4月10日は、等々力陸上競技場へ。
プレミアリーグEASTは第2節を迎え、川崎フロンターレU-18は、流通経済大学付属柏高校との試合に臨みました。
フロンターレはアウェーでの開幕戦、大宮アルディージャ戦を、川口達也がPKを決めて1-0で制し、初めての舞台となるプレミアリーグを、白星でスタート。
一方の流通経済大柏は、第1節の桐生第一戦が延期となり、この日が今季のリーグ戦の初戦となりました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第2節 vs 流通経済大学付属柏高校】
4月10日(日)午後1時キックオフ 1867人 等々力陸上競技場 晴れ
フロンターレの先発は、GK21濱﨑知康、最終ラインは右から22江原叡志、13信澤孝亮、3松長根悠仁、5浅岡飛夢、ボランチは14大瀧螢、18由井航太、右MF8川口達也、左MF11岡野一恭平、トップ下にキャプテンの10大関友翔、前線には9五木田季晋。
流通経済大柏の先発は、GK17谷合善祇、最終ラインは右からキャプテンの2大川佳風、5平川佳樹、3萩原聖也、12今井祐樹、ボランチは4岡本亮太郎、10竹原伸、右MF7都築駿太、左MF11堀川大夢、前線には8大沼陽登、9大堀柊人。
青空が広がった等々力は、気温も上昇し、初夏を思わせるような陽気に。
メインスタンドやバックスタンドには、選手の家族や多くのフロンターレのサポーターらが集まって、拍手を送り、また、流通経済大柏の選手の家族らも、ゴール裏にのぼりを立て、こちらも手拍子で選手たちの背中を押していく、熱気にあふれた雰囲気のなか、試合は始まりました。
立ち上がり、先にゴール前に迫ったのは流通経済大柏。右サイド、仕掛けた大沼が切り返して、ゴール前に折り返し。これはフロンターレがブロックし、右コーナーキックに。
キッカーの今井は左足で直接ゴールに向かうような精度の高いボールを入れていきますが、エリア内で濱﨑と流通経済大柏の選手が接触。流通経済大柏のファールとなります。
流通経済大柏は、岡本がアンカーのような立ち位置で、竹原が前へ攻撃参加。左サイドに竹原が顔を出し、大堀とのパス交換から攻撃を試みていきますが、江原がカバー。
4分には、フロンターレ、由井がボールを奪い、左の浅岡へ展開し、浅岡は右サイドを突くパス。これを川口がおさめ、守備から攻めへのつながりを見せていきます。
5分には流通経済大柏、浮き球にエリア前に大沼が飛び出しますが、信澤が奪い取り、シュートは打たせず。
フロンターレはさらに、大瀧がセカンドボールを拾い、由井から左の岡野一へ展開。岡野一はうまく中を使って、最終ラインの信澤へ。持ち上がった信澤から右に展開し江原へ。流通経済大柏の守備も厚く、シュートにまでは至りませんでしたが、ボールを動かしていきます。
流通経済大は、うまくサイドに展開していきますが、フロンターレは体を張った守備で対抗。9分には、中盤から右サイドへボールが通り、都築が高い位置へ仕掛けていきますが、浅岡がカバー。
10分には、左サイドへ流れた大堀がキープを図りますが、信澤がうまく、粘り強く体を入れていき、ゴールキックにしていきます。
さらに11分には流通経済大柏、すばやいリスタートから、大沼が右サイドの高い位置へ。しかし松長根が体を入れていき、粘り強い守りをここでも見せていきます。
13分には、今度はフロンターレ。岡野一のパスに、五木田が左サイドを仕掛け、流通経済大の守備が阻んだところ、エリア外左でセカンドボールを拾った由井に対してファールがあり、フロンターレのフリーキックに。
キッカーの大瀧が右足でボールを入れると、正面で五木田が頭で合わせたボールはクロスバーへ。等々力にどよめきを生む決定的な場面となります。
フロンターレは、由井や大瀧、信澤、ときには大関も下がり目に下りて、自陣でつなぐ一方で、14分には、濱﨑のフィードに五木田が動き出し、セカンドボールを拾った川口が、エリア外右でミドルシュートを打つなど、長いボールも交え、攻めを試みていきます。
流通経済大柏は、15分には、ふたたび流通経済大柏、左サイドから斜めに大沼が仕掛けていこうとしますが、信澤が寄せ、最後には江原がカット。
