5月7日は、保土ケ谷公園サッカー場へ。
プレミアリーグEASTは第5節を迎え、川崎フロンターレU-18は市立船橋との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第5節 vs 市立船橋】
5月7日(日) 保土ケ谷公園サッカー場 雨 225人
第3節は大宮アルディージャU-18に1-0、第4節は尚志高校に3-1とアウェー2連戦を2連勝、3勝1分けで首位に立ったフロンターレU-18。
先発は、GKキャプテンの1濱﨑知康、最終ラインは右から2江原叡志、20山中大輝、5土屋櫂大、17柴田翔太郎、ボランチは6由井航太、25矢越幹都、右MF22加治佐海、左MF7志村海里、前線には10尾川丈、9岡崎寅太郎。
市立船橋は、3分け1敗。
先発は、GK1ギマラエス ニコラス、最終ラインは右から2佐藤凛音、4宮川瑛光、5五耒凌空、3内川遼、ボランチは9秦悠月、キャプテンの7太田隼剛、右MF11佐々木裕涼、左MF21森駿人、前線には10郡司璃来、15久保原心優。
ゴールデンウイーク最終日を迎えた保土ケ谷公園サッカー場は、朝から雨が降り続くあいにくのお天気。
それでも、開放されたメインスタンドには、選手らの家族に加え、トップチームのサガン鳥栖戦を前にした多くのフロンターレのサポーター、さらには市立船橋の選手の家族らも。
フロンターレ側のゴール裏では、太鼓や手拍子、旗、そしてチャントなどでサポーターらが声援を送るなか、試合は始まりました。
立ち上がりは、市立船橋が、ラインを高め、サイドに展開。長いボール、また、ロングスローからフロンターレのゴール前に迫る展開に。
しかし、フロンターレはしっかり競っていき、しのいでいきます。
6分には、前から圧力をかけてくる市立船橋に対し、最終ラインの土屋の浮き球を、中盤に下りた尾川がおさめ、岡崎から加治佐とつながり、加治佐は右サイド、縦への仕掛け。
これに対して、市立船橋はファール。フロンターレのフリーキックに。
キッカーは柴田。右足でボールを入れると、遠いサイドで尾川が折り返しますが、市立船橋はクリア。
強い風が時折吹くなか、市立船橋は、サイドに展開。8分には、右サイド、流れて受けた久保原がエリア右へ仕掛け、折り返し。しかし、江原がしぼってカバーしていきます。
フロンターレは、尾川や志村が中央に寄り、間で受けることで次第に動かせるように。最終ラインの土屋の正確なサイドチェンジを、左サイドへ流れた岡崎がおさめるなどし、攻めの糸口をさぐっていきます。
市立船橋も、フロンターレが中盤で動かそうというところ、太田や秦がボールを奪い、郡司や久保原がサイドに流れて受けながら、前へ出ていこうとしますが、フロンターレは矢越がボールを奪い取るなどし、前に行かせず。
中盤でなかなかうまく回せない時間には、濱﨑が前に送ったボールに、加治佐が動き出し、高い位置でスローインを得るなど、長いボールから打開を図っていきます。
14分には市立船橋が、GKギマラエスに宮川、五耒がくわわって、エリア正面で動かそうとしたところ、岡崎、尾川が連動してプレス。いったん、フロンターレは奪いますが、市立船橋の切り替えも速く、ふたたび市立船橋のボールに。
しかし、市立船橋が中央の太田から右に展開したところ、由井がすばやく寄せ、フロンターレボールのスローインにするなど、前から奪いに行く姿勢を見せていきます。
16分には、市立船橋、五耒から左の内川へつなげ、内川が左サイドに縦パスを出したところ、矢越がカット。
矢越はすぐさま、正面へ速い縦パス。これをおさめた岡崎がミドルシュート。市立船橋のGKギマラエスがセーブし、得点とはなりませんでしたが、守備からチャンスにつなげていきます。
再び、寄せの速さと強度の高さを見せていく市立船橋。しかし、フロンターレも由井が中盤でボールを奪い取り、岡崎もプレスバックにいくなどし、対抗していきます。
18分には土屋の縦パスを中央で加治佐がおさめ、加治佐の縦パスに、岡崎が正面へ。
岡崎は、マークをかいくぐって、シュート。しかし、ギマラエスがセーブ。
