10月9日は等々力陸上競技場へ。川崎フロンターレU-18は日本クラブユース選手権、プリンスリーグと並ぶ大切な試合、Jユースカップの1回戦をホーム等々力で迎えました。対戦相手は湘南ベルマーレユース。新しいチームの立ち上げとなった昨年冬からは2回対戦しており、2015年12月のクラブユースサッカーリーグでは3-1でフロンターレ、今年3月の新人戦では0-3でベルマーレが勝利しています。
【川崎フロンターレU-18 Jユースカップ1回戦vs湘南ベルマーレユース】
10月9日(日)午後1時キックオフ 曇り 等々力陸上競技場 1001人
フロンターレの先発はGK16早坂勇希、DFは右から14小川真輝、34高吉正真、22新井秀明、3川崎晶弘、ボランチはキャプテン10田中碧、15池谷祐輔、右MF17大曽根広汰、左MF11道本大飛、トップ下18村田聖樹、FW26宮代大聖
ベルマーレはGK1立川健太、DFは右から4大津佑和、22八方伶央、キャプテン3石原広教、ボランチは6佐々木大樹、24橋本俊樹、右MF25石原大樹、左MF5北村椋太、FWは20高橋和希を頂点に18柴野諒貴、17井上恵武
曇り空の下、始まった試合、立ち上がりは前へ積極的に出たベルマーレがゴールに迫る展開に。1分には右クロスをエリア内、井上がおさめて最後は橋本がシュートを放つもうまくミートせず、右へ。さらに左サイドの北村、右サイドの石原大樹のドリブルからフロンターレのゴールへ迫っていきますが、小川や新井らが粘り強く対応、シュートには持ち込ませず。
フロンターレは田中がCBの間に下りて組み立てを図るもベルマーレのプレスの前になかなか前には運べず。9分には石原大樹が右サイドに抜け出してクロスを上げるも早坂が対応。10分には井上がエリア右抜け出して折り返すも川崎がクリア、シュートは打たせず。
フロンターレは14分には早坂のフィードを起点に右サイド、細かくパスをつなぎ、大曽根がエリア右へパスを出すも村田はさわれず。17分には小川のサイドチェンジを受けた川崎が左から仕掛けてエリア内へパスを送るもこれにはさわることはできず。しかし、さらに村田や田中、池谷がよくボールにかかわって次第にベルマーレのゴールをおびやかす場面が増えていきます。
しかし、27分には左サイドでボールを奪われるとそこから取られた右コーナーキック、足元に橋本がボールをおさめてあとはシュートを放つだけという場面をつくられ、すんでのところでブロックで逃れるなど再びベルマーレにゴールに迫られることに。石原大樹に再び右サイドから仕掛けられますが、道本、川崎がうまく対応して、エリア内へは持ち込ませず。
なかなかゴールへ迫ることのできなかったフロンターレでしたが40分高吉が前線へ鋭いくさびのパスを入れるとこぼれたボールを小川が右サイドで拾い大曽根へ。大曽根からパスを受けた道本がエリア左からシュートを放つとゴールネットを揺らして1-0。先制点はフロンターレへ。跳び跳ねてガッツポーズの道本に選手たちが次々に駆け寄って喜びを分かち合います。
ベルマーレも41分には左サイド北村がドリブルからエリア内へラストパスを送ると高吉と早坂が交錯しながらもさわったボールはゴール右隅へ。しかし、わずかにそれてゴールとはならず。42分には石原広教のボール奪取からエリア内へボールを入れられるも早坂が前へすばやく出てシュートは打たせず。
44分にはフロンターレ、池谷のボール奪取からエリア前、田中がシュートを打つもGK立川の正面。前半は1-0。フロンターレがリードしてのタイムアップとなります。
後半はベルマーレ、柴野に代えて、7広石宗大を入れ、フロンターレは交代なしでのスタート。
立ち上がりは前半と同様にゴールへ迫ったのはベルマーレ。2分には右クロスにエリア内、橋本が飛び込むもわずかにさわれず。さらにエリア前で得たフリーキック、北村が左足で直接狙うもわずかに左。
するとフロンターレは3分、中盤から右サイドへパスが出ると大曽根が抜け出して一気に前へ。折り返しにエリア内おさめた宮代がGK立川をかわして、ゴールへ流し込んで2-0。突き放します。