16分には、左クロスが右に流れ、拾った都築が仕掛けてこようとしますが、岡野一が粘り強く対応し、ゴールキックにしていきます。
流通経済大柏の攻めに対しても、選手たちそれぞれが献身的にプレーを重ねていくフロンターレ。
17分には、川口がボールをカット、五木田がそのパスに前へ。
右サイドでボールをふたたび拾ったフロンターレは、江原から由井へつながり、由井の縦パスを受けた大関が前に。うまく間を縫うように仕掛け、正面で右足を振りぬくとボールはゴールのなかへ。
1-0。先制点はフロンターレへ。
追い掛ける展開となった流通経済大柏は、18分には右コーナーキックを得ると、今井はニアに精度の高いボールを入れ、ゴールの前で混戦となったところ、竹原がシュートを打ちますが、フロンターレは体を張って守っていき、続いて、右サイドから都築が仕掛け、最後はそのパスから竹原が右クロスを入れますが、濱﨑がセーブ。落ち着いた対応を見せていきます。
フロンターレは、大関がボールをものにし、五木田とのパス交換から右サイドへ顔を出すなど、守備から攻めへの切り替えの速さを出していき、大瀧や大関が左サイド寄りでボールを回し、松長根から信澤、江原とサイドを変え、江原のパスに右サイドの高い位置へ川口が飛び出していくなど、多くがかかわった攻めも試みていきます。
しかし、25分、流通経済大柏は右サイドからの攻めに。大川のスローインから、都築が高い位置へ。都築が正面へ送ったボールは、フロンターレがクリアするも、竹原が頭で競ったボールを、最後は堀川が右足で決め、1-1。流通経済大柏が追いつきます。
振り出しに戻った試合、勝ち越しを狙おうと、前に出ていくのはフロンターレ。前線へ五木田が動き出して、スローインを得て、うまく間で大関が受け、相手のマークを剝がしながら前へ。
27分には、左サイドでのスローインを受けた、由井の縦パスに、大関がエリア外左へ。ミドルシュートを打つも左へ。
直後には、信澤の裏を突くパスに、五木田がエリア前に飛び出しますが、谷合がエリア外に飛び出して頭でクリアする好守。
フロンターレは、松長根や信澤、浅岡や間に大瀧が下り、後ろから動かし、そこから攻めを試みていきます。
一方の流通経済大柏は、高い位置でボールを狙いにいき、29分には大堀がカットし、大沼がエリア右へ。しかし、松長根がカバー。最後は濱﨑がセーブ。
直後にはフロンターレ、川口の浮き球のパスに、正面へ飛び出した五木田が、谷合が前に出てきたところ、ループシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
さらにフロンターレは、うまく左寄りで受けた大関のパスに、岡野一が左サイドの高い位置へ仕掛けていくなどしていきますが、流通経済大柏も大川が厳しい寄せから突破を許さないなど、球際に厳しく対応していきます。
33分には流通経済大柏、右サイドからの攻めに。大川の右クロスが左サイドへ流れたところ、走り込んだ今井の地を這うようなミドルシュートは、ゴール左をとらえますが、濱﨑がセーブ。
大瀧から右サイド、江原に展開し、川口とのパス交換から江原が高い位置をうかがうなどしていくフロンターレ。流通経済大柏と中盤でセカンドボールを拾いあうような時間が続いていきます。
38分には、エリア外正面、由井がボールをおさめ、前に持ち出そうとしたところで、流通経済大柏にファールがあり、フリーキックに。
キッカーの川口は左足で直接狙いますが、枠はとらえられず。
さらに左サイド、浅岡から岡野一とつなぎ、うまく間で由井が受けるなど、ボールを保持する時間を増やしていくフロンターレ。信澤、松長根が開いて、両サイドに起点をつくろうとしていきます。
36分には、信澤から江原に展開。江原のパスを受けた川口は、切り返して正面の五木田にスルーパスを送りますが、うまくおさめられず。
さらに江原から右サイドの下に下りた大関が高い位置へ、川口を走らせますが、今井がクリア。右サイドでのスローイン、流通経済大柏は奪い、左サイドからの攻めに。しかし、大瀧が奪い返し、最後は流通経済大柏のファールに。
39分には右サイドでの流通経済大柏の攻めに。大堀が高い位置へ仕掛けていきますが、松長根がうまく奪い取る好守。
