8月6日、2日目を迎えた川崎フロンターレU-15の大阪遠征、伊丹FC祭 ITAMI-FES2022。フロンターレU-15の三年生たちは、大会を主催する伊丹FCとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15 伊丹FC祭 ITAMI-FES2022 vs 伊丹FC】
8月6日(土)午前10時15分キックオフ J-GREEN堺 S7ピッチ くもり 30分ハーフ
フロンターレの先発は、GK16井澤明己、最終ラインは右から13佐藤壱隆、24藤田明日翔、5林駿佑、3陶山響、ボランチは14藤井漣祐、4楠田遥希、右MF15佐々木雄基、左MF18平内一聖、トップ下38奥田悠真、前線には11恩田裕太郎。
フロンターレU-15の二年生たちがLEO SCとの試合を行った時間と同様、ときおり遠くに雷鳴が聞こえるくもり空のなか、始まった試合。
フロンターレは立ち上がり、ラインを高め、人をかけて前に出てくる伊丹FCに押し込まれるも、コンパクトに粘り強く守り、これをしのぎ、次第に最終ラインからうまく間にパスを通して、サイドに展開できるように。
すると、8分左サイドから攻勢に出て、陶山が高い位置へ。陶山が折り返すと、これを奥田が押し込んで、1-0。フロンターレが先制点を決めます。
なおもゴールの前に迫ってくる伊丹FCに、落ち着いた守りで対応していくフロンターレ。
9分には平内とのパス交換から陶山が高い位置へ。左サイドからの陶山の折り返しは、クリアに遭い、左コーナーキックに。藤井が右足でボールを入れると、藤田が合わせますが右に。
さらにフロンターレは、奥田がうまく左サイドの裏を取り、受けた陶山が仕掛けていき、ふたたび左コーナーキックを得るなど、相手陣内で時間をつくっていきます。
14分には藤井や楠田、奥田がかかわって中央でボールを動かし、右に展開。佐藤が高い位置でクロスを入れると、エリア内、恩田がおさめ、恩田のパスに、奥田がエリア内へ飛び出しシュートを打ちますが、右に。
飲水タイムをはさんで、藤井、楠田、最終ラインの藤田や林も加わってボールを回していくフロンターレ。佐々木が中央に顔を出し、空いたスペースを佐藤が上がっていくなどして、ゴールを目指していきます。
19分には、正面で佐々木がボールをカット。そのまま前に持ち込んで、GK40もかわしてシュートを打つとこれが決まり、2-0。
フロンターレは前から連動してプレスをかけにいき、直後には奥田が正面でボールをカット。シュートは、GK40がセーブしたものの、前からの守備でもチャンスをつくっていきます。
22分には、藤井から楠田、楠田から藤井と中央でテンポよく回して、左に展開。左サイドでふたたび受けた藤井のパスに、奥田が正面へ。シュートはブロックに遭い、ゴールとはならなかったものの、うまく間を突きながらチャンスをつくっていきます。
左サイドで平内、陶山、奥田がかかわってテンポよくボールを動かし、正面に恩田が迫り、右サイドの高い位置では佐々木が仕掛けるなどしていくフロンターレ。
前から連動してボールを奪いにいき、最終ラインでは林が厳しい寄せから奪って、楠田につなげるなどしていきます。
26分には、伊丹FC、正面で29がカットするも、林、楠田が寄せていき、エリア内には近づかせず。
さらに右サイドのスローインから39が仕掛けて、右コーナーキックとなり、47が右足でボールを入れるも、井澤がセーブ。
ふたたび攻めに転じたフロンターレは藤井や楠田が多くボールに触れ、佐藤や平内が高い位置へ顔を出すなどしながら、ゴールをうかがっていきます。
30分には、楠田から左サイドの陶山へつながり、陶山から奥田とつないでふたたび左に展開。平内が仕掛けて折り返すと、正面へうまく入り込んだ奥田がシュートを打つも、伊丹FCはブロック。
前半は2-0でタイムアップとなります。
