「フロンターレでやってきたことをうまく使えば、どこでもできる」 / MF田中慶汰


2021年、プリンスリーグ関東を初優勝、プレミアリーグプレーオフを制し、史上初のプレミアリーグ昇格を果たした川崎フロンターレU-18。
そのなかで、不動の左SBとして、チームを支えたのがMF田中慶汰。

 

フロンターレU-18時代の田中慶汰選手。左SBとしてチームを支えた

U-18を卒団後は日本大でプレー。大学2年目で関東大学サッカーリーグ1部デビューを果たすと、多くの試合に出場。
左SBでもなく、U-15までのボランチでもなく、トップ下として、活躍しています。

10月21日スポーツ日大アスレティックパーク稲城サッカー場で行われた関東大学サッカーリーグ1部第18節、日本大 vs 中央大戦のあと、話を聞きました。

 

日本大の田中慶汰選手


-お久しぶりです。
お久しぶりです。

-大学サッカー、ここまでどうですか?
去年はトップチームに1年間通してかかわれなかったんですけど、今年入ってから、試合にかかわらせてもらって。開幕戦で途中からですけど、関東リーグデビューできて。
ここまでスタメンと途中出場、半々くらいですけど。満足はいっていないですけど、コンスタントに試合に出れているのかなというふうに思います。

-ユースの時は左SBで、ジュニアユースの時はボランチだったと思うんですけど、今はトップ下…
トップ下ですね。

-どうですか?
フロンターレでやってきたことをうまく使えば、どこのポジションでもできると思っているので。トップ下だったら、前向いたり、テクニカルな部分っていうのを求められたり。
日大だったらランニングとか。裏に抜ける。ハードワーク。うまく織り交ぜながら。フロンターレで学んだことを織り交ぜながら、やっているという感じです。

-点もちょこちょこ取ったりしていますけどどうですか? 新たな自分の姿とかそういうものってありますか?

ユースにいたころは考えられないような。公式戦3点くらいとっているんですけど。トップ下、ポジション変わったことで、ゴール前にかかわる回数っていうのが増えましたし。
フロンターレでやっていたテクニカルな部分っていうのが、大学でも通用しているのかなっていうふうに思います。

-ユースの結果とか気にしたりとかしています?
気にしています。

-思うところとかってありますか?
自分たちの代でプレミア上げて、プレミアでいい位置にいることで僕たちよりも注目度が上がってうらやましいなって思います。

-大学サッカーでこれから目標とかってありますか?
目の前の目標でいうともっと結果にこだわって、ゴール、アシストを増やすっていうところ。長期的な目標だと「あと2年しかない」と思っているので。
4年。卒業するまでにはプロ、決めたいなって思います。

-フロンターレのサポーターにメッセージなど、いただけますか?
ユースを卒業した後でもこうやって、試合に応援しに来てもらえるということは、僕もそうですけど、ユース出身者にとってはとても嬉しいことなので。
ぜひ気にかけて、これからも応援よろしくお願いします。

 

U-18のころには考えられないような、ゴールの前でかかわるプレーが増え、そしてそれが求められている田中慶汰。

「フロンターレでやってきたことを使えば、できる」という自負を胸に、新境地を開きつつあります。

大学でのシーズンは2年とあと少し。卒業するまでにどんな結果を残し、どんな選手になっていくのか。とても楽しみにしています。

(文中敬称略)

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