6月11日は、茨城県水戸市のIFAフットボールセンターへ。
U-15年代の夏の全国大会、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の関東予選、関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会が始まり、1回戦をシードされた川崎フロンターレU-15生田は、北総ローヴァーズFC U-15との2回戦に臨みました。
この大会には、各都県の予選を勝ち抜いた50チームと、関東ユース(U-15)サッカーリーグの30チームの計80チームが出場。
4回戦を勝利し、ベスト8に入った8チームと、敗者復活戦を勝ち抜いた7チームの計15チームが、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の出場権を得ることができます。
【川崎フロンターレU-15生田 関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会兼関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会2回戦 vs 北総ローヴァーズFC U-15】
6月11日(日)午後1時キックオフ IFAフットボールセンターB面 くもり 35分ハーフ
フロンターレ生田の先発は、GK1岩田幹太郎、最終ラインは右から2小川翔太、キャプテンの5山川陽平、3藤田明日翔、18長崎亘佑、ボランチは8小川尋斗、6木下勝正、右MF38小田脩人、左MF7三上瑛大、トップ下10奥田悠真、前線には11十河晟央。
北総ローヴァーズの先発は、GK1根橋海、最終ラインは右から11並木秀磨、22須藤羽和、20大野孝徳、6赤木玲瑛、ボランチは、15山野嘉仁、キャプテンの10曽田和喜、右MF8赤日下翔太、左MF9室田蒼矢、前線には14二宮凛聖、17根本蓮大。
直前まで降っていた雨はあがり、少し蒸し暑さを感じるIFAフットボールセンター。ピッチ脇に設けられたスタンドには、両チームの選手の家族らやメンバー外の選手たちの姿も。フロンターレのサポーターが幕を出し、また、ローヴァーズのメンバー外の選手たちがにぎやかに、メガホンなどで声援を送るなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、右サイドで小田脩人、小川翔太、十河らがかかわってボールを回していくなどするフロンターレ生田。
最終ラインの山川に戻し、山川から藤田へ。藤田から、長崎とつながり、長崎のパスに、三上がうまく背後を取り、エリア左への仕掛け。
しかし、ローヴァーズは、並木が粘り強く体を入れ、カバー。最後は根橋がセーブしていきます。
一方のローヴァーズは、最終ラインから須藤が持ち上がり、エリア前にフィードを入れると、左コーナーキックを得ます。
ローヴァーズは、ショートコーナーを選択。二宮から受けた曽田が切り返し、エリア内へクロスを入れようとしますが、小田脩人がブロック。
しかし、ここでアクシデント。ボールは小田脩人の頭に当たり、小田脩人は担架で外へ。代わって17富田周平が右MFに入ります。
ボールを、十河に預け、高い位置で起点をつくろうとしていくフロンターレ生田。これを狙って、ローヴァーズは、大野がカット。スペースを狙い、パスを入れていきますが、山川がカバーし、前には行かせず。
それでも、ローヴァーズは、奥田に山野がマンマーク気味につき、また、左SBの赤木が中盤に顔を出して、受けるなど変速的なかたちを見せ、曽田が高い位置でうまく受けるなどして、フロンターレ生田のゴール前に迫る時間をつくっていきます。
7分には、ローヴァーズ、須藤がカット。須藤は左に展開。エリア外左へ、曽田が抜け出し、切り返しからゴール前へ折り返すと、根本が飛び込みますが、さわることはできず。
フロンターレ生田としてはヒヤリとする場面。
さらにローヴァーズが、うまく曽田が前に持ち出し、キープ。そこから右に展開。並木が高い位置へ仕掛ける場面をつくるなど、迫っていきます。
それでも、フロンターレ生田はコンパクトに。エリア前で小田尋斗がカットし、右に展開。小川翔太が高い位置へ仕掛け、右サイドでのスローインを得て、再び相手陣内でプレーする時間をつくっていきます。