さらに由井が左サイドを突くパス。志村へつながり、志村のパスに柴田が高い位置へ。
しかし、市立船橋も、ブロックを組んで集中した守りを見せていきます。
20分には市立船橋、森が左サイド、高い位置へ。切り返しで翻弄、クロスを入れていきますが、濱﨑がセーブ。
さらに長いボールを交え、郡司や久保原がサイドに流れ、仕掛けてくる市立船橋、しかし、フロンターレはコンパクトに。尾川も自陣のエリア前に下りるなどし、対応していきます。
23分には、フロンターレ、尾川から右サイド、加治佐へ。加治佐のパスに尾川がエリア内へ進入。市立船橋の厳しい守りに遭ったところ、セカンドボールを拾ったフロンターレは、左サイド、柴田へ。
柴田が高い位置へ仕掛けていくと、市立船橋はクリア。フロンターレの左コーナーキックに。
キッカーは柴田。ニアに入れたボールは、市立船橋がクリア。
セカンドボールを拾ったフロンターレは、江原からふたたび柴田へ。柴田のクロスはここでもシュートには結びつきませんでしたが、こぼれ球を拾うことでフロンターレにリズムが生まれていきます。
由井や志村、山中や土屋、矢越が間に顔を出しながら、ボールを回していくフロンターレ。山中のフィードに、エリア内へ岡崎が抜け出しそうになる場面をつくるなど、長いボールも交えていきます。
市立船橋も、中盤の太田がボールを奪い、そこから縦に付け、前へ出ていこうとしますが、矢越が厳しく寄せ、前に行かせず。
岡崎のプレスバックから、左サイド、下がり目で前を向いた矢越が、正面へ浮き球のパスを入れるなど、守備から攻撃へ結びつけようなプレーを続けていきます。
30分には市立船橋、太田が中盤でボールを奪い、そのパスに郡司が右サイドの高い位置へ。しかし、土屋が粘り強く寄せていき、エリア内へは近づかせず。
直後には、中央で太田が浮き球を入れたところ、ルーズボールがエリア外右へ。おさめた郡司は地を這うようなシュートを打っていきますが、左に。
さらに31分には、左サイドでスローインを得た市立船橋。ロングスローを警戒したフロンターレに対し、スロワーの郡司は、近くにいた太田へボールをつなげることを選択。
太田は郡司とのパス交換から、左サイドの高い位置へ。クロスを入れると、エリア外正面で佐々木がシュート。枠をとらえますが、濱﨑が好セーブ。
さらに浮き球を入れてくる市立船橋。しかし、山中が岡崎につながるようにして、対応。さらに土屋のカバーからボールものに。岡崎も下がり目に下り、ボールをおさめるなどしていきます。
36分には、山中のフィードを正面で岡崎がおさめ、加治佐、尾川と右サイドで動かしていきますが、市立船橋はカット。
37分には、市立船橋、ボールを奪い、縦パスに郡司がエリア左へ。しかし、土屋がカバー。
直後にはフロンターレ、自陣で由井がカット。由井は左サイドを突く好パス。これに抜け出した志村がエリア外正面やや左へ仕掛け、ミドルシュート。しかし、うまくとらえきれず、上に外れてしまいます。
39分にはさらにフロンターレ、加治佐の縦パスに、岡崎が正面やや右へ。岡崎はシュートを打ちますが、ギマラエスが弾きながらも阻止。
こぼれ球に尾川が詰めますが、最後はギマラエスがセーブ。
市立船橋も40分には、高い位置でカット。郡司がエリア右へ。エリア外正面で太田、秦とつながり、右へ展開。うまく裏を取った佐藤が仕掛けていきますが、最後は柴田がカバーしていきます。
すると41分には、フロンターレ、加治佐から正面の尾川へボールが入ると、こぼれ球がエリア外左へ。そこにいたのは志村。左足を振りぬくと、ニアをとらえたボールはゴールネットを揺らし、1-0。
鮮やかなミドルシュートが決まり、1-0。フロンターレが先制します。
市立船橋は、久保原に代わり29伊丹俊元。
43分には市立船橋、ロングボールを伊丹が競り、左サイド、拾った森がクロス。遠いサイド、郡司がバイシクルシュートを打ちますが、サイドネット。
さらに市立船橋が、佐藤が高い位置へ抜け出していくなど、フロンターレのゴールに迫る時間をつくりますが、フロンターレは岡崎も下がり目に下り、プレスバックにいくなど、前線の選手も献身的にプレーを重ね、対峙していきます。