41分には、エリア前で大沼がカット、仕掛けてきますが、信澤が足を伸ばして奪い返し。シュートは打たせず。
守備で良い対応を続け、マイボール時には、信澤、松長根が開いて、両サイドを高くしながら攻めを試みていくフロンターレ。
44分にはふたたび流通経済大柏、左サイド、抜け出した今井が、高い位置からニアにシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。
アディショナルタイムは2分。フロンターレは右サイドに流れた五木田が、高い位置へ仕掛け、相手の陣内へ。川口の裏を突くパスを、岡野一が正面でおさめ、岡野一は左に展開。
左サイドでのスローインとなり、浅岡が左クロスを入れると、ゴール前で五木田が競りますが、谷合がセーブ。
前半は1-1でタイムアップとなります。
後半、立ち上がり先にゴールに迫ったのは流通経済大柏、左サイドでうまく受けた大沼が仕掛け、折り返したボールはニアへ迫りますが、松長根が川口につながるようにしてクリア。
フロンターレも、大関が奪ったボールを左に展開し、川口のパスに、五木田が仕掛けていきますが、流通経済大柏も戻りの速さと寄せの厳しさを見せ、前にいかせず。
4分にはふたたび左サイドに展開した流通経済大柏、大堀が斜めに仕掛けていき、エリア右へパスを送りますが、松長根がスライディングで阻む好守を見せていきます。
5分には、フロンターレ、濱﨑が前に送ったボールを五木田が競り、セカンドボールを拾った大瀧に、流通経済大柏はファール。川口のフリーキックのセカンドボールを拾った岡野一はクロスを入れますが、シュートにはつながらず。
7分には、浅岡が左サイドでボールをカット。中央に寄った川口から左に展開。ボールは大関へ。大関のスルーパスに正面へ五木田が飛び出しますが、谷合がセーブ。
直後には川口とのパス交換から大瀧がエリア前に抜け出しますが、今井がしぼって対応。最後は大瀧のファールに。
流通経済大柏も、8分には、大沼が仕掛け、エリア前に大堀が迫りますが、濱﨑がセーブ。
さらに仕掛けてくる大沼に対し、フロンターレは、信澤や大瀧、江原が囲い込むようにしてカット。そこから川口、大関とつなげ、攻めにもつなげようとしていきます。
11分には左サイドでのスローイン、受けた五木田がエリア左へ仕掛けていきますが、萩原が粘り強く体を入れ、最後は五木田のファールに。
ファールとはなりましたが、ゴールへ向かう姿勢を見せていきます。
フロンターレはここで川口に代わり17尾川丈。
サイドに展開し起点をつくろうとする流通経済大柏に対し、岡野一も自陣の低い位置まで下りるなどし、囲い込むようにして対応していくフロンターレ。いい距離感を保っていきます。
12分には信澤の縦パスに、大関がエリア正面やや右へ。シュートを打ちますが、右にそれていきます。
前線で五木田がボールを競り、左サイドではパス交換から浅岡が高い位置へ顔を出そうとしていくなど、相手陣内で時間をつくっていくフロンターレ。尾川も左サイドから斜めにエリア内を狙う動きを見せていきます。
流通経済大柏は、岡本に代わり15長谷部陽也が入り、右SB、大川が右MF、大沼がボランチ、都築が左MF、堀川が前線へ。
フロンターレは右サイドで江原、小川、中盤で由井、大関がボールを動かし、間で受けた大関が裏を突くパスを出すなどし、流通経済大柏の攻めに対しては、信澤がカバー。右サイドにつなげていき、また、左サイド都築から大堀とつないでくる場面では、セカンドボールをっ拾った大関が左サイドの岡野一に展開し、つながりを持たせるようにプレーを続けていきます。
17分には由井が奪い、左に展開。岡野一のパスに、大関がエリア内へ抜け出しますが、流通経済大柏はブロック。
左コーナーキックとなり、大瀧が右足で入れたボール、遠いサイド、優位が合わせますが右。
流通経済大柏も、19分には、平川から中盤の竹原へ。竹原はエリア右を突くパスを出しますが、大瀧がカバー。さらに右サイドの高い位置へ大堀が流れて起点になろうとしますが、松長根がカバー。
ここぞというところでの流通経済大柏の攻めにも、集中力を保ち、プレーを重ねていきます。
