10月15日は等々力第一サッカー場へ。川崎市内の小学生高学年年代によって競われる松村杯は決勝トーナメントが始まっており、予選リーグを1位で突破しシード権を得た川崎フロンターレU-12はこの日の3回戦からの登場。予選は県内で行われているU-12年代のリーグ戦と兼ねているため、8人制で行われていますが、決勝トーナメントからは11人制となります。
【川崎フロンターレU-12 第35回松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会・少年の部3回戦vs富士見台FC】
10月15日(土)午前9時25分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 20分ハーフ 11人制
フロンターレの対戦相手は宮前区を拠点とする富士見台FC。フロンターレは先発はGK19長田澪、DFは右から11山下陽生、5高井幸大、3松長根悠仁、7塩澤延有、ボランチは10城田優、4戸田将、右MF18名賀海月、左MF6北村健、前線には8茅野直希、9松尾凛久。
試合は立ち上がりからフロンターレがボールを保持して攻勢に。1分には戸田のパスを受けた松尾がうまくボールを納めてシュートを放つもGK1番がキャッチ。富士見台FCは前からプレスをかけてきますが、戸田が最終ラインまで下り、組み立てに加わり、フロンターレは後ろからボールを回していきます。時には高井がフィードを入れて目先を変えながらゴールをうかがっていきます。
5分には縦パスを受けた松尾がエリア右でフリーになりシュートに持ち込むもわずかに左。さらにサイドを幅広く使ってペースを握ったフロンターレでしたが、最初にゴールを決めたのは富士見台FC。6分に最終ラインの連係ミスを突かれて富士見台FCにボールが渡ると、10番がエリア右、長田との1対1を制してゴールネットを揺らします。0-1。
フロンターレは名賀や山下がよく仕掛けて同点を狙い、高井、松長根がラインを高く上げて押し込んでいきますが、なかなか決定的な形はつくれず。18分にはエリア前で得たフリーキック。松尾が直接狙うもわずかに左。20分には北村の縦パスを受けた茅野が左から中へ切れ込みシュートを打ちますがGK1番が対応。前半は0-1。富士見台FCがリードしてのタイムアップおなります。
後半は城田に代えて2前田陽向がピッチへ。最終ラインは塩澤、松長根、北村、ボランチに戸田、高井、右MFに茅野、左MFは前田、FWは松尾を頂点に右に山下、左に名賀と形も変えて攻撃にかかわる人数を増やしたフロンターレ。前半にも増して攻勢に。押し込んでいきます。
1分には山下が右から仕掛けてクロスを上げると名賀が頭で合わすも上に。さらに松尾を起点にエリア左、名賀が抜け出しますがオフサイド。さらに塩澤が左から仕掛け、折り返したボールに名賀が飛び込むもわずかに触れず。5分には高井が自陣で跳ね返したボールにエリア内、松尾が抜け出すもGK1番が交錯しながらもこれをキャッチ。前田も左の高い位置でうまく起点になり、前半はなかなかなかった得点になりそうな形ができていきます。選手たちは「絶対にチャンスは来るから」。そう声を掛け合って、さらに試合へ臨みます。
すると10分、次の1点はフロンターレへ。左から茅野が折り返したボール、高井がエリア内頭で合わせるとゴールネットを揺らして1-1。ボールをすぐさま、とってセンターサークルへ走る選手たち。勝ち越しを狙っていきます。
12分にはコーナーキック、茅野がボールを入れるとエリア内、松長根が合わせてゴールネットを揺らして2-1。リードを奪ったのはフロンターレ。さらに畳み掛けるフロンターレは14分には自陣で塩澤がボールを奪ったところから右サイド、山下が抜け出すとドリブルで仕掛けて一気に前線へ。エリア内へ持ち込むとゴールへ流し込み3-1。ここでフロンターレはGKは長田から1中山智稀に。
切り替えよくボールを奪われてもすぐに取り返してさらにゴールを狙うフロンターレ、16分にはエリア前で人数をかけて押し込んでいくと、戸田がエリア左から放ったミドルシュートが決まり4-1。さらに中盤からのパスに松尾が抜け出してエリア内へ。シュートを打ちますがGK1番がわずかに触ってゴールとはならず。直後には茅野が後ろへ戻したボール、高井がミドルシュートを打つもGKが触って決めることはできず。好守の連続に富士見台FCの選手たちからも「ナイスキー!」と称える声がかけられます。
終盤にかけては富士見台FCもゴールへ迫りますが中山がしっかり対応し、ゴールは許さなかったフロンターレ。先制されながらも見事に逆転で試合を制して準々決勝へ進出することになりました。