アディショナルタイムに入り、46分には、郡司が右サイドから正面への仕掛け。最後はエリア外左、森がミドルシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
前半は1-0。フロンターレがリードし、ハーフタイムへ。
後半、中央に寄った森がうまくマイボールにするなどし、前に出てくる市立船橋。そこから右へ展開。郡司の折り返しから、森が放ったシュートは、濱﨑が阻むも、こぼれ球は右へ。
佐々木から佐藤とつながり、佐藤がエリア前にボールを入れると、伊丹がシュート。これがゴールへ決まり、1-1。市立船橋が早々に追いつきます。
直後にはフロンターレ、左サイド、柴田へつながると、柴田の左クロスに尾川がエリア内へ。尾川がシュートを打つとゴールネットが揺れますが、オフサイド。
4分には市立船橋、左サイドに流れて受けた郡司が、正面へ仕掛けていくと、最後はエリア外正面、佐々木がミドルシュート。しかし、上に。
さらに市立船橋は、うまくサイドに展開。背後を取り、仕掛けていきますが、フロンターレも体を張って対抗。
市立船橋はフリーキックを得て、太田が左足でエリア内へ浮き球を入れ、ゴールに迫っていきますが、濱﨑が五耒の寄せに遭いながらも、パンチング。最後は五耒のファールとなり、シュートは打たせずにしのいでいきます。
フロンターレは、6分には、志村が中央へ寄りカット、尾川につながり、前に持ち出した尾川から追い越した柴田へ。柴田は左クロスを入れていきますが、これはシュートにはつながらず。
浮き球を入れ、競り合う展開に持ち込んでくる市立船橋に対して、山中や加治佐、由井や矢越も体を張ることで対抗していくフロンターレ。スローインの流れから、加治佐が縦に仕掛けていくなど、相手陣内でのプレーを試みていきます。
12分には、下がり目で受けた尾川から由井とつながり、由井の左サイドを突いたパスに、柴田が高い位置へ。柴田は仕掛けてクロス。加治佐がヘディングシュートを打ちますが、ラインを割っていたとの判定。
直後には市立船橋。森が左サイドを突破。フロンターレのマークを振り切り、高い位置から折り返すと、ボールは右サイドに流れ、佐藤がエリア右へ迫りますが、土屋がカバー。
さらに左サイド、郡司とのパス交換から太田が高い位置へ抜け出し、クロスを入れていきますが、正面を柴田がカバー。柴田は左サイド、志村へつなげ、志村から柴田、さらに尾川とつながり、守備から攻めにつなげていきます。
市立船橋は、正面、間で森がうまく受けて、左へ流れた郡司へつなげていきますが、江原が体を張り、阻んでいき、続いてのロングスローはしっかり跳ね返し、正面でおさめた志村が間を縫うように、縦に持ち上がり、相手陣内でのプレーにつなげていきます。
18分、フロンターレは矢越に代わり30林駿佑。
19分には市立船橋、伊丹がおさめ、佐々木にいったん預け、エリア右へ進入しますが、山中がブロック。市立船橋のコーナーキックとなりますが、遠いサイドに入れたボールはラインを割りシュートにはつながらず。
さらに中盤でカット。縦パスに、郡司が抜け出しそうになりますが、由井がカバーしていきます。
中盤とサイドを使いながら、縦に速い攻めを試みる市立船橋に対し、コンパクトに、尾川や岡崎も下りることで対応していくフロンターレ。
岡崎が下がり目でボールをものにし、そこから左サイドの志村へつなげ、志村の縦への仕掛けから打開を図り、下がり目で尾川から右サイド、江原へつなげ、加治佐が中央へ顔を出すなどしながら、ボールを保持する時間をつくっていきます。
25分には、市立船橋、佐々木が中央やや右でボールを奪い、そのパスに、郡司がエリア外右へ。郡司はニアにミドルシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。
直後にはフロンターレ、柴田が左サイドでボールをカットし、正面の岡崎へ速いパス。市立船橋の寄せに遭ったところ、エリア内へのこぼれ球に加治佐が迫りますが、ギマラエスがセーーブ。
市立船橋は、27分佐々木に代わり6白土典汰が入りボランチ。秦が右MFに。