ベルマーレはここから人数を前へかけて、攻勢に。6分には左サイドから井上が仕掛けて右へ流れたボール、高橋が飛び込むもさわれず。直後にも左サイド、裏をとられてエリア内へ迫りますが、高吉がブロック。10分にはベルマーレ、北村に代わって19和田響稀。和田がFWに入って井上が左MFに。
フロンターレは直後には田中のパスに宮代がエリア内抜け出すもシュートはブロック。小川の左コーナーキックに宮代が合わせるも右へ。さらに13分、村田のスルーパスに道本がエリア内抜け出して折り返すもシュートは打てず。こぼれ球を拾った宮代のシュートは左に。
ここからゴール前での場面が増えたのはベルマーレ。直後には右から橋本がシュートを打つも早坂が好セーブ。直後にもコーナーキックから決定的なシュートを打たれますがまたも早坂が好対応。ここでベルマーレは橋本に代えて35柴田徹。18分にはまたも石原広教のクロスから高橋がエリア内うまくおさめてシュートを打つも早坂のポジショニングがよく正面に。
フロンターレは21分道本に代えて6小泉靖弥、右MFに。大曽根が左MFに。さっそく小泉は右から仕掛けてエリア内へ折り返すと村田がシュートを打つも右へ。ベルマーレもエリア前、柴田が弧を描くようなミドルシュートを枠内へ打ちますが早坂がこれを弾き出す好対応。さらに井上のドリブルを起点にエリア内迫るも高吉、新井らが集中した好対応。29分にはエリア左、和田が直接フリーキックで狙うも早坂の正面。
攻守の切り替えが互いに早くなりフロンターレも31分には大曽根のドリブルから田中がミドルシュートを打つも右へ。ベルマーレはここで石原大樹に代えて2池田衛、左CBに。右MFに石原広教。右の裏をとって高橋がシュートを打つもまたまた早坂の正面。しっかりした対応でしのいでいきます。
フロンターレはここで田中に代わり7桝谷岳良、キャプテンマークは川崎へ。
なおも勢いはベルマーレ、左から広石がドリブルで仕掛けてエリア右和田が強烈なシュートを打つもまたも早坂が好セーブ。さらにベルマーレは高橋に代わり、9秋元優。
フロンターレは38分、大曽根に代わり23デューク・カルロスが左MFに。早坂の精度の高いフィードに小泉が抜け出して折り返すもエリア内、デュークにはわずかに合わず。ブロックに阻まれてしまいます。直後にも小泉が右から仕掛けて折り返し、エリア内デュークがおさめるもパスを選択しシュートを打つには至らず。さらにパス交換からエリア内村田がシュートを打つもGK立川が対応。
ここからフロンターレは桝谷、村田がよくボールにかかわって攻勢に出ますがベルマーレも粘り強く対応し、シュートを打つには至らず。ロスタイムに入り、フロンターレは村田に代わり28山田新。積極的に前へ出ていきますが、さらなる得点とはならず。試合は2-0でタイムアップ。無失点となりましたが、それも夏の戦いで培った粘り強い守備があってこそ、という印象の勝利。チームの積み重ねたものを発揮して2回戦へ駒を進めることになりました。
前半1-0 後半1-0 計2-0
得点:道本大飛、宮代大聖(川崎)
フロンターレの先発:16早坂勇希、14小川真輝、34高吉正真、22新井秀明、3川崎晶弘、10田中碧=cap、15池谷祐輔、17大曽根広汰、11道本大飛、18村田聖樹、26宮代大聖
交代:道本→6小泉靖弥 田中→7桝谷岳良 大曽根→23デューク・カルロス 村田→28山田新
控え:21浅川将輝 2横山尚貴 4伊従啓太郎
ベルマーレの先発:1立川健太、4大津佑和、22八方伶央、3石原広教=cap、6佐々木大樹、24橋本俊樹、25石原大樹、5北村椋太、20高橋和希、18柴野諒貴、17井上恵武
交代:柴野→7広石宗大 北村→19和田響稀 橋本→35柴田徹 石原大樹→2池田衛 高橋→9秋元優
控え:16松岡翔 14西田悠人
フロンターレの次戦の相手は鹿島アントラーズユース。10月22日午後1時キックオフ、試合会場は鹿島アントラーズクラブハウスグラウンドとなります。
(文中敬称略)
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