前半0-1 後半4-0 計4-1
得点:高井幸大、松長根悠仁、山下陽生、戸田将
フロンターレの先発:19長田澪、11山下陽生、5高井幸大、3松長根悠仁、7塩澤延有、10城田優、4戸田将、18名賀海月、北村健、8茅野直希、9松尾凛久
交代:城田→2前田陽向 長田→1中山智稀
【川崎フロンターレU-12 第35回松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会・少年の部準々決勝vsさぎぬまSC】
12時58分キックオフ
他の3回戦が終わり、準々決勝の対戦相手は南百合丘FCに3-0で勝利したさぎぬまSC。現在はフロンターレのトップチームの板倉滉もかつてはプレーしたチーム。フロンターレの先発はGK19長田澪、DFは右から3松長根悠仁、キャプテン5高井幸大、7塩澤延有、ボランチは4戸田将、10城田優、右MF8茅野直希、左MF6北村健、FWは11山下陽生、18名賀海月、9松尾凛久
立ち上がりからチャンスはフロンターレに。3分には中盤からのパスに松尾がエリア内に抜け出してGK21番を交わしてシュートを打ちますがGKが手を延ばして粘り強く対応。しかし、5分右サイドでボールを拾うと山下がエリア内へ仕掛けてシュートを打つとゴールネットを揺らして1-0。先制点はフロンターレへ。さらに7分には左から中へドリブルで持ち込んだ名賀から山下へボールが渡り、最後はエリア前、山下のパスに抜け出した松尾が決めて2-0。
フロンターレは人数をかけてさらに前へ出ていくと茅野や城田が積極的にシュートを打つなど決定的な場面をつくっていきます。切り替えも速く、松尾も守備に戻って前へ出た山下のポジションを埋めてボールを奪うなどして、すぐに攻撃へつながるようなプレーを見せていきます。
11分には山下がエリア右シュートを打つと戸田が詰めますがさぎぬまSCも好守を見せてコーナーキックに。コーナーキックの場面では長田も前線へ。さらに得点を貪欲に狙っていきます。14分には戸田のパスに松尾が抜け出すもシュートはサイドネットに。16分には高井が自陣でクリアしたボール、山下が右からドリブルで仕掛けて最後はエリア左、松尾がシュートを打つも左へ。さぎぬまSCも左サイドから17番、3番を起点にゴールへ迫りますが、松長根、高井がしっかり対応して持ち込ませず。城田、茅野を起点にさらにゴールへ迫りつつも前半は2-0でタイムアップとなります。
後半は北村に代えて2前田陽向が左MFに。立ち上がりはさぎぬまSCも布陣を変えてフロンターレのゴールへ迫りますが、エリア右から放ったシュートはわずかに右へ。しっかりと対応していくと、戸田や城田がうまくかかわって後ろから組み立てていき、前田や名賀を起点に、松尾らがゴールへ迫っていきます。
8分には左からのコーナーキック、長田も攻撃に参加すると、茅野のボールを長田がすらして最後は松長根が押し込んで3-0。
10分にはフロンターレの最終ラインをついてさぎぬまSCも左サイドから17番がエリアへ迫りますが高井がうまく体を入れてしのいでいくと、15分には山下が自陣でボールを奪ったところから攻勢に。右から松尾が持ち込見放ったシュートがゴールネットを揺らして4-0。さぎぬまSCも左サイドからボールを受けると18番がシュートを打つも上に。
16分にはフロンターレ、GK長田に代えて1中山智稀。さぎぬまSCは両サイドに起点をつくって反撃に出ていきますがこれもしっかり対応していくと、19分には左サイドから前田がエリア内へ入れたボール、松尾が飛び出しGK21番と1対1に。GKは前へ出て防ごうとしますが松尾がこれをかわすとゴールネットを揺らして5-0。試合はここでタイムアップ。フロンターレは23日に等々力補助競技場で行われる準決勝へ進むことになりました。
昨年の大会では、ダノンネーションズカップで不在だった六年生に代わり決勝に臨み、準優勝となったフロンターレU-12の選手たち。このまま、勝ち進んで果たせなかった優勝を等々力陸上競技場でつかむことを願っています。
前半2-0 後半3-0 計5-0
得点:山下陽生、松尾凛久3、松長根悠仁
フロンターレの先発:GK19長田澪、DFは右から3松長根悠仁、キャプテン5高井幸大、7塩澤延有、ボランチは4戸田将、10城田優、右MF8茅野直希、左MF6北村健、FWは11山下陽生、18名賀海月、9松尾凛久
交代:北村→2前田陽向 長田→1中山智稀
(文中敬称略)
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