28分には市立船橋、正面で郡司がおさめ、右サイド、秦へ。秦はエリア内へ速いボールを入れていきますが、濱﨑がセーブ。
濱﨑はすぐさまリスタート。前にボールを送ると、エリア正面へ岡崎が抜け出していきますが、市立船橋がファール。
フロンターレのフリーキックとなりますが、柴田が入れたボールはシュートには結びつかず。
市立船橋はさらに交代。秦に代わり13山口大智。
31分には市立船橋、白土が中盤でカットし、右へ展開。郡司が高い位置から折り返しますが、シュートにはつながらず。
それでも、ややセカンドボールが市立船橋へ行く時間が続いていきます。
フロンターレは33分、加治佐に代わり14岡田泰輝、志村に代わり4元木湊大。岡田は右MF、元木は左SB、柴田が左MFに。
34分には、さらに市立船橋、右サイド、高い位置を郡司が仕掛け、エリア外右で受けた太田がシュート。しかし、濱﨑がセーブ。
さらに右サイド、高い位置で再び郡司がおさめ、切り返しからシュートを打ちますが、左に。
市立船橋がフロンターレのエリア近くで時間をつくるなか、林や尾川、岡崎が中央で競るなどし、そこから前に出ていこうとするフロンターレ。
35分には、右サイド、岡田が縦に持ち込んでいきますが、市立船橋も粘り強く押せ、最後は岡田のハンドに、
再びゴールに迫るのは市立船橋。太田が中央でうまく受け、左に展開。内川が高い位置へ。
しかし、江原が体を張った守り。
左サイドでの市立船橋のスローインとなり、その流れから郡司がクロスを上げると、遠いサイドで佐藤が折り返しますが、これはシュートにはつながらず、
37分にはフロンターレ、下がり目に下り岡崎がボールをおさめ、受けた尾川から左へ。柴田が高い位置へ抜け出し、エリア内へ向かっての仕掛け。柴田はゴール前に折り返しますが、市立船橋はクリア。
フロンターレはここで由井に代わり28香取武。
香取が前線、尾川がボランチに。
中央で岡崎、香取が体を張り、そこから左サイド、柴田、元木の連係を図っていきます。
40分市立船橋は、伊丹に代わり19並木耀大。
フロンターレは、濱﨑に土屋、山中がかかわり、浮き球を間で岡崎がおさめるなど、相手陣内で時間をつくれるように。
42分、フロンターレは中央左寄りで元木が浮き球を入れると、おさめた岡崎から、エリア外正面へ。そこにいたのは香取。右足でミドルシュートを打つとゴールネットが揺れ、2-1。
昨年同じ保土ケ谷公園サッカー場で行われた横浜FCユース戦以来となる香取のゴールでフロンターレが勝ち越します。
リードを奪ったフロンターレは、左サイド、高い位置で柴田、元木がキープを図りますが、市立船橋も必死の寄せ。
アディショナルタイムは3分。
雨脚が強まるなか、フロンターレは、岡田が右サイドから中央へ持ち出すなどし、高い位置へ持ち込んでいきますが、市立船橋もしっかり対応。
すると48分、市立船橋は、宮川がエリア外正面へ際どい浮き球。これを濱﨑が飛び出して、阻もうとするも、こぼれ球は郡司のもとへ。これを郡司が流し込み、2-2。
追いつかれ、前に出ようとするフロンターレでしたが、追いついたのちも、ゴールを決めた郡司がボールを拾い上げ、センターサークルに戻り、勝ち越しをも狙う市立船橋の前にチャンスはつくれず。
試合はタイムアップとなり、2-2。試合は引き分けに終わりました。
前半1-0 後半1-2 計2-2
得点:志村海里、香取武(フロンターレ) 伊丹俊元、郡司璃来(市立船橋)
フロンターレの先発:1濱﨑知康(c) 2江原叡志 20山中大輝 5土屋櫂大 17柴田翔太郎 6由井航太 25矢越幹都 22加治佐海 7志村海里 10尾川丈 9岡崎寅太郎
交代:矢越→30林駿佑 加治佐→14岡田泰輝 志村→4元木湊大 由井→28香取武
控え:16菊池悠斗 8名賀海月 13髙橋宗杜
市立船橋の先発:1ギマラエス ニコラス 2佐藤凛音 4宮川瑛光 5五耒凌空 3内川遼 7太田隼剛(c) 9秦悠月 11佐々木裕涼 21森駿人 10郡司璃来 15久保原心優
交代:久保原→29伊丹俊元 佐々木→6白土典汰 秦→13山口大智 伊丹→19並木耀大