フロンターレは、浅岡や濱﨑も加わり、後ろからボールを動かし、松長根の縦パスを尾川が中へ寄って受け、そこから右サイド、江原につなげ、両サイドを生かして攻めを試みていきます。
流通経済大柏は、大堀に代わり13佐藤瑠河。
25分、フロンターレは左サイドで岡野一がボールを奪い、受けた五木田が前に持ち出し、中央の大関へ。大関のスルーパスに、正面へうまく抜け出した尾川は右足を振りぬいてシュート。
谷合がこれを止めたところ、エリア左にこぼれたボールを押し込んだのは岡野一。2-1。守備から攻撃へのつながり、多くの選手がかかわったすばらしいゴールで、ふたたびフロンターレがリード。
フロンターレは、江原や小川、大関や由井が囲い込むように、高い位置で奪いにいって相手陣内へ。
27分には、大関に代わり20岡崎寅太郎。
信澤や濱﨑、濱﨑から左に開いた浅岡に展開し、両サイドを使いながら前に出ていくフロンターレ。
30分には、左サイドでのスローイン、受けた岡崎が仕掛けていき、いったん流通経済大柏に奪われるも取り返し、これに対して、流通経済大柏はファール。
フロンターレのフリーキックとなり、しのいだ流通経済大柏は右に展開。堀川が仕掛けていきますが、江原がカバー。さらに左サイドから堀川がエリア内へ仕掛けていきますが、ここでも松長根がカバー。好守を見せていきます。
34分には、前線へ五木田を走らせて、セカンドボールを左サイドで拾った岡野一はスルーパス。エリア内へ、岡崎が飛び出しますが、流通経済大柏の守備に遭い、シュートは打てず。
さらにフロンターレは、大瀧が最終ラインの左に下り。松長根や信澤とかかわりあい、信澤のフィードに、五木田が前に動き出して、高い位置でプレーを試みていきます。
35分には、右サイドでのスローイン、受けた岡崎がエリア外右に持ち込んでシュートを打ちますが、谷合がセーブ。
直後には流通経済大柏、右サイドでのパス交換から佐藤がエリア右へ抜け出しますが、濱﨑が前に出て阻む好守。
フロンターレは、 ボールを後ろで回しながらも、岡崎や五木田を走らせるようなボールも交え、流通経済大柏の攻めに対しては、松長根が由井につながるように、ボールを保持する時間を長くしようとしていきます。
40分には右サイドで流通経済大柏がスローインを得て、大川がロングスローを入れると、遠いサイド、長谷部が頭で合わせますが、枠はとらえられず。
流通経済大柏はここで堀川に代わり6橿本心、竹原に代わり19吉野一汰。
流通経済大柏は、右サイド、大川や長谷部がかかわって持ち込んでいきますが、岡野一が自陣の低い位置まで戻るなど、粘り強く対応。
ロングスローに対しても、中でしっかり対応し、しのいでいきます。
フロンターレは43分、五木田に代わり、31田所莉旺。岡野一に代わり29元木湊大。
右サイドの高い位置で江原や尾川、田所がかかわってキープを図るフロンターレ。アディショナルタイムは3分。
46分には流通経済大柏が、エリア外右でフリーキックに。キッカーの岡本は右サイドに展開。大川がクロスを入れますが、浅岡がクリア。クリアボールは岡崎が粘り強く追っていき、左サイドでのスローインに。
スローインの流れから浅岡から元木とつながり、元木は高い位置へ仕掛け、コーナーキックを取ろうとしていきます。
「アバンテ」のリズムでフロンターレのサポーターたちが、背中を押すなか、48分には流通経済大柏、都築から左に展開、橿本が左サイドを仕掛けるも、江原がブロックし、左コーナーキックに。
キッカーの岡本が入れたボールは右に流れ、右サイドから精度の高いクロスが入りますが、濱﨑はセーブ。
試合はここでタイムアップとなり、2-1。
フロンターレは開幕2連勝を飾りました。
多くのサポーターが集まり、ゴールだけではなく、攻撃や守りでの好プレーに拍手を惜しまなかったすばらしい雰囲気のなかでの試合。
強度が高く、攻撃に転じれば、仕掛けることのできる選手たちが多かった流通経済大柏に対して、普段に比べると、セカンドボールを拾えなかったり、ボールを動かせなかったりした時間があっても、選手ひとりひとりが、それぞれのプレーを積み重ねて、勝利につなげていきました。
試合後の選手や監督のコメントからは、勝利を喜び、サポーターへの感謝の言葉を述べる一方で、「まだまだ、フロンターレはできる」「もっともっと、いいサッカーをしていきたい」という意気込みも感じられました。
