早稲田も29分には、最終ライン、西尾から右サイド、柴田に展開。柴田のパスに、平松がエリア右へ抜け出しますが、国士舘の守りに遭い、最後はファールに。
直後には、国士舘、中央秋山の縦パスをエリア内で古川がキープ。リターンを受けた秋山がエリア外でミドルシュートを打ちますが、枠外。
早稲田は中央で山下や植村が動かし、パス交換を交え、左サイド、安斎に展開していきますが、国士舘の望月がカバー。
34分には、駒沢が正面でおさめ、受けた安斎は左に展開。植村が飛び出し、折り返すと、右サイドに流れたボール、拾った柴田がエリア外右でミドルシュートを打ちますが、国士舘が体を張り阻んでいきます。
早稲田は、35分にも、エリア右に山下が抜け出し、、ゴール正面へ折り返しますが、ここでも国士舘の守りが阻んでいきます。
最終ラインでヒルや西尾、中谷、間に山下が下りて、ボールを動かしていこうとする早稲田。しかし、国士舘もパスの受けどころをうまく狙って、ボールをものにしていきます。
29分には、フィードに抜け出した古川がエリア外左へ。シュートを打ちますが、左に。
42分には、右サイドに上がった秋山の浮き球を、エリア内で古川がおさめ、切り返しからゴール左にシュートを打ちますが、ヒルがセーブ。
43分には早稲田、左サイド、藤本のスルーパスに、安斎がエリア左へ。高い位置へ仕掛け、角度のないところから狙いますが、サイドネット。
前半は0-0でタイムアップとなります。
ともに交代はなく、始まった後半。先にゴールに迫ったのは、国士舘。中央でボールをカットし、布施谷のスルーパスに抜け出した棚橋が右サイドから折り返し。エリア左に髙橋が迫りますが、シュートは打てず。
さらにフィードに、望月がエリア右へ。長い足を伸ばした望月が追いつきそうになりますが、ヒルがカバーしていきます。
ピッチの幅を使い、サイドに展開しゴールに迫る国士舘。、早稲田は中谷や平松が粘り強くカバー。柴田や西尾も左サイドから仕掛けてくる髙橋に寄せにいくなどし対峙していきます。
早稲田も7分には左サイドからの攻めに。うまく間で藤本が受け、そのパスに駒沢がエリア内へ。しかし、大石がカバー。シュートを打つことはできず。
国士舘は11分、秋山に代わり8東條敦輝。
国士舘が押し気味に進めるなかで、しっかり対応していく早稲田。
17分には平松が左に展開。藤本につながり、藤本のパスに、駒沢がエリア左へ。駒沢のパスに走り込んだ山下が、エリア外正面でミドルシュートを打ちますが、これは右。
直後には国士舘。右サイドから浮き球を入れ、正面でセカンドボールを拾った綱島がミドルシュート。しかし、ここでも早稲田は体を張って阻んでいきます。
下がり目の布施谷が、ゴール正面にきわどいフィードを入れるなどしながら、揺さぶってくる国士舘。早稲田はヒルを中心にしっかり対応していきます。
しかし、21分。先制したのは国士舘。パス交換から右サイドの高い位置へ抜け出した望月が折り返し。集中力を保っていた早稲田の守りはここでは対応できず、ゴール正面抜け出した髙橋が押し込み、0-1。
先制のゴールを、国士舘がものにします。
早稲田はここで西堂に代わり19光田脩人が入り、左に。安斎が右に。さらに安斎に代わり28丹羽匠が入ります。
24分には国士舘、髙橋が布施谷とのパス交換からエリア内に進入しますが、柴田がカバー。追加点を狙って、国士舘がさらにゴールの前に迫っていきます。
ここで早稲田は平松に代わり、2森璃太が入り、右の前目に。丹羽がインサイドへ。国士舘は布施谷に代わり20弓場堅真。
なおも棚橋や古川、交代で入った弓場が絡んで迫るのは国士舘。27分には、右サイド、弓場が折り返し、棚橋が迫りますが、森がしぼってカバーしていきます。
29分には早稲田にさらに交代。藤本に代わり27神橋良汰が入り、最終ラインは右から西尾、中谷、神橋、柴田に。
ラインを高め、神橋や柴田、間で山下も受けながら前に出ていこうとしていき、33分には中谷のパスに、右サイド、高い位置へ抜け出した森がクロス。しかし、左に流れていき、シュートにはつながらず。
国士舘はここで足をつった古川に代わり27東川続。
早稲田は中谷が前に持ち上がり、間で植村が受け、すり抜けようとし、フィードに駒沢が動き出すなどして、前に出ていきます。
37分には、左サイドからの攻めに。光田のパスに、高い位置へ抜け出した柴田がクロスを入れますが、飯田がパンチング。
さらにラインを高め、人をかけた攻めに持ち込もうとしていく早稲田でしたが、38分国士舘は、東條のパスに、正面に東川が抜け出し1対1に。
早稲田は神橋がカバーにいきますが、それを制した東川がゴール正面でシュート。ボールはゴールのなかへ。0-2。国士舘が突き放します。
国士舘は早稲田のパスをカットしたところからさらに攻めに持ち込み、41分には、髙橋がエリア左へ。うまく入れ替わりますが、シュートまでは行けず。
早稲田は42分、駒沢に代わり29東廉。
ブロックを組みながら、ここぞというところでうまくボールをカットしてくる国士舘に対し、中央の山下らかサイドに展開。右サイドでは、森がパス交換から高い位置をうかがうなどしていく早稲田。
しかし、最後のところでなかなかシュートにいけない時間が続いていきます。
アディショナルタイムに入り、49分には、エリア外左でフリーキックを得ると、山下が入れたボール、右サイドで柴田が拾い、折り返しますが、飯田がセーブ。
試合はタイムアップとなり、0-2。国士舘が勝利をおさめることになりました。
この日は敗戦となった早稲田。開幕から2試合で得点はなく、今はそこに至るまでの過程を模索している段階のように思えました。
それでも、ピッチからアドバイスを求める選手たちに対し、島崎らベンチのスタッフたちがアドバイスを出していく、チーム一丸となって打開しようとする姿勢を見たことが、心に残りました。
ピッチに立った森や神橋はもちろん、選手たちを支える島崎にとっても良い結果が出せるようになりますように。ここからの反撃を楽しみにしています。
前半0-0 後半0-2 計0-2
得点:高橋尚紀、東川続(国士舘大)
早稲田大の先発:1ヒル袈依廉、3柴田徹(c)、24西尾颯大、13中谷颯辰、12藤本隼斗、8山下雄大、6平松柚佑、10植村洋斗、11西堂久俊、7安斎颯馬、17駒沢直哉。
交代:西堂→19光田脩人 安斎→28丹羽匠 平松→2森璃太 藤本→27神橋良汰 駒沢→29東廉
控え:21生方聖己 5西田翔央 15伊勢航
国士舘大の先発:1飯田雅浩、3望月海輝、13森田礼、4大石悠介、6塚越誠也、5秋山晃政、15綱島悠斗、14布施谷翔、9高橋尚紀、10棚橋尭士、11古川真人
交代:秋山→8東條敦輝 布施谷→20弓場堅真 古川→27東川続
控え:21市橋和弥 2岩井龍翔司 12菊池駿斗 25山田裕翔 16高橋黎 24小西慶太郎
(文中敬称略)
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