控え:25庄司光輝 12神馬颯介 20金子竜也
◇試合後、長橋康弘監督、香取武、志村海里の2選手に話を聞きました。
〇まずは今日の試合を振り返って。お願いします。
やられてもちょっと仕方がない内容だったかなっていうふうに思ってます。雨の中、そして、トップチームがこれからまた試合がある中で、あの駆けつけてくれたサポーターのみなさんに、勝利で感謝の気持ちを届けたかったんですけれども、 そこができなくて、非常に残念でした。
〇市立船橋さんとやって、その印象はいかがでしたか? 今日は結構セカンドボールも向こうに拾われて、苦しい展開が続いたと思うんですけれども。
市船がやってくることは、わかってました。そこで、できなかったのは力不足ですね。
やはり私たちはボールを大事にするっていうところが、基本的なコンセプトがあるので、逆にそういったチームで、そういうトレーニングをしてないだろうなって想像がつくチームは、必ずどちらでもないボールを好んでやってくるんでしょうね。で、そこでセカンドで勝てなければ、当然向こうのゲームになってしまうと。
そういったなかで、そこで負けていたら、「絶対に難しいゲームになるよ」と。そこで気づかせてくれた流経戦(△1-1)から、尚志戦(〇3-1)では、そういった部分が勝ったなかで3点取れたところがあったんですけど。
今日はちょっと非常に、その部分で負けてしまった部分があるのかなていうふうに思います
〇とはいえ、追いつかれてから素晴らしいゴールが決まって、それで勝ち越したんですけれども。 交代で入った選手が結果を出したのはすごいよかったのかなと思うんですけれども、それはどうですか?
日頃のトレーニングから、本当に今試合に残念ながら出れてない選手が、非常に前向きに取り組んでくれて。 紅白戦なんかもですね。本当にレベルの高いあの紅白戦。これまで見たことのないような紅白戦がちょっとできていてですね。
そういった選手たちが「もういよいよ、これはポジション取りに来るんだろうな」っていうところで。今日、しっかり出た選手がやってくれたのかなっていうふうに思います。
〇また1週間空きますけれども、それに向けてどういった準備をしていきますか? 違ったタイプのチームなのかな、と思うんですけれども。昌平高校は。
またちょっとこれから考えるとは思うんですけれども、ただ、私ら、基本的にどんな相手でも、川崎フロンターレらしいサッカーで相手を圧倒するっていうところを目標にしてますので。
まあ、当然ね。あの、昌平さんがドリブルだったり、 そういうような一人で怖いプレーを、局面を打開できる選手が多いなかで、どうやってやっていくのかなっていうところは、対応はしますけれども。
それより重要なのが自分たちのサッカーをやる。この1週間でも成長するっていうところでやっていけたらなっていうふうに思っています。
〇最初におっしゃっていた、そのやられても、仕方なかったっていうのは、どのあたりが足りなくて、そういう展開になったんでしょうか?
セカンドボールを拾われて、そこからまた、さらに速い、縦に速い攻撃。後半なんか特に、前半のその市船さんのビルドアップを多分、後半から変えてきて、シンプルに前に蹴ってきていましたね。
そこに対して、うちのボランチの反応って、やってくることに対して、じゃあ対応できていたかというと、できてないですね。やっぱり蹴った時にあそこに行くところのスペースができて、守られて、前向きに作られて縦で一発という。
そういうところは、ゲームをやりながら、選手たちも対応していかなきゃいけないっていうのも一つかな、って。
もちろんベンチワークもそうなんですけど。
そういったところで「あれ、ちょっとやり方変わってきたな」「じゃあ、ボランチ、ちょっとケアしなきゃいけないかな」とか、そんなような会話がね、出てきてくれたらいいかなと思うんですけどね。
〇最後の最後に追いつかれちゃいましたけど。とはいえ、2-1にしたところは、苦しい展開で、1-1から2-1にできたのは何か要因があるのかなと思うんですけど、そこはどうとらえていますか?
