3月27日の等々力第一サッカー場。関東ユース(U-15)サッカーリーグ、川崎フロンターレU-15 vs TOKYU S Reyes(レイエス)に続いて、2年生たちの公式戦メトロポリタンリーグが行われ、フロンターレはレイエスとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15 メトロポリタンリーグ vs TOKYU S Reyes】
3月27日(日)午後3時半キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり 35分ハーフ
フロンターレの先発は、GK21岩田幹太郎、最終ラインは右から27小川翔太、31木下勝正、26菊池京、29山根春人、中盤の底に28山川陽平、その前に35小川尋斗、キャプテンの38奥田悠真、右に39小林朝日、左に41三上瑛大、前線には40玉木聖梛。
関東ユースが行われていたころと同様、空には雲がかかるなか、始まった試合。
フロンターレは、立ち上がり、奥田、山川に木下や菊池がかかわり、後ろからの組み立てに。レイエスにボールが渡ったところでは、玉木が下がり目でプレスにいき、取り返していきます。
3分には、三上のパスに、小林がエリア右へ仕掛けていきますが、レイエスGKがセーブ。
フロンターレはさらに後ろから丁寧に組み立てを図り、正確なサイドチェンジも交え、ゴールをうかがっていきます。
レイエスも、GKもかかわって後ろからつないでいこうとしますが、フロンターレは前から奪いにいき、連動。
8分には山川が中央でボールをカット。奥田とのパス交換からエリア外右へ。ミドルシュートは枠をとらえられませんでしたが、守備から攻めへ、切り替えの良さを見せていきます。
9分にはさらに、左サイド、山根のパスに、三上が仕掛けていき、折り返しますが、レイエスの守りに阻まれ、シュートまでは行けず。
一方のレイエスも、10分には、正面で縦パスを受けた9が切り返してミドルシュート。枠をとらえますが、岩田が後ろにはじき出して阻む好セーブを見せていきます。
しかし、11分、レイエスはコーナーキックのセカンドボールを拾い、右サイドからの攻めに。折り返すと、オウンゴールを誘い、0-1。先制点を決めたのはレイエスに。
追い掛ける展開にも、木下、菊池の間に山川が下りて、中央、左右にテンポよくボールを動かしていくフロンターレ。レイエスに奪われても、すぐさまボールを取り返していきます。
14分には、山川がカット。そのパスに、小川尋斗が正面へ。ミドルシュートを打つと、ゴールネットを揺らし、1-1。守から攻へつながり、すばらしいミドルシュートでフロンターレが追いつきます。
フロンターレは、下がり目に玉木が下りて、ボールをおさめそこからサイドに展開したり、正面で受けた奥田が、レイエスの選手の間を縫うように仕掛けるなどして、前に出ていきます。
16分には、右コーナーキック、奥田が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、奥田が右サイドを仕掛け、折り返し。これを玉木が押し込み、2-1。
フロンターレが勝ち越し。レイエスは中盤を厚くして、流れを変えようとしていきます。
飲水タイムをはさんで、20分にはレイエス、右サイドでのスローインの流れから、エリア外右、ニアにシュートを打ちますが、岩田がセーブ。
ふたたびフロンターレは、後ろから岩田や菊池、山根に下がり目で奥田がかかわりながら、ボールを回していき、21分には、レイエスの9がエリア前でボールを奪いますが、山根がカバーしていきます。
すると直後に、突き放したのはフロンターレ。スルーパスに、奥田が正面へ抜け出していき、シュート。これがネットを揺らして3-1に。
レイエスも直後には裏を突くパスを出していきますが、小川翔太がエリア内にしぼってカバーする好対応を見せていきます。
23分にはふたたびフロンターレ、高い位置でボールをカット、奥田がエリア内へ。シュートを打ちますが、GK20がセーブ。
奪われても、玉木のプレスバックや山川のボール奪取などで流れを渡さずに、プレーを加算得ていくフロンターレ。24分には、浮き球を、三上が粘り強く追っていき、エリア左でシュートを放つとこれが決まり、4-1。
山川から小川尋斗とつなぎ、小川翔太から受けた小林が高い位置へ仕掛けるなど、テンポの良さを出していくフロンターレ。
27分にはレイエス、浮き球のパスに、15がエリア外右へ抜け出しますが、山根が1対1で奪い取るいい対応を見せていきます。
29分にはレイエス、中央でボールをカット。9のミドルシュートは枠をとらえますが、岩田がセーブ。
直後にはフロンターレ、小川尋斗のパスに、小林がエリア右へ。シュートはレイエスがブロックし、右コーナーキックに。奥田が右足でボールを入れると、菊池が競りますが、GK20がセーブ。
すばやくリスタートしたレイエスは、20から右サイド、17とつないで、12が右サイドの高い位置へ上がっていきますが、三上がカバー。守備への切り替えの速さを出していきます。
直後にはフロンターレにハンドがあり、エリア外左でレイエスのフリーキックに。レイエスはエリア内へのボールではなく、左サイドに展開し、そこから攻撃を試みますが、フロンターレはコンパクトに守り、決定機をつくらせず。
30分には、エリア前で9がボールをカットしますが、菊池が奪い返し、しのいでいきます。
すると31分、フロンターレは、レイエスが後ろから組み立てを図るところ、小林がエリア外右でカット。そのパスに、奥田がエリア右へ抜け出し、シュートを打つとこれが決まり、5-1。突き放します。