フロンターレに交代はなくスタートした後半。立ち上がりは伊丹FCが右サイドから攻勢に出るも、フロンターレはクリアするのではなく、後ろからつながるようなかたちで対応して、自分たちでボールを動かせるように。
3分には、楠田から右サイド、佐藤、佐々木とつなぎ、佐々木から正面の藤井へ。藤井のスルーパスに、恩田が抜け出しそうになりますが、シュートまではいけず。
4分には伊丹FC、中央で動かして右に展開。19のパスに、23がエリア内へ抜け出しますが、林が厳しく寄せに、シュートは打たせず。
さらに正面で43がカット。エリア右へパスが通り、折り返しますが、井澤がセーブ。しのでいきます。
中央で藤井や奥田、楠田がかかわり、左サイドでは平内、陶山、奥田がボールを回していくなどしてゴールを目指していくフロンターレ。
9分には、うまくエリア前に抜け出した恩田がGK40を引き付けて、シュート。ゴールネットを揺らしますが、ハンドがあったとの判定で得点とはならず。
さらに10分には左サイドで陶山がカット。平内につながり、平内のパスに奥田がエリア左へ。しかし、伊丹FCも体を張った守りを見せて、ゴールとはならず。
伊丹FCのフィードに対して、林が陶山につながるようなかたちで対応し、そこから攻めにつなげていくフロンターレ。
16分には楠田から右に展開。佐々木が前に持ち出し、正面の藤井へ。藤井から右サイドを突くパスが通り、右サイドの佐藤へ。
佐藤がクロスを上げると、エリア内、平内がオーバーヘッドでシュート。これがゴールネットを揺らして、3-0。暑さを吹き飛ばすような爽快なゴールが決まって、フロンターレが突き放します。
飲水タイムをはさんでフロンターレは、GK井澤、最終ラインは右から27小川翔太、23ペイシェンス海翔、藤田、6関徳晴、ボランチは22榎本司、楠田、右に佐々木、左に7ステンパールカ大翔、トップ下8新堀翔、前線には9小野口天。
榎本、楠田、新堀が中央でかかわりあい、左サイドで受けたステンパーや関が仕掛けるなどしていくフロンターレ。
コーナーキックのセカンドボールも拾って、高い位置で時間をつくり、相手にボールが渡っても、楠田が厳しく寄せにいき、自分たちのスローインにするなどしていきます。
24分には伊丹FC、左サイドからの攻めに。しかし、小川翔太がカバー。最後は井澤がセーブ。
しかし、25分、伊丹FCは19がうまく右サイドを抜け出してエリア内へ。ニアを抜くシュートを決めて3-1に。
2点差とされたフロンターレ。なおも精度の高いサイドチェンジも交えてゴールをうかがう伊丹FCに対して、中央をステンパーがカバーするなど、コンパクトにして対峙。
ふたたび小野口がボールをおさめ、そこから右サイド、駆け上がった小川翔太へつなげるなど、攻勢に転じていきます。
28分には、正面でうまくボールをおさめた小野口が反転。シュートを打ちますが上に。
直後には、正面で小野口がボールをカット。しかし、GK40がすばやく寄せてシュートは打てず。
さらに31分には、右サイド、高い位置へ抜け出した小川翔太が折り返しますが、シュートにはつながらず。
試合は3-1でタイムアップとなりました。
フロンターレの先発:16井澤明己 13佐藤壱隆 24藤田明日翔 5林駿佑 3陶山響 14藤井漣祐 4楠田遥希 15佐々木雄基 18平内一聖 38奥田悠真 11恩田裕太郎
交代:佐藤→27小川翔太 林→23ペイシェンス海翔 陶山→6関徳晴 藤井→22榎本司 平内→7ステンパールカ大翔 奥田→8新堀翔 恩田→9小野口天
川崎そだちでの伊丹FC祭でのフロンターレU-15の三年生たちの記事は、これが最後。
8月15日から始まる日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会でどんな結果を残していくのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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