ベンチにいる選手たちが、いつでも本当にこう出れるような準備をずっとしてくれていたんで。「きっとやってくれんだろうな」っていうふうには思ってたんですけど。
見事に「普段の練習って出るんだな」っていうのは、改めて思いましたし、やはり前への推進力っていうのが、最近は交代で5枠使えるので。
前の選手が、ちょっとこう守備の負担とか、そういった中で、途中から入る、今日も香取武が決めてくれましたけど。ああいうようなパワーというのが、非常にこう今大事なのかなっていうふうに思ってまして。
よくやってくれたなというふうに思ってます。
〇得点を取って、勝ち越して、その後の時間の使い方はどうでしたか?
もう経験不足ですね。私がやらせてないです。角に持っていって、時間を稼ぐっていうところ、最後のシーンもそうですけど、スローインも含めて、ですけども、 このタイミングでそこに動けるのかなっていうのが違っていると思いますし。
やっぱ後ろ回しで縦に蹴って、ポーンという形でそこを無理やりっていう形で守るっていうのもちょっと違うのかな、と思いますし。
時間の使い方、やることをしっかり伝えられてない、私のせいかなっていうふうに思います。そのへんは、ちょっとやっていきたいなとは思います。
〇そういうところでは、正攻法というか、らしさが出たのかな、と思うんですが、もっと泥臭くとか。
本当にそうですよね。勝負強いチーム、優勝するチームっていうのは、絶対にそういうところができて当たり前だと思うんですよね。
ま、そういった部分で選手たちも、もっともっとサッカー見てほしいですし、ああいう時にどうやってボールを守って、時間を使うのかなっていう、あの角、持っててっていうは、角に蹴れっていうことではなくて、 敵陣地でリスクを避けて、あそこでキープして時間を使う、そういう目的もあるので。
そのへんのところは、整理して、またやっていかなきゃいけないかなっていうふうに思いますね。
〇来週また、昌平高校戦にサポーターの方もいらっしゃると思います。サポーターに向けてコメントをお願いします。
まず天気の悪い中、今日本当にこう足が運んでくれて、本当にいつもなんですけど、 ありがとうございます。
また昌平戦で今日の反省を生かして、 また、普段応援してくれてる方に、感謝の気持ちを届けるために、内容と結果にさらにこだわっていきたいと思います。引き続き、応援をよろしくお願いします。
〇まず、今日の試合、振り返ってお願いします。
前半から結構、市立船橋のプレスが激しくて、自分たちのゲームにすることは、結構難しかったので、 僕が試合に入って、「絶対この試合の流れを変えよう」と思ったので、それが得点に表れてすごくうれしいですけど、やっぱり最後失点してしまって。
そこはチームとして修正していかないといけないと思います。
〇今日、ご自身のゴール、振り返っていかがですか?
サイドバックの元木選手から、岡崎選手にいいロングパスが入って、そこに自分がつながって、ゴールを狙える位置から、しっかり自分が走り込んで決めることができました。
〇去年ひとつ決めて、そこからずっと決めていなかったと思うんですけど、ここまでどういった気持ちでトレーニングをしていましたか?
横浜FC戦で、ここでまさに決めたと思うんですけど、その後、自分としても、コンディションがなかなか上がんなくて、すごく悔しい時期がたくさんあったんですけど。徐々に高2になって、自分が出場する機会も出てきたところで、しっかり自分が結果を残すという強い気持ちで、今日も入ったので。それが今日、この結果に出てすごくうれしいです。
〇途中出場の選手がゴールを決めるのは今年初めてだと思うんですけど、それってすごいチームにとっても大きいのかなと思うんですが、それはどうですか?
自分もスタメンを狙っているっていう意味で、途中から出場して、自分ができることを最大限できたと思うので。でも、チームの結果っていう意味では、本当に悔しい結果となってしまったので、そこはチーム全体として 振り返って、良くはなかったと思います。
〇次の昌平高校戦へ向けて、どういったトレーニングをしていきますか?
今日得られたもの、生きたもの、しっかりチームとして確認して。次はもう絶対、個人としても、チームとしても、こうさらに成長できるような試合をしていきたいと思います。
〇途中出場で入るときに、監督からどういう指示があって、自分としてはどういった狙いを持っていましたか?
1-1で追いつかれてしまって、得点が必要っていうように、監督にから言われてきたので、得点を狙えるポジショニングを、自分はしっかり意識した中で、試合に臨みました。
〇今日、トップチームの試合があるにもかかわらず、サポーターの人が来ていたんですけど、去年はピッチの上で、応援を受ける中での試合はなかったと思うんですけど、やってみてどうでしたか?