直後にはレイエス、右サイドでボールを17がカット。クロスを入れていきますが、エリア内で小川翔太が対応し、シュートは打たせず。
下がり目で玉木がボールをおさめ、間で奥田が受け、木下が前に持ち上がる動きを見せるなどしながら、前に出ていくフロンターレ。山根が左サイドから斜めに中央へ、縦パスを入れるなど、変化も入れて、攻撃を試みていきます。
35分には、中央でボールをカットした奥田が一気にエリア正面へ。倒れ込みながらもシュートを打つとこれが決まり、6-1。
さらに突き放して、前半は6-1でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GKが岩田から45岡本栞汰に交代。最終ラインは右から小川翔太、菊池、山川、山根、中盤の底に木下、その前に奥田、小川尋斗、右に小林、左に三上、前線には玉木に。
1分にはフロンターレ、スルーパスにエリア左へ抜け出したのは奥田。シュートを打つとこれが決まり、7-1。奥田のハットトリックとなるゴールで、立ち上がりから突き放していきます。
フロンターレは玉木が下がり目に下り、空いたスペースに小川尋斗や奥田が動き出すなどして前へ。木下の浮き球に、奥田が高い位置へ抜け出して、折り返すなど攻勢を続けていきます。
4分には木下が仕掛けて、そのパスに玉木がエリア右へ抜け出しますが、オフサイド。
レイエスは左サイドに展開し、打開を図りにいきますが、フロンターレは小川翔太や小林が球際の厳しさを見せ、前にはいかせず。
レイエスにボールを奪われたところでは、山川が奪い返して、ふたたび自分たちでぼオールを動かしていきます。
7分にはエリア外右で、奥田がファールを受け、フロンターレのフリーキックに。
ここでフロンターレは、玉木に代わり37富田周平、山根に代わり30長崎亘佑。キッカーの奥田は右足で直接狙いますが、枠はとらえられず。
フロンターレは、小林が前線、富田が右、長崎が左SBに。
9分には小川尋斗が負傷し、治療のため外へ。ここで32尾関悠太がピッチへ。
直後には、左サイドから斜めに三上が動き出し、奥田がスルーパスを狙いますが、田住がセーブ。
レイエスも両サイドを高め、前に出ていきますが、フロンターレはコンパクトに。10がエリア近くで仕掛ける場面では体を張ってブロックにいきます。
17分にはフロンターレ、レイエスのショートコーナーをしのいで、木下から小林とつなぎ、小林のスルーパスに、三上がエリア内へ抜け出しますが、オフサイド。
しかし、ここでも守備から攻めへの切り替えの良さを見せていきます。
後半の飲水タイムをはさんで、前から奪いにいき、奪われても尾関が位置取り良く奪い返すなどしていくフロンターレ。
19分には木下から左に展開、三上へわたり、三上のパスから長崎が高い位置へ。折り返しは、レイエスがクリアしましたが、ゴールに迫っていきます、
22分には尾関が持ち上がり、そのパスに、富田がエリア内へ抜け出すも、レイエスの守備に遭い、シュートまではいけず。
直後にはレイエス、右サイドからの攻めに持ち込み、エリア内へボールを入れていきますが、小川翔太がここでもよくしぼり、カバーしていきます。
フロンターレは25分、菊池に代わり25メンディーサイモン友、木下に代わり34平尾玲旺、小林に代わり36橋本乃翔。
奥田が前線、橋本がインサイド、平尾が中盤の底に。
28分にはフロンターレ、中盤で受けた平尾から橋本とつなぎ、橋本のパスに、富田が右サイドへ抜け出していきますが、オフサイド。
直後にはレイエス18がボールをカット。スルーパスを狙いますが、山川がカバー。
31分にはレイエス、エリア外左でフロンターレにファールがあり、フリーキックに。キッカーの10が右足で直接シュートを打つと、ゴール右に決まり、7-2。レイエスも1点を返していきます。
フロンターレは平尾に尾関、橋本がかかわり、ボールを動かしてき、33分には尾関のパスに、小川翔太が高い位置へ。右クロスに、遠いサイド、奥田が迫りますが、さわることはできず。
さらに橋本のサイドチェンジをおさめ、左サイドを三上が仕掛けていきますが、レイエスはブロック。
34分には三上が高い位置でボールをカット、折り返しに正面で奥田がシュートを打ちますが、レイエスはブロック。
セカンドボールを拾い、たたみかけるフロンターレ。木下の左クロスに、奥田が頭で合わせましたが、田住がセーブ。
さらに高い位置でボールをカットした三上のミドルシュートを田住がセーブしたところで試合はタイムアップ。7-2。フロンターレは、勝利を飾りました。
ここぞというところで球際の厳しさも見せ、切り替えの良さやすばらしい連係も見せて、多くのゴールをものにしたフロンターレ。
より精度やお互いに対する理解が高まれば、もっともっといいチームになっていくのではないか、という印象を受けました。
次節以降も、どんな試合を見せていくのか、とても楽しみにしています。
前半6-1 後半1-1 計7-2
得点:小川尋斗、玉木聖梛、三上瑛大2、奥田悠真3(フロンターレ) オウンゴール、10(レイエス)
フロンターレの先発:21岩田幹太郎、27小川翔太、31木下勝正、26菊池京、29山根春人、28山川陽平、35小川尋斗、38奥田悠真(c)、39小林朝日、41三上瑛大、40玉木聖梛
交代:岩田→45岡本栞汰 玉木→37富田周平 山根→30長崎亘佑 小川尋斗→32尾関悠太 木下→34平尾玲旺 小林→36橋本乃翔 菊池→25メンディーサイモン友
控え:33高橋壱梛
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.