10分には、右サイドでのスローイン、十河がキープし、小川翔太が右サイド、高い位置からクロスを入れると、ゴール前にうまく飛び出した三上がヘディングシュート。ここは根本がセーブ。
11分には、左サイドでのスローインから三上が高い位置へ抜け出し、左コーナーキックに。
三上が右足でボールを入れると、小川尋斗がヘディングシュート。ここはローヴァーズが体を張り、ブロック。今度は右コーナーキックに。
右コーナーキック、長崎が左足で入れると、藤田が折り返し、最後は奥田がシュート。しかし、ここでもローヴァーズはブロック。
再び左コーナーキックとなり、三上がボールを入れると、正面へのこぼれ球、長崎がミドルシュート。しかし、上に。
山川、藤田が開いて、奥田が中央に下り、木下や小川尋斗とかかわって、動かしていくフロンターレ生田。左サイドでは三上、長崎、木下が連係。
スルーパスに、木下がエリア左へ顔を出すなど、次第に相手のエリア近くでのプレーが増えていきます。
ローヴァーズも、右サイドを並木が持ち上がるなど、積極的な動きを見せ、エリア外正面のスペースで受けた曽田が、うまく前を向き、右に展開。並木が仕掛けていきますが、フロンターレ生田はコンパクトに、粘り強く対応していきます。
17分には、ローヴァーズ、須藤のフィードを、左サイドで室田が折り返し、正面に曽田、赤木が迫りますが、ボールは小川尋斗がカットしていきます。
飲水タイムをはさんで、20分にはフロンターレ生田、三上が左サイドからエリア左への仕掛け。ここでローヴァーズにファールがあり、フロンターレ生田はPKを得ます。
キッカーは、奥田。しかし、シュートは根橋がセーブ。
直後には、フィードに十河がエリア正面やや右へ。うまくボールをおさめ、エリア外からミドルシュート。
スタンドからのにぎやかな声援を背に、前に出てくるローヴァーズは、中央に赤木や山野が顔を出しながら、うまくサイドに展開し、前に出る時間をつくっていきます。
23分には、左サイド、開いた曽田から室田につながり、受け直した曽田は正面へ運び、右に展開。赤日下が右サイド、下がり目からエリア前に浮き球を入れていきますが、岩田がしっかりセーブ。
直後には、室田が左サイドから斜めに仕掛け、フロンターレ生田が阻んで、左コーナーキックに。
コーナーキックのセカンドボールを拾ったローヴァーズは、曽田から赤日下と左サイドでつながり、赤日下は左サイドから精度の高いクロス。シュートにこそつながりませんでしたが、ここでもゴールをおびやかす場面をつくっていきます。
マンマーク気味にくる相手に苦しみながらも、それでも、中央でのパス交換から、エリア正面やや左に木下が抜け出して、シュートを打つなど、ゴールに迫る場面をつくっていくフロンターレ生田。
ラインを高め、前に出てくるローヴァーズに対し、コンパクトに粘り強い対応を続けていきます。
すると30分、フロンターレ生田は中央の小川尋斗がエリア左を突く速いパス。これに抜け出したのは三上。シュートを打つと、ゴールへ決まり、1-0。
フロンターレ生田に先制点が入ります。
直後には、山川のフィードを、十河がおさめ、受けた奥田が正面でシュート。しかし、根橋がセーブ。
さらに続くフロンターレ生田の攻勢。33分には、中央で受けた小川翔太から右サイド、十河へ。十河は縦に仕掛け、エリア外右から折り返すと、エリア正面やや右、奥田がシュートを打ちますが、ローヴァーズは体を張り、ブロック。
右コーナーキックとなり、長崎がボールを入れると、セカンドボールをものにしたフロンターレ生田は、山川から、右サイド、高い位置へ残っていた長崎へ。
長崎は、うまく切り返して、翻弄。クロスを入れると、左サイドへ流れたボールを藤田がキープ。
藤田は最終ラインに戻し、フロンターレ生田は、テンポよく動かしながら、前に出る時間をつくっていきます。
すると35分、奥田がエリア外正面やや左へ持ち込むと、ローヴァーズにファールがあり、フリーキックを得ます。
キッカーは奥田。右足を振り抜くと、きれいな弧を描いて、ボールはゴールのなかへ。2-0。フロンターレ生田が突き放します。
直後にはローヴァーズ、曽田から右に展開、並木がクロスを入れていきますが、エリア外中央で富田がボールを拾い、右に展開。