サポーターの方々があっての、僕らの試合だと本当に思っているので。こういう雨の中で足を運んでくださってるサポータの皆さんに、本当に感謝していますし、そういう感謝の気持ちを忘れたら、本当に選手としても良くないと思うので。
そういうサポーターの人が、つくってくれた雰囲気に応えられるような試合を次に、しっかり残していきたいと思います。
〇まだまだ、シーズンが続く中で、今後の目標などはありますか?
個人としては、さらに得点をこう取るって意味で、ポジショニングだったり、てか、最後のゴール前でのアイディアだったり、そういったところはさらに成長していきたいところですし。
この試合でできたこと、できなかったことっていうのを自分の中で整理して、これからにつなげていきたいです。
〇試合を振り返って。
やはりセカンドの部分で、負けているところが多くて、前半危ないシーンがあって、後半も立ち上がりから相手のペースで、そのまま失点してしまって。すごいもったいないゲーム、勝てたゲームだったんじゃないかな、と思います。
〇今日、得点を決めました。その得点シーンについて振り返ってもらえますか? けっこう凄いゴールだったと思うんですけど。
まず、こぼれ球のところでしっかり反応していて。そこは監督からも「詰めろ」というふうに言われていたので。しっかり見ていて、こぼれたボールに対しても、しっかりふかさず、枠に飛ばそうっていうふうに思いながら、蹴って。
ニアにうまくボールが飛んで、しっかり決めれたゴールだったんじゃないかな、というふうに思います。
〇市立船橋とやってみて、どうでしたか? 前半は特に左サイドから攻める場面が多くてチームの時器になっていたのかなと思ったんですけど。
柴田とうまく連係しながら、柴田が上がってきた時は、自分が中に行ったりとか、柴田のスペースを空けるために、自分が内でプレーしたりとか、前半は左サイドをそういうふうに、チャンスも何度もつくれていたのかな、と思います。
〇後半、やりづらさとかはありましたか?
後半は基本、自分が内で前向きにボールを持って、サイド散らしたりとか、そういうシーンが合って、やりづらさというのはなかったんですけど、自分の武器であるドリブルっていうのが、あまり発揮できなかった。もったいないミスもありましたし、そういうところは改善していかなきゃな、というふうに思います。
〇次は昌平高校が相手になりますけど、昌平高校戦に向けて何か目標はありますか?
初めてやる相手なので。どうなるか、わかんないですけど、しっかり自分たちのサッカーで戦いながら、守備の強度も高く、自分たちのプレーで圧倒して、自分もしっかり結果を出して、チームの勝利に貢献出来たらいい、と思います。
〇前に「チームを勝たせるようなゴールを取りたい」っていうふうに言っていましたけど、また次もそういったことができればなあ、という感じですかね。
1点じゃなくて、しっかり2点。複数得点決めて、勝たせられるように。まだまだだな、と思います。
〇今日、またサポーターの人が来ていましたけど、ピッチの上ではどう感じましたか?
雨の中、来てくれていて、すごくうれしかったですし、ああいうゲームこそ、勝って、期待に応えないといけなかったんじゃないかな、と思いますし、あれだけ声張って応援してくれて、すごく力になります。
〇まだまだ、シーズンは続きますけど、この先目標などはありますか?
去年試合にたくさん出ていたにもかかわらず、結果というのがあまり出せていなかったので、今年は2ケタ得点を目指して頑張っていきたい、と思います。
〇また昌平高校戦にもたくさんのサポーターの人が来ると思います。サポーターに向けて、コメントをいただけますか?
自分たちの試合に足を運んでくださって、応援してくれるサポーターっていうのが、自分の中ですごくうれしいので。しっかり自分たちのサッカーで圧倒して、勝利を勝ち取るために頑張りたいと思うので、応援よろしくお願いします。
悔しい引き分けとはなりましたが、こういった試合をも糧に成長してきたのがフロンターレU-18。
苦しい展開の中、途中出場の香取武が勝ち越しのゴールを決めたことなども、今後の戦いに必ずつながるものになるはずです。
フロンターレが目指すサッカーを、素晴らしい対戦相手の集まるプレミアリーグEASTの舞台で表現するために、選手やスタッフは前に進んでいくと思います。
1週間練習を積み重ねて、どんなプレーを見せていくのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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