試合を重ねながら、チームがどう進化していくのか。多くのサポーターが楽しみにしていると思います。
前半1-1 後半1-0 計2-1
得点:大関友翔、岡野一恭平(フロンターレ) 堀川大夢(流通経済大柏)
フロンターレの先発:21濱﨑知康、22江原叡志、13信澤孝亮、3松長根悠仁、5浅岡飛夢、14大瀧螢、18由井航太、8川口達也、11岡野一恭平、10大関友翔(c)、9五木田季晋
交代:川口→17尾川丈 大関→20岡崎寅太郎 五木田→31田所莉旺 岡野一→29元木湊大
控え:19菊池悠斗 35土屋櫂大 6吹田航晟
流通経済大柏の先発:17谷合善祇、2大川佳風(c)、5平川佳樹、3萩原聖也、12今井祐樹、4岡本亮太郎、10竹原伸、7都築駿太、11堀川大夢、8大沼陽登、9大堀柊人
交代:岡本→15長谷部陽也 大堀→13佐藤瑠河 竹原→19吉野一汰 堀川→6橿本心
控え:GK25木下晴喜 16浪岡獅馬 18川辺暁
試合後、フロンターレU-18の長橋康弘監督、ゴールを決めた岡野一恭平、大関友翔の2選手に話を聞きました。その言葉を紹介したいと思います。
(試合の総括)
ホームでサポーターも入っていただいたなかで、まず感謝の気持ちを持って戦おうということで。
勝ち負けなしに、一生懸命がんばっている姿をサポーターに届けようということで入りました。
選手たちは一生懸命がんばってくれ、いいゲームになったと思います。
・先週勝ったとはいえ、PKだけの1得点だった。その課題とか、この1週間でどんな取り組みをしてきましたか?
劇的に点を取れるようになるとは思っていなくて、年間を通して積み上げていかなければならないことというのはありますし。相手にとって嫌なことをどんどん勇気を持って、ボックスに入っていこうということ、今日はこぼれ球を恭平(岡野一恭平)が決めましたけど、最後までゴールを狙う気持ちを大事にしていこうと選手たちには伝えました。
・相手の印象はどうでしたか?
本当に強度が高くてですね、プリンスリーグでは経験できなかったようなプレッシャーが速いなかで、そういったところで相手に対して、どれだけできるかというのも、私たちの課題ですので。
選手たちはいい経験になったのかなと思います。
・失点がありましたけど、あれはどういったことがあったんですか?
少し前から危ない時間が続いて、一人一人がドリブルで剝がせる選手が前に多くて、その辺でずるずる下がったということがあったり。1点でよく済んだなというところだったと思うんですけど、そのへんは改善しなきゃならないと思います。
・監督としては今日はもっと取れた、もしかしたら、もっとやられたかもしれないと両方あると思いますが?
選手たちの能力は出せると思いますし、まだまだできる選手たちだと思いますので。これからですね。
・先週今週と強みと課題、出てきたと思うんですけど、それぞれ。
大宮さんとはカラーが違った相手だったので、これぐらいの強度がある相手に対して、ちょっと難しい部分も出てくるんだなと感じました。引き続き第1節で見つかった改善点と、今日のような一人でも剝がせる相手に対して、どうやって対応できるかというのを、ちょっとやっていかなければならないな、と思います。
・Jリーグのアカデミーと高体連と、印象は違いますか?
気持ちが前に出て戦う集団という感じがしたので、やっぱりほかにも素晴らしいチームがたくさんありますので。高体連のチームはああいうチームが多いのかな、という印象はあります。
・1867人。メインスタンドを埋めるようなファン、サポーターが来た。
たくさんの方が足を運んでくれて、本当に感謝しています。選手たちも感謝の気持ちを忘れずにしっかりと戦う姿勢を見せてようというところで、がんばってくれたとおもいます。
引き続きフロンターレらしいサッカーができるように、まだまだ満足は内容としてはしていませんので、またお客さんに喜んでもらえるよう、トップチームに近づけるよう、がんばっていきたいと思います。よろしくお願いします。
・今日は気温が上がり、暑かったと思います。それでも最後まで体力が落ちていないように見えました。何か準備はしてきたんですか?