右へ流れたボールを十河が残し、エリア右へ持ち込む動き。ここはローヴァーズの戻りが速く、クリアに遭い、右サイドでのスローインに。
スローイン、受けた十河は前に持ち出し、フロンターレ生田は右コーナーキックを得ます。
キッカー、長崎がボールを入れると、ヘディングでシュートを打ったのは小川尋斗。ボールはゴールへ決まり、3-0。
フロンターレ生田が突き放します。
ローヴァーズがボールをカットしても、すぐさま小川尋斗が回収。また、大野のフィードに、高い位置へ動き出す室田に対しては、藤田がカバー。
守備でもいいプレーが出て、前半はタイムアップ。3-0でハーフタイムへ。
後半、立ち上がり、ローヴァーズの須藤がエリア前に入れてくる浮き球に対しては、岩田がしっかり対応し、起点をつくらせないフロンターレ生田。
攻めに転じ、左サイドで奥田から十河に縦パスが入り、十河から受けた木下がエリア外正面やや左へ。
これに対して、ローヴァーズはファール。フロンターレ生田のフリーキックに。
キッカーの長崎は直接狙うも、これは枠をとらえられず。
それでも、フロンターレ生田はさらに攻勢。
3分には、左サイド、下がり目で受けた奥田から長崎、ふたたび奥田、さらに左へ開いた木下とつながり、木下の縦パスに奥田がエリア正面やや左へ。
シュートを打つも右へ。
フロンターレ生田は、三上や富田も中央に寄り、小川尋斗や長崎とかかわって、ボールを動かし、失ってもすぐさま木下が回収。ボールをにぎっていきます。
4分には、左サイドでのスローイン、十河がおさめ、十河から受けた三上がエリア内へ。ここはローヴァーズがクリアし、阻むもエリア近くで時間をつくっていくフロンターレ生田。
左サイドで奥田、長崎、三上がボールを動かし、最後は木下がエリア正面やや左に飛び出すなど、ゴールをおびやかす時間が続いていきます。
6分には、左サイドでのスローイン、十河がキープし、左へ。奥田につながり、奥田はエリア内へ浮き球。それに小川翔太が飛び出しますが、根橋がセーブ。
ローヴァーズも、自陣で赤日下が縦パスを出すと、エリア右へ、並木が飛び出しますが、長崎がカバー。
そこから攻めに転じたフロンターレ生田は、中央、小川尋斗のスルーパスに、、三上がエリア正面へ。しかし、シュートは根橋が粘り強くセーブ。
左コーナーキックとなり、三上がボールを入れると、正面で山川が合わせますが、右に。
ローヴァーズが、右に入れていこうとする場面では、三上が厳しくチェックにいき、フロンターレボールのスローインとするなど、球際に厳しくプレーを重ねていくフロンターレ生田。
10分には、山川の縦パスを、十河がダイレクトではたいて、右へ展開。小川翔太につながり、小川翔太が折り返すと、エリア内へ十河が飛び出しますが、ハンドがあったとの判定。
11分には、右サイドから攻勢に出ると、エリア外右でローヴァーズのファールがあり、フロンターレ生田のフリーキックに。長崎がボールを入れると、エリア内、うまくおさめた山川が右足でシュート。
これが決まり、4-0。
さらに突き放したフロンターレ生田。ピッチ脇で見守っていたメンバー外の選手たちとともに喜びを分かち合います。
フロンターレ生田は、さらに長崎や奥田、十河が高い位置でボールを動かし、ルーズボールに対しても、出足の良さや球際の厳しさで次々にボールをものに。
時には岩田もかかわって、山川や藤田、長崎らが後ろから組み立てていき、中央に富田も顔を出しながら、動かしていくと、13分には、藤田の縦パスを下がり目で受けた奥田が前に運び、ボールは小川尋斗へ。
小川尋斗のスルーパスに、奥田が正面へ抜け出し、シュートを打ちますが、根橋がセーブ。
フロンターレ生田は、15分、富田に代わり4菊池京が入り、右SB、小川翔太が右MFに。ローヴァーズは、二宮に代わり7菅野颯斗。
中央で小川尋斗がボールをカット。その浮き球に奥田がエリア正面へ飛び出していくなどするフロンターレ生田。代わって右SBに入った菊池も、長い距離を走り、高い位置へ上がっていくなど、相手陣内でのプレーを続けていきます。
18分には、木下の縦パスを受けた十河がキープ。そのパスに、小川翔太が正面へ抜け出し、シュートを打ちますが、根橋がセーブ。
