8月6日のJ-GREEN堺。伊丹FC祭 ITAMI-FES2022に参加している川崎フロンターレU-15。この日の初戦、LEO SC戦を5-1で勝利した二年生たちは、アビスパ福岡U-15との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15 伊丹FC祭 ITAMI-FES2022 vs アビスパ福岡U-15】
8月6日(土)午後0時45分キックオフ J-GREEN堺 S11ピッチ くもり 30分ハーフ
フロンターレの先発は、GK50植木琉斗、最終ラインは右から29山根春人、28山川陽平、30長崎亘佑、36橋本乃翔、ボランチは35小川尋斗、34平尾玲旺、右MF37富田周平、左MF41三上瑛大、前線には15十河晟央、39小林朝日。
植木、十河とU-13の選手が入る陣容に。
立ち上がり、フロンターレは最終ラインの山川、長崎、中央で小川尋斗や平尾がボールを受けながら組み立てに。それに対してアビスパは前から厳しくプレスをかけにいく時間が続いていきます。
3分には、植木が中央へ縦パスを入れたところ、アビスパがボールをカット。左に展開しクロスを入れていきますが、山川がクリア。
3分には、福岡、中盤の30が28とのパス交換から正面へ。シュートを打ちますが、長崎がブロック。
さらに左サイドからクロスが上がると、正面で26が合わせますが、上に。
福岡の攻勢が続いていきます。
5分には今度はフロンターレ。小川尋斗がボールを奪い、前に持ち出して、左サイドに展開すると受けた三上は前への仕掛け。折り返しに、エリア内、十河が迫りますが、クリアに遭いシュートは打てず。
アビスパは守備から攻撃への切り替えの速さを見せ、直後にはボールを奪ったところから左に展開。しかし、フロンターレも戻りが速く、コンパクトにして対峙。
7分には右サイドか32のクロスが入りますが、山根がカバー。小川尋斗につながるようにして対応していきます。
しかし、直後に先制点を奪ったのはアビスパ。正面で23がボールをカット。すぐさまミドルシュートを打つとこれが決まり、0-1。
フロンターレは中央に橋本も寄り、小川尋斗や平尾とかかわって動かしていこうとしますが、アビスパが中盤でボールを奪い取り、そこから攻めにつなげていく時間が続いていきます。
すると9分アビスパは高い位置でボールをカット。30がエリア外右へ。シュートを打つとこれが決まり、0-2。
アビスパに追加点が入り、フロンターレはさらに追い掛ける展開に。
長崎の裏を突くパスに三上が仕掛けていくなど、打開を図りにいくフロンターレ。
11分、小川尋斗から右サイドにパスが通ると、抜け出したのは富田。仕掛けていき、折り返すとこれを小林が決めて、1-2。
13分には、小川尋斗の浮き球のパスに、小林がうまく正面へ抜け出し、左サイドに流れ、引き付けると、小林のパスにエリア左、抜け出したのは三上。ゴール右にシュートを決めて、2-2。
見事な連係から立て続けにゴールを決めて、フロンターレが追いつきます。
山川の右サイドを突くフィードに、富田が抜け出すなど、長いボールも交えて、勝ち越しのゴールを狙っていくフロンターレ。
アビスパもうまくサイドを突いて、ゴールに迫り、16分には、エリア外左で33がミドルシュートを打ちますが、上に。
飲水タイムをはさんで、17分にはフロンターレ。うまく正面へ抜け出した三上がスルーパスを出すと、小林がエリア内へ。1対1となりますが、アビスパの24がカバー。好守に遭い、勝ち越しとはならず。
直後には中央の小林が三上に預けると、三上のスルーパスに小林が抜け出しますがオフサイド。
21分には今度は小林のスルーパスに、十河がエリア内へ抜け出しますが、GKがセーブ。次々に好連係から迫りますが、勝ち越しとはならない時間が続いていきます。
すると23分、アビスパは、左サイドからの攻めに。うまく裏を取った33が仕掛けて、折り返すと遠いサイドで、28が押し込み、2-3。アビスパがふたたびリード。
25分には右サイドを突くパスに28が抜け出し、エリア正面へ持ち出してシュート。枠をとらえますが、植木がセーブ。
ふたたび追い掛けていくフロンターレは、十河がボールをおさめ、下がり目で受けた小林のパスに、富田が右サイド、高い位置へ仕掛けていくなど、攻勢に出ていきます。
アビスパのフィードに対しても、山川がセカンドボールを拾えるようなかたちで対応。
植木、左右に開いた長崎、山川、小川尋斗や山根、下がり目に小林が下りるなどしながら、ボールを動かしていく時間をフロンターレはつくり、前半はタイムアップ。