特に、これといってはしていないんですが、ただ去年から言っていたのは、去年のメンバーが頑張ってくれてカテゴリーが上がる相手に、どういったことができるか、ということ、トレーニングのなかで強度のところ、あとは疲れたときに何ができるかというところをやっていたんですけど。
また急に熱くなったので、「水飲め、水飲め」と言ったんですけど、何とか最後まで走ってくれたと思います。
・足をつった選手もいなかったですね。
いえ、大関が…。あとは五木田季晋もちょっと伸ばしたりして。多分つっていたと思います。
・本当に選手、よくがんばったなあ、と感じました。
はい、本当にがんばったと思います。
・先ほど、流経さんが激しく来られたとおっしゃていて、相手にも冷静に対処されていたように見えた。去年プリンスリーグ同様に、自分たちでボールを回して、と考えていたと思うんですけど、そのへんはどうでしたか?
ボールをある程度、動かすというか気温の関係もあったので、何とか自分たちのサッカーでボールを動かせば、後半(流通経済大柏が)落ちると前もって言いましたけど、なかなか選手たちも、ホーム第1戦目ということで、硬いところもあり、現実も受け入れて、長いボールが増えちゃったのかなという印象もありますけど、そのへんは改善点だと思います。
・得点シーンを振り返って。
正直よく覚えていないんですけど、左サイドでうまく崩せて右に展開して。丈(尾川丈)がいいところで打ったので、こぼれてくるかなと思って、走ったらいいところにこぼれてきたので、良かったです。
・得点シーンは、左サイドでの守備から展開していったように見えた。守備でも頑張っていたように見えました。自分のプレーを振り返って。
守備は最低限。常に毎試合毎試合、本気で戦わないと勝っていけないので。
あと1失点目も自分のサイドから崩されて、取り返したかったので、そこは最低限できたかな、と思うんですけど。攻撃は得点以外で見せ場がなかったので、そこは改善していかなければ、と思います。
・今日はサポーターの応援があった。それについては。
拍手とかもすごい聞こえてて、自分たちの力になっていた。頑張らなきゃ、と思えて。うれしかったです。
・2試合やって対戦相手の印象は。
大宮はブロックをつくって引いてきたのでけっこう自分たちの時間をつくれたんですけど。
今日は前からきて、浮いた球、ロングボールを蹴ってセカンドをという場面が多かったので、なかなか自分たちの時間がつくれなかったので、そういう戦ってくる相手でも自分たちの特徴を生かして、ボールを持っていくサッカーをできるよう意識してやりたいと思います。
・次戦への意気込みは?
自分が点だったりアシストをして、チームが3連勝できるようにがんばります。
・今日の自身のプレーを振り返って
由井から受けて、自分の特徴である前に持っていけるというところを出して、ゴールが取れたので。
ゴールを取るというところに、こだわってやってきたので結果を出せて良かったです。
・対戦相手には同じチーム(FC多摩)でやってきた選手(GK谷合善祇、DF大川佳風、MF竹原伸)がいた。それについては?
お互いチームの中心というのを担っていて、出てくるのがわかっていたので、負けたくはなかった。
実際に会って、とても力が入った。こういった舞台でできてとても楽しかったです。
・多くのサポーターが入ったが、それについては?
サポータの皆さんの前でプレーできることはなかなかないですし、こんな多くの人が来てくれて、本当に自分もモチベーションだったりボルテージが上がりました。
・2試合を終えて自分やチームについて
自分のプレーの特徴で、オンのところの特徴は1節、2節でだいぶ出せたかなと思いますけど、もっともっと自分がやんなきゃいけないと思ってますし、突き詰めていかなければいけないと思っています。
守備面ではまだまだ課題が多くて、ボールを奪うというところではまだまだ課題が多いな、と思います。
・次戦に向けて
2連勝できたので、3連勝して優勝に向かってやっていかなきゃいけないと思います。
今日はゴールを決められましたけど、1点で満足しないように、次の試合でどんどん点を決めていきたいと思います。
(文中敬称略)
写真はかんちさん、とめさんからもいただきました。ありがとうございます!
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