さらに左サイド、下がり目で三上がキープ。ボールは小川尋斗から左サイド、長崎、再び中央の小川尋斗へつながり、小川尋斗は右サイドを突くパス。これに小川翔太が動き出しますが、ラインを割っていきます。
飲水タイムをはさんだのちも、奥田や木下、長崎らのテンポの良いパス回しでリズムをつくり、左サイドに開いた長崎のパスに、木下がエリア左へ飛び出すなど、チャンスもつくっていきます。
21分、フロンターレ生田は小川尋斗に代わり20メンディーサイモン友が入り、右のCB。山川がボランチに。
22分には、十河のポストプレーから、奥田がエリア内へ。シュートを打ちますが、ここでも根橋がセーブ。右コーナーキックに。
右コーナーキック、長崎が入れたボール、頭で合わせたのはメンディー。ボールを叩きつけましたが、惜しくも枠はとらえられず。
プレスをかけてくるローヴァーズに対し、三上が下がり目、中央でキープ。最終ラインのメンディーに戻し、メンディーの縦パスに、小川翔太が高い位置へう動き出すなどしていくフロンターレ生田。
ローヴァーズは左サイドに展開していきますが、菊池が出足よくカット。そのまま、高い位置へ持ち込んでいきます。
ローヴァーズは、根橋や須藤、大野に加え、赤木も中央に顔を出し、組み立てを図っていきますが、フロンターレ生田は前から連動してプレス。
長崎がうまく体を入れ、カット。そこから左サイド、開いた木下につなげ、高い位置からの守備でも、流れをつくっていきまさう。
26分には、メンディーから中央に寄った小川翔太とつながり、小川翔太から受けた菊池が右サイドの高い位置へ。
菊池はエリア右へ向かって、仕掛け。折り返すと、奥田が押し込み、5-0。
交代で入った選手がかかわったいい形でフロンターレ生田が追加点を挙げます。
山川や小川翔太や、岩田、藤田、中央に三上も顔を出し、多くの選手がかかわってボールを動かす時間が続いていきます。
27分には、山川が十河に縦パスを入れたところ、ローヴァーズはカット。しかし、すぐさま奪い返した木下は、一気にエリア正面へ。
シュートは枠をとらえますが、根橋がセーブ。
28分、フロンターレ生田は十河に代わり22玉木聖梛。小川翔太に代わり31大原比呂。
30分には、中央から迫ったフロンターレ生田。奥田の縦パスを受けた山川が正面でミドルシュート。
こぼれ球を拾った大原が、右サイドからクロスを上げると、エリア内、飛び出した三上はシュート。しかし、左に。
直後には、高い位置でカットしたフロンターレ生田。三上の速いパスを、正面で玉木がおさめ、シュートを打つと、ゴール左へ決まり、6-0。
今季公式戦では初得点となる玉木のうれしいゴールで、フロンターレ生田が突き放します。
点差がついても、中央で奥田や木下、山川がかかわり、右に展開。大原の縦パスを、エリア正面やや右で玉木が受け、そこから前に持ち込もうとするなど、フロンターレ生田はゴールを目指していきます。
ローヴァーズも、フロンターレ生田のエリア前に迫る時間をつくりますが、フロンターレ生田はコンパクトにして対応。ボールをカットした三上が一気に縦に運んで、再び相手陣内で時間をつくっていきます。
34分には、長崎から中央に展開。エリア前、おさめた玉木から大原につながり、大原はスルーパス。するとエリア内、抜け出したのは奥田。シュートを打つとこれが決まり、7-0。
奥田のハットトリックとなるゴールで、さらにフロンターレ生田が突き放します。
35分には、ローヴァーズも、正面へ並木が迫る場面をつくりますが、メンディーがカバー。
さらに右サイド、高い位置へ並木が抜け出し、仕掛けるも長崎が対応していきます。
試合はタイムアップとなり、7-0。フロンターレ生田は3回戦への進出を決めました。
フロンターレ生田のサッカーをしっかり研究し、対策を立て、自分たちで仕掛け、チャンスもつくった北総ローヴァーズは、素晴らしいチームでした。
それでも、フロンターレ生田は、アクシデントや、相手のPKを止める好プレー、さらにはスタンドからの声援のなかで、フロンターレらしいサッカーというものを見失わずに、攻守に自信をもってプレーを重ね、初戦を突破することができました。
次の対戦相手は、湘南ベルマーレU-15。6月17日午後1時、フクダ電子スクエアにてキックオフとなります。
前半3-0 後半4-0 計7-0
得点:三上瑛大、奥田悠真3、小川尋斗、山川陽平、玉木聖梛
