10月1日、川崎フロンターレのアウェー、ヴィッセル神戸戦を前に大阪府堺市にあるJ-GREEN堺へ。関西学生サッカーリーグ1部、川崎フロンターレU-18出身の3選手が在籍する阪南大が桃山学院大との試合に臨みました。
【関西学生サッカーリーグ1部後期第5節 阪南大vs桃山学院大】
10月1日(土)午後2時キックオフ 晴れ J-GREEN堺メインフィールド
首位に立つ阪南大の先発はGK21渡邊健太郎、DFは右から6金来遠、4大野佑哉、キャプテンマークをつける5甲斐健太郎、23大本祐榿、ボランチは22藤原奏哉、12岡部拓実、フロンターレU-18出身の右MF14脇坂泰斗、左MF39山崎康太、FW10山口一真、15草野侑己。甲斐はFC岐阜の特別指定選手としてJ2も経験。U-18出身のGK41名良橋拓真と2長谷川隼はベンチ入り。
桃山学院大はGK31石原祐樹、DFは右から45西岡潤、38山添健太、キャプテン22石黒優哉、2石津優介、ボランチは35巽拓也、55徳永晃太郎、右MF37田坂優貴、左MF11岩井健人、FW23西川智史、9岡佳樹。岡は来季松本山雅FCへの加入が内定している選手。
試合は立ち上がりに阪南、山口がやや下がった位置でボールを受け、右サイドへパスを送ると抜け出した脇坂が右から仕掛けて速いボールをエリア内へ。エリア左詰めていた草野がこれを振り抜くとゴールネットが揺れます。1-0。先制点は阪南へ。
以降も阪南が山口が中盤まで下りて組み立てに参加。脇坂や岡部、藤原がうまくポジションを入れ換えながらさらに攻勢に出ていきます。
一方の桃山学院は10分には巽の右クロスがエリア内へ入るも岡はさわることはできず。さらに左から仕掛けた岩井がシュートに持ち込むもGK渡邊がキャッチ。
14分にはまたも山口から右へパスが出て脇坂が中へ仕掛けて最後はエリア左、草野が合わせるも決めることはできず。すると16分石黒のフィードに抜け出した岡が持ち込むとエリア右からゴールネットを揺らして1-1。同点に。
桃山学院は岡にボールを集め、岩井のドリブルなどからさらにゴールを目指すのに対し、阪南は23分には山口のプレスバックからボールを奪うと、脇坂が右サイドへ送ったボール、金がクロスを上げるも山崎のシュートは上へ。桃山学院は直後には右から岡が持ち込むも阪南の守備陣の対応にシュートまでは至らず。
34分には阪南、金が右からスルーパスを送ると山口がエリア内右からシュートを放つも左へ。直後には桃山学院も右サイドで田坂がカットしたボール、エリア右へパスを出すも岡はさわることはできず。阪南はさらにセットプレーから甲斐がシュートを放つなど決定機をつくり、桃山学院は徳永がよくボールに絡み、岩井のドリブルを起点にゴールへ迫りますがこちらも決めることはできず。前半は1-1でタイムアップとなります。
後半の阪南は金が左SB、大本が右SBとポジションを入れ換えてのスタート。脇坂や岡部、藤原がよくボールをさわりながら時おり甲斐や大野がフィードを入れるなどしてゴールをうかがっていきます。桃山学院は3分には岡がまたもエリア右からシュートを打つも右へ。
直後にはエリア右で西岡が倒されフリーキックを得ると徳永のボールに山添が合わせるも上に。10分には阪南、脇坂のリターンを受けた岡部のミドルシュートはブロック。14分には阪南、山崎に代えて11外山凌。桃山学院は西川や巽がよくボールを拾って、両サイドからクロスをいれますが阪南は大野や甲斐がしっかり対応。
20分には桃山学院は田坂に代えて10中井涼太がピッチへ。岩井が右MF、西川が左MF、中井がFWに。21分にはエリア左、岡がシュートを打つもGK渡邊がキャッチ。さらに山添がボールをカットしてそのままミドルシュートを打つもGK渡邊が弾きながらも対応。桃山学院は立て続けにコーナーキックを得るも決めることはできず。
阪南はコーナーキックをしのいだところからカウンターへ。山口のスルーパスに草野が抜け出しますが西岡がクリア。ここで足をつった西岡に代わり17永田来樹が右SBに。
阪南は23分には草野に代わり13前田央樹がFWに。山口のコーナーキックには甲斐が合わせるもDFに当たりまたもコーナーキックに。山口が再び左から入れると今度も合わせたのは甲斐。今度はゴールネットが揺れます。2-1。再びリードしたのは阪南。
阪南はボールを奪われず桃山学院大の選手たちをいなすようにボールを運んだ脇坂が起点となって、さらに攻勢に。29分には脇坂のスルーパスに右サイド、大本がスピードに乗って抜け出しクロスを上げるとエリア左、前田が合わすも上に。突き放すチャンスでしたが決められず。直後にはさらにカウンターから前田が右からクロスを入れ、脇坂が折り返し、山口が詰めてゴールネットを揺らすもオフサイド。
桃山学院は西川に代えて7堂園和馬がピッチへ。ボランチに入り、巽が左MFに。33分には阪南、金が粘り強く左の高い位置でマイボールにして、外山へ。外山が左から折り返したボール、脇坂がミドルシュートを打つも上に。すると、35分次の1点は桃山学院へ。右からのコーナーキック、徳永が入れたボールに合わせたのは岡。この日2点目となり2-2。
ここから阪南は勝ち越しを狙って攻勢に。脇坂がエリア右でボールをキープしオーバーラップをした大本がシュートを打つも枠外。40分には金に代わり32新井幹人が左SBに。44分にはその新井がエリア左からボールを入れると前田がシュートを打つもGK石原へ。ロスタイムに入っても阪南がさらにエリア前へ。脇坂や前田が決定機を迎えるも決めることはできず。桃山学院も岩井の浮きだまに中井が抜け出すなどしてゴールへ迫るもGK渡邊が対応。試合は2-2でタイムアップ。互いに力を尽くした好ゲームは勝ち点1をともに手に入れる結果となりました。
阪南は12勝2分け2敗、勝ち点38に。2位関西学院大(勝ち点32)との勝ち点差は6と変わらず。
残りは6試合とリーグ戦はまだまだ続きます。試合後にはどこか納得の行かない表情を見せた脇坂選手ら阪南大の選手たちが、これからの関西での試合や関東で開かれる全日本大学サッカー選手権で、どんな戦いぶりを見せてくれるのか、楽しみにしています。
前半1-1後半1-1計2-2
得点:草野侑己、甲斐健太郎(阪南) 岡佳樹2(桃山学院)
阪南大の先発:21渡邊健太郎、6金来遠、4大野佑哉、5甲斐健太郎=cap、23大本祐榿、22藤原奏哉、12岡部拓実、14脇坂泰斗、39山崎康太、10山口一真、15草野侑己
交代:山崎→11外山凌 草野→13前田央樹 金→32新井幹人
控え:41名良橋拓真 2長谷川隼 38町田蘭次郎 24田多英照
桃山学院大の先発:31石原祐樹、45西岡潤、38山添健太、22石黒優哉=cap、2石津優介、35巽拓也、55徳永晃太郎、37田坂優貴、11岩井健人、23西川智史、9岡佳樹
交代:田坂→10中井涼太 西岡→17永田来樹 西川→7堂園和馬
控え:1吉川健太 6吉村泰良 16松枝功起 24小松光樹
(文中敬称略)
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