2-3でハーフタイムへ。
後半フロンターレは、GK19斎藤准也、最終ラインは右から山根、山川、25メンディーサイモン友、30長崎亘佑、ボランチは小川尋斗、橋本、右MF富田、左MF三上、前線には十河、小林。
三年生の齋藤がGKに入るなど、3人を代えてのスタートに。
立ち上がり、アビスパがラインを高く保ち、前に出てくる時間が続きますが、フロンターレはコンパクトに、富田が自陣近くでボールを奪うなどして対峙。
浮き球に、アビスパが正面へ迫る場面にも、山川がしっかりクリアししのいでいきます。
すると5分、フロンターレはボールをものにした小川尋斗が持ち上がり、スルーパス。これに抜け出したのは十河。アビスパの選手の寄せもうまく剝がして、シュートを打つとこれが決まり、3-3。
フロンターレがふたたび追いつきます。
6分には、アビスパ、エリア外左でフロンターレにファールがあり、フリーキックに。29が直接右足で狙いますが、右に。
直後には、左サイドを29が仕掛け、クロス。正面へ23が迫りますが、メンディーがクリア。
フロンターレは小川尋斗から小林、小林が左サイドを突くパスを出すと、三上が抜け出しそうになるなど、相手陣内で回していけるように。
小川尋斗から受けた富田のパスに、十河がエリア内へ飛び出しそうになるなど、エリア近くでのプレーを増やしていきます。
9分には、小川尋斗、橋本と中盤でつないで、橋本のパスを正面で受けた十河はスルーパス。エリア右、小林が抜け出してシュートを打ちますが右に。
10分にはアビスパ。左サイドからのボール、正面で受けた23がシュートを打つと、ボールはクロスバーを直撃。アビスパもゴールに迫る場面をつくっていきます。
すると13分、フロンターレは左サイドでボールをカット。エリア外左、GK21が前に出ているのを見て、シュートを打ったのは三上。4-3。フロンターレがついにリード。
最終ラインのメンディー、山川、GKの斎藤も加わり、小林が下がり目に下りてボールを受けるなどしながら、動かしていくフロンターレ。橋本の浮き球のパスに、富田が前に動き出すなどしていきます。
15分には右サイドのスローインから左に展開。三上が縦に仕掛けて、折り返すと、小林が押し込んで5-3。見事な連係を見せて、フロンターレが突き放します。
飲水タイムをはさんで、17分にはフロンターレ。正面で小林がカット。GK21が前に出ているところを見て、受けた十河がミドルシュートを打ちますが、GK21はセーブ。
アビスパの攻めに対しても、人をかけてコンパクトに対応し、そこからつなげる姿勢を見せて、攻めに転じていくフロンターレ。
クリアしたボールを、十河がおさめて、相手陣内でプレーする時間を増やしていきます。
すると21分、フロンターレは小川尋斗のスルーパスに、十河が正面へ。GK21を引き付けて、パスを出すと富田が押し込んで、6-3。ここでも素晴らしい連係を見せて、さらに突き放します。
フロンターレはここで小林に代わり、32尾関悠太、十河に代わり42白倉凛生、富田に代わり40玉木聖梛。
最終ラインからフィードを入れるなど、長いボールも交え、攻めを試みるフロンターレ。
アビスパの攻めに対しても、小川尋斗がエリア前をカバーし、マイボールにするなどよく対応。最後のところで足を伸ばし、山根がボールを奪い取るなど、粘り強くプレー。
中央へのスルーパスに対して、長崎がしぼってマイボールに。玉木や、白倉らが前から追っていき、ボールを奪い取る姿勢を見せていきます。
27分には、アビスパ、右サイドからの攻めの流れでシュートを打ちますが、右へ。
フロンターレも得点機こそ、つくれないものの、ゴールは許さずにタイムアップ。6-3。
アビスパの選手たちの能力も高く、2度のリードを許すなか、次第に自分たちでボールを握る時間もつくり、逆転で試合をものにしたフロンターレ。
たくましさをおおいに感じさせられる、これからがますます楽しみになる勝利となりました。
フロンターレの先発:50植木琉斗 29山根春人 28山川陽平 30長崎亘佑 36橋本乃翔 34平尾玲旺 35小川尋斗 37富田周平 41三上瑛大 15十河晟央 39小林朝日
交代:植木→19斎藤准也 平尾→25メンディーサイモン友 小林→32尾関悠太 十河→42白倉凛生 冨田→40玉木聖梛
(文中敬称略)
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