フロンターレ生田の先発:1岩田幹太郎 2小川翔太 5山川陽平(c) 3藤田明日翔 18長崎亘佑 8小川尋斗 6木下勝正 38小田脩人 7三上瑛大 10奥田悠真 11十河晟央
交代:小田脩人→17富田周平 富田→4菊池京 小川尋斗→20メンディーサイモン友 小川翔太→31大原比呂 十河→22玉木聖梛
控え:19高橋壱梛 14尾関悠太 34今廣遥碧 23白倉凛生
北総ローヴァーズFC U-15の先発:1根橋海 15山野嘉仁 22須藤羽和 20大野孝徳 6赤木玲瑛 8赤日下翔太 10曽田和喜(c) 11並木秀磨 9室田蒼矢 14二宮楽聖 17根本蓮大
交代:二宮→7菅野颯斗
控え:12愛知瑠類 23田川輝明 2西戸楓翔 5池田悠希 18内田脩聖 21上田隼平 19内田大湧
◇試合後、久野智昭監督、キャプテンの山川陽平に話を聞きました。
「選手たちは成長しているな、というところが見えました」
〇まずは初戦、7-0という結果ですけど、振り返りをお願いします。
まずは、「みんな、緊張するだろうな」というなかで、想像通り、緊張してくれて。マンツーマンで、悠真(奥田悠真)が、かなりマンツーマンで。
(リーグ戦の)後期が始まるときに言ったんですけど、「対策してくるよ、必ず」という話を。「チームがばらばらにならず、これをやっていくよ」という話をして。
今日もマンツーマンで来られて、なおかつ、小田脩人が脳震盪のアクシデントでっていうなかで。選手たちは成長しているな、というところが見えました。
〇関東リーグも連勝できて、そのままの勢いで乗り込めたと思うんですけど、前半、1点目取るまでは、苦労したと思うんですけど、やっぱり緊張のところが原因としてはあったんですか?
緊張のところもあったと思うんですけど。悠真のマンツーマンは、今まで近くの相手にマークをされたことはあったとは思うんですけど、あそこまでされたのは今までなくて。
ちょっと一瞬チームがドタバタとしたというのはあったんですけど、そのなかで、点を取って、いつも通りのサッカーをやってくれたのかなと。
〇外から指示を与えていた、というのはあるんですか?
入る前は、もう「自分たちができるできる」って思いがちなので、「ちょっと足元ばかりではなくて、背後からも入ろう」という話をして。
飲水のときには、同じように、背後から、なおかつ晟央(十河晟央)に当てた後に、3人目でつながれれば、という話をしました。
〇相手も気合を入れてきていたと思うんですけど、どんな印象を持ちましたか?
周りの応援もあって、それに呑まれずにと思っていたんですけど、思ったよりも圧はあったと感じたし、選手たちも感じたと思います。
すごいいいチームだったので、成長させてもらったな、と思います。
〇リーグ戦と違って、いろんなチームが集まってくる (IFAフットボールセンターでは計4試合が開催された) この雰囲気はどうですか?
僕もコーチとしては、立ったことはあったんですけど、普段とは違って。
自信もあるので、なんなら自分たちのプレーを見てほしいっていう、そういう方が大きいかなと。「こんだけできるんだぞ」というところを見てほしい、と思います。
〇過去には関東大会で敗退したこともあって、甘くはない大会だと思いますけど、勝ち抜くために必要なことはどんなことだと思いますか?
湘南が勝ち上がってて、次は湘南になる。最初に掲げた目標に、全国大会というものがあるので、そこに向けて、ということと。
試合前に話したんですけど、選手、先発で出るメンバー、サブのメンバー、そこで見てくれた選手たちもいるんですけど、そんななかでそういう人たちの力が大事になってくると思うので。
出た人はもちろん責任をもって。周りの選手たちもサポートして。「それがあるから戦えるんだよ」って。毎日やっていることが全部につながるのかな、って思っています。
〇翌週以降に向けて、平日に取り組んでいくことってありますか?
質のところとコンディションのところと。質を上げながら、コンディションを整えながらも。次は土日連戦なので、トレーナーやコーチとコンディションの相談をしながらやっていきたいと思います。
質のところは落とさず、やり続けるしかないと思っています。
〇関東リーグも二回りめに入ってきて。今の時期に積み上げていることってどんなものですか?
人の代わって、選手の特徴みたいなところは。代えながら、サイドバックだったりとか、代えながら、選手の特長を出せるようなポジションを取りながら。
強み、クロスに対しての入るパワーだったりとか、それに対しての折り返しだったりとか。今積み上げているところなので。
ある程度、手ごたえを感じていると思うので。さらに質のところを上げていくようにしていきたいと思っています。
〇遠いところまで、サポーターの人も来ていましたけどみなさんにメッセージをお願いします。
選手たちは、サポーターの声が力に必ずなっていると思うので。遠くまで来てもらって、負けるわけにはいかないと思うので。
また全国まで来てもらえるように。必ず勝って。次とその次を勝って決めたいな、と思います。
〇最近リーグ戦でも交代で入った選手が結果を残すようなことが多いと思うんですけど、そこらへんも手ごたえを感じている部分ですか?
そうですね。選手たちに「11人ではできない」っていうことは伝えているので。
選手同士も仲が良いので。コミュニケーションがうまく取れていて、「途中から出たやつに点をとらせたい」とかそういう気持ちがあるので。
コーチもそう思っているので。それも含めた選手の成長、チームの成長につながっていると思います。
「自信を持ってやっていきたいと思います」
〇まずはナイスゴールでした。
ありがとうございます。
〇自分の得点を振り返ってもらえますか?
亘佑(長崎)に、「ファーポスト狙って蹴って」って言ったんですけど、そこの線に合わせて待っていたら、ちょうどいいボールが来て。振り返ってシュートを打つことができました。
〇初戦ということで相手も気合が入って挑んできて。やりづらさとかありましたか?
みんな、最初、緊張はしていなかったとは思うんですけど。初戦ということでプレッシャーとか、相手の声援も大きかったですし。
そういうのもあって、ちょっとやりづらかったと思います。
〇1点目入るまで、なかなかフロンターレらしいサッカーをできなくて苦しんだのかな、と思ったんですけど、どういうふうに改善していった?
とにかく、自信を持ってやるっていうことと、もっと蹴らずに、落ち着いてやることができたので、点につながったと思います。
〇一発勝負で負けたら終わりという大会で。ほかのチームもいっぱいいる。リーグ戦とは違う雰囲気だと思うんですけど、どう感じました?
一発勝負だな、って思いますし、ここで負けたら終わりなので、気を引き締めてやりました。
〇この試合、どんなことを意識してピッチに入りましたか?
相手の情報があまりない状況だったので。とにかく自分たちのサッカーをやるということ。失点をしないということ。先制点を、取るということを意識してやりました。
〇結果的に、7-0ということで。翌週は湘南が相手。そこに向けて、改善してかなきゃいけないことってどんなことですか?
最初の立ち上がりの部分だったり、 ロングボールの処理だったり。簡単なミスをなくしていくということと、切り替えのところをしっかりしていくということと。そうすれば絶対勝てると思うので。
自信を持ってやっていきたいと思います。
〇個人のパフォーマンスは、良かったところ、課題になったところ、どんなところでした?
今日良かったことは、ロングボール、しっかりいい精度でできたっていうのと、悪かったところは、中盤に自分が行った時に、ちょっと判断が悪くなったっていうのがあったので。それをしっかり直していきたいな、と思います。
〇リーグ戦の勢いそのままに、リーグ戦のいつもサッカーができたっていう手ごたえはありますか?
はい。できたと思います。
〇今日、サポーターも来てましたけど、皆さんにメッセージお願いします。
これからクラブユースが始まっていくんですけど、絶対全国行って優勝するので、これからも応援よろしくお願いします。
〇最近選手が代わっても、ピッチの上でいいサッカーができていると思うんですけど、それは実感するものがありますか?
いろんな人が入った中でも、ベンチの人もいいパフォーマンスでできるっていうのありますし、前の与野戦(△4-4、4-1の終盤に3点を入れられ、引き分けた)で選手が変わった時に一気に崩れちゃったっていう経験があったので、そこでしっかり立て直して、ベンチのメンバーのそこもしっかり意識してできていたのが、良かったのかな、と思います。
〇トーナメントになって、今日もアクシデントがあったと思うんですけど、そういった控えの選手たちも含めた力が必要になってくる?
そうですね。チームバラバラにならずに、しっかり一体感を持って、これからも戦っていきたいと思います。
〇今日点とりましたけど。いつも「点取りたいな」っていう気持ちはある?
あります。常に狙っています。
(文中敬称略)
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